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11月のまとめ

11月のまとめです。
行ったコンサート
2015年11月2日(月) 19:00 りゅーとぴあコンサートホール グザヴィエ・ドゥ・メストレ ハープリサイタル
2015年11月7日(土) 14:00 だいしホール 伊奈るり子 林佳保里 クラリネットデュオリサイタル
2015年11月8日(日) 10:30 新潟日報メディアシップ 1F みなと広場 メディアシップ アートコミュニケーション 2015 ジュニアコーラスステージ
2015年11月8日(日) 14:00 だいしホール 新潟フルートアンサンブル・アカデミー第16回演奏会
2015年11月14日(土) 14:00 だいしホール 第50回新潟県音楽コンクール受賞者コンサート
2015年11月14日(土) 18:45 りゅーとぴあコンサートホール 第70回新潟室内合奏団演奏会
2015年11月18日(水) 12:20 新潟市役所1階市民ロビー 第282回ミニコンサート 箏~この一音、心に届きますように~
2015年11月18日(水) 14:30 西新潟中央病院 西新潟中央病院ロビーコンサート(第67回)
2015年11月22日(日) 14:00 りゅーとぴあコンサートホール 新潟交響楽団第97回定期演奏会
2015年11月25日(水) 13:30 りゅーとぴあスタジオA ちょっと気軽に和の響き vol.15
2015年11月26日(木) 19:00 りゅーとぴあコンサートホール フランチェスコ・トリスターノ ピアノリサイタル
2015年11月27日(金) 18:30 新潟市民プラザ 柳都ウインドアンサンブル第9回定期演奏会
2015年11月28日(土) 19:00 新潟市美術館 コレクション展Ⅱ「東と西が出会うとき」会場 新潟市美術館ミュージアム・コンサート 交わる地平・響き合う個性
2015年11月29日(日) 13:00 りゅーとぴあコンサートホールホワイエ 東響ロビーコンサート ~弦楽六重奏~
2015年11月29日(日) 14:00 だいしホール プロジェクトリュリ第8回演奏会 「リュリ賛」
2015年11月29日(日) 17:00 りゅーとぴあコンサートホール 東京交響楽団第93回新潟定期演奏会
16件でした。1月から通算187件でした。

