4月の予定

4月の予定です。

2016年4月1日(金) 19:30 ジャズ喫茶SWAN ボサコルデオン LIVE at SWAN ″Poisson d'avril"
2016年4月3日(日) 13:30 新潟市民プラザ 新潟楽所第3回春季公演 雅楽 管絃と舞楽
2016年4月7日(木) 19:00 新潟市音楽文化会館 丸太悠太 フルート・ピッコロ リサイタル
2016年4月10日(日) 14:00 りゅーとぴあコンサートホール 合唱団にいがた メサイア演奏会(オルガン版)
2016年4月14日(木) 19:00 スタジオスガマタ ピアノデュオ・ホルマ J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲(2台ピアノ版)
2016年4月17日(日) 14:00 トリオ・ベルガルモ 室内楽シリーズ No.16 ドゥムカ ウクライナから響く喜びと悲しみの歌
2016年4月20日(水) 12:20 新潟市役所1階市民ロビー 第287回ミニコンサート
2016年4月20日(水) 14:30 西新潟中央病院 西新潟中央病院ロビーコンサート(第70回)
2016年4月23日(土) 14:00 新発田市大友 宮村邸 櫻舞ひ絃奏づ
2016年4月28日(木) 19:30 りゅーとぴあコンサートホール ラ・フォル・ジュルネ新潟2016 オープニングコンサート
2016年4月29日(木) 18:45 新潟市音楽文化会館 ラ・フォル・ジュルネ新潟2016 ウィーン春の至福
2016年4月30日(土) 10:00 りゅーとぴあコンサートホール他 ラ・フォル・ジュルネ新潟2016 
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3月のまとめ

3月のまとめです。

行ったコンサート。
2016年3月6日(日) 14:00 新潟市秋葉区文化会館 ジョイント・コンサート ~りゅーとぴあアウトリーチ登録アーティストによる~
2016年3月9日(水) 19:00 りゅーとぴあ劇場 『従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行“――およそ語り得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならない”という言葉により何を殺し何を生きようと祈ったのか?という語り得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語』
2016年3月12日(土) 11:30 ヤマハ新潟店スペースY フルートフェア ミニコンサート
2016年3月12日(土) 14:00 だいしホール 関敦子 ピアノリサイタル
2016年3月12日(土) 19:00 ギャラリー蔵織 佐々木勇一 リュート&ギター コンサート
2016年3月15日(火) 19:00 砂丘館 ゾンビ音楽と夜空の律管
2016年3月16日(水) 12:20 新潟市役所1階市民ロビー 第286回ミニコンサート ~プレ古稀・二重唱の調べ~
2015年3月16日(水) 14:30 西新潟中央病院 西新潟中央病院ロビーコンサート(第68回)
2016年3月18日(金) 19:00 ヤマハ新潟店スペースY +One コンサート vol.1 春の歌声
2016年3月19日(土) 18:30 新潟市江南区文化会館音楽演劇ホール Revoir 第3回定期演奏会
2016年3月20日(日) 12:00 りゅーとぴあコンサートホール・ホワイエ 東響ロビー・コンサート 東京交響楽団ヴィオラセクション
2016年3月20日(日) 13:30 だいしホール 第20回クラリネットアンサンブルコンサート
2016年3月20日(日) 17:00 りゅーとぴあコンサートホール 東京交響楽団第94回新潟定期演奏会
2015年3月23日(水) 14:30 西新潟中央病院 西新潟中央病院ロビーコンサート(第69回)
2016年3月26日(土) 18:30 スタジオ・スガマタ 淺香みのりピアノリサイタル
2016年3月27日(日) 14:00 りゅーとぴあコンサートホール 新潟市ジュニア音楽教室第12回スプリングコンサート
2016年3月29日(火) 19:00 りゅーとぴあスタジオA パーカッションアンサンブル ゼロ 新潟公演Vol.1
17件でした。1月から通算37件でした。

