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8月のまとめ

8月のまとめです。

行ったコンサート。
2015年8月1日(土) 14:00 スタジオスガマタ 2つのクラリネットとファゴットのための演奏会
2015年8月5日(水) 19:00 新潟日報メディアシップ20Fそらの広場 そらのコンサート 真夏のクラシック第4夜 フルート&ヴァイオリン&チェンバロ
2015年8月7日(金) 14:30 新潟市音楽文化会館 第42回 国立音楽大学 新潟県人演奏会
2015年8月11日(火) 18:30 新潟市美術館 常設展ロビー 新潟市美術館 ロビーコンサート 「おんがくの夕べ」-第2夜-
2015年8月14日(金) 18:30 新潟市美術館 常設展ロビー 新潟市美術館 ロビーコンサート 「おんがくの夕べ」-第3夜-
2015年8月15日(土) 18:30 新潟市美術館 常設展ロビー 新潟市美術館 ロビーコンサート 「おんがくの夕べ」-第4夜-
2015年8月16日(日) 13:30 りゅーとぴあ劇場 りゅーとぴあ演劇スタジオ キッズ・コースAPRICOT APRICOT&劇団ひまわり合同特別公演「赤毛のアン」
2015年8月18日(火) 19:00 新潟市江南区文化会館音楽演劇ホール この世は舞台~ステージで聴く古楽器~ 3. チェロ
2015年8月19日(水) 12:20 新潟市役所1階市民ロビー 第279回ミニコンサート 新潟少年合唱団ミニコンサート
2015年8月21日(金) 19:00 新潟市音楽文化会館 第8回 長澤晴浩 ピアノリサイタル ~デビュー30周年記念~
2015年8月22日(土) 20:30 水と土の芸術祭2015 ベースキャンプ(旧二葉中学校) グラウンド Noism2×永島流新潟樽砧伝承会 赤降る校庭 さらにもう一度 火の花 散れ
2015年8月23日(日) 13:00 りゅーとぴあコンサートホールホワイエ 東響ロビーコンサート 木管四重奏
2015年8月23日(日) 14:30 だいしホール だいしライフアップコンサート 森麻季 ソプラノリサイタル
2015年8月23日(日) 17:00 りゅーとぴあコンサートホール 東京交響楽団第91回新潟定期演奏会
2015年8月23日(日) 20:00 シネ・ウインド 王様LIVE ! ウインド・サンデー・ナイト・ライブ
2015年8月28日(金) 19:00 りゅーとぴあ劇場 NIDF2015ー新潟インターナショナルダンスフェスティバル 城市当代舞踊団 [中国・香港]
2015年8月30日(日) 14:00 りゅーとぴあコンサートホール 新潟メモリアルオーケストラ第25回定期演奏会
17件でした。1月から通算129件でした。-

