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シタールとタブラ インド音楽生演奏

2022年5月22日(日) 18:30 インド料理ナタラジャ シタールとタブラ インド音楽生演奏

Raga Bhimpalasi(ラーガ ビーンパラシ)
Raga Tilak Shyam(ラーガ ティラク シャム)

斉藤勇(シタール)
福井智弘(タブラ)

仕事を終えて、バイパス一路、西区坂井東のナタラジャへ。開演40分前に到着。
感想は「深遠で情熱的なインド音楽に聞き入る」です。
まずは「Raga Bhimpalasi」。ゆっくりと光の糸が絡まり合い、曇り空の下、穏やかにうねりを見せて、立ち昇る硝煙が揺らぎ、伸し掛かる重さを乗り切って、緩やかに波打ち、遠くまで広がる平原に暗雲が垂れ込めて、日照りの大地を翳らせると、立ち込める霧中より、次第にその形を表し、うっすらと哀しみを纏(まと)って、徐々に加速し、甘やかな濁りを香らせ、閃光を放って、坂道を駆け登り、歪んだ悲しみを柔らかく刻んで、その速度を増し、間隔を狭めて、興奮の頂点へ達し、渦を巻いて、宙空へとその身を投げ出すと、緩やかに減速し、虹のざわめきを輝かせて、寄り添う鼓動を友とし、細い綱の上を均衡を取りつつ進み、勢いを増して、火花を散らし、衝撃を加えて、硬く捻(ね)じ伏せると、早鐘(はやがね)打ち鳴らし、互いに競い合って、我先に鬩(せめ)ぎ合い、熱狂を掻き立てて、忘我の境地へと至りました。
休憩を挟んで後半は「Raga Tilak Shyam」。明るく穏やかに歩み出し、波状の紋を描く砂地へ足を踏み入れて、灼熱の日差しを受け、活発に弾(はず)んで、足早に刻み、喉の乾きを感じて、照り付ける暑さに耐え、大股で飛び跳ねて、細やかに刻み、俗謡を歌い、合いの手を入れて、居住まいを正し、本腰を入れて足取りを速め、噎(む)せ返る体臭を充満させて、猛り狂い、銃弾を連射して、頂点を極めると、明るさを取り戻し、楽しげに弾(はず)んで、陽気に踊り出し、階梯(かいてい)を駆け登り、部屋の隅へと追い詰めて、ぎりぎりと締め上げると、硝煙を舞い上げ、熱量を放出して、競争し、同期して、渦を巻き、彼方へと消え去りました。
会場からは大きな拍手が贈られ、賑々しく終演となりました。
日曜の夕方のまったりとした時間に、深遠なるインド音楽の奏でを味わえたことに感謝して、喜ばしい気分で家路を急ぎました。
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踊るふたり ゆきつばき『すべてに時がある』

2022年5月21日(土) 19:00 砂丘館 踊るふたり ゆきつばき『すべてに時がある』

1部 はじめの時
ショパン ノクターン 第20番 ハ短調
ショパン ノクターン 第13番 ハ短調

 衣装 松崎友紀

2部 旅立つ時
ショパン ワルツ 第3番 イ短調
ショパン ワルツ イ短調
ショパン ワルツ 第18番 変ホ長調
シューベルト 白鳥の歌より セレナーデ D.957:4.

衣装 大谷屋

松崎友紀、椿吾郎(振付・踊り手)

仕事を終えて、一旦帰宅し、軽食を摂ってから、砂丘館へ。開演40分前に到着。
感想は「ゆったりとしなやかな舞踊に幽玄の移ろいを感じる」です。

ネタバレを含みますので、少し間を開けます。

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ゆっくりと動き出し、縺(もつ)れた糸を解きほぐして、一方の蛹が羽化し、他方に近づいて、ねっとりと絡み合い、しばらくの間、蠕(うごめ)きを重ねると、立ち上がり、屍(しかばね)を憐れんで、その場を立ち去ると、残された者が立ち上がり、後を追うように出口へ向かい、立ち去りし者を呼び戻して、絡み合い、睦み合って、悠久の時を過ごし、緩やかに舞い踊って、しなやかに揺らぎ、求め合い、弄(もてあそ)んで、その先の未来へと、穏やかに歩を進めました。
休憩を挟んで後半が開始され、一筋の灯りの下、しとやかに佇み、ゆっくりと歩み出して、正面へ向き直ると、相方が登場し、平行に整列して、凭(もた)れ掛かり、絡み合って、ゆったりと浮遊し、差し出された手を躱(かわ)し、からかい、なぶり合って、互いにじゃれ合い、見詰め合って、求め合い、もどかしげに重なり合っって、付かず離れず、絶妙の距離を取って、戯れの愛憎を演じ、しどけなくよろめいて、緩やかに体を預け、切なさを香らせて、さり気なく別れを告げ、引き留める素振りを振り切って、彼方へと歩み出すも、縋(すが)り付くものを突き放せず、憐憫の情に引き戻されて、永遠のひとときを共有しました。
会場からは大きな拍手が贈られ、幽玄なる移ろいを讃えました。
仄暗い小部屋で繰り広げられる、無限の広がりを体感できたことに感謝して、喜ばしい気分で家路を急ぎました。

