7月の予定

7月の予定です。

2016年7月1日(金) 19:00 りゅーとぴあコンサートホール バーミンガム市交響楽団
2016年7月3日(日) 12:30 りゅーとぴあコンサートホールホワイエ 東響ロビーコンサート
2016年7月3日(日) 17:00 りゅーとぴあコンサートホール 東京交響楽団第96回新潟定期演奏会
2016年7月5日(火) 11:30 りゅーとぴあコンサートホール りゅーとぴあ・1コイン・コンサート 「愛らしく愉快な音色“ファゴット”」 
2016年7月6日(水) 19:00 りゅーとぴあコンサートホール アレクサンデル・ガジェヴ ピアノリサイタル
2016年7月9日(土) 18:30 りゅーとぴあコンサートホール 新潟大学管弦楽団第37回サマーコンサート
2016年7月10日(日) 14:00 スタジオかのん オペラ「ヘンゼルとグレーテル」
2016年7月13日(水) 13:30 澤クヮルテットコンサート ~目できく音、耳でみる絵~
2016年7月15日(金) 19:00 ヤマハ新潟店スペースY +One コンサート Vol.2 パーカッションの祭典
2016年7月16日(土) 19:00 朝日酒造エントランスホール SanDoコンサート 弦楽四重奏の世界
2016年7月22日(金) 19:00 りゅーとぴあコンサートホール スペイン国立管弦楽団
2016年7月23日(土) 12:00 ギャラリー蔵織 インストア蔵ライブ 薩摩琵琶
2016年7月23日(土) 19:00 りゅーとぴあスタジオA 第2回 B.O Quartet Sax Ensemble Concert
2016年7月28日(木) 19:00 新潟市音楽文化会館 TOKI弦楽四重奏団2016
2016年7月31日(日) 16:00 新発田市民文化会館 山形交響楽団新発田公演

7月も頑張ります。
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6月のまとめ

6月のまとめです。
行ったコンサート。
2016年6月1日(水) 19:00 スタジオスガマタ 藤井貴宏 オーボエ サロンコンサート
2016年6月3日(金) 19:00 りゅーとぴあスタジオA チェンバロ二重奏によるバッハ 「フーガの技法」
2016年6月5日(日) 14:00 胎内市産業文化会館 東京音楽大学シンフォニーオーケストラ in 胎内
2016年6月6日(月) 19:00 加茂文化会館 ウィーン少年合唱団コンサート
2016年6月10日(金) 19:00 りゅーとぴあスタジオA 月は東に日は西に ソプラノ、クラリネット、チェンバロ 三者が織りなす昼の音楽と夜の音楽
2016年6月11日(土) 14:00 りゅーとぴあコンサートホール ユンディ・リ ピアノリサイタル -ショパンを弾く-
2016年6月17日(金) 18:30 キッチン&カフェ コル キッチン&カフェ コル リニューアルオープン記念コンサート
2016年6月18日(土) 14:00 ヤマハミュージック新潟店 7階スペースY ヴァイオリン&チェロによるミニコンサート
2016年6月18日(土) 17:00 りゅーとぴあ劇場 Noism 劇的舞踊 vol.3「ラ・バヤデール-幻の国」
2016年6月19日(日) 11:30 ヤマハミュージック新潟店 7階 スペースY ヴァイオリン&チェロによるミニコンサート
2016年6月19日(日) 14:00 新潟県民会館大ホール 新潟交響楽団第98回定期演奏会
2016年6月23日(木) 19:00 りゅーとぴあコンサートホール トン・コープマン パイプオルガンリサイタル
2016年6月24日(金) 19:00 りゅーとぴあスタジオA 風景旋律 vol.7 ~みずのある風景~
2016年6月26日(日) 11:30 ヤマハミュージック新潟 1階グランドピアノサロン オーボエ&ピアノ サロンコンサート
2016年6月26日(日) 14:00 新潟市北区文化会館 北区フィルハーモニー管弦楽団第5回定期演奏会
2016年6月28日(火) 19:00 新潟県民会館大ホール ローマ・イタリア歌劇団 ラ・ボエーム
16件でした。1月から通算102件でした。