行きたかったコンサート。
2015年8月1日(土) 14:00 新潟市秋葉区文化会館 弦楽四重奏 アンサンブル・オビリー ワンコインコンサート
2015年8月1日(土) 14:00 新発田市民文化会館 大ホール 真夏のコンサート 2015 新潟県出身・在住のクラシックアーティストとオーディション優勝者によるコンサート
2015年8月1日(土) 17:30 新発田市民文化会館 大ホール 真夏のコンサート 2015第2部 ピアノ協奏曲ソリストオーディション合格者コンサート
2015年8月1日(土) 14:00 新潟市音楽文化会館 奥村和雄門下生 Summer Concert 第52回小さな音楽会
2015年8月2日(日) 14:00 新発田市民文化会館 大ホール 山形交響楽団 特別公演
2015年8月1日(土) 13:30 りゅーとぴあコンサートホール 新潟中央高等学校管弦楽部♪コーラス部 Joint Concert 2015
2015年8月8日(土) 14:00 西新潟市民会館 オペラ・パーティー  華麗なる歌の世界へ
2015年8月9日(日) 14:00 だいしホール ジョイントコンサート NIIGATA2.0(バリトン:谷友博、ソプラノ:石井史子、ピアノ:石塚幸生)
2015年8月9日(日) 14:00 りゅーとぴあスタジオA オカリナとギターのコンサート ~遥か遠い夏の記憶~ (オカリナ:茨木智博、ギター::大柴拓)
2015年8月9日(日) 14:00 ヒーリングホール イタリア・バロック愛の歌 「恋する人へのアドヴァイス」
2015年8月9日(日) 14:00 燕市文化会館 2015 マイタウンコンサート in ツバメ
2015年8月9日(日) 18:00 新潟日報メディアシップ 音楽のよろこび プレ公演
2015年8月14日(金) 13:30 りゅーとぴあコンサートホール 日・中・韓3都市 「わたしは未来」合唱交流
2015年8月15日(土) 15:00 朝日酒造エントランスホール SanDoコンサート 男声五重唱(ムジカマイスター)
2015年8月15日(土) 17:30 新潟市音楽文化会館練習室13 プリズムーブ
2015年8月19日(水) 19:00 千年の森ホール イタリアの愛の歌と日本の名曲
2015年8月22日(土) 13:00 新潟市民プラザ 幣隆太朗 コントラバス ソロリサイタル2015年8月22日(土) 14:00 りゅーとぴあスタジオA 佐藤郁夫 ピアノリサイタル
2015年8月22日(土) 14:00 長岡リリックホールコンサートホール 第38回新潟県少年少女合唱団合同演奏会
2015年8月23日(日) 14:00 新潟市北区文化会館 赤いドレスのコンサート(五十嵐尚子、齋藤美和子、内田美果、中林由美子、佐々木友子 ほか)
2015年8月29日(土) 10:30 新潟市音楽文化会館練習室13  0歳からのはじめてのクラシック(Fl:小笠原直子、Vn:高橋百合、Pf:保科朋子)
2015年8月30日(日) 14:00 だいしホール 第20回武蔵野音楽大学同窓会新潟県支部演奏会 新潟に花ひらく演奏家たち
2015年8月30日(日) 14:00 コモドホール 栄長敬子 ピアノリサイタル ~ピアノソナタからベートーヴェンを聴く Vol.5~
2015年8月30日(日) 14:00 りゅーとぴあスタジオA 八百板チェンバロ教室第21回発表会 特集:静けさに聴き入る
23件でした。
9月もがんばります。
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新潟メモリアルオーケストラ第25回定期演奏会

2015年8月30日(日) 14:00 りゅーとぴあコンサートホール 新潟メモリアルオーケストラ第25回定期演奏会

ロビーコンサート
 弦楽六重奏
  弦楽六重奏曲第1番 第1楽章/ブラームス
 ホルン・アンサンブル
  陽気な山番/ディーヴィッツ
 チェロ四重奏
  エルザの大聖堂への行進/ワーグナー
 トロンボーン・アンサンブル
  ヨークシャーバラード/バーンズ
 コントラバス三重奏
  コメディアン・ベーシスツ/シェーファー
 木管五重奏
  花は咲く/菅野よう子
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交響詩「前奏曲」/リスト
道化師の朝の歌/ラヴェル
ラ・ヴァルス/ 〃
交響曲第4番 ホ短調/ブラームス
 第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ
 第2楽章 アンダンテ・モデラート
 第3楽章 アレグロ・ジョコーソ
 第4楽章 アレグロ・エネルジーコ・エ・パッショナート

新潟メモリアルオーケストラ(管弦楽)
竹内公一(指揮)

