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5月のまとめ

5月のまとめを。

行ったコンサート。まずはラ・フォル・ジュルネ以外を、
2015年5月2日(日) 17:00 長岡市立劇場大ホール チョン・ミョンフン 東京フィルハーモニー交響楽団長岡特別演奏会
2015年5月5日(火) 19:30 りゅーとぴあスタジオA 第5回 新潟クラシック・ストリート SIMOHONCHOU QUARTTET
2015年5月16日(土) 19:00 だいしホール 山田美子ピアノリサイタル ベートーヴェン ピアノソナタの夕べ
2015年5月17日(日) 13:00 りゅーとぴあコンサートホール・ホワイエ 東響ロビーコンサート 東京交響楽団トップ奏者による弦楽四重奏
2015年5月17日(日) 17:00 りゅーとぴあコンサートホール 東京交響楽団第89回新潟定期演奏会
2015年5月20日(水) 12:20 新潟市市役所1階市民ロビー 第276回ミニコンサート ~ランチタイムコンサート「打」~気軽に打楽器~Vol.2
2015年5月21日(木) 19:00 新潟大学教育学部 合唱ホール サスクェハナ大学&新潟大学教育学部音楽科 第4回アンサンブルの夕べ
2015年5月23日(土) 14:00 だいしホール マリア・カラス 伝説のオペラ座ライブ
2015年5月24日(日) 19:30 シネウインド ウインドサンデーナイトライブ【Audio⇆Visual 共感覚のライフワーク】
2015年5月27日(水) 13:00 西川まちなかさろん 第155回西川まちなかサロンコンサート
2015年5月29日(金) 19:00 りゅーとぴあスタジオA アマリアスプリングコンサート with 酒井由紀子(piano)
2015年5月30日(土) 13:30 新潟県立歴史博物館 ミュージアム・コンサート 春に聴く ソプラノとチェンバロの調べ ~明治レトロ、大正ロマン、昭和モダン、そして夢二
2015年5月30日(土) 18:30 スペースY(ヤマハ新潟店7F) J.S.バッハ ゴールドベルク変奏曲
13件でした。

次にラ・フォル・ジュルネは、
2015年5月8日(金) 19:30 りゅーとぴあコンサートホール ラ・フォル・ジュルネ新潟 111 【パシオンの饗宴】
2015年5月9日(土) 9:00 りゅーとぴあ東ロビー  ラ・フォル・ジュルネ新潟 交流ステージ 1
2015年5月9日(土) 10:00 りゅーとぴあ能楽堂 ラ・フォル・ジュルネ新潟 231 【生と死の物語 〜シューベルトによる乙女と死神の対話】
2015年5月9日(土) 11:15 りゅーとぴあコンサートホール ラ・フォル・ジュルネ新潟 211 【ベートーヴェンのいのちのパシオン】
2015年5月9日(土) 12:20 りゅーとぴあ東ロビー特設ステージ  ラ・フォル・ジュルネ新潟 交流ステージ 2 敬和学園高等学校混声合唱部
2015年5月9日(土) 12:35 りゅーとぴあ能楽堂 ラ・フォル・ジュルネ新潟 232【中国版 パシオンの冒険〜時空を越える二胡の旅】
2015年5月9日(土) 13:25 りゅーとぴあ東ロビー特設ステージ ラ・フォル・ジュルネ新潟 交流ステージ 3 SHIMOHONCHO QUARTET(混成四重奏)
2015年5月9日(土) 13:50 りゅーとぴあコンサートホール ラ・フォル・ジュルネ新潟 212 【ルネ・マルタンのル・ク・ド・クール(ハート直撃コンサート)】
2015年5月9日(土) 15:20 りゅーとぴあ能楽堂 ラ・フォル・ジュルネ新潟 233【あふれる想い〜シューベルトの音楽の遺言】
2015年5月9日(土) 16:45 りゅーとぴあコンサートホール ラ・フォル・ジュルネ新潟 213 【恋する作曲家たち〜グリーグの幸せな結婚】
2015年5月9日(土) 18:00 りゅーとぴあ能楽堂 ラ・フォル・ジュルネ新潟 234 【恋の物語〜シェーンベルクの禁断の恋の行方】
2015年5月9日(土) 19:15 りゅーとぴあコンサートホール ラ・フォル・ジュルネ新潟 214 【恋する作曲家たち〜ベートーヴェンの恋の至福】
2015年5月9日(土) 20:20 りゅーとぴあ劇場 ラ・フォル・ジュルネ新潟 225【あふれる想い〜友を追悼するチャイコフスキー】
2015年5月10日(日) 18:45 りゅーとぴあ劇場 ラ・フォル・ジュルネ新潟 324 【恋人たちに捧げる弦楽曲】
14件でした。計27件でした。