行きたかったコンサート。
2016年3月5日(土) 14:00 だいしホール La feuille 新潟大学音楽科大学院生によるコンサート
2016年3月5日(土) 17:00 りゅーとぴあコンサートホール りゅーとぴあオペラ劇場 イタリア・オペラ 超名曲集
2016年3月5日(土) 18:00 りゅーとぴあスタジオA 新潟サクソフォーン協会第22回演奏会
2016年3月6日(日) 14:00 りゅーとぴあコンサートホール 平成27年度りゅーとぴあオルガン講座終了演奏会
2016年3月6日(日) 14:00 だいしホール 新潟リング・アンサンブル第16回定期演奏会
2016年3月6日(日) 15:00 聖籠町文化会館 東京混声合唱団メンバーによる特別演奏会 in 聖籠
2016年3月12日(土) 11:30 新潟市音楽文化会館 おんぶんリレーコンサート Special
2016年3月12日(土) 14:00 りゅーとぴあスタジオA 栄長敬子 ピアノリサイタル ピアノソナタからベートーヴェンを聴く vol.6
2016年3月12日(土) 14:00 長岡リリックホールコンサートホール 春を呼ぶハープ&オルガンコンサート
2016年3月13日(日) 11:00 新潟市音楽文化会館 おんぶんリレーコンサート Special
2016年3月13日(日) 11:30 ヤマハ新潟店スペースY フルートフェア ミニコンサート
2016年3月13日(日) 11:30 ヤマハ新潟店ピアノサロン ピアノサロン コンサート
2016年3月13日(日) 14:00 スタジオスガマタ 清水明日香 ピアノの調べ ~第2の故郷へ想いを寄せて~
2016年3月13日(日) 14:00 上越文化会館大ホール 上越交響楽団第76回定期演奏会
2016年3月15日(日) 19:00 上越文化会館中ホール 日本・リヒテンシュタイン公国 友好記念コンサート ヴァイオリン・チェロ・ピアノの共演
2016年3月19日(土) 13:30 村上市総合文化会館大ホール 歌って楽しむ懐かしき歌・美しき日本の調べ
2016年3月19日(土) 15:00 新発田市生涯学習センター しばたスプリングコンサート2016
2016年3月19日(土) 15:00 朝日酒造エントランスホール SanDoコンサート 春を呼ぶフルートの音色 ~フルート&ピアノ~
2016年3月19日(土) 19:00 コンチェルト インストアライブ 田口侑果 ピアノ
2016年3月27日(日) 14:00 だいしホール ラナンキュラス ヴォーカルコンサート vol.13
2016年3月30日(水) 12:00 りゅーとぴあコンサートホール ソプラノ柳本幸子&Niigata歌声ひろば<野ばら> 新発田歌声ひろば<ともしび> 第3回春の定期演奏会
21件でした。4月も頑張ります。

パーカッションアンサンブル ゼロ 新潟公演Vol.1

2016年3月29日(火) 19:00 りゅーとぴあスタジオA パーカッションアンサンブル ゼロ 新潟公演Vol.1

LITTLE SEA GONG/Farr
LOSA/Sejourne
三千院/York
2-Gather/Schmitt
Liber tango/Piazzolla
S/田中綾
日本のうたメドレー/日本古謡
~さくら ちゃっきり節 夕焼小焼 通りゃんせ ずいずいずっころばし~
CLAVIANAS BRASILEIAS(委嘱新作)/西原大樹

10km走り、昼食を取って、大幅に休憩し、コンチェルトさん経由でりゅーとぴあへ。
感想は、「沸き立つリズムの饗宴を楽しむ」です。
まずは「LITTLE SEA GONG」。4セットの様々なドラムたちが並んで奏でる精悍で一筋縄ではいかないマーチ。銀色に罫書(げが)くものや、飴色に膨らますものが、競い、交わって、生きいきとした律動を生み出しました。続いて2台のマリンバとラテン・パーカッションでの「LOSA」。憂愁の調べを、陽気で勢いのある脈動に乗せて届けてくれました。次は同じ編成で「三千院」。物憂い都会に降る雨のように細やかに打ち付けました。前半最後は「2-Gather」。金属的な羽音から導かれる大気に揺れが、輝かしい夜明けを運び、生命の鼓動を呼び出して、圧倒的な幕切れを伝えました。
休憩を挟んで後半はマリンバ独奏を2人が伴奏する「Liber tango」。ゆったりと立ち上がり、波立つ水槽の中で、歪められた音像が揺らめきました。続いては3人でシェーカ―を操る本日初演の「S」。擦(こす)れる砂がコミカルに踊り出し、けたたましい組体操が絶妙のコンビネーションで演技されました。趣きを変えての「日本のうたメドレー」では「さくら」が茫洋として緩やかに、「ちゃっきり節」が小気味よく、「夕焼小焼」を素直に、「通りゃんせ」を忙しく、「ずいずいずっころばし」をかっこよくプレイして、喜びをもたらしました。プログラム最後はこの日のために委嘱された「CLAVIANAS BRASILEIAS」。カラッと晴れた青空の元、原色が眩しい光景に、煌びやかに映える謝肉祭。明るい彩りで派手に囃し立て、大きな盛り上がりでにぎにぎしく、宴を閉じました。
客席からは大きな拍手が贈られ、それに応えて小物の打楽器が楽しく飾り立てる曲がアンコールされ、華やかに終演となりました。
新潟ではなかなかきけない打楽器アンサンブルが聞けることは、昔、手を染めたものには少なからず喜ばしいことであり、今後もまた開催されることを願って、会場を後にしました。

