11月のまとめ

11月のまとめです。
行ったコンサート。
2016年11月2日(水) 18:30 りゅーとぴあコンサートホール 三浦文彰 ヴァイオリン・リサイタル 
2016年11月4日(金) 18:30 モルゲンロート古町店 ドイツビールでホーダ・ヂ・ショーロ 
2016年11月6日(日) 11:00 燕喜館 百花繚乱 篠笛と花の響演 
2016年11月6日(日) 13:00 りゅーとぴあコンサートホールホワイエ 東響ロビー・コンサート 弦楽四重奏 
2016年11月6日(日) 14:00 だいしホール 新潟フルートアンサンブル・アカデミー第17回演奏会 
2016年11月6日(日) 17:00 りゅーとぴあコンサートホール 東京交響楽団第99回新潟定期演奏会 
2016年11月9日(水) 18:30 りゅーとぴあコンサートホール りゅーとぴあ特割コンサート ~東京交響楽団名曲コンサート~ 
2016年11月12日(土) 10:00 Dr.可児 第6回 Dr.可児 朝からクラシック♪コンサート 
2016年11月12日(土) 14:30 だいしホール 第51回新潟県音楽コンクール受賞者コンサート 
2016年11月12日(土) 18:45 りゅーとぴあコンサートホール 新潟室内合奏団第72回演奏会 
2016年11月16日(水) 12:20 新潟市役所1階市民ロビー 第294回ミニコンサート 夜空のジャズ 
2016年11月16日(水) 14:30 西新潟中央病院 西新潟中央病院ロビーコンサート(第78回) 
2016年11月16日(水) 20:30 SATO'S BAR SATO's BAR "Wednesday" LIVE 2016 小島健弘カルテット 
2016年11月19日(土) 19:30 新潟市音楽文化会館練習室1 バロックアンサンブル上越 新潟公演「われは行きて汝をこがれ求む」
2016年11月20日(日) 10:30 スタジオかのん スタジオかのん エンジョイシリーズ3 オカリナ&フルートコンサート
2016年11月20日(日) 14:00 りゅーとぴあコンサートホール 新潟交響楽団第99回定期演奏会
2016年11月23日(水)18:30 万代シルバーホテル4F サンセットラウンジバー Swing Musette Club(スウィングミュゼットクラブ)ラウンジライブ 2
2016年11月25日(金) 14:00 りゅーとぴあコンサートホール エルサレム交響楽団
2016年11月25日(金) 18:30 ヤマハ新潟店スペースY 越の風 vol.5
2016年11月26日(土) 18:30 医学町ビル GFGS Label 第1弾リリース記念 福島諭LIVE
2016年11月27日(日) 14:00 新潟市秋葉区文化会館 フルートアンサンブル du Reve コンサート vol.2
2016年11月29日(火) 19:00 ギャラリー蔵織 コンチェルトプレゼンツ夜会インストアライブ 飯田万里子 チェンバロ
21件でした。1月から通算203件でした。

