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アトリウム・ピアノ・ランチタイム・コンサート 犬飼彩乃

2023年5月31日(水) 12:30 朱鷺メッセ2Fアトリウム アトリウム・ピアノ・ランチタイム・コンサート 犬飼彩乃

アラベスク/シューマン
舟歌/ショパン
トロイメライ/シューマン

犬飼彩乃(Pf)

朝食を摂り、部屋の整理をして、所用を足し、昼食を済ませてから、朱鷺メッセへ。開演20分前に到着。
感想は「優しく柔らかなピアノの奏でに聞き入る」です。
まずはシューマンの「アラベスク」。程好い速さで軽やかに弾(はず)み、明るく爽やかに光の粒を連ねて、彩りを変え、翳りを宿して、淡い悲しみを滲ませ、ゆっくりと階段を下って、陰影を重ね、煌めきを放って、輝きを増し、くっきりと刻んで、軽快に飛び跳ね、並々と満ち溢れる喜びを解き放って、希望を歌い上げ、穏やかな揺らぎを煌めかせて、舳先(へさき)を岸に向けて漕ぎ出し、緩やかに着岸しました。
次はショパンの「舟歌」。ゆっくりと煌めきを刻み、柔らかい感触で奏でて、明るく歌い出し、零れ落ちる氷片を輝かせて、光と影を交差させ、さざめきを掻き立て、徐々に高みへと登り詰め、鮮やかに輝きを掲げて、ゆったりと和みを届け、強く打ち鳴らして、空を覆う闇を振り払い、おおらかに刻んで、珠玉の光明で照らし出し、華やかに熱く奏で、波立ちを揺らして、力強く畳み掛け、足早に飛び跳ねて、速度を落とし、軽やかに着地しました。
プログラム最後はシューマンの「トロイメライ」。ゆっくりと蕩けるような甘やかさを奏で、ゆったりと波打って、冬の夜に灯す明かりのように、揺れながら輝きを増して、ふんわりと包み込み、愛おしい想いを伝えて、優しく柔らかく刻みました。
会場からは大きな拍手が贈られ、素晴らしい名演を讃えました。
響きの良いアトリウムで、優しく柔らかなピアノの奏でを十二分に堪能出来たことに感謝して、喜ばしい気分で帰路に就きました。
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サン=サーンスに恋して ふる くらっ P !

2023年5月28日(日) 17:00 新潟市音楽文化会館練習室13 サン=サーンスに恋して ふる くらっ P !

動物の謝肉祭より「白鳥」/サン=サーンス
序奏とロンドカプリチオーソ/ 〃
クラリネットソナタ/ 〃
パヴァーヌ/フォーレ
スケルツォ 第2番/ショパン
グランドファンタジア/アーノルド

栄長敬子(Pf)
伊奈るり子 (Cl)
北村さや花(Fl)

