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ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語 ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 公演番号 324 フォル・ジュルネ・カメラータ

2014年4月27日(日) 20:10 りゅーとぴあ能楽堂 ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語 ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 公演番号 324 フォル・ジュルネ・カメラータ

2台のヴァイオリンのための二重奏曲より/バルトーク
弦楽六重奏第1番 変ロ長調 Op.18/ブラームス

フォル・ジュルネ・カメラータ
クレモンス・ドゥ・フォルスヴィル、梁美沙(Vl)
ベンジャミン・ベック、東条慧(Va)
ドミトリー・シルビアン、オーレリアン・パスカル(Vc)

コンサートホールから能楽堂へ長い階段を登って到達すると、満員に近い入り。きっとイケメンのベンジャミン君目当てのお客様も多いはず(笑)。
感想は、「2×2×2=無限大を実感する雰囲気の良い見事なアンサンブルを堪能」です。
まずはヴァイオリンのお二人が出てきてのバルトーク。まるでかわいい女子二人の愉しい戯れを見ているような演奏。と言ってもクオリティは高く、微笑みながらアイコンタクトを交わして、小品を飄々とまた哀愁を帯びながら仕上げるといった風情で聞かせてくれました。
続く本日のメインであるブラームスは、一転「甘さを抑えた微糖の弦楽六重奏」を展開。柔らかな序奏から音楽の起伏を何回も越えて室内楽の綾が織りなされた1楽章。冒頭の有名な旋律が異化・変容されながら絡みあっていく2楽章。スポーティな舞曲のように感じられた3楽章。表情がめくるめく変化し、多様な彩りを見せてくれた4楽章。六人がそれぞれの役割を十全に果たし、大きな広がりを見せてくれた素晴らしい演奏で、かつ演奏者がステージを楽しみつつ真剣に対峙している様子が好感を呼んでいるように思えました。
ラ・フォル・ジュルネの大団円をこのような大満足の公演で締めくくられたことは望外の喜びと言わなければいけません。
来年もまたこのような機会が巡ってくることを願わずにはいられませんでした。
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ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語 ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 公演番号 314 ブラームス ピアノ協奏曲第1番

2014年4月27日(日) 18:50 りゅーとぴあコンサートホール ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語 ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 公演番号 314 ブラームス ピアノ協奏曲第1番

ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15/ブラームス

フィリップ・ジュジアーノ(Pf)
群馬交響楽団
大友直人(指揮)

音文から戻ると、交流ステージでは、フルーツショコラのフルート三重奏の最後の方に間に合い、終わりまで聞いてから、コンサートホールへ。
感想は、「渋い鈍色(にびいろ)の熱いブラームス、ピアノとオーケストラの協奏とシンフォニックな響きを楽しむ」です。
出だしの分厚い管弦楽から憂愁のピアノが入ってくるところから、ぐっと心を掴まれました。一つの旋律をある時はソロが、またある時はオケが奏でる広い意味での掛け合いや、まるで交響曲の如き響きの層構造が展開される1楽章、ピアノと弦のみ、またピアノと管楽器のみという室内楽が現出する2楽章。印象的なメロディでぐいぐい引っ張っていく3楽章。どれも魅力的で派手さはないが、じっくり聞き込むほど味が出る演奏で、コンサートホールでのジュルネ公演を締めくくるにふさわしい名演でした。
今回3公演を聞いて群響には今後単独での公演を望みたいと思うほど充実した演奏を聞かせてくれました。
りゅーとぴあさんよろしくお願いします。

ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語  ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 公演番号 334 新潟市ジュニアオーケストラ

2014年4月27日(日) 17:35 新潟市音楽文化会館大ホール ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語  ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 公演番号 334 新潟市ジュニアオーケストラ

ワルツ「春の声」/J.シュトラウスⅡ世
喜歌劇「ジプシー男爵」序曲/ 〃
ハンガリー舞曲集より第1番、第5番、第6番/ブラームス
交響詩「モルダウ」(連作交響詩「わが祖国」より)/スメタナ

ラ・フォル・ジュルネの元締めのルネ・マルタン氏のお墨付きをもらっているジュニアオーケストラ。最初はJ.シュトラウスⅡ世でウィーンの香りを運んでくれます。「春の声」は華麗にワルツのリズムを刻み、我々を宮廷の舞踏会へといざなってくれます。続く「ジプシー男爵」では、緩急織り交ぜたちょっとウィーン訛りの片鱗を感じさせる演奏で楽しませてくれました。そして4月に入って演奏回数がぐっと上がっている「ハンガリー舞曲」。第1番はこの前のチューリッヒトーンハレと向うをはる(というといいすぎかな)ほどの立派な演奏で、5&6番も風味爽快なジュニオケらしい演奏でした。
最後の「モルダウ」は、比較的デッドな音響の音文のホールをも揺るがす大熱演で「さすがマルタン君のお眼鏡にかなうだけのことはあるわい」と思わせるほどの出来で大満足でした。
大きな充実感を頂いて、りゅーとぴあコンサートホールの次の公演へと向かいました。

ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語  ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 交流ステージ その4

2014年4月27日(日) 17:10 りゅーとぴあコンサートホール ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語  ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 交流ステージ その4

チェロ協奏曲が終わり、またまた交流ステージへ。お待ちかね、

ポッチャリーノ弦楽四重奏団
 クラリネット五重奏 第2番より 第3楽章/ライヒャ
 弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調「わが生涯より」より第3楽章/スメタナ

この四重奏団は、新潟大学管弦楽団OBから構成されており、1stヴァイオリンの奈良君は、新潟メモリアルオーケストラのコンマスや演奏サークルぽんぽこ他、多方面での演奏活動が知られる名ヴァイオリニスト。2ndの小島君は新潟室内合奏団のコンマスやいろいろなユニットで県内で神出鬼没の活躍をすることで知られ、ヴィオラの長尾さんは、新潟メモリアルオーケストラ、新潟室内合奏団、新潟交響楽団、長岡交響楽団等の下越・中越主要オーケストラやさまざまなアンサンブルに出演されており、「日本で一番本番の多いアマチュア・ヴィオリスト」と噂されるほどの美人奏者。チェロの安部君も新潟メモリアルオーケストラ、新潟交響楽団等で演奏される名チェリストと百戦錬磨のつわもの達の集合したたのもしいカルテットです。
1曲目は、これも新潟大学管弦楽団OBで、新潟メモリアルオーケストラ、新潟室内合奏団のメンバーでもあるクラリネットの渡辺さんを加えてのライヒャ。"ポチャリで肉厚"を標榜する団体ですが、曲想もあって五月の風のようなさわやかさで駆け抜けました。続くスメタナでは本来の重厚さを取り戻し、繊細で優美な演奏を聞かせてくれました。

交流ステージはまだまだ続きますが、駆け足で音文のジュニオケ本公演へ向かう私でした。

ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語  ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 公演番号 313 チェロ協奏曲

2014年4月27日(日) 16:20 りゅーとぴあコンサートホール ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語  ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 公演番号 313 チェロ協奏曲

チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104/ドヴォルザーク

オーレリアン・パスカル(Vc)
群馬交響楽団
大友直人(指揮)

音楽文化会館から、りゅーとぴあへ戻ると、古町からパレードをして交流ステージに登場したBlack Bottom Brass Bandが演奏をしており、最後の曲の終わりの方を聞いて、コンサートホールへ。
今回は、1日パスポートで同じ席で聞けるので余裕を持って着席。開演を待ちます。
感想は、「明るく良く鳴るチェロと野趣溢れる群響とのコントラストに酔う」です。
仄暗いクラリネットの序奏から始まり、徐々に盛り上げる管弦楽の前奏の後、背の高いソリストから繰り出される独奏は、ブライトな印象を感じさせるもので、渋めの群響とよい対比を醸し出していました。ソロを聞いていると自然に伴奏が聞こえてくる演奏でホルンの決め所も素晴らしく、聞きほれるうちに1楽章が終わりました。2楽章はチェロ・オケともに美しい歌を奏で、行進曲のように始まる3楽章も、大いなる協奏の後に独奏とコンマスとの掛け合いなどを経て、大団円へ向かいました。
ホールは大きなな拍手とブラヴォーに満たされ、幸せなコンチェルトとなりました。

ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語  ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 公演番号 333 ホルン三重奏 

2014年4月27日(日) 15:00 新潟市音楽文化会館大ホール ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語  ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 公演番号 333 ホルン三重奏 

3つの間奏曲 Op.117/ブラームス
ホルン三重奏曲 Op.40/ 〃

正戸里佳(Vl)、二コラ・ラメズ(Hr)、岡田奏(Pf)

音楽文化会館は指定席は、私にとってラ・フォル・ジュルネ特有のものとなっており、普段は聞かない位置での演奏を楽しむいい機会となっています。
まずは岡田さんのソロで、「3つの間奏曲」。しなやかで優雅なピアノで、日ごろ聞けないような味わいを楽しみました。
そして、「ホルン三重奏曲 」。生で聞く機会がほとんどない曲であり、どんな演奏になるか興味津々でした。結果「奇跡のバランス、3つの楽器が三位一体となった素晴らしい演奏」で快い後味を残しました。まろやかなホルン、うねるヴァイオリン、それを支え、時に前へ出るピアノと各奏者の特色を生かしたような好演でかつ、お互いに寄り添うように奏でられる三重奏は、"室内楽の極地"といった風情で「初めて聞く生演奏でこんなの聞いていいの?」と思えるほどの出来でした。そして会場の少しデッドな響きさえ味方につける腕前にも関心させられました。
こんな演奏ですから、カーテンコールも数回かけられ、アーティストたちも嬉しそうでした。
そして終演後は急いて、りゅーとぴあへ。

ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語  ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 交流ステージ その3

2014年4月27日(日) 13:20 りゅーとぴあコンサートホール ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語  ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 交流ステージ その3

群響の「新世界」が終わって、再び交流ステージへ。

敬和学園高等学校混声合唱部
 美しく青きドナウ/J.シュトラウスⅡ世
高校生ともなると男声が力強い塊として聞こえ、それと呼応する形で女声がかぶさることで、この年代特有の合唱となって、聞きなれた「ドナウ」に違う彩りを与えていました。

前田彩李(Pf)
 ルーマニア民族舞曲より/バルトーク
これからのお三方はどうも兄弟姉妹のようで、トップバッターは末娘(たぶん)の彩李さんから。今回バルトークと言えばこの曲の「ルーマニア民族舞曲」からの抜粋。きっとこんな大勢の前で弾くのはめったにないでしょうから、緊張はMAXだと思われますが丁寧に仕上げて喝采を浴びていました。
 
前田陽平(Pf)
 ラプソディ 第2番 Op.79-2/ブラームス
続く陽平君は、フレッシュで力強い演奏でブラームスを奏してくれました。

前田悠太郎(Pf)
 3つの演奏会用練習曲S.144より 第3番 ため息/リスト
事前のアナウンスで、「とにかくピアノが好き」とありましたが、それ気持ちが伝わるような、滑らかで優しくまろやかなテイストでいとおしむように弾くその姿には共感を覚えました。

そしてそして、続くは本日の"お楽しみ"の一つ、
紫竹友梨(Vc)、小林浩子(Pf)
 我が母の教え給いし歌/ドヴォルザーク
 愛の夢/リスト
 ハンガリアン・ラプソディ/ポッパー
「理屈はいらない。ただ聞き入るのみ」と言いたい演奏で、美しく歌うドヴォルザーク、チェロとピアノ用に編曲されたリスト、"超絶技巧"もそれと感じさせないほどナチュラルに聞かせるポッパーと、中央高校の同窓生デュオの奏でる調べにうっとりとしました。

続いて、落ち着いた大人の男性ピアニストが登場。
渡辺謙(Pf)
 郷愁/リスト
派手な演出はなく、リストの音符ひとつひとつを大切に弾き切って、一味違った演奏で楽しませてもらいました。
この後、LFJ本公演出演アーティストによるステージがありましたが、涙を呑んで、私にとって本日3つ目の本公演が行われる音楽文化会館へと足を向けました。

ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語  ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 公演番号 312 群馬交響楽団

2014年4月27日(日) 12:30 りゅーとぴあコンサートホール ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語  ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 公演番号 312 群馬交響楽団

交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」/ドヴォルザーク

群馬交響楽団
大友直人(指揮)

コンサートホールへ入ると、東京交響楽団でもめったにない満員の入り。ジュルネ効果(低料金・短時間の気安さ、官民挙げての入念な宣伝・広報)+日曜のお昼という時間帯、さらに超有名な「新世界」という要因が重なった結果だと思いますが、「クラシックでもやればできるじゃん」と思わせる集客の良さでした。
感想は、「武骨かつ良い意味で泥臭い群響の新世界に思わす青春時代へ引き戻される」です。
群響の響きは、若干硬質で野性味あふれるもので、それがドヴォルザークの持つ特質とうまく調和し、1楽章冒頭から、心に迫ります。金管の咆哮、木管の旋律からくる郷愁、弦楽のさざめきが立体的に交差し、コーダで締まると、続く2楽章では金管のコラールからコールアングレの有名な"家路"。そしてコントラバスのピッチカートに乗ったクラリネットの歌に心奪われました。3楽章のスケルツォが嵐のように通り過ぎ、お待ちかねの4楽章では、"イケイケ"の始まりから、この曲で一回だけ入るシンバルのかそけき響きに耳を澄まし、木管のつなぐ憂愁を味わい、ホルンの妙技に祝福を贈り、再びの盛り上がりからのフルート~1st、2ndヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ティンパニーへのフレーズのリレーからのコーダまでのシークエンスをじっくり聞き入りました。
個人的には、学生時代にエキストラで、トライアングルとシンバルをやった時の想いでが頭を駆け巡り、「困るじゃないか、俺の青春がよみがえっちゃうよ」との思いで目頭が熱くなる瞬間が多々ありました。
大友+群響はベストマッチの組み合わせであることを思い知らされたコンサートとなりました。

ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語  ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 交流ステージ その2

2014年4月27日(日) 11:15 りゅーとぴあコンサートホール ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語  ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 交流ステージ その2