新潟市ジュニア音楽教室第12回スプリングコンサート

2016年3月27日(日) 14:00 りゅーとぴあコンサートホール 新潟市ジュニア音楽教室第12回スプリングコンサート

ロビーコンサート
 ジュニアオーケストラ教室
 【金管・打楽器アンサンブル】
  ファンファーレ/藤井裕子
 ジュニア邦楽合奏団
  ジブリメドレー さんぽ~風のとおりみち~いつもなんどでも/久石譲、木村弓 蓑田弘大編
 ジュニアオーケストラ教室
  【弦楽アンサンブル】
   ディヴェルティメント ニ長調 K136 第1楽章/モーツァルト
  【フルート・アンサンブル】
   碧い月の神話/石毛里佳
  【木管五重奏】
   3つの小品より 第1楽章/イベール
  【クラリネット・アンサンブル】
   クラリネット・ドルチェ/伊藤康英
 ジュニア合唱団
   夢路より/フォスター
   深い川/黒人霊歌 中山知子 訳詞 横山潤子編
   いのちの歌/Miyabi 詞 村松崇継 曲 横山潤子編

新潟市ジュニア邦楽教室
 初級合奏
  めぶき/川崎絵都夫
 中・上級合奏
  オーロラ/吉崎克彦
 全員合奏
  祭り幻想/川崎絵都夫

新潟市ジュニア合唱団
 【指揮 海野美栄 ピアノ 齋藤愛子】
  トム ドゥリィ/峯陽 詞 アメリカ民謡 小森昭宏編
  草原のマーチ/峯陽 詞 アメリカ民謡 越部信義編
  線路は続くよどこまでも/佐木敏作 詞 アメリカ民謡 小林秀雄編
  十人のインディアン/高田三九三 詞 アメリカ民謡 越部信義編
  ほがらか村長さん/西崎嘉太郎 詞 アメリカ民謡 宇野誠一郎編
  子やぎを連れて/中山知子 詞 アメリカ民謡 越部信義編
  わらの中の七面鳥/久野静夫 詞 アメリカ民謡 小森昭宏編
  おやすみ/中山知子 詞 アメリカ民謡 小森昭宏編
  アメイジング・グレイス J.ニュートン 詞 アメリカ民謡 源田俊一郎編
  「ニーダロス・ジャズ・ミサ」より/チルコット
   1.キリエ
   2.グロリア
   3.サンクトゥス
   4.アニュス・デイ

新潟市ジュニアオーケストラ教室
 A合奏【指揮 藤井裕子】
  オーケストラのための組曲/ルーマン
   1.アレグロ
   2.テンポ・ディ・メヌエット
   3.アレグロ
  喜歌劇「天国と地獄」序曲/オッフェンバック
 B合奏【指揮 松村秀明】
  ワルツ「南国のバラ」Op.388/J.シュトラウス
  カルメン組曲/ビゼー
   1.闘牛士
   2.前奏曲
   3.アラゴネーズ
   4.間奏曲
   5.セギディーリャ
   6.アルカラの竜騎兵
   7.衛兵の交代(合唱:ジュニア合唱団)
   8.ジプシーの踊り
合唱とオーケストラによる合同演奏
 【指揮 松村秀明】
  「唱歌」より/宮川彬良編
   1.どこかで春が
   2.鯉のぼり
   3.海
   4.村祭り
   5.スキー
   6.たき火
   7.ふるさと

