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ウインドサンデーナイトライブ【Audio⇆Visual 共感覚のライフワーク】

2015年5月24日(日) 19:30 シネウインド ウインドサンデーナイトライブ【Audio⇆Visual 共感覚のライフワーク】

上映プログラム
→田口雅之(28分)
 ・CAVE #5
 ・monolith
 ・snowfall ※小原典子インスタレーション作品「うつろう」のための音楽とアニメーション
 ・Blue Dance (ダンス/松崎友紀)
 ・Life of Lights (映像/真田顕央)
→基村英行(32分)
 ・月面(音楽/conte 撮影/五十嵐劇場)
 ・夜明けの心臓
 ・水槽(作/基村英行 撮影/木村深雪)
 ・13の棺
 ・廃女(出演/廣谷ゆかり 音楽/坂ノ下典正 撮影/基村英行)
→Mikkyoz(27分)
 ・mkz005.6
 ・mkz006
 ・mkz008
    (音響/le 映像/遠藤龍)
→福島諭(24分)
 ・Spring 15 leaves (編集/福島諭 音楽/濱地潤一、福島諭 撮影/遠藤龍、田口雅之、福島諭)
-Bonus Track-
 ・鉛色の女(28分)
    (出演/大岩智佳 武田新吾 太田治子 神田彰 宇佐美基 司山園美 
     監督/水戸静香 協力/高波大樹 作/基村英行)

仕事を終え、一旦帰宅し、簡単に夕食を取ってから、バスで万代へ。
感想は、「居ながらにして、異次元へ連れて行かれる映像と音楽にトリップする」です。
まずは田口さんの作品群から。「CAVE #5」は宇宙の原初から星たちの移ろいを感じ、「monolith」は直方体の乱舞が摩天楼の幻影を見せてくれるようでした。続く「snowfall」は可愛い円の踊りが印象的で、「Blue Dance 」は舞踏の断片のコラージュに息を呑み、「Life of Lights」では蛍光灯の点滅が織りなすディベルティメントを聞いているようでした。
続く基村さんの映像は、「月面」は粘土に命を与えて物語を綴り、「夜明けの心臓」ではその造形に驚かされ、「水槽」で夢の中に連れて行かれ、「13の棺」の最後の一つはどこにあるのか考えさせられ、「廃女」で廃墟萌の女性が際立させる魅力に気付かされました。
休憩を挟んで、Mikkyoz。モノクロの画面に映し出される雲と見慣れた街並みが被り、不思議な未視感を与える005.6。雪景色とかつて彷徨った風景が交錯する006。乾いた日向が妙に気になる008.独特のシークエンスで切り貼りされる風景のフラッシュが見慣れない懐かしさを与えてくれました。
プログラム最後は福島さんのドキュメンタリー。砂丘館、県政記念館でのライブは現場に居合わせたため記憶が生々しく甦り、またスタジオAや燕喜館、それにほかの都市での映像により、新しい音楽が生まれる瞬間が一連の連鎖となって、それに立ち会える喜びを頂きました。
ここでいったん締めとなり、その後ボーナス・トラックとして、「鉛の女」の上映となりました。ミステリ仕立てですが、不可解な謎が多く、不思議な感覚をもたらす30分を過ごしました。
新潟で活躍されている方々の新しい表現手段で作られる映像・音楽作品を見聞きできるこの催しは大変意義のあることだと感心し、さすが手塚真さんがお忍びで来る、実は最先端の尖ったイベントであることを再認識しました。
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マリア・カラス 伝説のオペラ座ライブ

2015年5月23日(土) 14:00 だいしホール マリア・カラス 伝説のオペラ座ライブ

《ラ・マルセイエーズ》/フランス国歌
歌劇「運命の力」序曲/ヴェルディ
歌劇「ノルマ」第1幕より/ベッリーニ
 《反乱を教唆する声だ》《清らかな女神よ》
 《儀式はこれで終わった》《ああ!始めての頃の誠実な愛が》
   共演:ジャック・マルス(Bs)
歌劇「イル・トロヴァトーレ」より第4幕より
 《行っていいわ》《恋はばら色の翼に乗って》
 《ミゼレーレ 哀れみたまえ》
   共演:アルベール・ランス(T)
歌劇「セビリアの理髪師」序曲/ロッシーニ
      〃     第1幕より
 《今の歌声は》
歌劇「トスカ」第2幕/プッチーニ
   共演:ティト・ゴッビ(Br:スカルピア)、アルベール・ランス(T:カヴァラドッシ)、ルイ・リアラン(T:スポレッタ)、ジャン・ポール・ウルトー(Bs:シャルローネ)

