6月の予定

6月の予定です。

2017年6月2日(金) 19:00 ブルーカフェ M-TOY BOX 7th Album 「Estacion」 tour in Niigata
2017年6月4日(日) 14:00 新潟市江南区文化会館音楽演劇ホール 歌って楽しむ懐かしき歌・美しき日本の調べ 
2017年6月7日(水) 11:30 新潟市音楽文化会館 りゅーとぴあ1コイン・コンサート vol.90 魅惑の美声“バリトン”
2017年6月9日(金) 18:30 ギャラリー蔵織 有元利夫版画展 ギャラリーコンサート バロック音楽の夕べ
2017年6月11日(日) 14:00 新潟県民会館大ホール 新潟交響楽団ファミリーコンサート
2017年6月11日(日) 18:30 コンチェルト IkiAtariBattari na Live 水無月の巻
2017年6月21日(水) 13:30 コンチェルト IkiAtariBattari na Live 水無月の巻 partⅡ
2017年6月24日(土) 20:00 新潟県政記念館 Noism2特別公演2017『よるのち』
2017年6月25日(日) 14:00 新潟市北区文化会館 北区フィルハーモニー管弦楽団第6回定期演奏会
2017年6月28日(水) 14:30 コンチェルト インストアライブ 星理絵子 村山和子 ヴァイオリン&ピアノ
2017年6月30日(金) 19:00 新潟市江南区文化会館音楽演劇ホール・ステージ ステージで聴く古楽器 第2回 中世の夢 ルネサンスの華

6月も頑張ります。 
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5月のまとめ

5月のまとめです。

行ったコンサート。
2017年5月3日(水) 14:00 りゅーとぴあスタジオA オペラ ヘンゼルとグレーテル 日本語版~わくわくオペラ入門~ 
2017年5月3日(水) 17:00 ギャラリー蔵織 植木和輝×ジョセフ・エアレンプレイス 19世紀ギター、ブラームスギター 
2017年5月5日(金) 18:30 パルム クラシックストリート 34-1 大滝里美・佐藤桂子 
2017年5月5日(金) 19:30 喫茶マキ クラシックストリート 70-1 タンゴエチゴリアン 
2017年5月7日(日) 14:00 新潟市江南区文化会館音楽演劇ホール ジョイントコンサート DANCE! 
2017年5月7日(日) 17:30 りゅーとぴあスタジオA 「みんなの音楽入門2」 ~こころおどる!Viva Vivaldi!~ 
2017年5月10日(水) 13:30 コンチェルト IkiAtariBattari na Live 皐月の巻 
2017年5月13日(土) 14:00 りゅーとぴあスタジオA トリオ・ベルガルモ演奏会 幽遠なる調べ 
2017年5月13日(土) 19:00 だいしホール 山田美子ピアノリサイタル 
2017年5月19日(金) 18:45 りゅーとぴあスタジオA 高垣千枝 講師開業25周年記念演奏会 vol.1 春の宵 音の花束 
2017年5月20日(土) 18:45 新潟市音楽文化会館 新潟室内合奏団第74回演奏会 
2017年5月21日(日) 11:30 ヤマハミュージックリテイリング新潟店7階 スペースY 管楽器フェア ミニコンサート 
2017年5月21日(日) 14:00 柏崎市文化会館アルフォーレ大ホール 第11回しおかぜコンサート クラシック、シンフォニック・ポップス あの名曲 
2017年5月21日(日) 18:30 コンチェルト IkiAtariBattari na Live 皐月の巻 partⅡ 
2017年5月25日(木) 19:00 新潟大学教育学部合唱ホール サスクェハナ大学&新潟大学教育学部音楽科 第5回アンサンブルの夕べ 
2017年5月26日(金) 19:00 りゅーとぴあスタジオA 横田聡子・坂井加納デュオリサイタル 「あなたが決める、珠玉の調べ」 
2017年5月28日(日) 19:00 りゅーとぴあ劇場 Noism1 新作『Liebestod-愛の死』/レパートリー『Painted Desert』 
2017年5月28日(日) 新潟日報メディアシップ2階・日報ホール 岩永善信ギターリサイタル in新潟 15th  
2017年5月30日(火) 19:00 ヤマハ新潟店スペースY +Oneコンサート Vol.4  アコーディオン 佐藤芳明 