音楽文化会館を出て、県民会館の休憩所でブログを作成してから、再び音楽文化会館ヘ。開演30分前に到着。
感想は「瀟洒な香りと暖かい笑いに包まれた楽しさ溢れるひとときを味わう」です。
前半はサン=サーンスの特集。まずは三重奏で「動物の謝肉祭」より「白鳥」。緩やかな波立ちを揺らし、優しく穏やかに響きを重ねて、絡み合い、溶け合って、甘やかな艶めきを届けました。
続いてフルートとピアノで「序奏とロンドカプリチオーソ」。柔らかな翳りを宿し、細やかに刻んで、つかつかと足を踏み出して、悲しみを堪らえて進み、暗く沈み、明るく弾(はず)んで、歯切れ良く軽やかに飛び跳ねて、駆け登り、駆け降りて、滑らかに歌い、濃厚な香ばしさを匂い立たせ、足早に駆け出して、一目散に駆け抜けました。
前半最後は「クラリネットソナタ」。ゆっくりと優しく、淡い悲しみを滲ませ、しなやかに浪漫を香らせて、細やかに刻み、瀟洒でコク深い調べを奏でて、穏やかに沈み込み、落ち着きを見せて、密やかな輝きを煌かせる第1楽章。
速足(はやあし)で駆け出し、にこやかに微笑んで、歯切れ良く刻み、艶やかに輝きを畳み掛けて、息を弾(はず)ませ、ひらひらと羽撃(はばた)いて、親しげに言葉を交わし、足早に駆け抜ける第2楽章。
重く暗い響きを打ち鳴らし、低く弔いの鐘を響かせて、黒衣を身に纏(まと)い、重たげに足を引き摺って、細く繊細な絹糸を紡ぎ、鎮魂の祈りを歌う第3楽章。
明るく波立ちを揺らし、くるくると渦を巻いて、滑らかに速く刻み、楽しげに戯れを演じ、光の粒を連射して、爽快に駆け下り、ふわふわと羽撃きを見せて、高く舞い上がり、一段と加速して、一気呵成に降下し、懐かしい昔を回想して、明るさを取り戻す第4楽章。これまでの人生を振り返り、波瀾万丈の出来事を思い返しました。
休憩を挟んで後半は三重奏でフォーレの「パヴァーヌ」から。程好い速さで歩み出し、愁いの翳りを薫らせて、柔らかく心に沁みる切なさを奏で、寄り添って、絡み合い、響きを厚く打ち鳴らし、かつてない明るさで照らし出して、光と影を交差させ、纏わりつく悲しみを愛(いと)おしんで、憂愁の想いを積み重ねました。
続いてピアノ独奏でショパンの「スケルツォ 第2番」。言いづらそうに口籠(くちごも)り、一気に吐き出して、華麗なる煌めきを輝かせ、弾け飛ぶ響きの塊を撒き散らして、弛み無く刻み、明るく華やかに躍動すると、緩やかに優しく奏で、まろやかで繊細に哀しみを歌い、麗しき輝きをときめかせて、翳りを打ち鳴らし、鮮やかに刻み込んで、儚げな煌めきを灯し、魂を浄化して、強く打ち付け、激しく刻んで、角地へ追い詰め、振り出しに戻って、華麗なる煌めきを撒き散らしました。
プログラム最後はアーノルドの「グランドファンタジア」。ゆっくりと緩やかに歌い出し、優しく柔らかに奏でて、翳りを纏い、親しげに絡み合って、心地良く歌い合わせるも、いきなりの衝撃が襲い掛かって、仰天する様が笑いを誘(さそ)い、きを取り直して、波立ちを重ね、艶やかに刻み、勿体付(もったいつ)けての掛け合いを演じ、さらに突然の暴走を巻き起こして、一旦は意気消沈するも、辺りを伺い、抜き足差し足で歩み出し、にこやかに戯れを演じて、軽やかに弾(はず)み、寄り添い、また離れて、楽しげに輪舞し、調子に乗って、足を踏み外し、くるくると回って、落ち着きを取り戻し、穏やかに歌って、仲良く和(なご)み合いました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「『クラリネットを壊しちゃった』変奏曲」。お馴染みの調べを楽しげに変奏して、賑々しく終演となりました。
瀟洒な香りと暖かい笑いに包まれた楽しさ溢れるひとときを過ごさせて頂いたことに感謝して、喜ばしい気分で家路を急ぎました。

新潟チェロアンサンブル第18回定期演奏会

2023年5月28日(日) 14:00 新潟市音楽文化会館 新潟チェロアンサンブル第18回定期演奏会

舞台管弦楽のための組曲よりセカンドワルツ/ショスタコーヴィチ
ジュ・トゥ・ヴ/サティ
春の海/宮城道雄
メロディ/スコリク
トゥオネラの白鳥/シベリウス
亡き王女のためのパヴァーヌ/ラヴェル
リュートのための古風な古風な舞曲とアリア 第3組曲 /レスピーギ

舘野英司 (指揮)
新潟チェロアンサンブル
 阿佐見保雄 遠藤章夫 大石航 大津祥子 河瀬治子 工藤尚子 坂下責子
 笹川澄子 笹川基 佐藤政雄 鹿間克 杉本早紀 関田和子 高岡千慧子
 高橋直樹 玉木賢治 千葉佳恵 根津雄一 山田泰行 和氣島宏介