行きたかったコンサート
2015年5月2日(土) 15:00 新潟市音楽文化会館 恋するクラシック ~情熱の音~
2015年5月5日(火) 12:00 新潟市内各所 第5回新潟クラシックストリート 行けなかったコンサート全部
2015年5月8日(土) 19:00 長岡リリックホールコンサートホール ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズ
2015年5月9日(土) 10:00 りゅーとぴあ他 ラ・フォル・ジュルネ新潟 行けなかったコンサート全部
2015年5月10日(日) 9:00 りゅーとぴあ他 ラ・フォル・ジュルネ新潟 行けなかったコンサート全部
2015年5月9日(土) 18:30 新潟県政記念館 門前音楽市 県政記念館スペシャルコンサート パリ・コロンヌSQ、天上の音楽
2015年5月15日(金) 19:00 柏崎市文化会館アルフォーレ大ホール 仲道郁代 ピアノリサイタル ~ララフィ 5周年記念~
2015年5月16日(土) 13:30 阿賀町たきがしら湿原 たきがしら湿原 春のコンサートとトークカフェ (Vn:小戸田紋郁、Vc:風間勇太)
2015年5月16日(土) 14:00 新潟市黒埼市民会館 新潟大学Xサスクェハナ大学 コラボレーション 歌と連弾による至福のひととき
2015年5月16日(土) 14:00 妙高市文化ホールホワイエB ワンコインコンサート2015 トロンボーン四重奏 トワイライト・トロンボーンカルテット
2015年5月16日(土) 14:00 朝日酒造エントランスホール SanDoコンサート 長岡市任命アーチストと室内楽による「ふるさとはひとつ」
2015年5月16日(土) 16:00 りゅーとぴあコンサートホール 新潟☆ブラス☆ブラス☆ブラス 第5回コンサート(指揮:汐澤安彦)
2015年5月16日(土) 18:00 新発田市生涯学習センター 第7回 デュオ ハヤシ リサイタル
2015年5月17日(日) 14:00 新潟市江南区文化会館音楽演劇ホール アモーレ・マルー グランドコンサート
2015年5月21日(木) 11:30 りゅーとぴあコンサートホール りゅーとぴあ・1コイン・コンサート「変幻自在な美音“ピアノ”」(中川賢一)
2015年5月24日(日) 10:00 弥彦神社舞殿 奉祝行事むすび「音楽」 奉納演奏
2015年5月24日(日) 14:00 新潟市音楽文化会館 新潟チェロアンサンブル第11回定期演奏会
2015年5月24日(日) 14:00 りゅーとぴあスタジオA トリオコンサート(Fl:浅利守宏、Vc:根津 要、Pf:田中幸治)
2015年5月24日(日) 14:00 朝日酒造エントランスホール バリトン「山本悠尋 ㏌ 朝日山」 ~オペラアリアと歌曲の調べ~
2015年5月29日(金) 18:30 ホテルニューオータニ長岡NCホール 島田彩乃ピアノリサイタル
2015年5月31日(日) 13:30 だいしホール 東京音楽大学校友会新潟県支部演奏会
20件でした。㋅も頑張ります。
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J.S.バッハ ゴールドベルク変奏曲

2015年5月30日(土) 18:30 スペースY(ヤマハ新潟店7F) J.S.バッハ ゴールドベルク変奏曲

ゴールドベルク変奏曲 BWV988/J.S.バッハ

鈴木賢太(Pf)

長岡から戻り、少し休憩してから、バスでヤマハ新潟店へ。
感想は、「70分一本勝負。山・川を乗り越えて、到達する高みに感動する」です。
冒頭のアリアが静謐に始まり、目くるめく変奏へ。左手の低音に絡まる右手のさざめく音符たち、さらに曲が進むと 溢れだす奔流のように沸き出すかと思えば、深く思索して想いを綴る瞬間があり、扉を開けるごとに新たなるダンジョンに足を踏み入れ、遥かなる遠い世界へ導いてくれるようでした。そして様々な旅を経験し、ふと気が付くと元いた場所へ辿り着く長い夢を見ている気持ちにさせてくれました。このように演奏者からはパッションと技巧を駆使して、バッハの未知なる領域へ導いてくれる貴重なひとときを頂きました。
アンコールはなく、そのまま散会となりましたが、充分に満足のいく素晴らしいコンサートを体感した記憶を胸に穏やかに帰路につきました。