開演1時間15分前に到着。入場待ちの列に並んで待機。会場とともに駆け込んで席を確保し、ホワイエへ。
感想は、「演奏する喜びに溢れたかつての仲間たちの躍動する音楽に感動する」です。
開演前にいつも通りロビーコンサートが行われ、1組目は弦楽六重奏曲でブラームス。まろやかで艶やかな弦の音色(ねいろ)が流れだし、響きあって、美しい調べを聞かせてくれました。続いてホルン・アンサンブルで「陽気な山番」。明るく豊かな音楽を軽快に繰り出して楽しませてくれました。3番手はチェロ四重奏。ワーグナーの清らな旋律を滔々と弾き込んで、深い味わいを伝えてくれました。次のトロンボーン・アンサンブルではマイルドなハーモニーが広がって、天上の歌声を届けてくれました。さらにコントラバス三重奏がスイングするような陽気なリズムに乗って、コミカルな奏でで駆け抜けました。最後は木管五重奏で「花は咲く」。春霞のごとき淡い伴奏から、安らぎのメロディーへ引き継がれ、丁寧に歌って、心を癒してくれました。
さてこれからが本編。
まずは「レ・プレリュード」。ステージいっぱいに広がるオーケストラから溢れ出す響きの豊穣。輝かしい"前奏曲"が鳴り渡り、分厚い塊りとなって、我々に迫ってきました。
続いて「道化師の朝の歌」。西班牙の日差しが降り注ぐような熱狂を孕(はら)んだ管弦楽が鮮やかに炸裂する快感を届けてくれました。
さらに「ラ・ヴァルス」。霞(かすみ)たなびく薄明りの中、繰り広げられる幻想の円舞曲。引き締まった音色(ねいろ)で奏でられ、輝きを増して、ホールに鳴り渡りました。
休憩を挟んで、本日のメイン・プログラムの"ブラ4"。すすり泣くような冒頭から、琥珀色の煌めきを伴いながらうねる弦、黄金の光沢を見せる金管が相まって、作曲家の熱情を具現化する1楽章。ゆったりと歌う木管と大らかに独奏するホルンが印象的な2楽章。力を込めて弾むように奏でられる3楽章。灰色の雄叫びを痛切に発するトロンボーンが、低音の団塊を切り裂いて、悲劇を演出する4楽章。そのどれもが内部から湧き出す音楽への愛を強烈に発散して、空間に放出され、共感と感動を分け与えてくれました。
これだけの重量級プログラムですから、アンコールはなく、コンサートマスターの一礼でオケが散開し、圧倒的なこの演奏会の幕が閉じられました。
奏者に立ちはだかる困難をものともせず、自己の欲する難曲に挑戦する彼らの頑張りに敬意を表して、会場を後にしました。

NIDF2015ー新潟インターナショナルダンスフェスティバル 城市当代舞踊団

2015年8月28日(金) 19:00 りゅーとぴあ劇場 NIDF2015ー新潟インターナショナルダンスフェスティバル 城市当代舞踊団 [中国・香港]

As If To Nothing

芸術監督:ウィリー・ツァオ
芸術監督補佐:リンゴ・チャン
振付・舞台美術:サン・ジジア
作曲・演奏:ディクソン・ディー
オリジナル照明デザイン:ゴウ・ブーン・アン
照明デザイン監修:ロウ・シーホウ
衣裳:チャーリー・フン
映像:エイドリアン・ユン
出演:城市当代舞踊団
カンパニー助成:香港特別行政区政府

仕事を終えて、りゅーとぴあへ。開演40分前に到着。
感想は、「大陸の薫り漂うコンテンポラリーダンスに見とれる」です。
暗闇の中、幕が上がり、白い舞台の上で、電子なノイズが響き渡る空間で、感情を露わにした踊り手たちが動き始めて、ダンスが始動しました。シンプルな舞台装置を駆使して、ヴィヴィッドな情念の迸(ほとばし)りが繰り広げられるかと思えば、場面を切り取る映像が現実と交差し、異質な広がりを表現してみせました。さらに群舞から、デュエット、クァルテットへと自在に遷移し、一瞬たりとも目が離せない瞬間が続き、市街戦の様相を思い起こさせるシーンや、ラブロマンスが見え隠れする刹那も入り混じって、刻々と舞踊が進んでいきました。投影される画面の中で、異様にデフォルメされるシークエンスも加わって、果たしてどこへ行くのかとの疑問が湧き出すスリリングさが通り過ぎると、ハッとする間もなく終幕へ。
大きな拍手が会場を包み、幾度となく繰り替えられるカーテンコール。大盛り上がりのうちに終演となりました。
海を越えた対岸の方々の特有の肌合いがほのかに感じられ、時にかの地からの映画のワンシーンを垣間見るような風合いを見せて、はからずも国際色を表したこの舞踊団をここ新潟で見れたことは、大変意義深いことであるとしみじみ思わされた金曜の夜となりました。

王様LIVE ! ウインド・サンデー・ナイト・ライブ

2015年8月23日(日) 20:00 シネ・ウインド 王様LIVE ! ウインド・サンデー・ナイト・ライブ

ビートルズ
 ゲットバック
 ヘルプ
 イエスタデイ
 ヘイジュード
 オクトパス・ガーデン
ジョン・レノン
 イマジン
エリック・クラプトン
 クロスロード
レッド・ツェッペリン
 移民の歌
ジミー・ヘンドリクス
 パープル・ヘイズ
ヴァン・ヘイレン
 ジャンプ
キッス
 デトロイト・ロック・シティ
ジェフ・ベック
 ??????
ブラック・サバス
 ??????
ディープ・パープル
 ハイウェイ・スター
 バーン
 他