朝食を摂って、ブログを作成し、所用を足して、昼食を済ませてから、音楽文化会館へ。開演30分前に到着。
感想は「日々の練達が作り出す晴れやかな成果が花開く瞬間を目撃する」です。
まずはショスタコーヴィチの「舞台管弦楽のための組曲」から「セカンドワルツ」。哀調を帯びた節回しで歌い出し、不器用に円舞して、明るさを滲ませ、喜びを匂わせて、心に沁みる切なさを届けました。
続いてサティの「ジュ・トゥ・ヴ」。ゆっくりと優しく甘やかに輪舞し、お洒落な装いを身に纏って、薄紫の香りを匂い立たせ、しなやかにうねりを見せて、優雅に舞い踊りました。
次は宮城道雄の「春の海」。ゆったりと波立ちを揺らし、緩やかに歌い出して、こけつまろびつ細やかに刻み、風雅な雰囲気を醸し出して、蹴鞠(けまり)を打ち交わし、泰平の世を楽しむと、さざめきを掻き立て、叢雲(むらくも)を呼び起こして、美しき乱れを演じ、穏やかに鞘を収めて、かそけき調べを奏でました。
4曲目はスコリクの「メロディ」。淡い哀しみを奏で、緩やかに歌い出して、曇り空の下、響きを幾重にも重ねて、ざわめきを波立たせ、荒れ模様の海を模して、高らかに歌い上げ、悲しげな嘆きの歌を綴りました。
前半最後は独奏を仕立ててのシベリウスの「トゥオネラの白鳥」。ゆっくりと靄(もや)が晴れ、暗く抑え気味に動き出して、艶消しの輝きを奏で、陰鬱な翳りを纏って、深紫の夕暮れに身を沈め、一筋の光がくっきりと差込んで、玄妙な響きの糸を紡ぎ、あの世とこの世を結ぶ扉の鍵を開けて、宵闇の中を黙々と歩みを進め、幽玄なる世界を横切って、滔々(とうとう)と長き独白を認(したた)めました。
休憩を挟んで後半はラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」。ゆっくりと明るい愁いを奏で、古風な甘やかさを届けて、ふんわりと優しく包み込み、ゆったりとした安らぎを揺らして、瀟洒な香りを匂い立たせ、禁じられた喜びへの甘い誘惑を仕掛けました。
プログラム最後はレスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲 」。明るく涼やかに歌い出し、暖かく親しみ易い調べを奏でて、響きの豊かさを楽しみ、ゆったりと軽やかに弾む「イタリアーナ」。
愁いの調べを刻み、翳りを宿して、物思いに沈み、低くうねりを見せて、穏やかに弾(はず)み、ざわめきを掻き立てて、足早に駆け出し、手綱を引き締めて、並足で闊歩し、落ち着きを取り戻して、穏やかに歌い終わる「宮廷のアリア」。
明るい切なさを奏で、憂愁の暖かさを届けて、厚い響きの塊を刻み、コク深く歌って、力強く足を踏み出し、切なさを紡ぎ、愁いの調べを編み上げて、ゆっくりと切り結ぶ「シチリアーノ」。
悲しみを強く刻み、ざっくりと切り開いて、低く身構え、幾重にも響きを重ねて、強く速く奏で、ざわめきを掻き立てて、鬱蒼たる森へ迷い込み、速足(はやあし)で畳み掛けて、執拗に刻み、高く声を上げて、長く歌を繋ぐ「パッサカリア」。困難を乗り越えて、厚く濃い弦楽の響きを一意専心で届けました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールはエルガーの「エニグマ変奏曲」より「ニムロッド」。ゆっくりと優しく甘美な調べを奏でて、賑々しく終演となりました。
日々の練達が作り出す晴れやかな成果が花開く瞬間を目撃出来たことに感謝して、喜ばしい気分で、次の会場へ向かいました。