10km走って、昼食を取ってから、コンチェルトさん経由りゅーとぴあへ。開演45分前に到着。
感想は、「ジュニアとは思えぬハイレベルな演奏と、純粋で清らかな魂の響きにテクニカル・ノックアウトを期す」です。
まずは本編開演前のロビーコンサートから。
1組目は、ホワイエの3階へ向かう階段上に陣取った金管・打楽器アンサンブルによる「ファンファーレ」。力強くも軽快にオープニングを飾りました。続いて邦楽合奏。乾いたお醤油味の「ジブリメドレー」を届けてくれました。次は弦楽アンサンブルでモーツァルト。「ディヴェルティメント」を颯爽と涼し気に弾いて、楽しませてくれました。3人でのこじんまりと登場したフルート・アンサンブルは、それぞれに競い合い、絡み合いながら、「碧い月の神話」を仕上げてくれました。5番目は木管五重奏。「3つの小品」の第1楽章をすっきりと端正に描き出しました。次のクラリネット・アンサンブルでは、打楽器も色を添えて、小粋な雰囲気で弾(はず)みました。ロビ・コン最後はジュニア合唱団。「夢路より」を透き通った声の矢で耳を打ち抜き、「深い川」で心に沁み込み、「いのちの歌」で隠してある涙のスイッチを訳もなく探し当てて、聴衆の胸を揺さぶりました。
ロビーコンサートがつつがなく終わり、席へ着くと、まもなく始まる本編。
まずはジュニア邦楽。初級合奏がのどかに大切に「めぶき」を奏でました。舞台転換後、中・上級合奏が「オーロラ」を。箏のさざめく波立ちが徐々に広がり、大きな奏でを形作ると、それぞれの独奏がそちこちに響き合い、次第に集まって、頂きへとなだれ込みました。そして打楽器までも入った全員合奏。霞経つように始まり、穏やかにまとまり、ゆったりと歩んで、子守唄や琉球の調べを纏(まと)い、江戸の風味を交えて、賑やかに囃(はや)し立て、楽し気に盛り上がって、にぎにぎしく締めてくれました。
続いてジュニア合唱団。照明が落とされ、蒼い光から照明が上がり、寂しげな様子でそれぞれ思い思いに座ったり立ったりして、ゆっくりと歌い出す「トム ドゥリィ」から軽快に動き出す「草原のマーチ」。元気よく連なって行進する「線路は続くよどこまでも」。10個のグループが順に立ち上がる「十人のインディアン」。愉快な村人の集いを描き出す「ほがらか村長さん」。軽々と弾んで声を合わせる「子やぎを連れて」。陽気に踊り交わす「わらの中の七面鳥」。撫でるように優しく諭す「おやすみ」。独唱から波紋のように広がる「アメージング・グレイス」。親しみやすさと明るさでアピールするアメリカ民謡を振り付けや動きを交えて、目と耳に訴えかけて、その良さを十二分に伝えてくれました。
一部メンバーが袖に下がり、精鋭で臨む「ニーダロス・ジャズ・ミサ」。ポピュラーな旋律にラテン語のミサが乗って、リズミカルに進む「キリエ」、明るくスイングする「グロリア」、落ち着いてブルージーな香りを漂わす「サンクトゥス」、翳りながらも豊かに歌われる「アニュス・デイ」。洗練された新大陸の味わいをもたらしてくれました。
休憩を挟んで後半はジュニア・オーケストラA合奏。ルーマンの「オーケストラのための組曲」では、アレグロを格調高く、メヌエットを趣(おもむき)を持って、フィナーレを堂々と届けてくれました。続く「天国と地獄」では"大騒ぎ"を整然としかも大喜びで弾(はじ)けました。
そしてB合奏は「南国のばら」から。優雅で蕩(とろ)けるように三拍子を決めて、舞踏会へと誘(いざな)いました。さらに「カルメン組曲」。派手やかに凛々しく「闘牛士」を鳴らすと、重々しく深刻そうに「前奏曲」を映し出し、ちょっと惚(とぼ)けたように「アラゴネーズ」を吹いて、美しく「間奏曲」を歌い、気まぐれに「セギディーリャ」を奏で、抜き足・差し足で「アルカラの竜騎兵」を進め、信号ラッパの交換から合唱を交えて「衛兵の交代」を歌いかわし、急き込んで走り出して「ジプシーの踊りを奮い立たせ、ビゼーのオペラの名旋律たちを名演奏で輝かせました。
プログラム最後はオーケストラと合唱の合同ステージ。宮川彬良編曲の「唱歌」。淡い暖かさを伝える「どこかで春が」、薫風に乗って大らかになびく「鯉のぼり」、穏やかに日差しを感じさせる「海」、賑わいを表(あらわ)して祝う「村祭り」、鮮やかな白銀を照らす「スキー」、ほっこりとしたぬくもりを呼ぶ「たき火」、そして邦楽合奏団も加わって、大所帯で懐かしさを運ぶ「ふるさと」。日本人の心の奥に眠る大切な想いをホールいっぱいに響かせて感動の終演となりました。
小学生から高校生までの音楽を楽しむ子供たちが、こんなにも素晴らしい成果を発表するこの催しが今後も続き、このような幸せな時間が未来へ続くことを祈って会場を後にしました。