行きたかったコンサート
2015年11月1日(日) 11:30 りゅーとぴあコンサートホール りゅーとぴあ・1コイン・コンサート 魅惑の美声“テノール”
2015年11月1日(日) 13:30 三条東公民館 水谷川優子 チェロリサイタル ~チェロ&ギター、10本の弦で綾なす錦秋の響き~
2015年11月1日(日) 14:00 カトリック青山教会 山本真希 オルガン・チャリティコンサート
2015年11月1日(日) 14:00 新発田市生涯学習センター マイタウンコンサート2015 弦楽四重奏 アンサンブル・オビリー
2015年11月1日(日) 14:00 長岡リリックホールコンサートホール 長岡交響楽団第5回ファミリーコンサート
2015年11月1日(日) 14:00 アルフォーレ大トホール 柏崎市文化会館池辺晋一郎 音楽の不思議 ~シェイクスピアと音楽~
2015年11月1日(日) 14:30 りゅーとぴあスタジオA 大滝 俊 ピアノ・ソロ・コンサート 2015
2015年11月1日(日) 15:00 魚沼市小出郷文化会館大ホール エベーヌ弦楽四重奏団
2015年11月3日(火) 14:30 りゅーとぴあスタジオA 新潟パーカッショングループ 「EAGER」 concert
2015年11月7日(土) 15:00 小羊画廊 関矢大介クラシックギター ギャラリー・コンサート
2015年11月7日(土) 15:00 朝日酒造エントランスホール オルガン・ピアノ演奏会 ~J.S.バッハ作品による~
2015年11月7日(土) 18:00 小千谷市民学習センター 温もりの響木Ⅱ クラシックコンサート
2015年11月8日(日) 14:00 りゅーとぴあコンサートホール チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
2015年11月8日(日) 14:00 加茂文化会館大ホール 幸田浩子ソプラノリサイタル
2015年11月8日(日) 14:00 妙高市文化ホール大ホール 男声五重唱 ムジカマイスター ファーストコンサート in 妙高
2015年11月14日(土) 11:00 行形亭 お庭と音楽 まちおと 行形亭で音楽を3
2015年11月14日(土) 14:00 東新潟教会 YYMINK 第9回オルガンミニコンサート
2015年11月20日(金) 18:30 新潟市秋葉区文化会館 フルート・ピアノ・打楽器で味わう 世界の音楽紀行 ワンコインコンサート
2015年11月21日(土) 14:00 だいしホール 品田真彦 ピアノ・リサイタル
2015年11月21日(土) 15:00 朝日酒造エントランスホール SanDoコンサート チェンバロ X 弦楽器 バッハを語る2本のヴァイオリン
2015年11月22日(日) 13:00 曽我平澤記念館 虫の音コンサート 星野由美チェロ独奏
2015年11月22日(日) 14:00 ヤマハ新潟店スペースY 田中靖人 サクソフォンリサイタル
2015年11月22日(日) 14:00 長岡市立劇場大ホール ヴェルディ 「レクイエム」 長岡演奏会
2015年11月22日(日) 14:00 柏崎市文化会館アルフォーレ大ホール 柏崎フィルハーモニー管弦楽団第23回定期演奏会
2015年11月23日(月) 14:00 アオーレ長岡市民交流ホールA 第2回 坪内麗音 ソプラノリサイタル モーツァルトを歌う
2015年11月28日(土) 14:00 りゅーとぴあコンサートホール Flutist 2015
2015年11月28日(土) 14:00 だいしホール 新潟青陵大学 新潟青陵大学短期大学部 音楽研究室有志 ジョイントコンサート
2015年11月28日(土) 14:00 県立近代美術館講堂 「RITA」&オペラ・ガラ・コンサート 
2015年11月28日(土) 14:00 越後森林館 二台のチェンバロコンサート
2015年11月28日(土) 17:00 柏崎市文化会館アルフォーレ大ホール クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル 2015
2015年11月29日(日) 14:00 カトリック新潟教会聖堂 瑠璃の会 第7回パイプオルガン発表会
2015年11月29日(日) 14:00 三条東公民館 冬を迎えて古楽器で愉しむアラカルトライブ
2015年11月29日(日) 14:00 妙高市文化ホール 白狐~そしてオペラの魅力
33件でした。12月も頑張ります。
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東京交響楽団第93回新潟定期演奏会

2015年11月29日(日) 17:00 りゅーとぴあコンサートホール 東京交響楽団第93回新潟定期演奏会

ザ・ヴィオラ・イン・マイ・ライフⅡ~ヴィオラと6つの楽器のための/フェルドマン
弦楽器 と打楽器とチェレスタのための音楽 sz.106/バルトーク
 第1楽章:アンダンテ・トランクィロ
 第2楽章:アレグロ
 第3楽章:アダージョ
 第4楽章:アレグロ・モルト
交響曲第8番 ト長調 作品88/ドヴォルザーク
 第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ
 第2楽章:アダージョ
 第3楽章:アレグレット・グラツィオーソ
 第4楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポ

東京交響楽団(管弦楽)
ジョナサン・ノット(指揮)