県立新潟中央高等学校音楽科 新緑コンサート in 新潟市北区

2023年5月27日(土) 13:30 新潟市北区文化会館 県立新潟中央高等学校音楽科 新緑コンサート in 新潟市北区

【第一部】
サクソフォーン四重奏
 サクソフォーン四重奏曲 1. 陽気な村人 /ジャンジャン
 モンスターズ・インク/ニューマン 前田恵実 編
  丸山 里菜(S.Sax)
  田中恭 (A.Sax)
  近藤 菜々子 (T.Sax)
  久川舞(B.Sax)
ピアノ連弾
 東洋の絵「6つの即興曲」 作品66より第1番/シューマン
 高野凛、マズロフ祐璃
フルート独奏
 序奏とロンド/クーラウ
  和地杏華里(Fl)
  須田菜(Pf)
ピアノ独奏
 バラード 第3番 作品47/ショパン
  兼古 帆七海(Pf)
<ゲスト演奏>
クラリネット独奏
 序奏とロンド/ヴィドール
 ブコリック/ボザ
  辻笑子(Cl)
  宇野真以(Pf)
【第二部】
打楽器独奏
 ポートレイト・イン・リズムより 第13番/シローン
 フランス組曲より 1. アルマンド/クラフト
  高橋 柚月(Per)
ピアノ独奏
 スケルツォ/ヴェルシーニン
  佐藤 直輝(Pf)
二重奏
 ゆけ わがそよ風/F.メンデルスゾーン
  村田 ひなた(S)
  青柳 美希(CI)
  大倉 奈々(Pf)
金管四重奏
 時の翼/広瀬勇人
  櫻井愛歌(Tp)
  斎藤実憂、朴佳音(Hr)
  瀬上 唯(Trb)
サクソフォーン独奏
 ソナタ 第一楽章/クレストン
  恩田彩音(Sax)
  永井花胡(Pf)
<ゲスト演奏>
ピアノ独奏
 スペイン狂詩曲 S.254/リスト
  小黒亜紀(Pf)

  石倉ゆきの、若山万綸(司会)