淺香みのりピアノリサイタル

2016年3月26日(土) 18:30 スタジオ・スガマタ 淺香みのりピアノリサイタル 

前奏曲 第1集より/ドビュッシー
 第7曲 西風の見たもの
 第8曲 亜麻色の髪の乙女
幻想即興曲(遺作) 嬰ハ短調 Op.66/ショパン
ポロネーズ 第6番 変イ長調「英雄」Op.53/ 〃
スペイン狂詩曲 S.254 R.90/リスト
創作主題による変奏曲ニ長調 Op.21-1/ブラームス
ピアノソナタ第3番 ヘ短調 Op.11/シューマン

淺香みのり(Pf)

仕事を終えて、車を駐車場に入れて、急ぎ足でスタジオ・スガマタへ。開演15分前に到着。
感想は、「若さの発散するエネルギー全開のピアノを全身で受け止める」です。
まずはドビュッシーの「西風の見たもの」。湧き出る雲海の中を蠢(うごめ)くように見え隠れする稲妻。暗と明を対比させ、渦巻く流れを描写しました。続く「亜麻色の髪の乙女」では、鮮やかで儚(はかな)げに甘さを溶かして、穏やかに消え入りました。
次はショパンが2曲。内に秘めた想いが奔流のように溢れ出た後、一瞬の安らぎを経て、再び走り出す「幻想即興曲」。荒ぶる馬を気丈に乗りこなし、時に並足で通り過ぎると、雄々しくも高らかに駆け抜ける「英雄ポロネーズ」。前半にしてフル・ボルテージでの演奏で楽しませてくれました。
休憩を挟んで後半はリストから。「スペイン狂詩曲」では、跳ねる飛沫(しぶき)が煌めき、低く時を刻み、微光を振りまき、重厚に踊り、強烈に鳴らして、技巧の限りを尽くしました。
代わってはブラームスの「創作主題による変奏曲」。牧歌的に歌い出し、曇り空からやがて日差しが見えて、徐々に激情を放ち、憂愁を纏(まと)って、感情の波を綴りました。
最後はシューマンの「ピアノソナタ」。愁いを帯びた情動が揺れ動き、浪漫の香りを漂わせる第1楽章。重層的な音の壁が厚く覆いかぶさり、時に優しさを呟く第2楽章。影のある明るさで歩み、階段を昇りつめる第3楽章。勢いを持って激しく引き込む第4楽章。どの場面においても作曲者が持つ情熱を具現化し、燃え上がる炎のように生きいきと輝かせて、素晴らしい音楽を届けてくれました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールはドビュッシーの前奏曲から「霧」。淡い水彩画を描いて、爽やかに終演となりました。
迫力と表現の2つの面から大いに楽しませて頂いたこのリサイタルはまだ寒さの残る新潟の春を元気づけるみずみずしいものであり、今後もさらなる研鑽の成果を聞かせてくれることを期待して、会場を後にしました。

西新潟中央病院ロビーコンサート(第69回)

2015年3月23日(水) 14:30 西新潟中央病院 西新潟中央病院ロビーコンサート(第69回)

映像第1集より「水の反映」/ドビュッシー
ワルツ第7番 作品64#2/ショパン
アレグロ 作品8/シューマン

佐藤晴香(Pf)

10km走り、昼食を取って、少し休憩してから、西大通り経由で、西新潟中央病院へ。開演10分前に到着。
感想は、「若き音大生のボランティア精神に打たれる」です。
まずはドビュッシー。気まぐれな滴りや渦巻いて流れ出す気泡のように鍵盤が動いて、音楽を描き出しました。続いてはショパン。くっきりと明快に憂愁の調べを奏でて、楽しませてくれました。そしてシューマン。明るく、力強く、いくつもの表情を映し出し、想いを表して、アツく弾き切りました。会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールはモーツァルトの「トルコ行進曲」。チャーミングに弾(はず)んで、可愛らしく終演となりました。
日頃から音楽療法のサークルに所属し、介護施設でのボランティア演奏にも積極的に参加されており、この病院でも、過去に手術を受け、毎年この時期に検査入院をし、その際院内コンサートを開いているとことで、その志にいたく共感して、会場を後にしました。