行きたかったコンサート。
2016年11月3日(木) 14:00 りゅーとぴあコンサートホール ヴァレリー・アファナシエフ ピアノリサイタル
2016年11月3日(木) 14:00 りゅーとぴあスタジオA 中森千春&本間 優 デュオリサイタル
2016年11月3日(木) 14:00 新潟ユニゾンプラザ アモーレ・マルー 第2回グランドコンサート
2016年11月3日(木) 14:00 内野まちづくりセンター American Dream in Concert
2016年11月3日(木) 14:00 アオーレ長岡交流ホールA 坪内麗音 第3回ソプラノリサイタル
2016年11月5日(土) 13:30 上越文化会館大ホール 0歳児から大人まで楽しめる オーケストラ♪コンサート
2016年11月5日(土) 14:00 新潟市秋葉区文化会館 パーカッション ワンコインコンサート
2016年11月5日(土) 14:00 魚沼市小出郷文化会館大ホール ピアノトリオコンサート
2016年11月6日(日) 14:00 常明寺 常明寺 歌と室内楽のコンサート メゾソプラノ窪瑤子&室内楽アンサンブルZ
2016年11月6日(日) 19:00 ギャラリー蔵織 蔵の中のチャッパルズ
2016年11月12日(土) 14:00 東新潟教会 YYMINK第10回オルガンミニコンサート
2016年11月12日(土) 14:00 新潟県立近代美術館講堂 クラシックギター ジョイントコンサート 佐々木忠、畠山徳雄
2016年11月12日(土) 19:00 ホテルニューオータニ長岡 長岡フルートアンサンブル定期演奏会
2016年11月13日(日) 14:00 新潟市秋葉区文化会館練習室1 アンサンブルeau ロマンの馨 ~シューマンとブラームスの調べ~
2016年11月13日(日) 15:00 新潟県民会館 大ホール プラハ国立歌劇場オペラ ガラコンサート
2016年11月19日(土) 14:00 だいしホール 冬の午後のコンサート vol.5 ~特殊管の魅力~
2016年11月19日(土) 15:00 朝日酒造エントランスホール SanDoコンサート 弦楽五重奏 ~2台のヴィオラ~
2016年11月13日(日) 13:30 りゅーとぴあ能楽堂 山宮るり子 ハープリサイタル
2016年11月20日(日) 14:00 新潟市北区文化会館 北区フィルハーモニー管弦楽団 第6回ファミリーコンサート
2016年11月20日(日) 14:00 だいしホール 新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部音楽研究室有志による ジョイントコンサート
2016年11月23日(水) 11:00 りゅーとぴあスタジオA 風景旋律 vol.8 ~佐渡の自然を奏でる~ 
2016年11月23日(水) 14:00 りゅーとぴあコンサートホール 名古屋フィルハーモニー交響楽団新潟特別演奏会
2016年11月23日(水) 14:00 だいしホール プロジェクトリュリ第9回演奏会「リュリ氏の墓」
2016年11月23日(水) 14:00 カトリック新潟教会 瑠璃の会 第8回パイプオルガン発表会
2016年11月23日(水) 14:00 越後森林館 東京交響楽団首席奏者によるデュオコンサート
2016年11月25日(金) 14:00 りゅーとぴあスタジオA 情熱と憂愁のロマンティック★ノヴェンバーコンサート 仮面舞踏会への誘い
2016年11月26日(土) 19:00 チェコ少女合唱団 “イトロ” クリスマス・コンサート2016
2016年11月25日(金) 19:00 長岡リリックホールシアター オペラ「てかがみ」
2016年11月26日(土) 14:00 りゅーとぴあコンサートホール 仲道郁代ピアノ・リサイタル
2016年11月27日(日) 14:00 新潟市音楽文化会館 笛吹たちの祭典 Flutists 2016
2016年11月27日(日) 14:00 柏崎市文化会館大ホール 柏崎フィルハーモニー管弦楽団第24回定期演奏会
2016年11月27日(日) 15:30 加茂文化会館 白鳥の湖 全四幕
2016年11月27日(日) 17:00 新潟県政記念館 ヴェルディ「椿姫」 コンサートスタイル・ハイライト
31件でした。12月も頑張ります。
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コンチェルトプレゼンツ夜会インストアライブ 飯田万里子 チェンバロ

2016年11月29日(火) 19:00 ギャラリー蔵織 コンチェルトプレゼンツ夜会インストアライブ 飯田万里子 チェンバロ

風の谷のナウシカ~オープニングテーマ/久石譲
ホールニューワールド/メンケン
ソナタ K166/スカルラッティ
 〃  K513/ 〃
ジングルベルロック/ヘルムズ
サイレントイブ/辛島美登里
明日への手紙/池田綾子
三美神/デュフリ
パッサカリア/ヘンデル

仕事を終え、一旦帰宅し、自転車で蔵織へ。開演40分前に到着。
感想は、「まるで自宅の居間で聞いているようなアットホームなひとときを楽しむ」です。
まずは「風の谷のナウシカ」。歯切れ良い深さが沁みる序盤から、青空を想起させる拡がりを織りなし、鮮やかに冒頭を飾りました。続いて「ホールニューワールド」。澄んだ音色(ねいろ)で希望を掻き立て、優しく彩りました。ここでバロックに移ってスカルラッティの「ソナタ」が2曲。カークパトリック番号166は愁いを湛えて、繊細に縫い上げ、513では徐々に光を灯して、暗闇を照らし、網目を結い上げて、虚空に消えました。
ここでクリスマスに因(ちな)んで2曲。軽やかに弾(はず)んで、鈴の音(ね)で沸かす「ジングルベルロック」。淡い切なさをしみじみと綴る「サイレントイブ」。一足早い聖夜を届けてくれました。さらに「明日への手紙」を仄(ほの)かに甘く煌めかせて、喜びを伝えました。
ここから再びバロックで2曲。デュフリの「三美神」で鋭く尖(とが)った棘(とげ)を輝かせ、高く細かい装飾と、低く大らかな伴奏が追いかけ合い、寄り添って、肌理の細かい布帛(ふはく)を編み上げました。プログラム最後はヘンデルの「パッサカリア」。翳りを帯びた決意を表(あらわ)し、自在に移り変わり、山を登り、谷を下って、華麗なる伽藍を組み上げました。
客席からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「トモロウ」。爽やかに明るく振る舞って、にぎにぎしく終演となりました。
こじんまりとした蔵の中で、お気に入りのグッズが置かれ、リラックスした雰囲気の中、楽しげに執り行われた今回のインストアライブは、まるで演奏者の自宅に招かれて、ホームパーティーの余興として行われたような気分になる、大変快いひとときであり、それを体感させて頂いた皆様に感謝の意を捧げて、会場を後にしました。