ミュージアム・コンサート 春に聴く ソプラノとチェンバロの調べ ~明治レトロ、大正ロマン、昭和モダン、そして夢二

2015年5月30日(土) 13:30 新潟県立歴史博物館 ミュージアム・コンサート 春に聴く ソプラノとチェンバロの調べ ~明治レトロ、大正ロマン、昭和モダン、そして夢二

春の風景
 春の小川/高野辰之作詞、岡野貞一作曲
 朧月夜/ 〃
明治レトロ
 リゴドン/トーメ (チェンバロ・ソロ)
 スピネットを弾くアンヌ/ラヴェル
大正ロマン
 歌劇「ボッカチオ」より「恋はやさし野辺の花よ」/スッペ
 カチューシャの唄/島村抱月・相馬御風作詞、中山晋平作曲
昭和モダン
 高校3年生/丘灯至夫作詞 遠藤実作曲(チェンバロ・ソロ)
 北国の春/いではく作詞 遠藤実作曲
(おまけ平成編)
 ありがとう/水野良樹
 会いたかった/秋元康作詞 BOUNCEBACK作曲
夢二
 ボッカボッカベルラ/ロッティ
 宵待草/竹久夢二作詞 多忠亮作曲

横田聡子(S)
笠原恒則(Cemb)

逃げ水の高速を長岡の丘陵へ。開演20分前に到着。
感想は、「季節を春へ引き戻す歌とチェンバロに心惹かれる」です。
まずは岡野貞一の2曲。「春の小川」で、すっくと立ち、毅然と歌う姿に魅せられ、「朧月夜」で霞立つ春が想い起こされました。
明治時代は、欧州でのチェンバロ復活の時。楽器の説明用に「バッハのメヌエット」が弾かれ、さらに「リゴドン」が繊細で精密な奏でを聞かせると、歌を加えた「スピネットを弾くアンヌ」ではその時代ならではの妙味いっぱいの味わいで楽しませてくれました。
続いて大正ロマン。「恋はやさし野辺の花よ」を和訳で柔らかく歌い、「カチューシャの唄」で大正ロマンの香りを漂わせました。
昭和モダンでは一変、遠藤実の演歌の世界が、鍵盤に移され、「高校3年生」はソロで、「北国の春」は一途な歌声を伴って、披露されました。
ここで時間の余裕があるとのことで、当初のプログラムにはない平成のヒットソングが。「ありがとう」がおおらかに、「会いたかった」がカワイイ感じで奏されました。
最後は夢二関連で、セノオ楽譜のひとつである「ボッカボッカベルラ」が朗々と勢いを持って歌い上げられると、夢二作詞の「宵待草」が儚げに切なく綴られ、大きな拍手を受けました。
会場からはアンコールを求める声があり、グノーの「アヴェマリア」でしっかりと締めてくれました。
展示作品の時代にちなんだ作品たちで、「大正ロマン 昭和モダン展」を盛り上げるとともに、ソプラノとチェンバロの素晴らしさをアピールする好企画に惜しみない賛辞を贈りたい」と思います。

アマリアスプリングコンサート with 酒井由紀子(piano)

2015年5月29日(金) 19:00 りゅーとぴあスタジオA アマリアスプリングコンサート with 酒井由紀子(piano)

第1部
 1.Sous le ciel de Paris 『パリの空の下で』
 2.La vie en rose 『ばら色の人生』
 3.Plaisir d'amour 『愛の喜びは』
 4.Nella Fantasia 『私の空想の中では』
 5.Se 『ニュー・シネマ・パラダイス』
 6.Vient sul mar 『海に来たれ』~カンツォーネ
第2部
 1.朧月夜
 2.愛燦々
 3.Wouldn't it be lovely 『素敵じゃない?』 「マイ・フェア・レディ」
 4.If 『もしも』
 5.I feel pretty 『素敵な気持ち』 「ウエストサイド物語」
 6.Tonight 『トゥナイト』「ウエストサイド物語」

アマリア(Vo)
酒井由紀子(Pf)