コンビニでちょっとおやつを食べてから、りゅーとぴあへ。
感想は、「近現代と国民楽派、2つの響きの豊穣に酔いしれる」です。
まずはフェルドマン。荒涼とした幽玄の世界が広がり、その中に聞こえるヴィオラのモノローグ。6人の奏者で点描される音のリトグラフがホールを支配し、静寂の美を描き出しました。続くバルトークでは、重なり合う弦が不気味にうごめく1楽章。波状攻撃をかけ、素早く蠕動する2楽章。拍子木のごとき木琴の打音から、妖しく胎動する薄衣(うすぎぬ)の響きがゆらめく3楽章。澄んだ大気が踊り出し、終局へ向かう4楽章。そのすべてを鮮やかに描写し、彩りを切り取って、透き通る濁りを届けてくれました。
休憩を挟んで後半はドヴォルザーク。くっきりと輪郭を縁取り、豊かに歌って、勢いを増すアレグロ。たっぷりと足取りを進めるアダージョ。優雅に舞い踊るアレグレット。熱狂の祭りと胸を締め付ける切なさで魅了するフィナーレ。なじみ深いこの曲を新鮮に輝かせて、客席を沸かしました。
何度も指揮者が呼び返され、皆でこの素晴らしい演奏会を大いに讃えました。
かねてより評判の高いノットですが、今回も期待にたがわぬ、いやそれ以上の魅力で新潟のファンを熱くさせ、大盛況に終わったことに安堵して、心弾ませて、帰路につきました。

プロジェクトリュリ第8回演奏会 「リュリ賛」

2015年11月29日(日) 14:00 だいしホール プロジェクトリュリ第8回演奏会 「リュリ賛」

四声のソナタ曲集から第6番/パーセル
「趣味の和、または新しいコンセール第6番」/F.クープラン
 Gravement-Allemande-Sarabande-Air de diable-Sicilienne
カンタータ「パンとシランクス」/モンテクレール
 Recit-Air-Recit-Lent et mesure-modere-Recit-Air-Recit-Air-air
アポテオーズの名を持つコンセール~比類無きリュリ氏の思い出に「リュリ賛」/F.クープラン

風間左智(S)
佐野正俊、庄司愛(Vn)
師岡雪子(Cemb)
中山徹(Gamb)

大急ぎでだいしホールへ駆け込み、開演5分前に着席。
感想は、「典雅な調べに心落ち着ける」です。
まずはパーセルの「ソナタ第6番」。2本のヴァイオリン、ガンバとチェンバロから立ち上る馥郁(ふくいく)たる香りが漂い、穏やかに冒頭を飾りました。続くクープランの「コンセール第6番」ではヴァイオリンが一人抜け、緩急を使い分けたいぶし銀の輝きで舞を踊りました。前半最後はモンテクレールのカンタータ「パンとシランクス」。ソプラノが登場し、柔らかで澄んだ歌声が悲しみや喜びを表情豊かに演じ分け、生き生きと盛り上げて、喝采を浴びました。
休憩を挟んで後半は、本日のメイン、クープランの「リュリ賛」。表題が楽章の前に日本語とフランス語で朗読されるスタイルで始まったこの曲では、仏蘭西と伊太利の味わいが入り混じり、端正で簡潔な表現で、作曲家にまつわる物語を表しました。トリオソナタが華やかに終わると、会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールはブクステフーデの「カンタータ」。優しく歌われて、穏やかに終演となりました。
年1回のペースで、なかなか聞けない古い音楽を聞かせて頂けるこのコンサートは、貴重なものであり、今後も末永く続くことを願って、りゅーとぴあへ戻りました。

東響ロビーコンサート ~弦楽六重奏~

2015年11月29日(日) 13:00 りゅーとぴあコンサートホールホワイエ 東響ロビーコンサート ~弦楽六重奏~

弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」作品70/チャイコフスキー
 第1楽章 アレグロ・コン・スピリット
 第2楽章 アダージョ・カンタービレ・エ・コン・モート
 第3楽章 アレグレット・モデラート
 第4楽章 アレグロ・コン・ブリオ・エ・ヴィヴァーチェ

竹田詩織、土屋杏子(Vn)
青木篤子、大角彩(Va)
伊藤文嗣、大宮理人(Vc)