19件でした。1月から通算92件でした。

行きたかったコンサート。
2017年5月3日(水) 14:00 新潟県民会館大ホール BRA★BRA FINAL FANTASY  BRASS de BRAVO 2017 with Siena Wind Orchestra 
2017年5月7日(日) 11:00 新発田市 三光寺本堂 淺香みのり 本堂DEファーストコンサート 
2017年5月12日(金) 11:30 りゅーとぴあコンサートホール りゅーとぴあ1コイン・コンサート vol.89 昭和フォーク名曲クラシックス“ピアノ三重奏” 
2017年5月12日(金) 14:00 りゅーとぴあスタジオA イシス・スタジオAコンサートシリーズ vol.13 詩人の恋コンサート 
2017年5月12日(金) 19:00 五泉市立図書館 永遠のクラシック in 五泉 川村祥子ピアノリサイタル 
2017年5月13日(土) 15:00 長岡リリックホールコンサートホール 越の国合唱団 VOX ORATTA 第2回演奏会 
2017年5月13日(土) 19:00 上越文化会館中ホール スモールコンパクトパフォーマンス2017 小林沙羅 
2017年5月14日(日) 13:30 りゅーとぴあコンサートホール 第13回 新潟中央高等学校音楽科 ロシアンメソッド 公開ピアノレッスン&コンサート 
2017年5月14日(日) 14:00 新潟市万代市民会館 コーラス万代 with 合唱団ハピネス 歌いっぱいコンサート 
2017年5月14日(日) 14:00 新潟市北区文化会館 奥村愛コンサート 
2017年5月14日(日) 14:30 カーブドッチホール メイフラワー・コンサート フルート&ピアノ 
2017年5月20日(土) 11:30 ヤマハ新潟店スペースY 管楽器フェア ミニコンサート 
2017年5月20日(土) 15:00 朝日酒造エントランスホール SanDoコンサート vol.77 チェロ四重士 再結成 
2017年5月21日(日) 14:00 新潟市音楽文化会館 新潟チェロアンサンブル第13回定期演奏会 
2017年5月21日(日) 14:00 新潟市秋葉区文化会館 フォリエと歌うオペラの世界 
2017年5月26日(金) 18:00 新発田市民文化会館大ホール 海上自衛隊東京音楽隊コンサート 
2017年5月26日(金) 20:00 ギャラリー蔵織 コンチェルト インストア蔵ライブ 田村優輝子&過足薫 DUO LIVE 
2017年5月27日(土) 14:00 リージョンプラザ上越コンサートホール 歌とピアノのジョイントコンサートwithサックス ~世界中のラブソング~ 
2017年5月27日(土) 15:00 カトリック新潟教会 新潟清心女子中学・高等学校ハンドベル部創部25周年記念コンサート  
2017年5月28日(日) 13:00 だいしホール 榎本正一と浅利守宏のフルート名曲コンサート 
2017年5月28日(日) 13:00 砂丘館 薫風之音 ライブ2017 花の香りに誘われて 
2017年5月28日(日) 14:00 新発田市生涯学習センター 若月櫻子ソプラノリサイタル 
2017年5月28日(日) 14:00 長岡リリックホールコンサートホール 花いっぱい音楽祭2017 ~音・競・彩演~ 
2017年5月30日(火) 18:30 柏崎市産業文化会館 柏崎出身の音楽家によるマイタウンコンサート 

24件でした。6月も頑張ります。

第13回西区役所ミニコンサート

2017年5月31日(水) 12:20 西区役所健康センター棟 1階 第13回西区役所ミニコンサート

メヌエット/ペツォルト
ジェイムス・ベタ氏/カロラン
タンゴ・アン・スカイ/ディアンス
死の舞踏/サン=サーンス
急がば廻れ/スミス
イン・マイ・ライフ/レノン=マッカートニー
フェルディナント四世を悼むラメント/フローベルガー

笠原恒則(Cemb)