仕事を終えてりゅーとぴあへ。県民会館への若い音楽ファンのポップな出で立ちを横目で見ながら、スタジオAへと急ぎました。
感想は、「『よかった。もう最高』で済ませたい程の歌声に身をゆだねる」です。
第1部は欧羅巴大陸の2つの国の歌で構成され、まずは仏蘭西から。よどみなく流れ出る言葉たちが流麗に押し寄せる『パリの空の下で』。甘美でとろけるように歌われる『ばら色の人生』。まっすぐストレートに心に届く『愛の喜びは』。この時点でその魅力に引き込まれ、ただ聞きほれるだけになり、1曲ごとに大きな拍手を贈っていました。
続いては伊太利亜の歌たちが披露され、『ネッラ・ファンタジア』が愛おしむような歌唱で届けられ、『ニュー・シネマ・パラダイス』からのナンバーが心に沁み、『海に来たれ』でカンツォーネの楽しみを十二分に伝えてくれました。
休憩を挟んで、日本の曲が2曲。「朧月夜」は小ざっぱりとして明るく、「愛燦々」はさらりとそれでいて深く歌われました。気分が変わったところで、次は英語のミュージカルたち。「マイ・フェア・レディ」からの『素敵じゃない?』はからりと明快に、『もしも』はしっとりと美しく、見事なヴォーカルとそれをさりげなくしかも完璧にサポートするピアノでハートを直撃して、夢見心地にさせてくれました。
そして「ウエストサイド・ストーリー」から、『素敵な気持ち』を愛くるしく、『トゥナイト』を堂々と豊かに歌い上げ、満場の喝采を浴びました。
当然のようにアンコールがかかり、「踊り明かそう」と「ケ・セラ・セラ」が披露され、にぎにぎしく終演となりました。
年1回程度のペースで行われているこのコンサートですが、そう言わずもっと開催してクラシックを含むいろいろなレパートリーを聞かせていただきたいと心から思う素晴らしいライブでした。

第155回西川まちなかサロンコンサート

5月27日(水) 13:00 西川まちなかさろん 第155回西川まちなかサロンコンサート
オカリナ独奏
 夏は来ぬ/中田喜直
オカリナ+ギター
 フライ・ミー・トゥ-・ザ・ムーン/ハワード
 叱られて/弘田竜太郎
 森の熊さん/アメリカ民謡
ハーモニカ+ギター
 浜辺の歌/岡野貞一
 上を向いて歩こう/中村八大
 琵琶湖周航の歌/吉田千秋~小口太郎
オカリナ二重奏
 山小舎の灯/米山正夫
 君をのせて/久石譲
リコーダー+ギター
  ディキシーランド/エメット
  峠の我が家/ケレイ ギオン編
  レッド・リヴァーの谷/アメリカ民謡 
  900マイル/ 〃

バイパスを飛ばして西川へ。開演10分前に到着。
感想は、「継続は力なりを実感するサロンコンサートを楽しむ」です。
まずはオカリナ独奏で「夏は来ぬ」。素朴ながら力強い響きで中田喜直の名曲をじっくりと聞かせてくれました。続いてギターが伴奏で「フライ・ミー・トゥ-・ザ・ムーン」。快い弦の爪弾きの上を素直な土笛の調べが流れ、心なごむひとときとなりました。次に日本の曲で「叱られて」が悲しげにしかし暖かく奏でられると、続けて「森のくまさん」。ユーモラスに歌い、情景が浮かび上がるような楽しさをいただきました。
次はハーモニカとギターのデュオ。歌詞カードが配られ、「浜辺の歌」から。客席からの歌声を導く郷愁のある音色(ねいろ)が印象的に流れました。さらに「上を向いて歩こう」ではリズミカルに歌い、「琵琶湖周航の歌」を切々と語ってくれました。
3番手はオカリナ二重奏。「山小舎の灯」を切なくも抒情的に、「君をのせて」を美しく感動的に届けてれました。
最後はリコーダーとギター。「ディキシーランド」を愉しげに、「峠の我が家」を懐かしく、「レッド・リヴァーの谷」をゆったりと、古き良きアメリカのメロディーを堪能させてもらいました。最後は「900マイル」。望郷の想いが聞こえるような切なく味わい深い旋律が胸に沁みました。
毎月7のつく日に開催されているこのコンサートがゆる~くも堅実に155回も続いていることは大変な努力と強い意志に支えられた偉業であると思われます。今後も末永く継続されることを祈念して、パソコンを閉じたいと思います。