午前中は久々にゆっくりして、昼食を取ってから、コンチェルトさんへ寄って、りゅーとぴあへ。
感想は、「溢れる音の洪水に飲み込まれる」です。気合一閃、繰り出されるアレグロは憂いを帯びた旋律、刻む内声、唸りを上げる低音が一体となって、熱いエネルギーで推進し、一気呵成に迫力を持って駆け抜けました。続くアダージョでは厚い前奏から、ピツィカートの踏み石の上をメロディが美しく流れ、叙情を歌い上げると、そろりと入ったアレグレットで、巧みにスルー・パスを回しながら、優美な舞を披露し、北国の翳りを秘めたフィナーレでは、華やかに調べを奏でて、圧倒的な合奏で素晴らしいエンディングを迎えました。会場からは大きな拍手が贈られ、2度のカーテンコールがあって、盛況のうちに終演となりました。
夜の定期演奏会へのお誘いの意味もあるロビーコンサートで、このような直球、いや剛速球といえるようなアツいチャイコフスキーが聞けることは大変な喜びであり、これだけでお腹いっぱいになってしましそうなボリュームに感謝して、だいしホールへ向かいました。

新潟市美術館ミュージアム・コンサート 交わる地平・響き合う個性

2015年11月28日(土) 19:00 新潟市美術館 コレクション展Ⅱ「東と西が出会うとき」会場 新潟市美術館ミュージアム・コンサート 交わる地平・響き合う個性

富士/川嶋哲郎
ちゅら玉/ 〃
あの日への道のり/近藤達郎
オーバー・ザ・レインボウ/アーレン
へちま/高橋新吉 詩 竹澤悦子 曲
陸に上がる―カメのうた

川嶋哲郎(Sax,Fl)
竹澤悦子(箏、地歌三味線)

仕事を終えて会場へ。開演45分前に到着。
感想は、「たくさんの絵に囲まれて聞く洋の東西と時代を超えた共演に酔う」です。
まずは「富士」。低くつま弾かれる糸から広がる音の草原の上を、白くたなびく息吹が漂い、和と洋がくっきりと対峙しました。続く「ちゅら玉」では乱れる箏の導きから、ソプラノサックスがはるか琉球の調べを交えて、即興が交差しました。次の「あの日への道のり」は寄せるさざ波に持ち替えられたフルートが寄り添い、鋭くも柔らかに奏でられました。ここでお互いのソロが2曲。いびつに変形されたアルトの叫びのなかに旋律が見え隠れする「オーバー・ザ・レインボウ」。繊細で美しく弾かれる三味線にダダイズムの地歌が伝統的に歌われる「へちま」。技の切れに息を飲みました。プログラム最後は「陸に上がる―カメのうた」。ゆっくりと進む十七弦の足取りに乗って、うめき悶える管の声音(こわね)が蠕動(ぜんどう)し、取り乱(みだ)す絃と相まって、協奏の高みへ登りつめました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールはアルトと地歌で「竹田の子守歌」を、アヴァンギャルドな伴奏に載せて、素直に歌い上げ、過激な懐かしさのうちに終演となりました。
広々とした美術展の会場で、鮮やかに繰り広げられる和洋のデュオの素晴らしい演奏に心つかまれ、陶然とした気持ちを携(たずさ)えて、雨の中を帰路につきました。

柳都ウインドアンサンブル第9回定期演奏会

2015年11月27日(金) 18:30 新潟市民プラザ 柳都ウインドアンサンブル第9回定期演奏会

【第1部】
1.2015年度吹奏楽コンクール課題曲
 Ⅳ マーチ「プロヴァンスの風」/田坂直樹
2.イギリス民謡組曲/ヴォーン・ウィリアムズ
3.吹奏楽による「ドラゴンクエストⅠ~Ⅲ」より/すぎやまこういち 真島俊夫 編
【第2部】
4.吹奏楽のための犬夜叉/和田薫
5,名探偵コナンメインテーマ/大野克夫 宮川成治 編
6.ディズニー・プリンセス・メドレー/メンケン他 鈴木英史 編
7.銀河鉄道999/タケカワ・ユキヒデ 樽屋雅徳 編
8.「千と千尋の神隠し」ハイライト/久石譲 遠藤幸夫 編