10km走って、身支度を整え、西区役所へ。ちょっと迷って、開演ぎりぎりに到着。
感想は、「初夏の昼下がりに聞く涼しげなチェンバロを楽しむ」です。
まずはペツォルトによる"バッハ"の「メヌエット」。落ち着いた雰囲気で、遊び心に満ちた、銀糸(ぎんし)の綴(つづ)れ織を届けました。続いてハープの曲ということでカロランの「ジェイムス・ベタ氏」。軽やかに囁(ささや)いて、繊細に紡ぎ出しました。次はギターの有名曲、ディアンスの「タンゴ・アン・スカイ」。重層的に切り刻んで、憂愁の調べを織りなしました。ここでクラシックからサン=サーンスの「死の舞踏」。金色の煙がコミカルに浮遊し、円舞する足取りで軽快に弾(はず)みました。気分を変えてポピューラー音楽からベンチャーズの「急がば廻れ」。爽やかに流れ出て、涼やかに漂いました。そしてビートルズの「イン・マイ・ライフ」。優雅で優しく、甘やかに綴り、柔らかに癒しました。最後はチェンバロのレパートリーに戻ってフローベルガーの「フェルディナント四世を悼むラメント」。妙なる響きで、澄み渡る悲しみを描き、寄る辺ない心の移ろいを顕(あらわ)しました。
会場からは大きな拍手が贈られ、穏やかで美しいひとときへの感謝を伝えました。
区役所に集う老若男女に、素晴らしい演奏を届けて、忙しい日々に潤いを与えるこの催しが長く継続されることを願って、帰路のハンドルを握りました。

+Oneコンサート Vol.4  アコーディオン 佐藤芳明

2017年5月30日(火) 19:00 ヤマハ新潟店スペースY +Oneコンサート Vol.4  アコーディオン 佐藤芳明

講演
演題:健康診断受けていますか? 検査値から見える「いつもの調子」
講師:白川千恵子(新潟医療専門学校・臨床検査技師科教授)

演奏
1.Beauty and Beast/Shorter
2.Blackbird/Lennon & McCartney
3.風をあつめて/細野晴臣
4.Angel sin alss/Sarmoria
5.Bouche d'or/Goyone
6.Kau mi draga ispeci/Trad

佐藤芳明(Acc)

仕事を終え、車を駐車場に入れて、バスでヤマハへ。開演30分前に到着。
感想は、「体の状態を知るための検査数値の大切さを知り、かつアコーディオンに素晴らしい未知のワンダーランドへ連れて行かれる」です。
前半は"健康寿命"についての講演。加齢を考えた場合の検査値の見方等についての知識を知り、健康診断を受けることの重要性を再認識しました。
休憩を挟んで後半がアコーディオンのコンサート。まずはウェイン・ショーターの「Beauty and Beast」。枯れ枝が窓を叩き、鼓動が湧き出(い)で、息荒く吠え、響きの残像を不連続に連射しました。続いてビートルズの「Blackbird」。繊細な食指を伸ばし、旋律を切れ切れに出現させ、むせび泣くように震わせて、儚(はかな)げに揺れました。3曲目ははっぴいえんどの「風をあつめて」。淡い空の青を薄く厚く絵筆を使い、サクサクとした触感で描き上げました。次はSarmoriaの「Angel sin alss」。アクセル全開で飛び込み、大きく揺らぎ、細かく刻んで、幾重にも重なり合い、屈折し、乱反射しました。さらにGoyoneの「Bouche d'or」では、楽しげに弾(はず)み、不規則に飛び跳ね、微細な波を細やかに発泡させました。プログラム最後は、Tradの「Kau mi draga ispeci」。優しさを拡げて、安らぎを伝え、朗らかな憂鬱を巧みに届けて、穏やかに着地しました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えて、マケドニアの民謡がアンコールされ、しっとりとした終演となりました。
健康に過ごすための知識を得て、しかも素晴らしアコーディオンの至芸を堪能できたこの催しが、月末の貴重な時間を有意義にしたことに感謝し、新しい響きの体験が出来たことに喜びを感じて、意気揚々と家路を急ぎました。

岩永善信ギターリサイタル in新潟 15th

2017年5月28日(日) 新潟日報メディアシップ2階・日報ホール 岩永善信ギターリサイタル in新潟 15th

シチリアーナ/バラディス
無伴奏チェロ組曲第3番 BWV1009より/J.S.バッハ
 プレリュード
 クーラント
 サラバンド
 ジーク
「アルルの女」第2組曲より/ビゼー
 間奏曲
 ファランドール
パルティータ/ドッジソン
 Ⅰ.Allegretto
 Ⅱ.Molt vivace
 Ⅲ.adagio
 Ⅳ.Allegro
浜辺の歌/成田為三
雪の降る街を/中田喜直
さくら幻想曲/日本古謡
エピローグ/グラナドス
スペイン舞曲第5番/ 〃
昔話し/ 〃
サバテアード/ 〃