自転車で夜の昭和大橋を渡り、シネウインドへ。
感想は、「エンターテイメントに笑い、凄テクにしびれる」です。
最初は弾き語りでビートルズから。直訳の面白さをアピールして、王様の世界へ引きずり込んでくれました。特に"徹子の部屋"でも披露した「イマジン」はとても感動的でした。
徐々にお得意の方面へ近づき、クラプトン、ツェッペリン、ジミ・ヘンを繰り出し、ギターも冴えわたって、前半最後はヴァン・ヘイレン。大盛り上がりで1部終了となりました。
休憩を挟んで、さらに本領発揮。ハードロックで攻めてくれました。キッス、ジェフベックなどを経て、お待ちかねのディープ・パープル。もうこの辺では華麗で思わず見とれてしまう速弾きとバカテクのギター・ソロも炸裂して、興奮の極地へ誘(いざな)ってくれました。最後の曲が終わって、予定されていた(!)アンコールは「深紫伝説」。8分を長く感じさせない素晴らしいパフォーマンスで楽しませてくれました。
1995年より活動20周年の王様が、こうやってその雄姿を見せてくれることは、何よりの喜びであり、このライブを主催してくれた方々に大いに感謝とブラヴォーを贈りたいと思います。

東京交響楽団第91回新潟定期演奏会

2015年8月23日(日) 17:00 りゅーとぴあコンサートホール 東京交響楽団第91回新潟定期演奏会

ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64/メンデルスゾーン
 ⅠAllegro molto apassionato
 ⅡAndante
 ⅢAllegretto non troppo-Allegro molto vivace
チェロ協奏曲 ホ短調 作品85/エルガー
 ⅠAdagio-Moderato
 ⅡLento-Allegro molto
 ⅢAdagio
 ⅣAllegro-Moderato-Allegro,ma non troppo
ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23/チャイコフスキー
 ⅠAllegro mon troppo e maestoso-allegro con sprito
 ⅡAndantino semplice-Prestissimo-Quasi Andante
 ⅢAllegro con fuoco

神尾真由子(Vn)
宮田大(Vc)
ミロスラフ・クルティシェフ(Pf)
東京交響楽団(管弦楽)
沼尻竜典(指揮)

だいしホールを飛び出して、りゅーとぴあへとんぼ返り。
感想は、「3人の独奏者と管弦楽の饗宴に酔いしれる」です。
まずはメンデルスゾーン。冒頭から立ち上がるヴァイオリンの旋律を伴奏が雲海のように取り囲み、弓の描く曲線を立体的に浮かび上がらせて、曲を進める1楽章。むせび泣く弦がゆったりと流れる2楽章。軽快に奏でられる合奏の合間を縫って駆け抜ける疾風(はやて)の独奏が決まる3楽章。華奢な姿態が大向うを敵に回して演じられる活劇のような颯爽としたコンチェルトが美しく奏でられました。
続いてはエルガー。深く重い序盤から、峡谷に立ち込める霧のごとく、粛々と歌うチェロ。時に軽やかに舞い上がり、再び着地して、ゆったりと這い回り、勢いを持って、管弦楽と対峙し、協奏曲を構築して、大きな拍手を受けました。それに応えてのソリスト・アンコールはJ.S.バッハの無伴奏第3番より「ブーレ」。興奮を鎮めて、休憩に入りました。
開けて後半はチャイコフスキー。ホルンの雄叫びから有名な旋律が流れ、屹立するピアノと流れるオーケストラ。懸命の闘争が繰り広げられ、アレグロが締めくくられました。木管の歌が鍵盤と絡むアンダンティーノを経て、せめぎ合うアレグロ。恐るべき速さで繰り出される打鍵をがっちりと受け止める管弦楽。体中の血が煮えたぎるような熱狂を残して、熱く駆け抜けました。会場からは抑えきれない賞賛の嵐が飛び交い、それを受けてショパンの「革命」が奏されて、満場の熱気に応えての終演となりました。
有名な協奏曲3曲で行われたこの定期演奏会は、普段あまり東京交響楽団の公演に来られない方々へのアピールとなり、今後のコンサートへの素晴らしい招待状になってくれることを期待して、シネ・ウインドへ向かいました。