フルートアンサンブル du Reve コンサート vol.2

2016年11月27日(日) 14:00 新潟市秋葉区文化会館 フルートアンサンブル du Reve コンサート vol.2

<第1部>
主題と変奏/パガニーニ
四重奏曲 Op.19/ライヒャ
タンゴエチュードよりNo.1、2、6/ピアソラ
<第2部>
夕焼け小焼け/草川信
虫の声/文部省唱歌
冬の星座/ヘイズ
プリンセス・マーメイド/三浦真理
<第3部>
3つの小品よりTOAN-YAN/フェルー
シンフォニエッタ~フルーティストの喜遊曲~/ロレンツォ
キャッツ/ペルトミュー
アルルの女 第2組曲/ビゼー

浅井守宏、安澤未咲、栗原茉莉子、佐藤未梨、手島尚子、渡辺優子(Fl)

10km走って、昼食を取ってから、バイパスを一路新津へ。開演45分前に到着。
感想は、「笛吹きたちの饗宴を楽しむ」です。
まずはパガニーニの「主題と変奏」。水音が跳ね、暖かい息吹が絡み合って、形を変え、淡い布帛(ふはく)を織り上げました。続いてライヒャの「四重奏曲」。ゆったりと優しく色を変え、楽しげに重なり合って、満ち溢れました。二重奏で届けられたピアソラの「タンゴエチュード」。細かく揺れて、微妙にずれ、やがて寄り添う第1曲。気怠(けだる)く揺蕩(たゆた)い、枯葉色に染め、温(ぬる)めに蛇行する第2曲。ふわふわと急ぎ、小さな疾風を伴いながら、競い合い、ゆるりと慰めて、浮遊する第6曲。南米の風を吹かせました。
1回目の休憩を挟んで第2部。薄霞(うすがすみ)の吐息で郷愁を伝える「夕焼け小焼け」。鳴き声が旋律を飾る「虫の声」。晴れ渡る切なさを、瑞々(みずみず)しく広げる「冬の星座」。親しみやすい調べで楽しませてくれました。4人になっての「プリンセス・マーメード」では各曲の冒頭にト書きを朗読する趣向で、光の壁で塗り込め、可愛げに踊り、キラキラと弾(はず)み、柔らかく美を描き、不可思議に溢れ、嬉しさを放ち、物憂(ものう)げに翳り、哀しみを連れて歩んで、物語を綴(つづ)りました。
2回目の休憩の後は独奏でフェルーの「3つの小品」より「TOAN-YAN」。ひらひらと舞い、互い違いに音色(ねいろ)を色付けして、お花畑を飛び回りました。次はロレンツォの「シンフォニエッタ」。日の出の光が急ぎ足で波打ち、滑らかに駆け出す「朝の奏楽とフゲッタ」。ゆったりと靄(もや)が立ち込め、甘やかに伸びあがる「牧神に捧げるセレナータ」。もくもくと立ち上がり、華やかに彩る「終曲」。奏での技を様々に繰り出して、響きの伽藍を組み上げました。さらにペルトミューの「キャッツ」では、「ペルサンブルー」を暗く懐かしげに啼き、「ピューマ」で元気に滑り出し、「シャモア」を洒落た装いで飾り、「リンクス」ではしょんぼりと内気に過ごし、「シャペルシュ」をひょこひょこと跳びはねさせて、猫たちを描写しました。プログラム最後はビゼーの「アルルの女」。長閑(のどか)な草原を大らかに滲(にじ)ませ、速足の郷愁を鼓動に乗せて届ける「パストラール」。大げさに嘆き、ため息をかすめて流れる哀愁で締め付ける「間奏曲」。泡立ちの中、美しく認(したた)め、胸の奥に迫る「メヌエット」。堂々と行進し、次々と追いかけて、大きく延び上がる「ファランドール」。名曲を6人で仕上げて、会場に満たしました。
客席からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「踊り明かそう」。流麗に吹き上げて、にぎにぎしく終演となりました。
いろいろな編成で趣向を凝らし、様々な曲想で彩りを変えて、喜びを届けてくれた奏者の皆様に感謝の意を表して、会場を後にしました。