りゅーとぴあを出て、BRTでメディアシップへ。開演20分前に到着。
感想は、「素早い10弦ギターを鑑賞する」です。
まずはバラディスの「シチリアーナ」。ゆったりと甘く揺蕩(たゆ)いました。続いてバッハの「無伴奏チェロ組曲第3番」より。細かく縫い上げる「プレリュード」。急ぎ足で進む「クーラント」。ゆったりと歩く「サラバンド」。忙(せわ)しげに駆け抜ける「ジーグ」。丁寧に奏でました。前半最後はビゼーの「アルルの女」より。安らぎを齎(もたら)す「間奏曲」。大きく弾(はず)む「ファランドール」。楽しげな気分で過ぎ去りました。
休憩を挟んで後半はドッジソンの「パルティータ」。モダンな響きを混ぜて歌うアレグレット。勢いよく走り去るモルト・ヴィヴァーチェ。恐るおそる行き過ぎるアダージョ。大きくかき鳴らすアレグロ。技巧を見せつけました。次は日本の曲が3つ。「浜辺の歌」を晴れやかに、「雪の降る街を」をしんみりと、「さくら幻想曲」をふんわりと届けました。プログラム最後はグラナドス。「エピローグ」を淡く花開かせ、「スペイン舞曲第5番」を薫り高く伝え、「昔話し」を優しく暖かに弾(ひ)き、「サバテアード」を明るく舞い踊りました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールが3曲。カタロニア民謡の「アメリアの遺言」をさらりと、ベートーヴェンの「トルコ行進曲」をアツく、「アメージンググレイス」をしっとりと奏でて、にぎにぎしく終演となりました。
15回も新潟でコンサートが行われることに感謝し、会場を後にしました。

Noism1 新作『Liebestod-愛の死』/レパートリー『Painted Desert』

2017年5月28日(日) 19:00 りゅーとぴあ劇場 Noism1 新作『Liebestod-愛の死』/レパートリー『Painted Desert』

1.『Painted Desert』(レパートリー)
 演出振付:山田勇気
 衣装:山田志麻
 映像:遠藤龍
 出演:中川賢、石原悠子、池ヶ谷奏、リン・シーピン、浅海侑加、チャン・シャンユー、坂田尚也、井本星那
2.『Liebestod-愛の死』(新作)
 演出振付:金森穣
 衣装: 宮前義之(ISSEY MIYAKE)
 音楽:R.ワーグナー《トリスタンとイゾルデ》よりPrelude&Liebestod
 出演:井関佐和子、吉崎裕哉
  1.《前奏曲》:Duo 歓喜の女:井関佐和子、末期の男:吉崎裕哉
  2.《愛の死》:Solo 歓喜の女:井関佐和子

10km走って、昼食を取り、少し休憩してから、コンチェルトさん経緯でりゅーとぴあへ。開演40分前に到着。
感想は、「舞踊で表現される様々な愛の形に心躍る」です。
前半はレパートリーの『Painted Desert』。砂塵の響きが舞う中、絵画の一場面が連射され、陰翳を含んで動き出すと、一転色相が乱舞し、激しく入り乱れて、心の揺れを写し取りました。親密に触れ合い、仲たがいを起こし、別れを告げ、新たな恋を求め、感情を爆発させ、いくつもの傷を負い、やがて収まりどころを見つけて、過ぎる季節を彷徨いました。誰の心にも一度は去来する青春の残影が、空間を行き来し、そこここに顕(あらわ)れ、胸の奥の柔らかい襞(ひだ)をチクチクと刺激して、鮮やかに過ぎ去り、幾ばくかの時を経て、哀しくも止むを得ず、偽りの平和へと遷(うつ)り行きました。
休憩を挟んで後半は新作の『Liebestod-愛の死』。溢れ出る喜びが無邪気に躍動し、戸惑い怯(おび)える魂が慄(おのの)く様を描写する「前奏曲」。失ったものの大きさがじわじわと心を侵食し、悲しみの震えが徐々に大きく波打って、空間を崩壊させる「愛の死」。官能と悲哀を簡潔で明瞭に描き出して、見る者を直撃し、一点から全方向へ波動を拡散させて、感動へと導きました。
客席からは大きな拍手が贈られ、表現者たちの偉業を讃えました。
このような素晴らしい舞踊芸術がこの地でから発信され、世界へ広がっていくであろことに期待を込めて、次の会場へと向かいました。

