オペラ ヘンゼルとグレーテル 日本語版~わくわくオペラ入門~

2017年5月3日(水) 14:00 りゅーとぴあスタジオA オペラ ヘンゼルとグレーテル 日本語版~わくわくオペラ入門~

オペラ ヘンゼルとグレーテル/フンパーディンク

配役
 ヘンゼル   田代千佳子
 グレーテル  阿部明子
 魔女     飯塚智恵子
 眠りの精   風間左智
 霧の精    鈴木由香
 父      林豊彦
 母      有坂優香
演奏
 ピアノ    篭島景子
 エレクトーン 齋藤真由美
スタッフ
 舞台監督   佐藤学
 舞台スタッフ 川端純子 高野史恵
 照明     平島郁子 (有)コスモ
 演出     かのん演出チーム
 イラスト   渡邉沙緒里
賛助出演 
 五十嵐生野モダンダンススタジオ
 夢の天使   宮川由衣
 光の天使   北垣綾乃 木内ノ乃 渡辺里緒 小林茉由 五十嵐晴香 小林孝太郎
        岡村佳穂 菊池綾 北垣陽菜乃 渡辺愛里
 新潟鳥屋野中学校合唱部
 3年:磯辺茉里 高橋夏希 高橋美妃 永井実夢 長谷川友哉 松尾知紗 山本美幸 吉田真子
 2年:井上陽香、佐藤陽梨 里村凜 高橋悠 中村夢実 平野明日香 本間都萌 笹岡彩香 椛澤南美 上村真央

10km走って、少し休憩し、昼食を取り、りゅーとぴあへ。開演40分前に到着。
感想は、「魂を直撃する手作りのオペラに大いなる喜びと感動を頂く」です。
朝霧がかかる様な序曲が流れ出すと、そこはもう物語の世界。歌い出す兄妹(きょうだい)にぐっと心を掴まれ、そのまま森へ連れて行かれました。眠りの精に魅了され、夢の天使の舞いに魅せられると、やがて夜が明け、霧の精が鈴を鳴らし、光の天使たちが取り巻いて、可憐な場面を作り出しました。目覚めと共にお菓子の家と魔女の登場。捕らわれの主人公達の試練と反撃が繰り広げられ、やがて勝利の時が。魔法が解けて、解放される子供たちが歌う合唱が心を打ち、探しに来た両親の姿と共に、包まれる歌声に涙腺が崩壊する終局が訪れました。
オペラへを愛する心が結集し、様々な課題を克服し、簡素ながら立派な舞台装置を組み上げ、登場人物達が歌い、バレエが華麗に舞って、物語に命を吹き込み、スタジオを独逸の森に変えて、人々の心を強く打ちました。
このような公演が手作りで行われ、多くの観客を集め、大成功を収めたことに大いに感動して、喜ばしい気分で帰路に付きました。
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スタジオかのん コンサートシリーズ5 1周年記念コンサート ~オペラ「ヘンゼルとグレーテル」~

2016年7月10日(日) 14:00 スタジオかのん スタジオかのん コンサートシリーズ5 1周年記念コンサート ~オペラ「ヘンゼルとグレーテル」~


<出演> スタジオかのんオペラproject vol.1
ヘンゼル 鈴木由香
グレーテル 風間左智
ロジーネ 飯塚智恵子
眠りの精 関根葉月
母 まっきー
子供 田辺千佳子
    阿部明子
    かのん♪メンバー
ナレーター 田辺真希子
ピアノ オーナー

参議院選挙の投票へ行き、少し休憩してから、バイパスから国道116号経由でスタジオかのんへ。開演20分前に到着。
感想は、「手作りのオペラながら物語の世界へ引き込まれる」です。
ご近所の子供たちも楽しめるための公演ということもあって、カーペットの上に座ったお子様たちに向けて、オペラの説明がわかりやすく丁寧に行われた後、ピアノが序曲を奏で始め、ナレーターが物語を語り出すともうそこはグリム童話の世界。ヘンゼルとグレーテルが楽しげに歌い踊り、叱られて森へ。道に迷って困っていると、眠りの精が現れて、爽やかに2人を寝かしつけました。ここでシンプルながら工夫を凝らした場面転換が行われ、あっという間にお菓子の家が出現。喜ぶ兄妹がお菓子を食べていると、そこへ颯爽と魔女が登場し、2人を捕らえて、かまどを準備し、食べる算段を。ヘンゼルはおりに入れられ、兄妹に迫る最大の危機。しかしここでグレーテルが勇気を出して兄を救い出し、魔女をだまして魔法のかまどへ突き落す展開。そしてどこからか声が聞こえ、いままで捕らわれていた子供たちが魔法から解放されて、ハッピーエンドを迎えました。
セットは手作りで簡素なものですし、衣装も質素でありながら、出てくる音楽はあらん限りの真剣さと技巧を駆使し、見ているものをオペラの世界へ引きずり込み、最後には感動の贈り物をくれる素晴らしいものでした。限られた枠の中で精一杯のがんばりが花開いた今回の公演がさらに大きく成長し、より広い舞台に舞い上がるよう祈って、会場を後にしました。