だいしライフアップコンサート 森麻季 ソプラノリサイタル

2015年8月23日(日) 14:30 だいしホール だいしライフアップコンサート 森麻季 ソプラノリサイタル

歌劇『ファウスト』より「宝石の歌」/グノー
コンソレーション(なぐさめ)第2番/リスト (ピアノソロ)
アヴェ・マリア/バッハ・グノー
アヴェ・マリア/マスカーニ
この道/山田耕筰
からたちの花/ 〃
フランス民謡「美しいフランソワーズ」による12の変奏曲 K.353(300f) /モーツァルト (ピアノソロ)
歌劇『ロミオとジュリエット』より「私は夢に生きたい」/グノー
歌劇『ディノラー』より「影の歌」/マイヤベーヤー
3つの前奏曲より 第2番 第1番/ガーシュウィン
Stand Alone~NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」テーマ・ソング/久石穣
花は咲く~NHK東日本大震災復興支援ソング/菅野よう子
歌劇『リナルド』より「涙流れるままに」/ヘンデル
歌劇『エジプトのジューリオ・チューザレ』より「つらい運命に涙はあふれ」/ 〃
ノクターン第17番 ロ長調 Op.62-1/ショパン (ピアノソロ)
歌劇『ジャンニ・スキッキ』より「私の愛しいお父さん」/プッチーニ

りゅーとぴあを後にして、だいしホールへ。長い列に並んで入場。
感想は、「一音たりとも隙のない完璧な演奏に優しく打ちのめされる」です。
まずは歌劇『ファウスト』より「宝石の歌」。軽やかで嬉しげに舞い踊り、喜びをいっぱいに表わして、聴衆を魅了しました。続いてピアノ・ソロでリスト。繊細でかつ明快な打鍵が快い誘惑を誘いました。ソプラノが戻って「アヴェ・マリア」が2曲。バッハ/グノーではシルクの肌触りの美声が艶やかに流れて、蕩(とろ)けるような思いを味わわせてくれました。さらにマスカーニになるとナチュラルな高音が響き渡り、ホールの隅々まで届いて、実力を見せつけました。
次は日本の歌で山田耕筰の「この道」と「からたちの花」。柔らかで穏やかな糸が舞台から放たれて、大きく広がる前者と、抒情を暖かくそっと差し出す後者、ともに日本語詞の美しさを伝えてくれました。
再度ピアノ独奏で、モーツァルト。羽毛の感触で弾かれる鍵盤から身を震わす快感を引き出し、気持ちよく酔わせてくれました。
前半最後はグノーの歌劇『ロミオとジュリエット』より「私は夢に生きたい」。楽しげな心持ちを存分に表わして、朗々と鳴り渡るアリアで、心を満たしてくれました。
休憩を挟んで、後半1曲目はマイヤベーヤーの歌劇『ディノラー』より「影の歌」。大人びた歌い方で始まり、劇的に感情を表現して、喝采を受けました。ガーシュウィンの前奏曲では、ブルースの色合いでゆったりとスイングする第2番とご機嫌なリズムを内に秘めた第1番でジャジーなグルーブのピアノを聞かせてくれました。
歌姫が再登場して、NHKがらみの曲を。「Stand Alone」はまっすぐに力強く、「花は咲く」を願いを込めて歌い、何とも言えない、心を揺さぶる波動を広げました。
そしてヘンデル。「涙ながれるままに」の美しい旋律を染みわたらせ、「つらい運命に涙はあふれ」の大いなる悲しみと激しい怒りを余すところなく、歌い切りました。
興奮を抑えるように奏でられたショパンで静謐を迎えて、最後はプッチーニ。「私の愛しいお父さん」が大切に心を込めて届けられ、大きな拍手が送られました。
それに応えてのアンコールは越谷達之助の「初恋」とプッチーニの『ボエーム』よりムゼッタのワルツ「私が街を歩けば」を披露して、にぎにぎしく終演となりました。
その立ち居振舞い、曲の説明、そしてもちろん素晴らしい歌声を含め、パーフェクトに演じられた今回のリサイタルは、超一流の証しであり、このような筆舌に尽くしがたい体験をさせたいただいた主催者の皆様に心からの感謝を捧げたいと思います。

東響ロビーコンサート 木管四重奏

2015年8月23日(日) 13:00 りゅーとぴあコンサートホールホワイエ 東響ロビーコンサート 木管四重奏

夜の音楽のための3つの小品/ボザ
木管三重奏のための5つの小品/イベール
パリジェンヌ四重奏/フェルナンデス

甲藤さち(Fl)
池田肇(Ob)
エマニュエル・ヌヴー(Cl)
福井巌(Fg)