ウインドサンデーナイトライブ【Audio⇆Visual 共感覚のライフワーク】

2015年5月24日(日) 19:30 シネウインド ウインドサンデーナイトライブ【Audio⇆Visual 共感覚のライフワーク】

上映プログラム
→田口雅之(28分)
 ・CAVE #5
 ・monolith
 ・snowfall ※小原典子インスタレーション作品「うつろう」のための音楽とアニメーション
 ・Blue Dance (ダンス/松崎友紀)
 ・Life of Lights (映像/真田顕央)
→基村英行(32分)
 ・月面(音楽/conte 撮影/五十嵐劇場)
 ・夜明けの心臓
 ・水槽(作/基村英行 撮影/木村深雪)
 ・13の棺
 ・廃女(出演/廣谷ゆかり 音楽/坂ノ下典正 撮影/基村英行)
→Mikkyoz(27分)
 ・mkz005.6
 ・mkz006
 ・mkz008
    (音響/le 映像/遠藤龍)
→福島諭(24分)
 ・Spring 15 leaves (編集/福島諭 音楽/濱地潤一、福島諭 撮影/遠藤龍、田口雅之、福島諭)
-Bonus Track-
 ・鉛色の女(28分)
    (出演/大岩智佳 武田新吾 太田治子 神田彰 宇佐美基 司山園美 
     監督/水戸静香 協力/高波大樹 作/基村英行)

仕事を終え、一旦帰宅し、簡単に夕食を取ってから、バスで万代へ。
感想は、「居ながらにして、異次元へ連れて行かれる映像と音楽にトリップする」です。
まずは田口さんの作品群から。「CAVE #5」は宇宙の原初から星たちの移ろいを感じ、「monolith」は直方体の乱舞が摩天楼の幻影を見せてくれるようでした。続く「snowfall」は可愛い円の踊りが印象的で、「Blue Dance 」は舞踏の断片のコラージュに息を呑み、「Life of Lights」では蛍光灯の点滅が織りなすディベルティメントを聞いているようでした。
続く基村さんの映像は、「月面」は粘土に命を与えて物語を綴り、「夜明けの心臓」ではその造形に驚かされ、「水槽」で夢の中に連れて行かれ、「13の棺」の最後の一つはどこにあるのか考えさせられ、「廃女」で廃墟萌の女性が際立させる魅力に気付かされました。
休憩を挟んで、Mikkyoz。モノクロの画面に映し出される雲と見慣れた街並みが被り、不思議な未視感を与える005.6。雪景色とかつて彷徨った風景が交錯する006。乾いた日向が妙に気になる008.独特のシークエンスで切り貼りされる風景のフラッシュが見慣れない懐かしさを与えてくれました。
プログラム最後は福島さんのドキュメンタリー。砂丘館、県政記念館でのライブは現場に居合わせたため記憶が生々しく甦り、またスタジオAや燕喜館、それにほかの都市での映像により、新しい音楽が生まれる瞬間が一連の連鎖となって、それに立ち会える喜びを頂きました。
ここでいったん締めとなり、その後ボーナス・トラックとして、「鉛の女」の上映となりました。ミステリ仕立てですが、不可解な謎が多く、不思議な感覚をもたらす30分を過ごしました。
新潟で活躍されている方々の新しい表現手段で作られる映像・音楽作品を見聞きできるこの催しは大変意義のあることだと感心し、さすが手塚真さんがお忍びで来る、実は最先端の尖ったイベントであることを再認識しました。

マリア・カラス 伝説のオペラ座ライブ

2015年5月23日(土) 14:00 だいしホール マリア・カラス 伝説のオペラ座ライブ

《ラ・マルセイエーズ》/フランス国歌
歌劇「運命の力」序曲/ヴェルディ
歌劇「ノルマ」第1幕より/ベッリーニ
 《反乱を教唆する声だ》《清らかな女神よ》
 《儀式はこれで終わった》《ああ!始めての頃の誠実な愛が》
   共演:ジャック・マルス(Bs)
歌劇「イル・トロヴァトーレ」より第4幕より
 《行っていいわ》《恋はばら色の翼に乗って》
 《ミゼレーレ 哀れみたまえ》
   共演:アルベール・ランス(T)
歌劇「セビリアの理髪師」序曲/ロッシーニ
      〃     第1幕より
 《今の歌声は》
歌劇「トスカ」第2幕/プッチーニ
   共演:ティト・ゴッビ(Br:スカルピア)、アルベール・ランス(T:カヴァラドッシ)、ルイ・リアラン(T:スポレッタ)、ジャン・ポール・ウルトー(Bs:シャルローネ)

ジョルジュ・セバスチャン(指揮)
パリ・オペラ座国立劇場管弦楽団、同合唱団
ロジェ・ベナムー(映像監督)