行きたかったコンサート。
2016年6月4日(土) 13:30 内の倉ダム 第15回内の倉ダム・コンサート
2016年6月4日(土) 14:00 阿賀野市立吉田東伍記念博物館 吉田東伍生家 Togo Museum Ensemble 第18回演奏会
2016年6月5日(日) 14:00 新潟市音楽文化会館 第38回くにたちコンサート
2016年6月5日(日) 14:00 新発田市生涯学習センター 第8回 デュオ・ハヤシ リサイタル
2016年6月5日(日) 14:00 柏崎市文化会館大ホール 柏崎フィルハーモニー管弦楽団第10回しおかぜコンサート ~柏崎市民合唱団をお迎えして~
2016年6月5日(日) 14:00 リージョンプラザ上越コンサートホール 歌とピアノのジョイントコンサート
2016年6月5日(日) 14:00 りゅーとぴあコンサートホール ジョン・健・ヌッツォ in リサイタル
2016年6月5日(日) 15:00 三条市中央公民館大ホール 小杉真二 南雲竜太郎 ピアノデュオコンサート2016
2016年6月11日(土) 11:00 新潟県政記念館 新潟県警察による防犯広報と音楽隊コンサート
2016年6月12日(日) 14:00 新潟市音楽文化会館 チェロ&ピアノ デュオリサイタル フランソワ・サルク&成嶋志保
2016年6月12日(日) 16:00 りゅーとぴあコンサートホール 茂木大輔のオーケストラ・コンサート No.12 アメリカからの望郷:ドヴォルジャーク
2016年6月16日(木) 11:30 りゅーとぴあコンサートホール りゅーとぴあ・1コイン・コンサート 「情熱的な響き“ヴァイオリン”」
2016年6月16日(木) 14:00 新潟市北区文化会館 お手軽100円コンサート アウトリーチ 「ハープ」
2016年6月18日(土) 14:00 新潟市江南区文化会館音楽演劇ホール 歌って楽しむ懐かしき歌・美しき日本の調べ
2016年6月18日(土) 15:00 朝日酒造エントランスホール SanDoコンサート クラリネットの魅力
2016年6月18日(土) 19:00 りゅーとぴあスタジオA 岩永善信ギターリサイタル
2016年6月19日(日) 10:00 新発田市民文化会館 市民コンサート2016
2016年6月19日(日) 13:30 ヒーリングホール 第14回リコーダーアンサンブルのつどい
2016年6月19日(日) 14:00 北区松浜 宝泉寺 松浜出身の音楽家たちから子供たちへ音楽のプレゼント
2016年6月21日(火) 17:45 新潟県立近代美術館 東京フィルコミュニティコンサート in 新潟県立近代美術館
2016年6月21日(火) 19:00 妙高市文化ホールホワイエB ワンコインコンサート2016 ーけやきの森の音楽館ー 木管楽器アラカルト
2016年6月23日(木) 14:00 新潟市黒埼市民会館 地中海の風 ~伝統と本能が脈動する音楽~
2016年6月25日(土) 14:30 りゅーとぴあスタジオA メープル・ストリング・アンサンブル第11回定期演奏会
2016年6月26日(日) 16:00 カトリック高田教会 バロックアンサンブル上越 2016年公演  われは行きて汝をこがれ求む
24件でした。7月も頑張ります。

ローマ・イタリア歌劇団 ラ・ボエーム

2016年6月28日(火) 19:00 新潟県民会館大ホール ローマ・イタリア歌劇団 ラ・ボエーム

作曲 ジャコモ・プッチーニ
台本 ジュゼッペ・ジャコーザ ルイージ・イッリカ
ラ・ボエーム(全4幕 オペラ)