ローマ・イタリア歌劇団 ラ・ボエーム

2016年6月28日(火) 19:00 新潟県民会館大ホール ローマ・イタリア歌劇団 ラ・ボエーム

作曲 ジャコモ・プッチーニ
台本 ジュゼッペ・ジャコーザ ルイージ・イッリカ
ラ・ボエーム(全4幕 オペラ)

指揮 カルロ・バッレスキ
演出 ジョルジョ・ボンジョヴァンニ
衣装 チェチリア・デ・アンジェリヌ
舞台装置 エルコーレ・ソルマーニ、マルツィオ・カルダロポリ
ミミ ナディーナ・カリスブル
ロドルフォ イヴァイロ・ミハイロフ
ムゼッタ サブリナ・コルテーゼ
マルチェッロ ロドリゴ・エステヴェス
ショナール トンナーゾ・バレア
コァリーネ エウジェニオ・ディ・リエート
ブノア/アルチンドロ マッシ・ミリアーノ・マンドッツィ
バルビニョール アメデオ・ディ・フーリア
児童合唱団 新潟市ジュニア合唱団
ローマ・イタリア歌劇団管弦楽団/合唱団

仕事を終えて、りゅーとぴあへ。開演40分前に到着。
感想は、「歌、管弦楽、児童合唱を含む合唱、演出、衣装、舞台装置、すべてが一体となって、連れて行かれる物語の世界に引き込まれる」です。
指揮棒が降りて、幕が上がり、配役が歌い出すとそこはもう19世紀のパリ。歌と管弦楽が一体となり、味わいのある屋根裏部屋での貧しくも楽しげな交友が描かれました。そしてヒロインの登場と詩人の恋が徐々に高まり、大きく燃え上がる様を映し出して、第一幕が閉じられました。
しばしの幕間を座席で待ち、音楽が始まると、クリスマスの酒場の情景、儚くも美しい街並みのもとで賑わう人々やはしゃぐ子供たち。愉しげに合唱し、波打つように入り乱れ、鮮やかに振舞って、場を盛り上げ、彩りを添えました。そこへ画家の元恋人が登場し、艶(あで)やかで派手な風情で、耳目を一手に集め、妖しくも華麗に歌唱して、画家との仲を取り戻し、第二幕はその役目を終え、合唱団、児童合唱のカーテンコールを披露して、休憩へと入りました。
冬の厳しさが描かれて始まった第三幕では、一転寂しさと辛(つら)い思いが交錯する場面が描写され、切々と別れへの階段を登る様子が胸を締め付けました。疑念と恨みが漂う前半から、ヒロインの病(やまい)への憐憫とそれゆえの決別への苦悩が綴られ、愛し合うがゆえの別離が嫋々と歌われました。
そして第四幕。冒頭の再現のような、しかし愛を失った翳(かげ)りに満たされた日々。そこへやってくるヒロインの最後。滑稽と悲哀が入り混じり、細々と萎(しぼ)んでいく命を懸命に支えようとする詩人たちの努力と穏やかに消えてく運命を悲色に塗りあげて、この歌劇の幕は降ろされました。
あるべきところに歌があり、それに寄り添う伴奏がひとつになって語られる台本、時に情景を描き、物語の動きを表す管弦楽とその間合いで物語を進める独唱。街の賑わいを形作り、人々の息吹を伝える合唱。生きいきと活気溢れる若さを表現する児童合唱。ホールの空間を欧羅巴の都市の風景に変えてしまう舞台装置。そしてオペラ全体を統括し、感動へと導く演出。すべてがこのひとときを素晴らしい芸術に昇華してくれて、我々をいつもとは違う世界へ招待してくれるかけがいのないものであり、唯一無二の体験を提供してくれました。
何回かのカーテンコールの後、冷めやらぬ興奮を残して、にぎにぎしく終演となりました。
このような楽しく、悲しく、感動的な舞台を見れたことに感謝して、家路を急ぎました。