ゆっくりとした休日の午前を過ごし、所用を足して、昼食を摂ってから、バイパスを一路新潟市北区文化会館へ。開演50分前に到着。
感想は「音楽を学ぶ高校生達の真摯なる、素晴らしい演奏に思わずも感涙に噎(むせ)ぶ」です。
まずはサクソフォーン四重奏で2曲。
明るく楽しげに歌い出し、足早に弾(はず)み、細やかに刻んで、賑やかに囃(はや)し立て、くっきりと鮮明に奏でて、絡み合い、入り乱れて、滑らかに波立ち、張りの有る艶(つや)めきを届けて、心地良い響きを輝かせるジャンジャンの「サクソフォーン四重奏曲 」より「陽気な村人」。
軽やかに弾(はず)み、晴れやかに歌って、艶(つや)やかに刻み、朗らかに楽しさを伝えるディズニー映画の「モンスターズ・インク」。息の合った仲間達の素敵な合奏の楽しさを届けました。
続いてピアノ連弾でシューマンの「東洋の絵『6つの即興曲』より第1番」。細やかに波立ち、香り立つ浪漫をうねらせて、流れるように渦を巻き、翳りを纏(まと)うと、ゆっくりと優しく陽光を輝かせ、抜けるような青空へと駆け出して、大きく波打ち、風を切って疾走して、風雲急を告げる如く、鮮やかに駆け抜けました。
次はフルート独奏でクーラウの「序奏とロンド」。ゆっくりと声高に打ち鳴らし、優しくも細やかに刻み、涼やかに吹き鳴らして、寂しげに歌い、互いに言葉を交し合って、哀しみを共有し、ふわふわと綿毛を飛ばして、悲しみを振り切り、高く飛翔して、くるくると旋回し、楽しげに振る舞い、伸びやかに宙を舞って、光の帯を編み上げ、暖かな息吹を届けて、一段と速度を上げ、一気呵成に駆け抜けました。
4番目はピアノ独奏でショパンの「バラード 第3番」。白色(はくしょく)の光に照らされ、ゆっくりと刻み込んで、軽やかに波立ち、からりと晴れ渡る東の空を模して、明るさに裏打ちされた悲しみを打ち鳴らし、喜びを招き入れて、溌剌とした表情で弾(はず)み、水玉を弾(はじ)けさせて、足取りを緩め、翳りを宿して、豊かで華やかな響きの輪を広げました。
前半最後は<ゲスト演奏>。クラリネット独奏で2曲。ゆっくりと煌めきを鏤(ちりば)め、緩やかな漣(さざなみ)を掻き立てて、滑らかに歌い出し、優しく艶(つや)やかに輝きを奏でて、伸びやかに息吹を繋ぎ、苦役を背負って、重い足取りで歩みを進めるも、明るく前を向き、気丈に振る舞って、波立ちを揺らし、美しい光沢を輝かせて、急ぎ足で駆け登り、一直線に駆け降りて、おおらかに飛翔し、なだらかに舞い降りて、低く身構え、がっちりと掴み掛かって、戯(じゃ)れ合い、追い掛けあ合って、戯(たわむ)れの諍(いさか)いを演じ、声高く歌い上げて、華麗に着地するヴィドールの「序奏とロンド」。
重く沈み込み、ゆっくりと刻んで、体制を立て直し、艶やかに刻んで、果敢に足取りを速め、覆い尽くす霞を振り払って、強く鋭く切り裂き、硬く強く響きを打ち鳴らして、くるくると急降下し、雲間を旋回して、高く舞い上がり、雪の結晶を擦(す)り抜けて、凍える寒さを耐え忍び、おおらかに舞い飛んで、低空へと進み出(い)で、燃えるような叫び声を上げて、歯切れ良く刻み、速足(はやあし)で駆け出して、煌めきを奏で、冷(ひ)え冷(び)えとした触感で、素っ気無く立ち止まるボザの「ブコリック」。技の冴えを見せ、豊かなる歌心を届けて、華麗なる演奏の極みを披露しました。
休憩を挟んで後半は打楽器独奏で2曲。高らかにさざめきを打ち鳴らし、調子良く弾(はず)んで、誇らしげに歩みを進め、砂塵を巻き起こして、切れ味鋭く連打を刻むシローンの「ポートレイト・イン・リズム 」より「第13番」。
速く細やかに砂嵐を生み出し、頂きから谷底まで連打して、轟(とどろき)を打ち鳴らし、雷鳴を響かせて、鮮やかに生命の鼓動を叩き出すクラフトの「フランス組曲」より「アルマンド」。熱く迫力有るドラムの演奏で後半の冒頭を飾りました。
続いてピアノ独奏でヴェルシーニンの「スケルツォ」。明るく柔らかに刻み、抜けるような青空を描き出して、賑やかに奏でて、おおらかに歌い、迸(ほとばし)る水流が溢れ出て、優しく緩やかに波打ち、穏やかに水面(みなも)を揺らし、穏やか深々と沈み込んで、足早に駆け出し、歯切れ良く刻んで、喜びに満ち溢れ、くっきりと表情豊かに微笑みを届けました。
8番目はソプラノ、クラリネットとピアノの三重奏でメンデルスゾーンの「ゆけ わがそよ風」。程好い速さで歩み出し、爽やかに晴れ渡る秋空を映して、優しく柔らかに刻み、呼び掛け、呼応して、艶(つや)やかに喜びを歌いました。
続いては金管四重奏で広瀬勇人の「時の翼」。速足(はやあし)で駆け出し、明るく細やかに刻んで、勇壮に前進し、風を切って勢い良く突き進むと、速度を落とし、緩やかに和らぎを届けて、悲しみの丘を乗り越え、決然と立ち上がって、拳(こぶし)を高く上げ、勇気を奮い立たせて、一心不乱に駆け抜けました。
次はサクソフォーン独奏でクレストンの「ソナタ 」より第一楽章。くっきりと鮮やかに刻み、速く細やかに波立ちを震わせて、柔らかく優しい調べを歌い、ゆっくりと緩やかに奏でて、翳りを宿し、輝きを身に纏(まと)って、長く光の糸を紡ぎ、滑らかに刻んで、歯切れ良く鼓動を打ち鳴らし、小気味良く飛ばして、一気呵成に駆け抜けました。
プログラム最後は<ゲスト演奏>。ピアノ独奏でリスト「スペイン狂詩曲」。力強く打ち鳴らし、豊かなる輝きを響かせて、煌めきを撒き散らし、低く重く足取りを進め、魅惑の調べを歌い出して、光と影を交差させ、優雅に舞い踊り、激しく果敢に攻め込んで、切なさを香らせ、幾重にも畳み掛けて、生命力溢れる躍動を演じ、美しく飾り立てると、ゆっくりと優しく光彩を放ち、歯切れ良く刻んで、華麗に輪舞し、きらきらと輝いて、高速で駆け出し、おおらかに波打って、水飛沫(みずしぶき)を上げ、軽やかに飛び跳ねて、硬く強く刻み、綺羅(きら)びやかに奏でて、勢いを増し、忙(せわ)しげに追い上げて、強靭な力を行使して、華やかに締め括りました。
会場からは大きな拍手が贈られ、素晴らしい名演を讃えました。
音楽を学ぶ高校生達の真摯なる演奏と卒業生達の華麗なる名演を十二分に堪能出来たことに感謝して、喜ばしい気分で帰路に就きました。

沼垂ビアパブ LIVE!!