指揮 カルロ・バッレスキ
演出 ジョルジョ・ボンジョヴァンニ
衣装 チェチリア・デ・アンジェリヌ
舞台装置 エルコーレ・ソルマーニ、マルツィオ・カルダロポリ
ミミ ナディーナ・カリスブル
ロドルフォ イヴァイロ・ミハイロフ
ムゼッタ サブリナ・コルテーゼ
マルチェッロ ロドリゴ・エステヴェス
ショナール トンナーゾ・バレア
コァリーネ エウジェニオ・ディ・リエート
ブノア/アルチンドロ マッシ・ミリアーノ・マンドッツィ
バルビニョール アメデオ・ディ・フーリア
児童合唱団 新潟市ジュニア合唱団
ローマ・イタリア歌劇団管弦楽団/合唱団

仕事を終えて、りゅーとぴあへ。開演40分前に到着。
感想は、「歌、管弦楽、児童合唱を含む合唱、演出、衣装、舞台装置、すべてが一体となって、連れて行かれる物語の世界に引き込まれる」です。
指揮棒が降りて、幕が上がり、配役が歌い出すとそこはもう19世紀のパリ。歌と管弦楽が一体となり、味わいのある屋根裏部屋での貧しくも楽しげな交友が描かれました。そしてヒロインの登場と詩人の恋が徐々に高まり、大きく燃え上がる様を映し出して、第一幕が閉じられました。
しばしの幕間を座席で待ち、音楽が始まると、クリスマスの酒場の情景、儚くも美しい街並みのもとで賑わう人々やはしゃぐ子供たち。愉しげに合唱し、波打つように入り乱れ、鮮やかに振舞って、場を盛り上げ、彩りを添えました。そこへ画家の元恋人が登場し、艶(あで)やかで派手な風情で、耳目を一手に集め、妖しくも華麗に歌唱して、画家との仲を取り戻し、第二幕はその役目を終え、合唱団、児童合唱のカーテンコールを披露して、休憩へと入りました。
冬の厳しさが描かれて始まった第三幕では、一転寂しさと辛(つら)い思いが交錯する場面が描写され、切々と別れへの階段を登る様子が胸を締め付けました。疑念と恨みが漂う前半から、ヒロインの病(やまい)への憐憫とそれゆえの決別への苦悩が綴られ、愛し合うがゆえの別離が嫋々と歌われました。
そして第四幕。冒頭の再現のような、しかし愛を失った翳(かげ)りに満たされた日々。そこへやってくるヒロインの最後。滑稽と悲哀が入り混じり、細々と萎(しぼ)んでいく命を懸命に支えようとする詩人たちの努力と穏やかに消えてく運命を悲色に塗りあげて、この歌劇の幕は降ろされました。
あるべきところに歌があり、それに寄り添う伴奏がひとつになって語られる台本、時に情景を描き、物語の動きを表す管弦楽とその間合いで物語を進める独唱。街の賑わいを形作り、人々の息吹を伝える合唱。生きいきと活気溢れる若さを表現する児童合唱。ホールの空間を欧羅巴の都市の風景に変えてしまう舞台装置。そしてオペラ全体を統括し、感動へと導く演出。すべてがこのひとときを素晴らしい芸術に昇華してくれて、我々をいつもとは違う世界へ招待してくれるかけがいのないものであり、唯一無二の体験を提供してくれました。
何回かのカーテンコールの後、冷めやらぬ興奮を残して、にぎにぎしく終演となりました。
このような楽しく、悲しく、感動的な舞台を見れたことに感謝して、家路を急ぎました。