GFGS Label 第1弾リリース記念 福島諭LIVE

2016年11月26日(土) 18:30 医学町ビル GFGS Label 第1弾リリース記念 福島諭LIVE

opening act by pal
《respice finem》/福島諭
 濱地潤一(S.Sax)
《筒風》for syakuhachi and computer/ 〃
 福島麗秋(尺八)
《patrinia yellow》for clarinet and computer/ 〃
 広瀬寿美(Cl)
《双晶Ⅰ》 for soprano saxophone soro/ 〃
 濱地潤一(S.Sax)
《an_Overture_for_the_still_unknown_band》/小柳雄一郎 福島諭
 福島諭(Pc)

仕事を終え、余裕を持って医学町ビルへ。。開演15分前に到着。
感想は、「立ち上(のぼ)る電子の煙にまみれる」です。
まずはオープニング・アクトのPAL。低いうねりが忍び寄り、海獣の泣き声が入り混じって、その姿を徐々に持ち上げ、やがて降り注ぐ蝉しぐれが鳴り響いて、まとわりつくようにあたりを満たしました。続いて未開の民族の打ち鳴らす太鼓の撥(ばち)さばきが聞こえ、強い一撃が執拗に繰り返し、湧き出す水が溢れ出し、気が付けばリズムの乱舞が入り乱れ、彼方の中空を彷徨って、猛獣のうなりを聞き、音達が戻ってきて、穏やかに収まり、じんわりと滲(にじ)み出し、混じり合って、混沌を迎え、渦を巻いて逆流し、潮が引くように立ち去りました。サンプラーによる演奏の最後はリリースされたCDのトラックのリアルタイム・リミックス。再生された音源が、灰色の雲を沸き立たせ、稲光(いなびかり)が交錯し、体を揺すって、轟き渡り、その影を隠しました。
ここからが本編。一本目はソプラノ・サックスとパソコンのデュオでの《respice finem》。息をもつかせぬ音色(ねいろ)の連鎖が細く複雑に絡み合い、延々と紡ぎ出されると、それを受けて端正ですっきりした木霊(こだま)が応え、繰り返されるやりとりが徐々に形を変えて、響き合い、応答を重ね合いました。
続いて尺八とで《筒風》。薄墨の息吹が流れ出し、雲海が層を成して漂い、分解し、誇張されて、羽音を削り、再び相見えて、儚げに消え去りました。
次はクラリネットとの共演で《patrinia yellow》。息を延ばし、ゆったりと呼吸する木管を、浮遊するようにその影が包み、切り刻まれた断片がその形を変えて寄り添い、空間に浮き出して、飛翔しました。眠りから覚めた葦笛がその声を取り戻すと、縁取りを重ね、鈴(りん)を打ち鳴らして、ともに歌い、揺蕩(たうた)うように霞みました。
ここでソプラノ・サックスによる《双晶Ⅰ》。ゆっくりと離陸し、大空に舞い上がり、高みへ駆け上がって、カリカリと錐揉(きりも)みし、周回路を飛ばして、一点へ萎(しぼ)み込みました。
最後はレーベルの主催者との共作がPCで演奏される《an_Overture_for_the_still_unknown_band》。騒めくリズムを縫い合わせ、形状を歪(ゆが)ませて、波打つようにくねらせて、白色の火花を散らせ、戦場(いくさば)を映し出しました。
機械達を駆使して、現実を切り貼りし、新たなる音像を切り開くこのような試みは、行く先に大きな成果を花咲かせる予感を秘め、さらなる高みを目指すものであることを確信して、爽やかに家路を急ぎました。

越の風 vol.5

2016年11月25日(金) 18:30 ヤマハ新潟店スペースY 越の風 vol.5

この世の風 第2番/阿部亮太郎
 倉澤桃子、伊藤由貴(Marb)
宮沢賢治「やまなし」~朗読とピアノによる/富山珠実
 若杉百合恵(Pf) 佐藤眞理子(語り)
クラリネットとピアノのための二つの小品/冨岡淳子
 広瀬寿美(Cl) 石井朋子(Pf)
ソプラノのための「静かな焔」/小西奈雅子
 小山瑠美子(S)
パラメシウム《Paramecium》マリンバ独奏のための/近藤裕子
 伊藤由貴(Marb)
《patrinia yellow》for Clarinet and Computer/福島諭
 広瀬寿美(Cl) 福島諭(PC)
《いつも夕焼けがある》和合亮一の詩による連作歌曲/後藤丹
 北住順子(S) 斎藤晴海(Pf)
音楽家のためのストレージ/木下大輔
 廣川抄子(Vn) 若杉百合恵(Pf)
ロシアの詩による4つの歌/遠藤雅夫
 Ⅰ そよ風(バーリモント 詩 伊東一郎 訳)
 Ⅱ 願い(プーシキン 詩 金子幸彦 訳)
 Ⅲ リラの花(ベケートワ 詩 伊東一郎 訳)
 Ⅳ 春の流れ(チュッチェッフ 詩 伊東一郎 訳)
 伊東舞(S) 斎藤晴海(Pf)
「Hika Ⅱ」/斎藤竜夫
 廣川抄子(Vn) 渋谷陽子(Vc) 石井朋子(Pf)