東京交響楽団第94回新潟定期演奏会

2016年3月20日(日) 17:00 りゅーとぴあコンサートホール 東京交響楽団第94回新潟定期演奏会

レクイエム ニ短調 作品48/フォーレ
 Ⅰ.イントロイトゥス(入祭唱)
 Ⅱ.オフェルトリウム(奉納唱)
 Ⅲ.サンクトゥス(聖なるかな)
 Ⅳ.ピエ・イエス(ああ、イエスよ)
 Ⅴ.アニュス・デイ(神の子羊)
 Ⅵ.リベラ・メ(我を許したまえ)
 Ⅶ.イン・パラディスム(天国にて)
ピアノ協奏曲 ト長調/ラヴェル
 Ⅰ.Allegramente
 Ⅱ.Adagio assai
 Ⅲ.Presto
ラ・ヴァルス/ 〃
ボレロ/ 〃

萩原麻未(Pf)
森麻季(S)
甲斐栄次郎(Br)
足立さつき(合唱指揮)
にいがた東響コーラス(Chr)
東京交響楽団(管弦楽)
飯森範規(指揮)

一旦帰宅し、軽く腹ごしらえをして、ブログの下準備を行ってから、再度りゅーとぴあへ。
感想は、「フォーレ、ラヴェル・プログラムで近代フランス音楽の神髄に触れる」です。
まずは「レクイエム」。荘厳な音塊が鳴り響き、清明な合唱が歌い出すと、我々を教会の聖堂へ連れていき、霞経つ歌声を艶やかな器楽が縁取る「入祭唱」。朗唱とバリトン独唱が乾いた闇を端正に描き出す「奉納唱」。緩やかに、柔らかに息吹を放つ「聖なるかな」。ソプラノにオルガンが寄り添って、清らかに奏でる「ああ、イエスよ」。柔らかな弦に導かれて優しく唱和する「神の子羊」。独唱が胸に迫る切なさを綴り、鋼の響きで吠える総奏を過ぎて、再度調べを合唱で和して、バリトンへつなげる「我を許したまえ」。光の喜びを淡い彩りで奏でる「天国にて」。聞くものの心を浄化して、この世の穢れを洗い流しました。
休憩を挟んで後半はラヴェル。ソリストが登場してのピアノ協奏曲から。さざめく水面(みなも)をかき乱して流れ出す奔流に絡みつく、色とりどりの煌めきが眩しいアレグラメント。ひっそりと呟(つぶや)くピアノをそっと色付ける木管が印象的なアダージョ。急き込む鍵盤を奇妙な輝きで照らし、不可思議な装飾で化粧を施す管弦楽が、万華鏡のように咲き誇って音の絵画を描き出すプレスト。今までとらえどころのなかったこの曲の真の姿を映し出し、その良さをはっきりと伝えてくれました。幾度となくカーテンコールが行われても拍手が鳴りやまず、ソリスト・アンコールとして「亜麻色の髪の乙女」が淡く美しく奏でられて、独奏者への喝采が収まりました。
続いて「ラ・ヴァルス」。うねうねと蠢(うごめ)く蠕動(ぜんどう)に、覆いかぶせるように歌い出す極上の円舞曲。儚(はかな)げに揺らめき、おおらかにうねり、時にはじけ飛んで、幻(まぼろし)の舞踏会を映し出しました。そして「ボレロ」。言わずと知れた小太鼓のささやきが、微(かす)かなる一歩を踏み出すと、まっすぐなフルート、艶やかなクラリネット、時に濁りを織り交ぜるオーボエ、煌めきを放つサックス、ピッコロとチェレスタの飾りを纏(まと)うホルン、鋭い切っ先を光らせるトランペット、千鳥足で揺れるトロンボーンとそれぞれに特徴的にソロを奏でながら、徐々にその体を増幅させて、頂きへ登りつめ、瞬時に崩壊して、華々しく曲を閉じました。
客席からは大きな拍手が贈られ、それぞれの独奏者を讃えて、にぎにぎしく終演となりました。
地元の合唱と作り上げられた前半、精緻でありながら生きいきと音楽を生み出して、作曲家の世界の素晴らしさを我々の心へ直球で届けた後半。年初にして今年のベスト登場と言いたくなるような見事な演奏で楽しませてくれた独唱者、合唱団、ピアニスト、オーケストラ、そして指揮者に感謝して、家路を急ぎました。