2023年5月26日(金) 19:30 沼垂ブルワリービアパブ 沼垂ビアパブ LIVE!!

クロティティホーム
ソウル・シャドウ
ソー・メニー・スター
365日の紙飛行機
スペイン
さよならの向こう側
マンハッタン・ジョーク
フォー・オール・ウイ・ノウ
藤井風メドレー
スカイ・フォール
時代

えのもとくみこ(Vo)
川崎祥子(Pf)

ゆっくりとした休日の一日を過ごし、夕食を摂ってから、沼垂ブルワリービアパブへ。開演30分前に到着。
感想は「力強く張りのあるヴォーカル、それをしっかりと支え、時に挑発するピアノの奏でを十二分に堪能する」です。
まずはピアノソロで「クロティティホーム」。優しげに煌めきを奏で、細やかに刻んで、鮮やかな漣(さざなみ)を揺らし、溢れ出る愛情を抱き締めて、麗しき響きの輪を広げました。
ヴォーカルが登場し、続いては「ソウル・シャドウ」。ノリ良く弾(はず)み、張りの有る歌声を響かせて、翳りを纏(まと)い、熱く力強く声を張り上げて、内に秘めた悲しみを歌い上げました。
次は「ソー・メニー・スター」。ゆっくりと煌めきを鏤(ちりば)め、優しく艶やかに歌い出して、落ち着いた雰囲気を醸し出し、伸びやかな歌声を響かせて、ゆっくりと緩やかに夜の静寂(しじま)を味わい尽くしました。
4曲目は「365日の紙飛行機」。よく通る歌声を響かせて、優しく力強く希望を歌い上げ、暖かく包み込んで、切なる願いを認(したた)め、明るく清らかな未来信じて、しっかりと明日への扉を押し開きました。
続いては「スペイン」。ゆっくりと愁いを波立たせ、たっぷりと哀しみを囁くと、一転足早に駆出して、勢い良く弾(はず)み、息の詰まるように刻んで、高らかに宙を舞い、纏(まと)わりつくもの全てを振り払って、風を切って疾走しました。
前半最後は「さよならの向こう側」。ゆっくりと優しく歌い出し、明るく暖かく切なさで包み込んで、細やかな波立を奏で、想いの丈(たけ)を告白して、何回も深々と謝辞を述べました。
休憩を挟んで後半は「マンハッタン・ジョーク」から。細やかに刻み、哀しみを奏でて、速足(はやあし)で駆け出し、都会の香りを匂い立たせて、翳りを纏(まと)い、軽やかに弾(はず)んで、夜の闇を一気呵成に駆け抜けました。
続いて「フォー・オール・ウイ・ノウ」。優しく包み込み、伸びやかな切なさを奏でて、切々と願いを訴え、張りの有る歌声を届けました。
次は「藤井風メドレー」。ゆっくりと穏やかに響きを揺らし、コク深き翳りを奏でて、優しく柔らかに歌い出し、ゆったりと階段を登り詰めて、切なさを歌い上げると、足早に駆け出し、歯切れ良く刻み、くっきりと影を映して、核心に迫り、身を翻して、優しく軽やかに振る舞い、快い緊張感を届けて、勢い良く駆け抜けました。
10曲目は「スカイ・フォール」。響きが厚みを増し、ゆっくりと艶めきを放って、悲しみの渦を生み出し、胸に秘めた決意を露わにして、張り裂けんばかり想いを歌い上げ、切なる願いを吐露して、進むべき道程へと、確固たる信念を持って、一心に突き進みました。
セットリスト最後は「時代」。ゆっくりと希望の言葉を綴り、一歩一歩、歩みを進めて、穏やかに優しく歌い出し、大切な願いを認(したた)めて、前を向き、にこやかに微笑んで、溢れ出る優しさをしっかりと紡ぎました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「"幸せなら手を叩こう 英語ヴァージョン"」。歯切れ良く刻み、溌剌とした明るさを届けて、賑々しく終演となりました。
力強く張りのあるヴォーカル、それをしっかりと支え、時に挑発するピアノの奏でを十二分に堪能出来たことに感謝して、喜ばしい気分で家路を急ぎました。