一旦帰宅し、少し休憩してから、ヤマハへ。開演20分前に到着。
感想は、「多くの世界初演を地元で楽しむ」です。
まずはマリンバ連弾での「この世の風 第2番」。水玉が跳ね、波紋が広がり、高く転がり、低く澱(よど)み、早鐘を打ち鳴らし、不安を呟き、可愛く弾(はず)んで、穏やかに閉じました。2番目は朗読とピアノによる「やまなし」。煌めく鍵盤が表情豊かな言葉を飾り、物語を綴りました。続いて「クラリネットとピアノのための二つの小品」。静かに流れ、忙(いそが)しく駆け出して、明るさを灯しました。4番手は「ソプラノのための『静かな焔』」。鈴(りん)が揺れ、長く言霊(ことだま)が伸び、様々に変転して、淡く輝きました。前半最後はマリンバ独奏で「パラメシウム《Paramecium》」。くっきりと刻み、細かい泡をまき散らし、暗雲を生じ、水滴が転がり、樹洞(うろ)を響かせて、くるりと着地しました。
休憩を挟んで後半は、「《patrinia yellow》for Clarinet and Computer」から。木管の息吹を取り込んだ電脳が、気流に寄り添い、紫煙を棚引かせ、電子の膜を張り巡らし、硝子(がらす)の破片を飛び散らせ、生身(なまみ)と現身(うつしみ)を溶け合わせて、無限の拡がりを演出しました。次は歌と鍵盤での「《いつも夕焼けがある》和合亮一の詩による連作歌曲」。不安の影を纏(まと)い、ゆっくりと歩ぎ出し、穏やかに波打ち、駆け出して、過ぎ去りました。8番目はヴァイオリンとピアノで「音楽家のためのストレージ」。人懐(ひとなつ)こく伸びやかな第1曲。懐かしげに駆け上げる第2曲。陽気に弾(はず)む第3曲。翳りを纏(まと)って飛ぶ第4曲。無邪気にスキップする第5曲。小声で訴える第6曲。元気にはしゃぐ第7曲。明快に提示されました。ラス前はソプラノとピアノで「ロシアの詩による4つの歌」。鰯雲のさなかで揺れる「そよ風」。灰色に気持ちを塗りかえる「願い」。黄土色に染め、水面を掻(か)き回す「リラの花」。古都の装いで、水が湧き出る「春の流れ」。潔(いさぎよ)く認(したた)めました。プログラム最後はピアノ三重奏で「『Hika Ⅱ』」。災厄を翳(かざ)し、透明な痛みを映し、密度高く断片化して、空へ放ちました。
生まれたばかりの曲達を間近に聞けるこの催しは、新たなる響きの提案を聞かせて頂ける貴重な現場であり、今後も末永く継続されることを願って、会場を後にしました。

エルサレム交響楽団

2016年11月25日(金) 14:00 りゅーとぴあコンサートホール エルサレム交響楽団

チェロ協奏曲 ロ短調 op.104/ドヴォルザーク
 第1楽章 Allegro
 第2楽章 Adagio ma non troppo
 第3楽章 Allergro moderato
交響曲第5番 嬰ハ短調
 第1楽章 葬送行進曲 精確な歩みで、厳格に、葬列のように
 第2楽章 嵐のように激して、最大の激しさで
 第3楽章 スケルツォ 力強く、速すぎないように
 第4楽章 アダージェット 非常にゆっくりと
 第5楽章 ロンド―フィナーレ

ドミトリ・ヤブロンスキー(Vc)
エルサレム交響楽団
西本智実(指揮)