第20回クラリネットアンサンブルコンサート

2016年3月20日(日) 13:30 だいしホール 第20回クラリネットアンサンブルコンサート

Alto Alto
 アメイジンググレイス/イギリス民謡
 星に願いを/Harline 
  1st Alto 齊藤直美 2nd Alto 関根碧 3rd Alto 西山玲美
ORCHARD
 3つの魔法/高橋宏樹
  1st 藤井牧子 2nd 鳥羽香織 3rd 武田正志
アンサンブル・ベヴィトーレ
 ソナタ ト短調/アルビノーニ
  E♭ 高橋光江 1st 高橋正紀 2nd 下村智子 Bass 竹内綾子
長岡交響楽団
 カンタータ第208番より「羊は安らかに草を食み」/バッハ
  1st E♭ 鳥羽香織 2nd E♭ 高橋光江 B♭ 高橋正紀 Bass 齊藤直美
シティブラス越後
 吉本新喜劇のテーマ/金山徹
 ミュージカル・ショートコント「森のくまさん」/西大樹 
  E♭ 土屋則子 1st 中川菜穂 2nd 下村智子 3rd 佐藤みゆき Alto 西山玲美 Bass 辰口翔子、玉川裕司
アンサンブル青島
 サンバ・オスティナート/森田一浩
  1st 和田るり子 2nd 坂井裕香 3rd 高野こずえ 4th 関根碧 5th 袖山司 6th 日下部柾美 7th 永井雅子
新潟ウインドオーケストラ
 嵐影~7人のクラリネット奏者のために/片岡寛昌
  E♭ 木村あやめ 1st 佐藤優紀、伊藤澄江 2nd 小林美紅、中村さやか 3rd 工藤一規 4th 内山千里、山谷美里 1stBass 鈴木めぐみ 2ndBass 伊佐瞳
全体合奏
 コッペリアの円舞曲/ドリーブ
 ふるさとによる変奏曲/岡野貞一 小栗克裕
 オペラ「ファウスト」バレエ音楽よりⅠ、Ⅶ/グノー
  指揮 永井輝雄
  
りゅーとぴあを後に、チャリを飛ばしてだいしホールへ。開演40分前に到着。
感想は、「様々な種類のクラリネットが生み出す独特の味わいに浸(ひた)る」です。
1組目はアルト・クラリネットの三重奏から。「アメイジンググレイス」をゆったりとまろやかに、「星に願いを」を大切に憧れを込めて届けてくれました。
次はB♭管の三重奏。「3つの魔法」を楽しく弾んで駆け抜け、ちょっと憂鬱そうに沈み、細かく刻んで、急ぎ足で過ぎ去りました。
三番目はE♭、B♭二本、バス・クラリネットの四重奏。切なくもゆっくりと、翳りを纏(まと)って速く、穏やかに平静を保ち、頂から麓へ、次々と追いかけては絡んで、4つの楽章を飾りました。
1回目の休憩後、4番手はE♭二本、B♭とバス・クラの組み合わせ。しっかりと踏み固める上を美しく弾んで合わせ、その横を伸びやかに吹き抜けて、バッハの名曲を仕上げました。
続いてE♭からアルト、バスまでの7人編成。「吉本新喜劇」を分厚い響きで押し切ると、「森のくまさん」をゆるりと始め、徐々に速度を上げて、スイングし、琺瑯(ほうろう)の輝きで彩りました。
7番目はB♭の七重奏。さざ波が広がり、その上を漂う歌が揺蕩(たゆた)うと、不規則な刺激が不安をたきつけて、伯剌西爾の香りで乱舞しました。
アンサンブル最後は高音から低音までを11人で。ゆっくりとミステリアスに立ち上がり、重量のある足取りで揺らぎ、灰色の律動で塗り替え、一旦速度を落とすと、大きく躍動しました。
2回目の休憩の後は全体合奏、舞台上に所狭しと並んだなかには、巨大なコントラバス・クラリネットまで並び、壮観な眺めでの演奏は「コッペリアの円舞曲」から。均一な音色(ねいろ)の塊りが、親しみのある旋律を舞い踊りました。続いて「ふるさとによる変奏曲」では、美しい独奏から波紋のようにあたりへ広がり、懐かしさを湛えて、歌い上げました。プログラム最後は「『ファウスト』のバレエ音楽」。墨痕鮮やかな筆致で描き出す第1曲。アツく、けたたましく祭りを盛り上げる第7曲。全員の想いが一つとなって、クライマックスを作り出しました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「上を向いて歩こう」と「ロンドンデリーの歌」。迸(ほとばし)る熱気を覚まして、クールに終演となりました。
新潟県内のクラリネット奏者が集まってのこのコンサートも早20回を数え、参加団体の枠を超えて、交流が広がり、新たな音楽の流れを作り出すとても良い機会であることを確認して、会場を後にしました。