マリア・カラスのコンサートの記録映像を見にだいしホールへ。
感想は、「50数年の時を超えて甦る伝説のコンサートに圧倒される」です。
ステージ奥に設置されたスクリーンに"現場からの中継映像"が映し出され、大統領の到着や開演を待つオペラ座内部の様子が流れ、アナウンサーのナレーションから、国歌演奏を経て、コンサートへ。
まずは「運命の力」序曲で開幕。オケピットの中から渦巻くヴェルディが流れ出しました。
そして主役登場。「ノルマ」から4曲。いつもなら曲ごとに感想を載せていくのですが、今回はその絶妙な歌に聞き入ってしまい、「すごい!!さすが伝説のディーヴァ!」としか言いようがない状態で聞きほれていました。
それは「イル・トロヴァトーレ」でも同様で、ただ《ミゼレーレ 哀れみたまえ》のみ深い悲しみをソロと合唱が歌い込んでいくところが強く印象に残りました。
次の「セビリアの理髪師」では聞きなれた序曲が颯爽と奏でられ、続く《今の歌声は》では舞台にすっくと立って、これ以上ない歌声を響かせているカラスに、目と耳が吸い寄せられて、思わず拍手をしたいくらいでした。
画面上で休憩に入り、セットを組み立てなおす様子等が映された後、後半の「トスカ」第2幕。スカルピアの邸宅内部に生まれ変わったステージ上で繰り広げられるドラマに映画であることを忘れ、トスカに感情移入しまくり、悪役のティト・ゴッビに本気で怒りと募らせるほど興奮し、筋を追っていました。第2幕のクライマックス:アリア「歌に生き、愛に生き」がアツく歌われ、その後の展開を経て、幕が下ろされました。そしてスクリーン上で何度もカーテンコールが行われ、この感動的なコンサートの記録が終わりを迎えました。
全国で5か所しかない貴重な上映会がここ新潟で行われたことは誇るべきことであり、尽力いただいた関係者のかたに大いなる感謝を捧げたいと思います。

サスクェハナ大学&新潟大学教育学部音楽科 第4回アンサンブルの夕べ

2015年5月21日(木) 19:00 新潟大学教育学部 合唱ホール サスクェハナ大学&新潟大学教育学部音楽科 第4回アンサンブルの夕べ

1.合唱
<愛の歌> Op.52より第1曲/ブラームス
 スーザン・サフォード、会田捺美、伊野江利子、桑野彩、佐藤安里紗、高橋千帆、樋山海央、儘田夏帆、山田祐香、吉田百合奈(S)
 エマ・トンプソン、スタレッタノルーロング、石川実咲、鈴木ゆき、諏訪間爽香、土井麻央、三浦美春、吉田彩希(A)
 ブライアン・ボーショル、マイケル・カミンスキ、大野雅夫、川島顕、西沢泰明(T)
 ジョン・レナルド、タイラー・マリアノ、西田遼太郎、平田宇晃、武藤正晃(Bs)
 アリシア・クー:プリモ 塩谷翔:セコンド(Pf)
2.連弾
<ハンガリー舞曲>第2番/ブラームス
 アリシア・クー:プリモ 吉田彩希:セコンド(Pf)
3.二重唱
<碧い目> Op.138-9/シューマン
 ブライアン・ボーショル(T) 武藤正晃(Bs) 土井麻央(Pf)
4.二重唱
<ゆけ、わがそよ風>/メンデルスゾーン
 スーザン・サフォード(S) 西沢泰明(T) 土井麻央(Pf)
5.ソプラノ独唱
/ビーチ
<秘密>/ 〃
 エマ・トンプソン(S) 川島顕(Pf)
6.ソプラノ独唱
<ラングストン・ヒューズの3つの詩>/サーメッツ
 スーザン・サフォード(S) 三浦美春(Vn)
7.二重唱
<キャンディード>より《Oh,happy we》/バーンスタイン
 高橋千帆(S) ブライアン・ボーショル(T) 樋山海央(Pf)
8.室内楽
<エッフィー組曲>より第4,5,6曲/ワイルダー
 ジョン・レナルド(Tb) 石川実咲(Pf)
9.室内楽
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調 KV301より/モーツァルト
  伊野江利子(Vn) アリシア・クー(Pf)
10.テノール独唱
<美しき水車小屋の娘>より《知りたがり》《僕のものだ》/シューベルト
 ブライアン・ボーショル(T) 諏訪間爽香(Pf)
11.連弾
/バークリー
 会田捺美:プリモ タイラー・マリアノ:セコンド(Pf)
12.二重唱
<ヴェネツィアのレガッタ>/ロッシーニ
 佐藤安里紗 エマ・トンプソン(S) 樋山海央(Pf)
13.ソプラノ独唱
<4つの芭蕉の俳句>より第1,4曲/ヴィダーレス
 高橋千帆(S) マイケル・カミンスキ(Vib)
14.独唱
<カンタータ>より/カーター
第1,2曲
 ブライアン・ボーショル(T) 諏訪間爽香(Pf)
第3,4,5曲
 スタレッタノルーロング(S) 鈴木ゆき(Pf)
15.合唱
/アメリカ民謡
<さくら>/日本古謡 信長貴富編
 スーザン・サフォード、会田捺美、伊野江利子、桑野彩、佐藤安里紗、高橋千帆、樋山海央、儘田夏帆、山田祐香、吉田百合奈(S)
 アリシア・クー、エマ・トンプソン、スタレッタノルーロング、石川実咲、鈴木ゆき、諏訪間爽香、土井麻央、三浦美春、吉田彩希(A)
 ブライアン・ボーショル、マイケル・カミンスキ、大野雅夫、川島顕、西沢泰明(T)
 ジョン・レナルド、タイラー・マリアノ、塩谷翔、西田遼太郎、平田宇晃、武藤正晃(Bs)
 タイラー・マリアノ(Pf) ~アメリカ民謡
 マイケル・カミンスキ(SD) ~ 〃