所用を済ませ、10km走り、昼食を取ってから、りゅーとぴあへ。開演20分前に到着。
感想は、「重量級の名曲たちの渾身の演奏を楽しむ」です。
まずはドヴォルザーク。葡萄色の息吹がじわじわと広がって、舞台上を染め上げると、独奏が豊かな歌を奏で始め、その筆跡を渋く縁取る木管が印象的なアレグロ。切なげな嘆きが、穏やかな海のうねりに見え隠れするアダージョ。高速で周回するソロを豊穣なる伴奏が大らかに包み、美しくも切ない調べで嫋々(じょうじょう)と綴り、遅い午後の日ざしが照らす響きの壁を光らせ、急ぎ足で結末へ駆け抜けるフィナーレ。湧き出(いで)でる想いと郷愁を誘う旋律が心に沁みました。会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのソリストアンコールはサン=サーンスの「白鳥」。ハープを伴って、甘く届けられました。
休憩を挟んで後半は、マーラー。鋭く切れ込むトランペットから暗く輝く海原を描き、重い足取りで、荒れ狂う風雨の予感を彩る第1楽章。雷鳴と電光が渦巻く混沌を行き過ぎ、押し寄せる波に翻弄され、辛(つら)い道のりを乗り切る第2楽章。ざわついた舞いで弾(はず)み、夜半の谷間に月影を映し、煌めきが集合離散して、錆び付いた明るさが灯る第3楽章。淡い糖度でゆったりと延び、時に花びらを舞い散らせて、蕩(とろ)けるような優美さを伝える第4楽章。力任せに刻み、響きの欠片(かけら)を組み上げ、白い閃光を放ち、全力で死闘する第5楽章。全編に満ち溢れる闇と仄(ほの)かに霞(かす)む光明を描写し、地獄の底から、煉獄を通過し、楽園への道のりを示して、快感へと導きました。
聴衆は見事な成果に万雷の喝采を送り、何回もカーテンコールが行われて、にぎにぎしく終演となりました。
邦人の女性指揮者が率いる中東の聖地より来訪したオーケストラがここ新潟で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたことに感動し、喜ばしい気分で帰路につきました。

Swing Musette Club(スウィングミュゼットクラブ)ラウンジライブ 2

2016年11月23日(水)18:30 万代シルバーホテル4F サンセットラウンジバー Swing Musette Club(スウィングミュゼットクラブ)ラウンジライブ 2

Oriental Shuffle オリエンタル・シャッフル/Reinardt
Indifference つれなさ/Colombo
Padam...Padam パダン・パダン/Glanzberg & Content
Que reste-t-il de nos amours? 残されし恋には/Chaliac
Swing 42 スウィング 42/Reinardt
Tears ティアーズ/ 〃
Song Is You 歌は君/Kern
Les yeux noirs 黒い瞳
Manoir de mes reves 夢のお城/Reinardt
Sweet Georgia Brown スィート・ジョージア・ブラウン/Bernie & Pinkard
Honeysuckle Rose ハニーサックル・ローズ/Waller
Dinette ディネット/Reinardt
Dinah ダイナ/Akst
Swing valse スィング・ワルツ/Viseur
Minor Swing マイナー・スィング

Swing Musette Club
 田中トシユキ(Acc, Pf,Cl)   
 古川 穣(Gt) 
 さとうえみ(Gt,Vo)
 岡田保紀(Cb)

仕事を終えて、万代シルバーホテルへ。開演20分前に到着。
感想は、「ムードあるラウンジで大人の嗜(たしな)みを楽しむ」です。
まずは「オリエンタル・シャッフル」。長閑(のどか)な暖かさで弾(はず)み、揺れるような哀愁を奏でました。続いては「つれなさ」。忙(せわ)しく追い立て、細(こま)かく、悲しげにすすり泣いて、一気に駆け抜けました。次の「パダン・パダン」は、軽快に三拍子を弾(はず)ませ、よどみなく溢れる歌が奔流となって、劇的に高まりました。さらに「残されし恋には」では怜悧なピアノで始まり、物憂(ものう)げに動き出し、切なさを湛えて、安らぎを届けました。ここからはジャンゴ・ラインハルトが2曲。生きいきと鼓動を刻み、澄んだ明るさを鳴らす息吹が、乾いた音色(ねいろ)で行書(ぎょうしょ)する「スウィング 42」。低いつま弾きが足跡を残し、六弦が憂いをかき鳴らすと、木管が緩(ゆる)やかに弧を描く「ティアーズ」。ジプシー・スィングの魅力を伝えました。1セット目の最後を飾る「歌は君」。美しく軽やかに浮き立ち、心躍らせるビートで楽しませてくれました。
休憩を挟んで後半は、「黒い瞳」から。ピアノが前奏を煌めかせ、馴染みのメロディーを魅力的に崩すと、3人がリズミカルに走り出し、ソロ・ギターが妙技を見せて、クラリネットに繋ぎ、入り乱れて、結末へと向かいました。2曲目は「夢のお城」。田園風景の中をのんびりと、コク深く歩いて、ときによろめくと、穏やかに着地ました。次は歌が入った「ハニーサックル・ローズ」。濃い節回しで、味わい深く聞かせ、しかしノリ良く弾(はじ)けて、喝采を浴びました。ここで同じルーツを持つ曲が並べられ、「ディネット」が小粋に滑走して、疾風を巻き起こし、「ダイナ」ではほのぼのと浮かれました。終盤に差し掛かり、「スィング・ワルツ」が足早に迫ると、セットリスト最後は「マイナー・スィング」。メリハリを付けて際立ち、曲がりくねった軌道の上を快速で駆け抜けて、最高潮を演出しました。
客席からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「オール・オブ・ミー」。賑やかに華やいで、暖かな雰囲気で終演となりました。
万代にあるラウンジがセーヌ川のほとりに変わるひとときを楽しみ、肩ひじ張らないリラックスした空間を満喫して、晴れやかな気持ちで会場を後にしました。