東響ロビー・コンサート 東京交響楽団ヴィオラセクション

2016年3月20日(日) 12:00 りゅーとぴあコンサートホール・ホワイエ 東響ロビー・コンサート 東京交響楽団ヴィオラセクション

ヴィオラと管弦楽のためのロマンス/ブルッフ・中村翔太郎編
4つのヴィオラのための幻想四重奏曲/ボウエン
鮫/ピアソラ

青木篤子、大角彩、小西応興、木村正貴(Va)

お彼岸のお参りを済ませて、コンビニのおにぎりで昼食をとり、りゅーとぴあへ。開演30分前に到着。
感想は、「豊かなヴィオラの四重奏に時を忘れる」です。
まずはブルッフ。まろやかで渋い味わいで、肥沃な音色(ねいろ)を漂わせ、旋律がそこかしこと飛び交(か)って、芳醇の時を与えました。続いてボウエン。非常に珍しいこの楽器のための四重奏。独奏が焙煎された甘さで響きの豊穣を伝えると、緩急入り混じった曲想を描き出し、快い手触りを残して、鮮やかに過ぎ去りました。そして最後はピアソラ。ちょっとワルそうなカッコよさで刻み、翳りを纏(まと)って、耳を引き付け、足早に駆け抜けました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「花が咲く」。様々な想いを胸に秘めて、しめやかに終演となりました。
なかなか聞けないヴィオラの合奏を短い時間ですがたっぷりと堪能し、その魅力にグッと心をつかまれて、名残惜しい気持ちで、次の公演の待つだいしホールへ急ぎました。

Revoir 第3回定期演奏会

2016年3月19日(土) 18:30 新潟市江南区文化会館音楽演劇ホール Revoir 第3回定期演奏会

ディヴェルティメント 二長調 K.136/モーツァルト
 第1楽章:Allegro
 第2楽章:Andante
 第3楽章:Presto
弦楽のためのディヴェルティメント Sz.113
 第1楽章:Allegro non troppo
 第2楽章:Molt adagio
 第3楽章:Allegro assai
死と乙女(弦楽合奏版)/シューベルト
 第1楽章:Allegro
 第2楽章:Andante con moto
 第3楽章:Scherzo Allegro molt
 第4楽章:Presto

ルヴォワール(弦楽合奏)

仕事を終えて、バイパスを江南区文化会館へ。開演15分前に到着。
感想は、「若き力の結集が織りなす音楽の結晶に聞きほれる」です。
まずはモーツァルト。ぐいぐいと進む推進力で流れるアレグロ、前向きに歩み、生命力をもって歌われるアンダンテ、弾(はず)むように駆け出すプレスト。生きいきと伸びやかさを伝えました。続いてはバルトーク。打って変わって硬質な響きで始まり、岩盤を思わせるごつい塊(かたま)りで飛ばし、様々な表情が入れ替わって、変化を楽しませる第1楽章、ひたひたと押し寄せ、じわじわと侵食する第2楽章、灰色の影を纏(まと)って、軽々と舞い踊る第3楽章。その全てで、高い壁を越え、困難と格闘し、頂きを目指して、勝利を勝ち取りました。
休憩を挟んで後半はシューベルト。力強くも悲愴な開始から技の限りを尽くして挑むアレグロ。緊張を保ちながら、穏やかに歌うアンダンテ、翳りを見せながらも波打つスケルツォ、急き込んで、息を弾ませ、最後の戦いに向かうプレスト。暗雲立ち込める曲想に負けることなく、若さの持つ活力を注ぎ込んで、見事な合奏を仕上げました。
客席からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールはバルトークの「ルーマニア民族舞曲」。味噌の風味漂う民謡の調べをこってりと、さらに勢いを増して弾き切り、にぎにぎしく終演となりました。
新潟市ジュニアオーケストラのかつての仲間たちが再度集(つど)い、音楽を作り上げていくことは、まことに意義深いものであり、その収斂の果実がこのような形で一般の公開されることは、喜ぶべきと思いますし、今後もさらに発展することを願うものであります。
たっぷりと余韻を楽しみながら、急いで帰路につきました。