北区フィルハーモニー管弦楽団第5回定期演奏会

2016年6月26日(日) 14:00 新潟市北区文化会館 北区フィルハーモニー管弦楽団第5回定期演奏会

大学祝典序曲 作品80/ブラームス
幻想序曲『ロメオとジュリエット』/チャイコフスキー
交響曲第5番 ハ短調『運命』作品67/ベートーヴェン

ヤマハ新潟を出て、昼食を取り、バイパスを一路北区文化会館へ。開演50分前に到着。
感想は、「地道に誠実に高みを目指す人々の営みがもたらす感動に胸がアツくなる」です。
開演を待つ入場の行列に並んでいると、その横でヴァイオリンを取り出し、やおら始まる「情熱大陸」。ヴィオラ、チェロなども加わって、まるでフラッシュ・モブのように行われるミニ・ミニ・ロビーコンサートが、この心を揺さぶる演奏会の予告編のように聴衆へプレゼントされました。
そして本編。まずはブラームス。斜のかかった網目越しに輝く灰色の行進。若さの躍動と迸(ほとばし)る熱気をばらまいて、大きく伸びあがり、響きを交わして、祝典を飾りました。続いてチャイコフスキー。木管の奏でる翳りを纏(まと)った聖歌が厳(おごそ)かに歌われ、たっぷりとした弓遣いで丁寧に綴られる弦楽の調べが作曲者特有の物悲しさを描き出すと、戦いの切っ先が火花を散らし、激情の波が大きく押し寄せて、やがて全てを流し去り、一瞬の焔(ほむら)を灯して、幕を閉じました。
休憩を挟んで後半は、ベートヴェンの「第五交響曲」。迫りくる暗雲と必死の形相で格闘し、息を呑むやり取りでがっぷり四つに組み伏せる第1楽章。穏やかに、肌理(きめ)の細かい手工芸を編み上げる第2楽章。抜き足差し足で歩み寄り、隙を見て追い立てる第3楽章。闘争に打ち勝ち、勢いを持って喜びを炸裂させる終楽章。緊密に構成された傑作を全員の力を結集して具現化し、想いの塊りを音に変え、楽聖の書いた総譜を見事な音の伽藍に仕上げて、大きな感動を聴衆へと与えました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールはグリーグの「過ぎにし春」。興奮を鎮めるかの如く、叙情を湛えて、安らかに終演となりました。
背伸びをせず、持てる力を十全に発揮して、良質な音楽を作り上げ、素晴らしいひとときを提供してくれたオーケストラ全員に感謝の念を捧げて、会場を後にしました。

オーボエ&ピアノ サロンコンサート

2016年6月26日(日) 11:30 ヤマハミュージック新潟 1階グランドピアノサロン オーボエ&ピアノ サロンコンサート

風笛/大島ミチル
ガブリエルのオーボエ/モリコーネ
バラード 第3番 変イ長調/ショパン
3つのロマンスより第1曲、第2曲/シューマン

渡辺茜(Ob)
小林浩子(Pf)

ゆっくりと休日の朝を過ごし、ヤマハミュージック新潟へ。開演30分前に到着。店内で雑誌等を見てから余裕を持って着席。
感想は、「親密なサロンの空間でオーボエの音色(ねいろ)とピアノの響きを楽しむ」です。
まずは「風笛」から。優しく懐かしげな旋律が大らかに流れて、晴れやかにオープニングを飾りました。続いて「ガブリエルのオーボエ」。葦笛のコクのある息吹を鍵盤が柔らかく支えて、味のある調べを届けてくれました。次はピアノのソロでショパンの「バラード 第3番」。瑞々しく始まり、くっきりと表情を刻み、広がりを持って、楽器を鳴らしました。短いプログラムの最後はシューマンの「3つのロマンスより第1曲、第2曲」。秋めいた日差しの中の木陰で過ごす昼下がりのように翳りをまとった第1番、ちょっと憂鬱な色合いで揺れる第2番。作曲者の想いを鮮やかに描き出しました。
楽器店のイベントという性格上、ここで終演となりましたが、店内の区切られたサロンで催されるコンサートとしては、上質の楽しみを与えてくれるとても良いひとときであり、上々の気分で次のコンサート会場へと向かいました。

風景旋律 vol.7 ~みずのある風景~

2016年6月24日(金) 19:00 りゅーとぴあスタジオA 風景旋律 vol.7 ~みずのある風景~

Scene 1
 みずは どこから
  森の奥へ続く1本道を
   木立の間を通り抜け
    もう少し先へと
     樹の幹には みずが脈々とながれ
      多くの生命を生み出す森は
       みずのふるさと
Scene 2
 みずは ここに
  1滴のみずのおと
   おだやかなみずのおと
    木々たちの囁きを映し出し
     心地よく揺れる みずの旋律
      誰もがみずのおとに耳を澄ます
Scene 3
 みずの ゆく先
  Earth
地球を旅するみず