新潟交響楽団第99回定期演奏会

2016年11月20日(日) 14:00 りゅーとぴあコンサートホール 新潟交響楽団第99回定期演奏会

ハンガリー狂詩曲第2番ハ短調/リスト ミュラー=ベルクハウス編 
トランペット協奏曲/アルチュニアン
舞踏組曲/バルトーク
バレエ『火の鳥』組曲(1919年版)/ストラヴィンスキー

関山幸弘(Tp)
新潟交響楽団
伊藤翔(指揮)

一旦帰宅し、昼食を取ってから、りゅーとぴあへ。開演25分前に到着。
感想は、「東欧と露西亜の往時に想いを馳せる」です。まずはリストの「ハンガリー狂詩曲第2番」。重々しく透明に始まり、すっきりと跳ねて、賑やかに祝祭を演じました。続いて独奏者が登場して、アルチュンアンの「トランペット協奏曲」。高らかに叫びを届け、颯爽と駆け抜け、時に怜悧に吹き抜けて、かっちりと決める第1楽章。抑えた音色(ねいろ)でゆったりと歌い、伸びやかに振舞う第2楽章。勢いを取り戻し、勇ましく進んで、華麗に技を繰り出す第3楽章。腕の冴えと豊かな歌心を伝えました。会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてソリストが選んだアンコールは「じょんがららっぱ」。北の調べを祭りに乗せて届けました。
休憩を挟んで後半は、バルトークの「舞踏組曲」から。低く滑稽に唸りながら歩き出し、一頻(ひとしき)り暴れると、弾(はじ)けながら走り出し、時折滑らかに吠え、筵旗(むしろばた)を振りかざし、激しく入り乱れ、お道化(どけ)ながら突進して、冷たい風を吹かせ、騒がしく踊り、塩辛く味付けし。代わる代わる跳ねまわって、山野を駆け巡りました。プログラム最後はストラヴィンスキーの「火の鳥」。ドロドロと地の底を這いまわり、透明な膜を羽搏(はばた)かせ、美しく奏で、不意を突いて不気味に舞い踊り、穏やかに通り過ぎ、霧の中から輝き出し、光の塊りを掲げて、大らかに締めくくりました。
聴衆は管弦楽の健闘を称え、それを受け、同じ作曲家の「サーカスポルカ」がアンコールされて、にぎにぎしく終演となりました。
近代の名曲たちに果敢に挑み、響きの彫像を作り上げた熱意に感動して、爽やかな気分で家路を急ぎました。

スタジオかのん エンジョイシリーズ3 オカリナ&フルートコンサート

2016年11月20日(日) 10:30 スタジオかのん スタジオかのん エンジョイシリーズ3 オカリナ&フルートコンサート

旅愁/オードウェイ
虹と雪のバラード/村井邦彦
春一番/穂口雄右
スーパーカリフラジリスティックエクスピリアードーシャス/シャーマン
広い河の岸辺/スコットランド民謡
瀬戸の花嫁/平尾昌晃
愛燦燦/小椋佳
今咲き誇る花たちよ/小渕健太郎

オカリナ・カフェテラス(Occ)
石田美幸(Occ,Fl)
かごしまけいこ(Pf)

朝食を取り、少し休憩してから、バイパスを一路巻へ。開演20分前に到着。
感想は、「暖かい雰囲気の中で優しい音色(ねいろ)に包まれる」です。
まずはオカリナ合奏とピアノで「旅愁」。柔らかな風があたりを覆(おお)い、部屋中を巡(めぐ)って、温かな息吹で満たしました。続いて「虹と雪のバラード」。素朴でくっきりと旋律を届け、大らかに憧れを歌いました。合奏の最後は「春一番」。涼しげに吹き渡り、ノリのいい伴奏と相まって、季節を巻き戻しました。
ここからはオカリナのソロ+ピアノ。最初は「スーパーカリフラジリスティックエクスピリアードーシャス」。楽しげに弾(はず)んで、ミュージカル映画の劇中歌がくるりと宙を舞いました。次の「広い河の岸辺」では、懐かしさを醸し出して、じんわりと胸に沁みる味わいを伝えました。フルートに持ち替えての「瀬戸の花嫁」。木の温(ぬく)もりで情感豊かに心に訴えると、最後は「愛燦燦」をしみじみと大切に響かせて、鍵盤の波の上を優雅に飛び交いました。
プログラム最後は再度全員で「今咲き誇る花たちよ」。切なさを纏(まと)い、想いを込めて声援を送りました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「もみじ」。郷愁を誘って、穏やかに終演となりました。
その後、出演者と観客ともども美味しいコーヒーとお菓子で歓談し、和やかな時間を過ごして、昼前に暇乞(いとまご)いをしました。
田園の中に位置する小さなスタジオで親しげな雰囲気で楽しく音楽が聞けるこの催しが今後も長く継続されることを願って、ハンドルを握りました。