今日は4つ掛けもちのため、自転車でりゅーとぴあへ。
感想は、「暖かい木管のブレンドに聞き入る」です。
まずはボザ。穏やかな川面をのんびりと櫓を漕ぎながら進む小船のように進むセレナーデ。やかんの蒸気でちょこまかと動くSLのようなスケルツォ 夕べの教会に響く讃美歌のような朗誦。それぞれの特徴的に彩られて、楽しませてくれました。
続いてトリオ・ダンシュでのイベール。軽快で明るく弾んで楽しませる1楽章、静々と進む2楽章、おどけて跳ねる3楽章。ゆったりと歌う4楽章、競い合ってフィニッシュを決める5楽章。3人の息が眩く調和して、アンサンブルの妙を見せてくれました。
最後は、これが日本初演かとも噂されるフェルナンデス。アメリカのブラスバンドの野外演奏にモダンな色付けで再現したかと思うと、騒々しい騒ぎを描き出し、ポップな彩りで締めて、拍手喝采を浴びました。
木管合奏のオリジナルな編成にこだわり、普段聞けないような曲たちを紹介してくれる今回のロビーコンサートは、オーディエンスのレパートリーを拡大する挑戦的な試みであり、良質の音楽を提供してくれる貴重な場となったことに感謝して、次の目的地だいしホールへ向かいました。

Noism2×永島流新潟樽砧伝承会 赤降る校庭 さらにもう一度 火の花 散れ

2015年8月22日(土) 20:30 水と土の芸術祭2015 ベースキャンプ(旧二葉中学校) グラウンド Noism2×永島流新潟樽砧伝承会 赤降る校庭 さらにもう一度 火の花 散れ

芸術監督 金森穣
副芸術監督 井関佐和子
Noism2専属振付家兼リハーサル監督 山田勇気
Noism2 浅海侑加、田中須和子、飯田利奈子、高木眞慈、鳥羽絢美、西岡ひなの、深井響子、山下菜奈、イム・ウビン

永島流新潟樽砧伝承会 五十嵐惇、石山ひろみ、岡澤亜里紗、岡澤花奈子、岡澤多恵、荻野直美、加藤雄亮、菅野路子、古俣智美、中村恵美子、中村喜一、星野愛子、星野羽衣香、三浦梨恵子

仕事を終えて、車を置き、坂を登って、小高い丘の上のベースキャンプへ。
感想は、「入り乱れるリズムと飛び交う群舞に魅了される」です。
開場して、校庭へ行くと設(しつら)えられた舞台の上の樽に既にNoism2のメンバーが下を向いて微動だにせず立ち尽くしており、そのまましばらく待っていると、隅の方から、赤い布を被った踊り手が近づいてきて、舞踊が動き出しました。特有の生命力を発散する切れのある躍動的なダンスが繰り広げられ、穏やかに収束すると、周りを取り囲むように樽砧伝承会の方々が現れ、木霊の乱打が響き渡り、それを視覚化するような動きで、音と一体化して、夕暮れの空間を支配しました。そして競い合うように交互にソロが踊られ、それを包む円陣が鮮やかに装飾し、さらに樽砧の使い手たちの木槌が外周で大振りに打ち振られて、混沌を表現しました。熱狂は最高潮に達し、加速度を持って疾走し、頂点で打ち止まって、大きな拍手に包まれました。
薄暮から夕闇へ移る逢魔が時に、松明に照らされた校庭で執り行われるコンテンポラリーダンスと伝統芸能の融合は、晩夏の切なさを伴って、美しく燃え上がり、我々をもてなしてくれました。
このような非日常の出来事が"水と土の芸術祭2015"の一環として執り行われたことはまことに有難いことでありますし、Noismの舞踊芸術が市民へ贈る大切なプレゼントとなったことを実感して、坂を下りました。