 市橋靖子(Fl)
 川崎祥子(Pf)

仕事を終えてりゅーとぴあへ。開演40分前に到着。
感想は、「演奏、風景の投影、効果音、すべてを包むやさしさのぬくもりに癒される」です。
開演前から、森の情景が、かすかに聞こえる鳥の鳴き声とともに雰囲気を作り上げ、知らず知らずのうちに心は非日常の世界へと誘(いざな)われ、照明が落ちて2人が登場すると、快いピアノが透明に響き、「Lovin'you」や「IF WE HOLD ON TOGETHER」などの優しい調べをフルートが奏でて、日頃の緊張をゆっくりと溶かし、幸せな気分を連れてきました。鮮やかな緑が目を楽しませ、大らかに歌われる「Stand alone」が前を向き、心の中の雲を払って、快晴の空を運んでくれました。さらに端正で涼やかな息吹で軽やかに弾み、鍵盤の独奏も冴えわたって、視覚と聴覚の喜びをいっぱいに届けて、前半を締めくくりました。
コーヒーが提供された休憩を挟んで後半では、ピアノの周りにバルーン・アートが設(しつら)えられて、"みず"のイメージが強調され、鍵盤の呟きに乗って、Scene 2の幕が上がりました。ここで本邦初の曲「Simple Ripple」が披露され、生きいきと波紋を広げ、いたずらっぽくはしゃいで、水辺の戯れを描き出しました。そのまま「ひだまり」が、柔らかで暖かく風を運んで、安らぎを与えました。
そしてScene 3 の"みずのゆく先"。遥かなる海への想いを抱(いだ)いて、滔々(とうとう)と「Earth」を仕上げ、河口の画像がエンドロールを流すと、"Fin"の文字で、物語を語り終えました。
音楽と映像でなんとなく懐かしく美しい世界を築き上げ、大きく包み込んで、人々を幸せな気分へ導くこの公演は、唯一無二のものであり、今後もさらに素晴らしい形で継続していくことを願って、家路を急ぎました。

トン・コープマン パイプオルガンリサイタル

2016年6月23日(木) 19:00 りゅーとぴあコンサートホール トン・コープマン パイプオルガンリサイタル

トッカータ ヘ長調 BuxWV157/ブクステフーデ
わが魂よ、今ぞ主をたたえよ BuxWV214,215,213/ 〃
プレリューディウム ニ長調 BuxWV139/ 〃
大公の舞踏会 SwWV319/スヴェーリンク
エコーファンタジア イ短調 SwWV275/ 〃
イエスがクリスマスにお生まれになった時/ダカン
装いせよ、おお、魂よ BWV654/バッハ
目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声 BWV645/ 〃
幻想曲 ト長調 BWV572/ 〃
フーガ ト短調 BWV578/ 〃
天にまします我らの父よ BWV682/ 〃
我が神よ、われ心を汝に捧げん/ホミリウス
パッサカリア ハ短調 BWV582/バッハ