朱鷺メッセランチタイム ハープコンサート

2022年5月19日(木) 12:30 朱鷺メッセ・アトリウム 朱鷺メッセランチタイム ハープコンサート

引き潮/マックスウェル
星に願いを/ハーライン
ROKUDAN ハープのための 抜粋/黛敏郎
即興曲/グリエール

奥田恭子(Hp)

10km走って、軽食を摂り、身仕度を整えてから、朱鷺メッセへ。開演15分前に到着。
感想は「広いアトリウムに快く響くハープの音色(ねいろ)に魅了される」です。
まずは映画音楽の「引き潮」。柔らかな煌めきが輝き、ふんわりと甘やかに囁いて、ゆったり優しく包み込みました。
続いては「星に願いを」。まろやかに刻み、夢見るような和らぎを届けて、幾重にも泡沫(うたかた)を連ねました。
次は黛敏郎の「ROKUDAN ハープのための」からの抜粋。淡い薄紅色(うすべにいろ)を香らせ、程良い速さで爪弾きを重ねて、生き生きと弾(はず)み、細やかな波立ちを連ねて、おおらかにそよぎ、一陣の風を巻き起こしました。
プログラム最後はグリエールの「即興曲」。透き通る安らぎを伝え、深い海の底の蒼さで彩って、淡い切なさを薫らせ、華やかで優雅な輝きを泡立てました。
会場からは大きな拍手が贈られ、素晴らしい演奏を讃えて、賑々しく終演となりました。
広々とした空間に響く妙なる調べの数々を、十二分に堪能出来たことに感謝して、喜ばしい気分で帰路に就きました。

歌曲の苑 特別篇 うたとおはなしとチェンバロで味わう叙情歌の世界 その一

2022年5月15日(日) 14:00 新潟市民芸術文化会館スタジオA 歌曲の苑 特別篇 うたとおはなしとチェンバロで味わう叙情歌の世界 その一

朧月夜/高野辰之 詞 岡野貞一 曲
あおげば尊し/作者不詳
見渡せば(むすんでひらいて)/柴田清照、稲垣千頴 詞 クラーマー 曲
庭の千草/里見義 詞 アイルランド民謡
さくらさくら/日本古謡
夏は来ぬ/佐佐木信綱 詞 小山作之助 曲
荒城の月/土井晩翠 詞 滝廉太郎 曲
旅愁/犬童球溪 詞 オードウェイ 曲
故郷/高野辰之 詞 岡野貞一 曲
赤とんぼ/三木露風 詞 山田耕作 曲
砂山/北原白秋 詞 中山晋平 曲
宵待草/多忠亮
ゴンドラの唄/吉井勇 詞 中山晋平 曲

佐藤匠(うた、おはなし)
笠原恒則(Cemb)

10km走って、所用を足し、昼食を摂ってから、りゅーとぴあへ。開演40分前に到着。
感想は「穏やかで心休まる叙情歌を十二分に楽しむ」です。
まずは「朧月夜」。ゆっくりと柔らかに落ち着きを届け、しみじみと穏やかに優しさを歌いました。
続いて「あおげば尊し」。張りの有る艶めきを奏で、伸びやかに瑞々しさを香らせて、遥かなる憧憬を追い求めました。
次は「見渡せば(むすんでひらいて)」。明るく弾(はず)み、にこやかに微笑んで、軽やかに語りました。
4曲目は「庭の千草」。爽やかに明るく郷愁を誘(さそ)い、緩やかに親しみを込めて、淡い切なさを匂い立たせました。
ここでチェンバロの独奏で「さくらさくら」。ゆっくりと甘やかに囁やき、控えめな煌めきを紡いで、営々と銀糸を織り上げました。
歌い手が戻って、続いては「夏は来ぬ」。透き通る清々しさが光を放ち、爽やかな和らぎを伝えて、親しげに優しさを伝えました。
さらに「荒城の月」では、迫り来る夕闇に向かい、朗々と声を放って、雄々しく立ち上がり、寄り添う煌めきを友として、もののあわれを描き出しました。
前半の最後は「旅愁」。澄み渡る青空を背に、寂しさを照らし出し、消え入るような儚さを映して、一歩一歩、歩みを進めました。
休憩を挟んで後半は「故郷」から。柔らかく優しげに語り出し、肩の力を抜いて大切な想いを伝え、心の奥底に潜む彼の地への憧れを綴りました。
続いては「赤とんぼ」。ゆっくりと諭すように郷愁を認(したた)め、柔らかな安らぎを届けて、大切な想いを紡ぎました。
次は「砂山」。軽やかに囃し立て、哀しみに裏打ちされた明るさで彩りを添えて、さり気なく感情の機微を表し、懐かしい風景を映しました。
鍵盤ハーモニカを取り出しての「宵待草」では、切なさを香らせ、揺れる心のときめきを伝えて、緩やかに弾(はず)みました。
プログラム最後は「ゴンドラの唄」。明るく爽やかに切ない想いを差し出し、若さの迸(ほとばし)りが溢れ出て、おおらかに波打ちました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは森山直太朗の「さくら(独唱)」。味わい深く透明な光の帯を編み上げ、賑々しく終演となりました。
唱歌の系譜を辿り、親しみやすい歌の数々を、味わい深く聞かせて頂いたことに感謝して、喜ばしい気分で帰路に就きました。