長澤晴浩 ピアノリサイタル ~デビュー30周年記念~

2015年8月21日(金) 19:00 新潟市音楽文化会館 第8回 長澤晴浩 ピアノリサイタル ~デビュー30周年記念~

アラベスク ハ長調 作品18/シューマン
交響的練習曲 作品13/ 〃
 主題 Andante
 第1練習曲 Un poco piu vivo
 第2練習曲 Andante
 第3練習曲 Vivace
 第4練習曲 Allegro marcato
 第5練習曲 Scherzando
 第6練習曲 Agitato
 第7練習曲 Allegro molt
 第8練習曲 Sempre marcatissimo
 第9練習曲 Presto possibile
 第10練習曲 Allegro conenergia
 第11練習曲 Andante espressivo
 第12練習曲 Allegro brillante
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調/フランク
 第1楽章:Allegro ben moderato
 第2楽章:Allegro
 第3楽章:Recitativo-Fantasia(ben moderato)
 第4楽章:Allegro poco mosso

仕事を終えて、音楽文化会館へ。開演40分前に到着。
感想は、「音楽にかける気持ちがひしひしと伝わる演奏に心打たれる」です。
まずは「アラベスク」。穏やかな日差しの中、打ち寄せる麗らかな波のように届けられるピアノが、落ち着いた安らぎを運んできてくれました。続く「交響的練習曲」になると、翳りを帯びた響きから、時にドラマティックに、時にロマンティックにその姿を変え、変幻自在に鳴り渡り、シューマンの音楽をよどみなく伝えてくれました。
休憩を挟んで、ヴァイオリンを迎えてのフランクのソナタ。凪の海を見ているような閑静な1楽章。波頭渦巻く海面を軽やかに潜り抜ける海鳥のように絡み合う弦と鍵盤の奏でが印象的な2楽章。まとわりつくような感触でじっくりと奏でられる弓に、響きを抑制した打鍵が裏打ちする3楽章。一転明快な主題が流れだし、大海を渡る風のように劇的に吹き渡って、華やかに決まる4楽章。そのどれもがぴったりと寄り添って、素晴らしい成果を見せつけてくれました。右手が上がり、曲が閉じられると客席からは大きな拍手が送られ、それに応えて、ヴァイオリンと一緒に「タイスの瞑想曲」が、ピアノ独奏でシューマンの「エチュード」が弾かれて、大団円となりました。
視覚障害を乗り越えて、このような見事なリサイタルを執り行うことは、凄いパワーであり、今後もご活躍されることを祈念して、帰路につきました。

第279回ミニコンサート 新潟少年合唱団ミニコンサート

2015年8月19日(水) 12:20 新潟市役所1階市民ロビー 第279回ミニコンサート 新潟少年合唱団ミニコンサート

私の回転木馬/Constantin 詞 菅美沙緒 日本語詞 Glanzberg 曲 鎌田典三郎 編
光の中へさあ君と/柴田陽平 詞 阪田晃一 曲
少年の日はいま/しま なぎさ 詞 鈴木行一 曲
君と歌おう/石井亨
逃げた小鳥/薩摩忠 詞 シゲティンスキー 曲 小林秀雄 編
海/林柳波 詞 井上武士 曲
埴生の宿/Payne 詞 里見義 訳 Bishop 曲
君に会えて/佐藤進 沢本俊一編

新潟少年合唱団(Chr)
永川慶(指揮)
吉村陽子(Pf)


少し秋めいてきたいつもの道を歩いて市役所へ。開演20分前に到着。
感想は、「少年たちの素直な歌声に元気を頂く」です。
まずは「私の回転木馬」。電子ピアノの前奏に乗って、ボーイソプラノの優しくも柔らかい歌声がお馴染みのメロディを軽やかに歌い上げました。続いて「光の中へさあ君と」をさわやかに届けると、「少年の日はいま」が丁寧に綴られました。さらに「君と歌おう」で元気に弾むと、「逃げた小鳥」をしっとりと唄って、会場を和ませました。
ここで"よく知られた曲をみんなで歌いましょう"という主旨で、「海」と「埴生の宿」。指揮者が客席を向き、指揮棒が下りるとあたりはもう歌声喫茶。楽しい雰囲気で歌唱を楽しみました。
プログラム最後は「君にあえて」。溌溂として、一層輝くコーラスが流れ出し、清々しく締めてくれました。
会場からはブラヴォーや大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「夢の世界へ」。若さをみなぎらせた歌で朗らかに締めてくれました。
この時期しかない貴重な歌声を一生懸命聞かせてくれる子供たちの晴れ姿に接することができる貴重なひとときを、喜びを持って受け取ることができ、晴れやかな気分でロビーを後にしました。