仕事を終えて、りゅーとぴあへ。開演40分前に到着。
感想は、「りゅーとぴあのオルガンが放つ新たな輝きに聞き入る」です。
まずはブクステフーデから。「トッカータ」が勢いを持って跳ねるように届けられると、「わが魂よ、今ぞ主をたたえよ 」がまろやかな金の響きで始められ、か細く囀(さえず)り、長く歌い、速足で駆け抜けました。「プレリューディウム」では曇り空から、ゆっくりと坂を上り、輝きを広げて、走り去りました。続いてスヴェーリンクが2曲。「大公の舞踏会」が濁りの混じる明るい音色(ねいろ)で鳴り始め、低い唸りを伴って、光を放ち、悠然と行進しました。さらに「エコーファンタジア」になると滑らかな肌触りの笛の音(ね)が様々に色を変えて、鳴り渡りました。次はダカン。「イエスがクリスマスにお生まれになった時」を軽いおどけた調子から、重厚で歯切れ良く刻んで、愉しげに仕上げました。前半最後はバッハ。「装いせよ、おお、魂よ」を柔らかい雲のごとく歌い出し、一転くっきりと明晰に表現して、変化をつけると、「目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声」を潤いのある息吹で弾(はず)んで聞かせ、「幻想曲」では硬めに縄を綯(な)い、次第に光を増し、響きの混沌を呼び起こして、華麗に曲を閉じました。
休憩を挟んで後半は、有名な「小フーガ」。すこし忙(せわ)しなく掛け合いが行われ、やがて入り乱れて、明るさを増しました。続く「天にまします我らの父よ」では神秘的な味わいで艶(つや)やかに奏でられ、ゆったりと歩みを進めました。ホミリウスの「我が神よ、われ心を汝に捧げん」になると悲色(ひいろ)の彩りで主題を重ね合い、そしてプログラム最後はバッハの「パッサカリア」。黄金の煌めきから、重く巨大な重量物が光彩の装飾を纏(まと)って、荘厳に動き出し、あたりを圧倒して、堂々と締めくくりました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてアンコールが3曲。バッハのコラール「主イエスよ、我は汝に呼ばわる」が哀しみを諭すように届けられ、ガバニーリュスの「第2旋法によるティエント」が焼け付くような暑さで弾かれ、最後はスカルラッティの「ソナタ ト長調」が可愛らしく奏でられて、好評のうちに終演となりました。
りゅーとぴあのオルガンから聞いたこともないような響きを導き出し、各声部を鮮やかに描き出して、素晴らしい感動を与えてくれた演奏者に感謝の念を抱きつつ、帰路に付きました。

新潟交響楽団第98回定期演奏会

2016年6月19日(日) 14:00 新潟県民会館大ホール 新潟交響楽団第98回定期演奏会

『ペールギュント』第1・2組曲より/グリーグ
幻想序曲『ロミオとジュリエット』/チャイコフスキー
交響曲第4番 ホ短調 Op.98/ブラームス

新潟交響楽団
伊藤翔(指揮)

ヤマハを後にして、昼食を取り、一旦戻って、一息ついてから、県民会館へ。開演30分前に到着。
感想は、「慎ましく質実剛健な力演を味わう」です。
まずは『ペールギュント』。勢いよく飛び込み、荒海を乗り切る「イングリッドの嘆き」。不気味な足取りで徐々に加速する「山の魔王の宮殿にて」。悲しみを癒すように切々と語られる「オーゼの死」。すっきりと晴れ上がる「朝」。翳りを纏(まと)いながらも、軽々と振る舞う「アラビアの踊り」。飄々と風を孕(はら)んで舞う「アニトラの踊り」。優しくも哀しげに遷(うつ)ろう「ソルヴェイグの歌」。グリークの組曲を編み直し、端正に仕上げて、楽しませてくれました。続いて幻想序曲『ロミオとジュリエット』。荘厳な賛美歌が沁みるように奏でられ、争いの予感が徐々に高まり、押し寄せ、そして過ぎ去ると、つかの間の安らぎが訪れ、しかし再びの戦いで傷つき、深く倒れ込んで、一瞬燃え上がり、息絶えました。
休憩を挟んで後半はブラームスの「交響曲第4番」。ため息の旋律で儚げに始まり、大海原に波浪が青くさざめき、急ぎ足で駆け込んで、ぶつかる寸前で止まる第1楽章。深く炒った茶葉が香り、レンガ色に染まる第2楽章。息せき切って追い上げ、高まりを響かせる第3楽章。力を溜(た)め、一つ一つじっくりと仕留めながら、厳格に追い詰める第4楽章。作曲家の執念を丁寧に音にして、影のある伽藍を組み上げました。
客席からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールはグリークの「過ぎにし春」。穏やかな寂寥を描いて、静々とした終演となりました。
手ごわい曲達としっかりと向き合い、確実にものにしていくその姿勢に敬意を表して、家路を急ぎました。