新潟室内合奏団第85回演奏会

2022年5月14日(土) 18:45 新潟市音楽文化会館 新潟室内合奏団第85回演奏会

歌劇「後宮からの逃走」序曲 K.384/モーツァルト
オーボエ協奏曲 K.314/ 〃
 第1楽章:アレグロ・アベルト
 第2楽章:アダージョ・ノン・トロッポ
 第3楽章:ロンド・アレグレット
交響曲第6番 ハ長調 D589/シューベルト
 第1楽章:アダージョーアレグロ
 第2楽章:アンダンテ
 第3楽章:スケルツォ:プレスト-トリオ:ピウ・レント
 第4楽章:アレグロ・モデラート

古俣友絹(Ob)
新潟室内合奏団
松川智哉(指揮)

仕事を終えて、軽食を摂ってから、音楽文化会館へ。開演40分前に到着。
感想は「華麗なる独奏、爽やかで力強い管弦楽に聞き入る」です。
まずはモーツァルトの「歌劇『後宮からの逃走』序曲」。軽やかに弾(はず)み、天真爛漫に戯れて、賑やかに燥(はしゃ)ぐと、一転、寂しげに俯(うつむ)き、淡い哀しみを匂わせて、ゆっくり歩むも、元気取り戻して、ざわめきを掻き立て、生き生きとした鼓動を弾(はず)ませて、溢れ出る生命力を一杯に炸裂させました。
独奏者が登場し、続いては同じ作曲家の「オーボエ協奏曲」。爽やかな風が吹き過ぎ、明るい光の帯が長く尾を引いて、自在に舞い飛び、滑らかに刻んで、艶めきを輝かせ、流麗に駆け巡るアレグロ。
ゆっくりとおおらかに包み込み、柔らかくまろやかに揺らいで、一条の光が射し込み、ふんわりと雅(みやび)な優しさで寄り添って、緩やかに浮遊するアダージョ。
歯切れ良く刻み、にこやかに微笑んで、無邪気に弾(はず)み、足早に駆け出して、楽しげに飛び回り、快活に囀(さえず)るロンド。卓越した技巧と、まろやかな音色(ねいろ)で、天才の作品を仕上げました。
止まない拍手に応えてのアンコールは「G線上のアリア」。柔らかく、明るさの中に潜む翳りを歌い、心に沁みる旋律を届けました。
休憩を挟んで後半はシューベルトの「交響曲第6番」。轟音が轟き、切れ味鋭く刃(やいば)を振り抜くと、ゆっくりと優しく波立ちを揺らし、くっきりと鮮やかに区切りを付けて、足早に駆け出し、軽やかに疾走して、溌剌とした面立ちで明るく前を向き、滑らかに刻んで、低く身構え、高く跳び上がって、精悍な表情で、疾風(はやて)の如く駆け抜ける第1楽章。
ゆったりと歩み出し、朗らかな笑顔を振り撒いて、優雅に舞い踊り、長閑(のどか)な昼下りの微睡(まどろ)みを楽しんで、軽妙に囃し立て、力を込めて拳を突上げて、柔和な笑みを浮かべ、優しく纏(まと)め上げる第2楽章。
歯切れ良く刻み、硬く足を踏み鳴らして、滑らかに歌い、喧騒を掻き立てて、ときめきを弾(はず)ませると、艷やかに奏で、しめやかに円舞して、優雅な装いで着飾り、勢いを取り戻して、ざわめく群衆の中へ、もう一度舞い戻る第3楽章。
愉しげに心弾(はず)ませ、賑やかに囃し立てて、自在に強弱を付け、輝きを掴み取って、忙(せわ)しなく足音を立て、光と影を交差させて、歯切れ良く刻み、足早に駆け出して、世間を驚かせ、明暗を切り替えて、輝きを取り戻し、迫り来る影を追い抜いて、全力で頂点へ駆け上がる第4楽章。軽やかさと重厚さを組み合せ、青春の輝きで彩りを添えて、鮮やかな響きの殿堂を構築しました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」からの第2楽章。ゆったりと優しく、宮廷の典雅な雰囲気を伝えて、賑々しく終演となりました。
華麗なる技巧を駆使する独奏、爽やかで力強く、熱い想いが溢れ出る管弦楽が奏でる音楽の喜びを十二分に堪能できたことに感謝して、喜ばしい気分で家路を急ぎました。