仕事を終えて、NEXT21のエレヴェーターを昇って、市民プラザへ。開演15分前に到着。
感想は、「若さの迸(ほとばし)りを全身で受け止める」です。
まずは課題曲Ⅳ。勢いよく飛び出して、オープニングを飾りました。続く「イギリス民謡組曲」では、小気味よく「日曜日には十七歳」を仕上げると、「私の素敵な人」を優しく歌い、「サマセットの民謡」を生き生きと奏でて、喝采を浴びました。前半の最後は「ドラゴンクエストⅠ~Ⅲ」からの組曲。序曲仕立ての始まりから、ゆったりと流れ、勇ましく叫び、緩やかに柔らかに彷徨い、勇敢に戦い、高らかに凱旋の歌を謳歌しました。
休憩を挟んで後半は「吹奏楽のための犬夜叉」からスタート。大らかに息吹を響かせ、堂々と魂を吹き込みました。次の「名探偵コナンメインテーマ」では、スタイリッシュなノリでグルーブを生み出し、エネルギーを伝えてくれました。雰囲気を変えての「ディズニー・プリンセス・メドレー」は旋律美を際立たせて、まろやかに蕩(とろ)けるように音楽を届けてくれました。第9回にちなんだ「銀河鉄道999」では、バンドが一体となってホールを駆け抜けました。プログラム最後は「『千と千尋の神隠し』ハイライト」。朝霧に煙る風景の中を懐かしい歌声が生まれ出て、大きく広がって、おとぎ話の調べを紡いでくれました。最後の音が消えると、会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてアンコールが2曲。「ラデツキー行進曲」で会場を巻き込むと、「君の瞳に恋してる」で炸裂し、にぎにぎしく終演となりました。
日々研鑽を積む学生たちの若さ溢れる演奏を耳にして、音楽を楽しむことの原点を再認識させられた貴重なひとときであることを噛みしめて、家路につきました。

フランチェスコ・トリスターノ ピアノリサイタル

2015年11月26日(木) 19:00 りゅーとぴあコンサートホール フランチェスコ・トリスターノ ピアノリサイタル

パルティータ 第3番 イ短調 BWV827/J.S.バッハ
 ファンタジア
 アルマンド
 クーラント
 サラバンド
 ブルレスカ
 スケルツォ
 ジーグ
Kyeotp/トリスターノ
パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825/J.S.バッハ
 プレリュード
 アルマンド
 クーラント
 サラバンド
 メヌエット1
 メヌエット2
 ジーグ
ある風景の中で/ケージ
パルティータ 第6番 ホ短調/J.S.バッハ
 トッカータ
 アルマンド
 コレンテ
 エール
 サラバンド
 テンポ・ディ・ガボット
 ジーグ
ペトルーシュカからの3章/ストラヴィンスキー
 ロシアの踊り
 ペトルーシュカの部屋
 謝肉祭

フランチェスコ・トリスターノ(Pf)

仕事を終えてりゅーとぴあへ。開演40分前に到着。
感想は、「バッハと20世紀の音楽が作り出す灰色の極彩色に酔う」です。
まずはバッハの「パルティータ 第3番」。森の中の泉が湧き出るように囁(ささや)くピアノ。時を刻む右手に寡黙に寄り添う左手。規則正しく律動する舞曲たちが生き生きと描き出されました。続いて自作の「Kyeotp」。輝き出す鍵盤の響きに時折加わる弦への打撃、飽くことなく仕掛けられる惹句の波が楽器全体を包み、大きく広がって、彼方へと消え去りました。間髪を入れず飛び込んだ「パルティータ 第1番」。中央に参集し、端正に奏でられる楽音たちが、薄墨の彩りを放って、シンプルに場面を更新しました。そのまま続けてケージの「ある風景の中で」。深みのある小石がぽつぽつと置かれ、幽玄を導いて、静寂へ誘(いざな)いました。
休憩を挟んで後半は「パルティータ 第6番」から。感情の発露が感じられる冒頭から、立ち止まり、また進んでいく様子を見せ、いつもようなの踊りを踊って、組曲を仕上げました。プログラム最後はストラヴィンスキーの「ペトルーシュカからの3章」。モノクロの華麗さでステップを踏むと、沈鬱な翳りを漂わせ、祝祭の虚しさを描写して、一撃で締めてくれました。
会場からはスタンディン・オベーションを含む大きな拍手が贈られ、見事なステージを称賛しました。それに応えてのアンコールは自身の「ラ・フランシスカーナ」を披露して、にぎにぎしく終演となりました。
現代曲とバッハという一見遠い関係に見える曲たちが、実は1周回って、相似形を見せていることを教えてくれた演奏者に大いに感謝するとともに、関係の方々の奮闘にエールを贈りたいと思いながら、雨の帰り道を家へ急ぎました。