ヴァイオリン&チェロによるミニコンサート

2016年6月19日(日) 11:30 ヤマハミュージック新潟店 7階 スペースY ヴァイオリン&チェロによるミニコンサート

G線上のアリア/バッハ
ユモレスク/ドヴォルザーク
野ばら/ウェルナー
シチリアーノ/レスピーギ
アマポーラ/ラカジェ
情熱大陸/葉加瀬太郎

井口歩(Vn)
西村優輝(Vc)

ゆっくりと午前を過ごし、昼前にヤマハへ。開演30分前に到着。
感想は、「カジュアルな弦楽の響きを楽しむ」です。
まずは「G線上のアリア」から。2つの楽器が光と影のように交錯し、美しい旋律を彩りました。続いてヴァイオリンのソロで「ユモレスク」。端正で果汁たっぷりな音色(ねいろ)で楽しませてくれました。次はチェロの独奏でウェルナーの「野ばら」。ピッチカートが水滴を飛ばし、弓で厚く鳴らして、ドイツの調べを聞かせてくれました。デュオに戻って、レスピーギの「シシリア―ノ」。しっとりと始め、途中でポップに弾(はず)んで気分を変えてくれました。その雰囲気を引き継いで「アマポーラ」へ。踊るような拍子に乗って、甘く軽やかに届けてくれました。プログラム最後は「情熱大陸」。溢れる想いが流れ出て、アツく弾き切り、大きな拍手を受けました。それに応えてのアンコールは「花が咲く」。ヴァイオリンとチェロが掛け合いながら、願いの旋律を奏でて、しっとりと終演となりました。
ヤマハの弦楽器フェアのアトラクションとしてのコンサートですが、短い時間をフルに使ってその魅力を伝えてくれることに感謝して、会場を後にしました。

Noism 劇的舞踊 vol.3「ラ・バヤデール-幻の国」

2016年6月18日(土) 17:00 りゅーとぴあ劇場 Noism 劇的舞踊 vol.3「ラ・バヤデール-幻の国」

Casting
カリオン族
ミラン   井関佐和子
ヨンファ  梶田留以
踊り子   飯田利奈子、西岡ひなの、西澤真耶、鳥羽絢美
メンガイ族
バートル  中川賢
アンダル  チェン・リンイ
兵士    リン・シーピン
少年    田中須和子
マランシュ族
フイシュン たきいみき
侍女    浅海侑加、深井響子、秋山沙和、牧野彩季
ポーヤン  石原悠子
馬賊
タイラン  吉崎裕哉
シンニー  池ヶ谷奏
馬賊の男  佐藤琢哉、上田尚弘、高木眞慈
オロル人
ガルシン  奥野晃士
ヤンパオ人
ムラカミ  貴島豪
看護師   石原悠子

演出 金森穣
脚本 平田オリザ

ヤマハから戻り、ブログを上げて、りゅーとぴあへ。開演30分前に到着。
感想は、「異世界へ引き込まれる作品にただただ感動する」です。
客席の照明が落ちる前から、既に袖から配役が登場し、幕が上がると、そこは鮮やかなコントラストが支配する空間。役者が科白(せりふ)を凄みを込めて述懐すると、物語が動き出しました。響きをそのまま表した色たちが舞い、旋律の流れを可視化するカラダが雄弁に語り出して、それぞれの場面を描き出しました。現実の出来事が大きな山場を越えたところで第一幕終了。
休憩中も舞台上には影たちが彷徨い、暗くなるとともに声高に話しが進められ、そのまま第二幕へ。乱舞し、行きかい、挑発する幻影。夢とうつつが交錯して、気が付けば、そこは白日の元。残酷な現実と向かい合い、でもさらに夢想を追ってあがくひととき。そして迫りくるものとの闘いが訪れ、すべてが闇の中へ。
幕が下りて、暗闇が支配すると、客席からは大きな拍手が。カーテンコールが何度も行われ、にぎにぎしく終演となりました。
重く語られる脚本の縦糸を舞踊の横糸が空間に広げ、見事な芸術を編み上げて、終演後じわじわと感動が押し寄せるこの公演がこの後も各地へ向けて、飛び立って行くことに期待を込めて、家路を急ぎました。