仕事を終え、海沿いの403号を西へ。新潟大学構内の会場に辿り着きました。
感想は、「若き息吹を存分に味わい、感動をもらう」です。
まずは全員での合唱。男声、女声が交互に交わす<愛の歌>。荒削りながらも楽しげに混ざり合い、溶け合って好調なスタートを切りました。
続いてピアノ連弾。豊かな響きでブラームスの名曲を分け合いました。二重唱でのシューマンはテノールとバスが絡み合い、高め合ってその世界を描き出しました。さらにメンデルスゾーンのデュエットではそれぞれが競い合い、お互いを尊重して、輝きを映し出しました。
ソプラノ独唱とヴァイオリンという編成でのサーメッツ。悲しみと不安が表出する独特の歌唱とモダンな響きの弦での彫像が刻まれ、場の色を塗り替えました。次のバーンスタインの二重唱は一転、陽気で華やかな雰囲気を盛り上げ、アメリカ固有の明るさをもたらしました。前半最後はチューバの独奏。柔らかく軽快なマーチ、ちょっと気取ったダンス、たおやかな歌を吹き分け、楽しさと安らぎを与えてくれました。
10分の休憩を挟んで、後半最初はモーツアルト。歯切れ良く奏でられる弓から作曲家特有の手触りが伝わり、それを支える鍵盤の奏でが冴えて、2部の開幕を告げ素晴らしい序曲となりました。テノール独唱で歌われたシューベルトは、繊細で艶やかな声に会場全体が魅了されました。続く連弾ではバークリーの洒脱な音楽が軽妙に弾かれ、ロッシーニの二重唱は、表情豊かに2つの声が競争し、調和しました。
芭蕉の俳句が朗読された後に演奏に入る形のヴィーダレス。点描するヴィブラフォンの上でたゆまず流れるソプラノの気流が不思議な美しさを醸し出しました。
そしてカーター。短いピアノの独奏から、高い音域の男声が映し出す映像が光り、それを雄々しく受け取り、さらに力強く歌う女声が全てを巻き込んで、クライマックスを形作り、大きな拍手を受けました。
最後はまた全員での合唱。サスクェハナの指導者が指揮を取って、アメリカ民謡がピアノとスネアドラムの奏でに乗って、明快に楽しげに歌われ、締めは新潟大学の教授が振っての日本古謡「さくら」で霞立つコーラスで暖かく優しく締めてくれました。
2週間近くの交歓の締めくくりとしての今回のコンサートは、若き音楽家たちの魂の交流と音楽の喜びを共有する幸せを分け与えてくれる場として機能し、観客として来ていたものにもその豊かさが伝わる貴重なひとときとなりました。