横田聡子・坂井加納デュオリサイタル 「あなたが決める、珠玉の調べ」

2017年5月26日(金) 19:00 りゅーとぴあスタジオA 横田聡子・坂井加納デュオリサイタル 「あなたが決める、珠玉の調べ」


第1部
愛しい絆よ/ガスパリーニ
あなたへの愛を捨てることは/ 〃
私を泣かせてください/ヘンデル
ピアノソナタイ長調 K.331/モーツァルト
 第一楽章 アンダンテ・グラツィオーソ イ長調
 第二楽章 メヌエット イ長調
 第三楽章 トルコ風に イ短調
荒城の月/土井晩翠 詞 滝廉太郎 曲
花/武島羽衣 詞 滝廉太郎 曲
第2部 
リクエスト・ベスト10
砂山/北原白秋 詞 中山晋平 曲
故郷/高野辰之 詞 岡野貞一 曲
浜辺の歌/林古渓 詞 成田為三 曲
初恋/石川啄木 詞 越谷達之助 曲
月の光/ドビュッシー
アラベスク/ 〃
亜麻色の髪の乙女/ 〃
ノクターン 嬰ハ短調「遺作」/ショパン
革命/ 〃
私のお父様/プッチーニ
歌劇「シャモニーのリンダ」より「この心の光」/ドニゼッティ

横田聡子(S)
坂井加納(Pf)

仕事を終えて、りゅーとぴあへ。開演20分前に到着。
感想は、「ソプラノの張りのある清らかさとピアノの響きの豊穣を楽しむ」です。
まずはガスパリーニが2曲。「愛しい絆よ」が淡々と、明るめに歩みを進めて、通り過ぎると、「あなたへの愛を捨てることは」を翳りがちに想いを訴えて、細身の躰を揺らしました。続いてヘンデルの「私を泣かせてください」。煉瓦色の鍵盤に乗って、涼しげに立ち上がり、穏やかに芯の強さを描き出しました。ここでピアノ独奏で、モーツァルトの「ピアノソナタ トルコ行進曲付」。一つ一つ大切に弾(ひ)かれる打鍵が暖かかな灯をともし、無邪気に駆け回る第一楽章。鋭く切り込み、光る宝石を低く裏打ちする第二楽章。勢いよく走り出し、細かく歩数を稼いで、勇んで進む第三楽章。珠玉の音色(ねいろ)を届けました。ソプラノが戻って日本の歌曲が2つ。「荒城の月」を篝火(かがりび)に映(は)える薄衣(うすぎぬ)を纏(まと)い、気高く歌い上げると、「花」を足早に、春の光を映(うつ)して、爽快に仕上げました。
休憩を挟んで第2部は開演前に募ったアンケートからベストテンを決め、それをその場で演奏するスリリングな企画。まずは第10位の「砂山」から。ゴツゴツした岩場をしなやかに舞って、寂しさを彩りました。第9位は「故郷」。爽やかで伸びやかに懐かしさを誘いました。続く第8位は「浜辺の歌」。柔らかで晴れやかに風を吹かせました。次の第7位は「初恋」。弾力のある柔らかさで支える鍵盤を背に品格ある切なさを描きました。第6位からはピアノの曲が並び、まずはドビュッシーの「月の光」。儚(はかな)く浮かび上がり、深く潜り、煌めきをチラつかせて、彼方へ消え去りました。続いて同じ作曲家の「アラベスク」。さざ波を機織(はたお)り、甘やかに組み上げて、速足で行き過ぎました。さらに「亜麻色の髪の乙女」では、甘酸っぱい想いに響きの縁取りで飾って、胸に沁みる憧れを共鳴させました。第3位と第2位はショパン。「ノクターン 遺作」では、切々と悲しみを鏤(ちりば)め、ふっと希望を取り戻して、再び淵の底へと沈みました。そして「革命」。嵐の海へ、眦(まなじり)を決して漕ぎ出し、うねる荒波を毅然と乗り越えて、大きく歩を進めました。ベストテン第1位はプッチーニの「私のお父様」。美しさを集め、蕩(とろ)けるような揺らぎをいっぱいに満たして、ふんわりと着地しました。
企画が一段落して、プログラム最後は、ドニゼッティの「シャモニーのリンダ」より「この心の光」。喜びをゆったりと拡げ、幸せを撒き散らして、結末へと駆け出しました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは選外の曲から3曲。「港」が朗らかに、「椰子の実」が遠くに想いを馳せて、「夏の思い出」を爽やかに奏でて、にぎにぎしく終演となりました。
演奏者の思いと聴衆の要望を擦り合わせ、少しでも良い時間を作ろうとするこのコンサートは、新しい可能性を探る貴重な試みであるとともに、しあわせなひとときを運んでくれる大切な機会となっていることに感謝し、家路を急ぎました。