バロックアンサンブル上越 新潟公演「われは行きて汝をこがれ求む」

2016年11月19日(土) 19:30 新潟市音楽文化会館練習室1 バロックアンサンブル上越 新潟公演「われは行きて汝をこがれ求む」


序曲(組曲)ホ長調 GWV437/グラウプナー
 序曲
 マーチ
 エア
 ガボット
 サラバンド
 エア
 ポロネーズ
 メヌエット、トリオ1、2
弦楽四重奏曲 イ長調 TWV40:200/テレマン
 Ⅰ.Affettuoso
 Ⅱ.Allegro/Adagio
 Ⅲ.Vivace
音楽の捧げ物 BWV1079より 3声のリチェルカーレ/J.S.バッハ
教会カンタータ第49番「われは行きて汝をこがれ求む」BWV49/J.S.バッハ
 第1曲 シンフォニア
 第2曲 バスアリア
 第3曲 ソプラノ、バスレチタティーヴォ
 第4曲 ソプラノアリア
 第5曲 ソプラノ、バスの対話レチタティーヴォ
 第6曲 独唱バスと合唱ソプラノ

長谷川みちる(S)
長谷川徹(Br)
藤原満(Ob)
奈良秀樹、伊野江利子(Vn)
渡辺みほ(Va)
上野敦子(Vc)
笠原恒則(Cemb)

仕事を終えて、一旦帰宅し、所用を済ませて、音楽文化会館へ。開演30分前に到着。
感想は、「こじんまりしたアンサンブルの親密な愉しみを味わう」です。
まずは"日本初演では?"と噂されるグラウプナーの「序曲 ホ長調」から。春風のような明るさでスキップし、軽快に追いかけあって、始めに戻る「序曲」。乾いた喜びで跳ねる「マーチ」。翳りを含んだ甘さでまったりと綴る「エア」。ほどよく速い足取りで舞う「ガボット」。ゆったりと揺れる「サラバンド」。ごつごつした塊りの上を爽やかに流れる二度目の「エア」。味わい深い旨味を太く書き記(しる)す「ポロネーズ」。大またで歩き、まろやかに歌い、大らかに集める「メヌエット」。弦楽とオーボエ・ダモーレにより、300年の時を超えて、ここ新潟に蘇(よみがえ)りました。続いてテレマンの「弦楽四重奏曲」。ゆっくりと美しく艶やかに描き出される第1楽章。活発に交わし合い、穏やかに収まる第2楽章。賑やかに騒ぎ、張りのある声で鳴らす第3楽章。華やかに競い合いました。
休憩を挟んで後半は、バッハ2題。チェンバロ独奏で奏でられたのは「音楽の捧げ物」より「3声のリチェルカーレ」。細い針が一筋の糸を紡ぎ、やがて響きの外套を羽織って飾り付け、主題を見え隠れさせて、繊細な織物(おりもの)を編み上げました。プログラム最後は出演者全員での「教会カンタータ第49番『われは行きて汝をこがれ求む』」。弓が一閃してパッと花びらが舞い散り、弦が朗らかに刻み、葦笛の息吹が滑(なめ)らかに過ぎ行く「シンフォニア」。暗めの伴奏からコク深い歌声が沁みる「バスアリア」。うっすらと明るく、暖かい装いで語る合う「ソプラノ、バスレチタティーヴォ」。体をくねらせる葦笛と、硬く彫り進める弦が、哀しげな声に絡む「ソプラノアリア」。くっきりと朱(あか)く色付けする「ソプラノ、バスの対話レチタティーヴォ」。雄々しく動くバス、しなやかに歩くソプラノ、背景を自在に彩るオーボエが満面の笑みを浮かべる「独唱バスと合唱ソプラノ」。かっちりと纏(まと)まり、鮮やかに解き放って、素晴らしいカンタータを届けてくれました。
客席からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「カンタータ第169番」の「終曲」。幸せの香りを伝えて、にぎにぎしく終演となりました。
遥か上越から、バロックの喜びを運んできてくれた彼らに祝福の気持ちを表して、家路を急ぎました。