第276回ミニコンサート ~ランチタイムコンサート「打」~気軽に打楽器~Vol.2

2015年5月20日(水) 12:20 新潟市市役所1階市民ロビー 第276回ミニコンサート ~ランチタイムコンサート「打」~気軽に打楽器~Vol.2

1.The Three Tapsters/オストリング
2.剣の舞/ハチャトリアン
3.アニー ローリー/スコットランド民謡
4.峠の我が家/アメリカ民謡
5.アフリカン ブルース/ロッゲンカンプ
6.荒城の月/滝廉太郎
7.情熱大陸/葉加瀬太郎

パーカッションアンサンブル Rim-icutus(リム イクトゥス)
 本間美恵子、倉澤桃子、大越玲子(Per)

久しぶりに10km走った後、少し休憩してから会場へ。
感想は、「際立つリズム、広がる抒情に浸る」です。
まずは小太鼓三重奏のドラムマーチから。歯切れの良いタッチ、浮き立つようなビートで小気味よく聞かせてくれました。そして「剣の舞」。快く跳ねる前奏に乗って、マリンバが切り出す主旋律が勢いよく飛び出すと、大波小波が海面を舞い、戦いの舞曲をかっこよく決めてくれました。
次はゆったりした曲を2つ。鍵盤2台を3人で操り、「アーニー ロリー」を優しく歌い、「峠の我が家」で郷愁を誘いました。そして本日のメインデッシュであろう「アフリカン ブルース」。灼熱のサバンナ、吹き渡る熱風、古来から伝わる呪術、それらを内包する濃密な節回しが低い太鼓や様々な打楽器で縁どりされ、野性の大陸からの鼓動を伝えてくれました。
ここで穏やかな日本の曲が。転がるような滑らかさを持って響く「荒城の月」が会場を大きく包み、大いなる癒しを与えてくれました。
プログラム最後は「情熱大陸」。緩やかなイントロから、お馴染みのメロディが奏でられると、アツい興奮が掻き立てられ、あたりの温度を上昇させて、満場の拍手を引き出しました。
お昼休みの短い時間ですが、中身の濃い、しかも楽しいコンサートを聞かせてくれた3人にブラヴォーを贈りたいと思います。

東京交響楽団第89回新潟定期演奏会

2015年5月17日(日) 17:00 りゅーとぴあコンサートホール 東京交響楽団第89回新潟定期演奏会

交響曲 第31番 ニ長調 K.297 「パリ」/モーツァルト
 Ⅰ Allegro assai Ⅱ Andante Ⅲ Allegro
フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299/ 〃
 Ⅰ Allegro Ⅱ Andantino Ⅲ Rondo-Allegro
交響曲 ニ短調 作品48/フランク
 Ⅰ Lento-Allegro non troppo Ⅱ Allegretto Ⅲ Finale:Allegro non troppo

高木綾子(Fl)
吉野直子(Hp)
東京交響楽団
ユベール・スダーン(指揮)

開演45分前に到着。
感想は、「輝くモーツァルト、深いフランクに感動」です。
まずは「パリ」。煌びやかでパンチのある1楽章。流れる旋律と刻み込むリズムが印象的な2楽章。喜びが弾けるような3楽章。抑制の効いた弦、まろやかに響く管がそれぞれの仕事を果たし、華やかな交響曲を仕上げてくれました。
2人のソリストが登場して、コンチェルトへ。吹き抜ける風の如きフルートが歌い、さざ波のように爪弾くハープが奏でる協奏が小ぶりのオケに見え隠れし、独奏者たちの技量と歌心が指揮者の導きに乗って、舞台を駆け巡り、妙技を披露して、喝采を受けました。
休憩を挟んでフランク。蠢く循環主題、錯綜するテーマ、甘美に表れるフレーズたちが絡まり合うレント、その一つ一つ大きく育ち、巨大なその姿を現すアレグロ。ハープと弦のピッチカートが誘う甘いソロと、その調べが細かい刻みに乗って展開するアレグレット。爽快に歌い出し、金管の雄たけびがそれを彩るフィナーレ。溢れる熱情を孕んで神秘的に、はたまた情熱的に奏でられる管弦楽がコンサートホールに花開いて、見事なシンフォニーを築き上げてくれました。そして最後の音が消えるのと同時にブラヴォーと盛大な拍手が贈られ、コンダクターとオーケストラを健闘を大きく讃え、何回ものカーテンコールでこの素晴らしいコンサートに感謝の意が伝えられました。
今季の東京交響楽団の新潟定期演奏会が、このような見事な出来栄えでスタートしたことは大変喜ばしいことであり、今後のコンサートがさらに良きものになることを祈ってパソコンを閉じたいと思います。