サスクェハナ大学&新潟大学教育学部音楽科 第5回アンサンブルの夕べ

2017年5月25日(木) 19:00 新潟大学教育学部合唱ホール サスクェハナ大学&新潟大学教育学部音楽科 第5回アンサンブルの夕べ

1.合唱
 愛の歌OP.52より、第9,10,11曲/ブラームス
  エミリ・クルト、アリ・ホルデキス、信田千夏、鷹田わこ、清水尚子、風間美芙由、山口由花、
  宮下絵玲奈(S)
  ケイシー・リンチ、平片佑季、高橋萌香、佐藤友美、荻原佐知子、加藤茉莉、浦上由梨、高橋歩美、
  栗林里帆、諸橋ののか(A)
  ベンジャミン・ナス、マシュー・シェリック、ブレンナン・ルディ、ディラン・リトル、塩谷翔、
  岩谷靖就、田中健太郎、二瓶諄也(T)
  ベンジャミン・ナイランダ、飯野雅也、山内睦大、武藤正晃、水品葵、木了涼(B)
  9 平片佑季 10 飯野雅也 11 高橋萌香(プリモPf)
  9 ベンジャミン・ナス 10 ケイシー・リンチ 11 ベンジャミン・ナイランダ(セコンドPf)
2.ソプラノ独唱
 庭師/ヴォルフ
 水の精ビイゼフーズ/ 〃
  エミリ・クルト(S)
  清水尚子(Pf)
3.二重唱
 光と愛/シューベルト
  信田千夏(S)
  マシュー・シェリック(T)
  高橋歩美(Pf)
4.チェロ独奏
 エレジー/フォーレ
  山内睦大(Vc)
  アリ・ホルデキス(Pf)
5.二重唱
 オペラ<ドン・ジョヴァンニ>より《お手をどうぞ》/モーツァルト
  エミリ・クルト(S)
  武藤正晃(B)
  清水尚子(Pf)
6.トランペット独奏
 ソナタより第1楽章/エバーセン
  ブレンナン・ルディ(Tp)
  塩谷翔(Pf)
7.ソプラノ独唱
 ロマンス/ルボミルスキー
  加藤茉莉(S)
  山内睦大(Vc)
  ベンジャミン・ナイランダ(Pf)
8.テノール独唱
 I Rise When You enter/チャンラー
 カルフォルニア/アメリカ民謡 コーン編
 マシュー・シェリック(T)
 高橋歩美(Pf)
9.連弾
 ドリーの庭/フォーレ
   ケイシー・リンチ(プリモPf)
   塩谷翔(セコンドPf)
10.連弾
 ハンガリー舞曲第6番/ブラームス
  アリ・ホルデキス(プリモPf)
  浦上由梨(セコンドPf)
11.二重唱
 オペレッタ<メリー・ウイドウ>より《唇は閉ざされて》/レハール
  佐藤友美(S)
  ベンジャミン・ナス(T)
  荻原佐知子(Pf)
12.サックス独奏
 バカンス/ダマーズ
  鷹田わこ(A.Sax)
  ケイシー・リンチ(Pf)
13.テノール独唱 
 ウィリアム・ブレイクの3つの歌より<野の花の歌>/クィルター
 Dream With Me/バーンスタイン
  ベンジャミン・ナス(T)
  山内睦大(Vc)
  荻原佐知子(Pf)
14.三重奏
 組曲より第2,3曲/バラブ
  ディラン・リトル(Tp)
  鷹田わこ(A.Sax)
  浦上由梨(Pf)
15.2台ピアノ 8手
 日本の主題による幻想曲/ローゼンブラット
  高橋萌香(第ⅠPf プリモ)
  飯野雅也(第ⅠPf セコンド)
  平片佑季(第ⅡPf テルツォ)
  ベンジャミン・ナイランダ(第ⅡPf クァルト)
16.合唱
 砂山/北原白秋 詩 中山晋平 曲 信長貴富 編
 花/武島羽衣 詩 瀧廉太郎 曲 信長貴富 編
 Yonder Come Day/アメリカ民謡
  エミリ・クルト、アリ・ホルデキス、信田千夏、鷹田わこ、清水尚子、風間美芙由、山口由花、
  宮下絵玲奈(S)
  ケイシー・リンチ、平片佑季、高橋萌香、佐藤友美、荻原佐知子、加藤茉莉、浦上由梨、高橋歩美、
  栗林里帆、諸橋ののか(A)
  ベンジャミン・ナス、マシュー・シェリック、ブレンナン・ルディ、ディラン・リトル、塩谷翔、
  岩谷靖就、田中健太郎、二瓶諄也(T)
  ベンジャミン・ナイランダ、飯野雅也、山内睦大、武藤正晃、水品葵、木了涼(B)