0歳児からのコンサートが終わって、再び交流ステージへ。

長谷川悠さんのピアノで、
ユーモレスク第7番/ドヴォルザーク
優しい見た目からは想像もできないダイナミックなピアノの響きに感じ入りました。

続いて、渡辺莉恵子さんと加藤千代子さんによる
ボヘミアの森から/ドヴォルザーク
師弟コンビの演奏は、かわいいお弟子さんのプリモを師匠のセコンドがしっかり支えるという風情が見えて、微笑ましくも華やかな連弾を聞かせてくれました。

そしてこの交流ステージの顔ぶれが発表になってから、なんとなく気になっていた
八子真由美&The Leiermann Torio(ザ ライヤーマン トリオ) ピアノ四重奏
ピアノ四重奏曲 第1番 Op.23 より2楽章/ドヴォルザーク
です。実は八子さんは私が新潟大学管弦楽団にいたときの後輩であり、当時オケではチェロをやられていたのを覚えており、そして今は本業のピアノで活躍されていることは知っていました。その彼女が弦楽三重奏を引き連れて、交流ステージへ登場ということで「何かあるな」とは思っていましたが、ステージに出てきた面々を見て、「やられた~」と思いました。というのは、その当時の「おけら」の名コンマスであり、その前にはジュニオケのコンマスも務めていた波多野君、そしてその奥さんの順子さん(彼女もオケの後輩)、チェロもおけらOBの瀬高君という純粋な新潟大学管弦楽団OBメンバーで構成されていたからです。そんな顔ぶれを見て、嬉しい反面、「大丈夫かな」という思いも頭をよぎりましたが、演奏が始まるとそんな心配は吹っ飛び、"われらがコンマス"のかつての腕前にさらに30数年の経験値が加わった繊細さと厳格さを兼ね備えた大名演に昔の仲間の復活を喜べる幸せな時間でした。後で聞くと人前で弾くのは30年ぶりとのことでしたが、名ピアニストの"八子ちん"や"たまご"夫人、そしてNOVI君たちという厚い信頼で結ばれた同朋たちとの共演は、大成功に終わったといって良いでしょう。

思わず長くなってしまいましたが、続くステージは、若杉百合恵さんのピアノ。
3つのチーク民謡/バルトーク
コンチェルトさんの「うちわコンサート」で1回聞いており、「うまい人だな」との印象がありましたが、今回はそんな印象をさらに増幅させるバルトークで、決して大音量ではないのに、躍動するリズムとリリカルな歌い回しで、こちらの耳を引きつけ、聞くものを魅了する素晴らしい演奏でした。
そしてそんな印象的な交流ステージも一段落し、次なる本公演、群響の「新世界」へと向かいました。続く(←何が「続く」だ)

ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語  ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 公演番号 311 0歳児からのコンサート 新潟室内合奏団

2014年4月27日(日) 10:00 りゅーとぴあコンサートホール ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 三都物語  ウィーン・プラハ・ブダペスト ~ドナウとモルダウの間で~ 公演番号 311 0歳児からのコンサート 新潟室内合奏団

弦楽セレナード ホ長調 Op.22よりドヴォルザーク
ワルツ「美しく青きドナウ」/J.シュトラウスⅡ世
交響詩「モルダウ」(連作交響詩「わが祖国」より)/スメタナ

新潟室内合奏団
高橋裕之(指揮)
昨年に引き続きやってきました、ある意味「本来の」ファミリー・コンサート。感想は「街の賑わいがコンサートホールへ。今年もこのコンサートが開催されたことに祝福を!」です。
亀ジャス等の大型ショッピングセンターや万代シテイなどの雑踏がそのままりゅーとぴあへ流れ込んできたような喧噪のなか、満員の会場でのコンサートが始まりました。
このようなコンサートですから司会の方が入り、指揮者の高橋さんの解説も交えて進行され、コンサート・アンバサダーの花野古町(はなのこまち)と笹団五郎(笹だんごろう)もステージ上に登場し、お祭り気分を盛り上げます。
まずはドヴォルザーク、弦楽だけでの演奏はお子様の叫び声との競演でも優雅に響き、楽しませていただきました。続いてのトークでは舞台へ入ってきたばかりのトランペットや打楽器、ハープなどが紹介され、会場が沸きました。その流れで「ドナウ」へ。ワルツへの勧誘が指揮者やゆるキャラから未来の聴衆へとアピールされ、最後の「モルダウ」では"一滴の雫が大河の流れへ"のイメージ通り、弱奏から徐々に大きな山場へ駆け上がり、2発の締めで終演となりました。
このコンサートは普段は聞けないご両親たちへのラ・フォル・ジュルネからの贈り物であると同時に、アイヴスやケージが示した「音楽」の在り方を具現化するものでもあり、二重の意味で素晴らしいものだと感じました。