ジョルジュ・セバスチャン(指揮)
パリ・オペラ座国立劇場管弦楽団、同合唱団
ロジェ・ベナムー(映像監督)

マリア・カラスのコンサートの記録映像を見にだいしホールへ。
感想は、「50数年の時を超えて甦る伝説のコンサートに圧倒される」です。
ステージ奥に設置されたスクリーンに"現場からの中継映像"が映し出され、大統領の到着や開演を待つオペラ座内部の様子が流れ、アナウンサーのナレーションから、国歌演奏を経て、コンサートへ。
まずは「運命の力」序曲で開幕。オケピットの中から渦巻くヴェルディが流れ出しました。
そして主役登場。「ノルマ」から4曲。いつもなら曲ごとに感想を載せていくのですが、今回はその絶妙な歌に聞き入ってしまい、「すごい!!さすが伝説のディーヴァ!」としか言いようがない状態で聞きほれていました。
それは「イル・トロヴァトーレ」でも同様で、ただ《ミゼレーレ 哀れみたまえ》のみ深い悲しみをソロと合唱が歌い込んでいくところが強く印象に残りました。
次の「セビリアの理髪師」では聞きなれた序曲が颯爽と奏でられ、続く《今の歌声は》では舞台にすっくと立って、これ以上ない歌声を響かせているカラスに、目と耳が吸い寄せられて、思わず拍手をしたいくらいでした。
画面上で休憩に入り、セットを組み立てなおす様子等が映された後、後半の「トスカ」第2幕。スカルピアの邸宅内部に生まれ変わったステージ上で繰り広げられるドラマに映画であることを忘れ、トスカに感情移入しまくり、悪役のティト・ゴッビに本気で怒りと募らせるほど興奮し、筋を追っていました。第2幕のクライマックス:アリア「歌に生き、愛に生き」がアツく歌われ、その後の展開を経て、幕が下ろされました。そしてスクリーン上で何度もカーテンコールが行われ、この感動的なコンサートの記録が終わりを迎えました。
全国で5か所しかない貴重な上映会がここ新潟で行われたことは誇るべきことであり、尽力いただいた関係者のかたに大いなる感謝を捧げたいと思います。

椿姫ができるまで

2014年3月12日(水) 13:30 シネウインド 椿姫ができるまで

このブログでは主に音楽関係のことを取り上げるつもりでいますが、今回は映画です。というのも、内容が音楽に深く関わるものとなっているからです。
で感想は、「オペラが出来上がるまでの過程を丹念に追ったドキュメンタリー的な映画。クラシック音楽演奏に関わる方なら絶対面白い!強くお薦めします」です。
あまり内容を書くとこれから見る方に悪いので詳しくは書きませんが、オペラのストーリーに沿って、練習風景が延々と映し出されるものです。といっても、練習場でのピアノ伴奏での演技指導や、オーケストラの練習、舞台装置の関係、ピアノでの歌唱指導、本番用舞台でのゲネプロの様子など場面が手を変え品を変え切り替わるので飽きさせません。
最も印象に残ったのは演出家の役割、演技やしぐさ・歌い回しのポイントを入念に、魂を込めて作り上げていくさまは、見るものを引き込んでいく強さがあります。それを受ける歌手たちも、それに応(こた)えんと、ジョーク交じりではありますが、必死に表現していき、それによりオペラが単なる歌芝居ではなく、血の通った人間のありようを表す芸術へ進化していく様子が生き生きと描かれています。
見ていて単純に思ったのは、「椿姫ってこんなストーリーやったんや」(思わず関西弁になってしまう)ということでした。そして以前に買ってあって、そのままにしてあるクライバーの「椿姫」のCDを聞いてみようかなと思ってしまいました。
そしてこれは超個人的なことですが、オケをやっていた時の練習での思い出が重なり合い、懐かしい感じさえしました。
ということで、異例ではありますが、映画の紹介でした。まだ上映されているようなので、興味を持たれた方は「是非」見に行かれることをお薦めします。
上映時間は、一日1回上映で今週の金曜日までは13時半上映。15日の土曜日だけは19時45分から上映。16日から21日までは15時半から上映となっているようです。
昼間時間のない方は、土曜日の夜が良いのではないでしょうか(よけいなお世話?)。