ちょっと気軽に和の響き vol.15

2015年11月25日(水) 13:30 りゅーとぴあスタジオA ちょっと気軽に和の響き vol.15

1.刹那/Asian Groove Nation
2.涙そうそう/BEGIN
3.朧月夜/岡野貞一
4.シンクロニシティ/Asian Groove Nation
5.woman/Asian Groove Nation
6.matsuri/Asian Groove Nation
7.桜/Asian Groove Nation

Asian Groove Nation
 辻本好美(尺八)
 砂川彩乃(Pf)

16km走って、少し休憩後、昼食を取って、りゅーとぴあへ。
感想は、「ジャパニーズ・テイストのフュージョン・バンドを快く味わう」です。
まずはオリジナルの「刹那」。ピアノが音の塊りを一つ一つ置いていくのを受けて、尺八が風を孕(はら)みながら、呻(うな)りをあげ、導入部を決めると、勢いを付けて走り出し、打鍵のビートに乗って、飛翔しました。続いて「涙そうそう」では、しみじみと濃口の風味で、仕立てあげてくれました。さらに「朧月夜」は馴染み深い童謡を、濃厚な息吹で味付けして、テーブルに載せました。再び自作に戻り「シンクロニシティ」。旋回する息遣いに、優しい鍵盤が合わせて、大らかな想いを届けてくれました。砂塵を上げて飛び込んだ「woman」では軽快に飛ばして、音楽を揺らすと、字余りな開始からの「matsuri」。都会の粋をまぶした気持ちの良いノリで楽しませてくれました。プログラム最後は、今年発売されたCDのタイトル曲の「桜」。美しい旋律がその枝を伸ばし、心の大切な部分をそっと癒して、大樹へと育って行きました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「雪の華」。これからの季節を予感させる曲想が、今日の天候に寄り添って、胸に染みました。
"洋"のピアノと"和"の尺八でのユニットが、ブルース、ジャズ、ポップスなどの味わいを取り入れ、新しい響きを作って、我々に提供してくれることに感謝し、会場を後にしました。

新潟交響楽団第97回定期演奏会

2015年11月22日(日) 14:00 りゅーとぴあコンサートホール 新潟交響楽団第97回定期演奏会

小組曲/ドビュッシー(ビュッセル編)
バレエ音楽『三角帽子』第2組曲/ファリャ
組曲『展覧会の絵』/ムソルグスキー(ラヴェル編)

新潟交響楽団(管弦楽)
松沼俊彦(指揮)

午前中は久しぶりにゆっくりし、昼前に家を出て、コンチェルトさんへ寄ってから、りゅーとぴあへ。
感想は、「変化に富んだ熱い曲たちを楽しむ」です。
まずはドビュッシー。ふっと立ち上げるフルートからゆったりと流れる「小舟にて」。軽やかに躍り出て、大らかに舞い踊る「行列」。まろやかな木管が弦の旋律を彩る「メヌエット」。快活に飛び跳ねて、金管と打楽器が煌びやかに縁取る「バレエ」。優しくも華やかな「小組曲」を鮮やかに描き出してくれました。続くファリャでは、そよぐ風のような肌触りで聞かせる「隣人たちの踊り」。角笛の雄叫びが葦笛に引き継がれ、乾いた熱風を吹かせる弦楽の響きで押し切る「粉屋の踊り」。切り裂く閃光、追い上げる刻み、祝祭を盛り上げる総奏が鮮烈に鳴り響く「終幕の踊り」。時に繊細に、時に力強く音楽を作り上げ、西班牙の風を吹かせました。
休憩を挟んで後半はムソルグスキー。輝くトランペットの音色(ねいろ)に導かれて、分厚い息吹の層が重なる「第1プロムナード」。俊敏な動きを見せ、不気味に胎動する「グノーム」。のどかで柔らかな「第2プロムナード」。白金の滑らかさで魅了するサックスが印象的な「古城」。ざらっとした感触で通り過ぎる「第3プロムナード」。急ぎ足で駆け抜ける「テュイルリーの庭」。チューバの野太い足取りがずっしりと進む「ビドロ」。か細い笛の音(ね)からごわごわした樹皮のように成長する「第4プロムナード」。ひかぴかと光を放ちながら、ちょこまかと跳ねまわる「卵の殻をつけた雛の踊り」。威圧感を持って唸る低弦とキンキン声で応酬する喇叭がせめぎ合う「サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ」。急(せ)かすように早口で喋り捲る「リモージュの市場」。そのままよどみへ飛び込んで、苦痛の叫びをあげる「カタコンベ」。銅鑼の霧の中を寂し気に横切っていく「死せる言葉による死者への呼びかけ」。強引な強打であたりを蹴散らす「鶏の足の上に建つ小屋」。そして壮大で広がりを持つ「キエフの大門」。刻々と変化する曲想たちをしっかりと表現し、ささやいたかと思えば、大らかに歌い、さらに荘厳に合奏して、見事な「展覧会の絵」を作り上げました。
会場からは大きな拍手とブラヴォーが贈られ、それに応えてのアンコールはシャブリエの「楽しい行進曲」。ぶわっとはっちゃけて、にぎにぎしく終演となりました。
いずれも難曲である3つの組曲とがっぷり四つに取り組み、素晴らしい成果を上げたオーケストラと指揮者に対し、最大限のエールを送り、その健闘を声高らかに讃えたいと思います。

西新潟中央病院ロビーコンサート(第67回)

2015年11月18日(水) 14:30 西新潟中央病院 西新潟中央病院ロビーコンサート(第67回)

花のワルツ/チャイコフスキー
いつも何度でも/木村弓
いのちの名前/久石譲
愛の夢/リスト
タンゴ/シュニトケ
めぐる季節/久石譲
ルージュの伝言/荒井由実

若杉百合恵(Pf)
岩渕仁美(Cl)

一旦帰宅し、小休憩の後、会場へ。
感想は、「優しいピアノ、穏やかなクラリネットに癒される」です。
まずはクリスマスの時期ということで「花のワルツ」。楽し気に明るく、舞を踊ってくれました。続いて日本映画から「いつも何度でも」を素朴に柔らかく歌い、「いのちの名前」を大切に奏でて、安らぎを届けてくれました。さらに「愛の夢」。甘く切ない調べをたっぷりと、そしてくっきりと表して、楽しませてくれました。"ちょっと大人な"「タンゴ」では、憂いと陽気が交錯する旋律が鼓動を刻む伴奏に乗り、妖しく瞬いて、魅惑の時間を演出しました。最後の2曲は映画音楽に戻り、「めぐる季節」を沁みるように吹き、「ルージュの伝言」では弾みながらおどける鍵盤の奏での上を、ポップなメロディで駆け抜けました。
会場からは大きな拍手が贈られ、患者さん代表から大きな花束が贈呈されて、いい雰囲気のうちに終演となりました。
年末の足音がひたひたと迫りくるあわただしい季節が近づいていますが、それを忘れさせる、ほっこりとした時間を頂いて、幸せな気持ちで帰路につきました。