仕事を終えて、海岸道路を一路新潟大学へ。開演30分前に到着。
感想は、「日米の学生達の和やかな交歓とその成果に聞き入る」です。
まずは全員での合唱でブラームスの「愛の歌」より。春霞(はるがすみ)が立ち昇り、木霊が響き合う第9曲。清らかな流れが重なる第10曲。影を孕(はら)んで急ぐ第11曲。想いを合わせて冒頭を飾りました。2番目はソプラノ独唱によるヴォルフ。「庭師」を一筋(ひとすじ)の糸で明るく縫い上げると、「水の精ビイゼフーズ」ではキラキラと不安を交えて高く結びました。3番手は二重唱でシューベルト。「光と愛」。柔らかくまろやかな鍵盤に乗って、光を放つ優しいテノールと、影を含んで俯(うつむ)くソプラノが次第に相和し、幸せな結末へと収まりました。続いてはチェロ独奏でフォーレの「エレジー」。愁いを伴い、ゆっくりと歩み、嵐の中へ悠然と漕ぎ出して、穏やかに収束しました。次は二重唱でモーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」から「お手をどうぞ」。包むように甘く誘うバリトンが囁(ささや)くと、警戒の色を見せつつ、やがて誘惑を受け入れ、黄金色に溶け合って、ひとつに重なりました。6番目はトランペット独奏でエバーセンの「ソナタ」から第1楽章。さざ波に光りを映し、嶮(けわ)しい道のりを駆け抜け、茫洋と漂い、穏やかに落ち着きました。さらにソプラノ独唱にチェロとピアノが伴奏に加わってのルボミルスキーの「ロマンス」。晴れやかな青空の下、ゆったりとした弓の奏でに乗って、声の帯がすらりとはためきました。前半最後はテノール独唱で2曲。チャンラーの「I Rise When You enter」では、不規則に刻む足取りを器用に繋いで、お道化け、アメリカ民謡の「カルフォルニア」では、陽気に振舞い、開拓時代の明るさを懐かしみました。
休憩を挟んで後半はピアノ連弾が2組。フォーレの「ドリーの庭」をお洒落な香りを際立たせて、刻印すると、次のチームはブラームスの「ハンガリー舞曲第6番」を、歯切れよく、浪漫を感じる手さばきで仕上げました。続いて二重唱でレハールのオペレッタ「メリー・ウイドウ」より「唇は閉ざされて」。テノールが上品で甘やかに舞踏会へ誘(いざな)うと、ソプラノが流麗にそれに応じて、華やかな場面を演出しました。次はサックス独奏。甘美な紫の煙を棚引かせ、軽やかに舞って、鮮やかに着地しました。13番目はテノール独唱。クィルターの「ウィリアム・ブレイクの3つの歌」より「野の花の歌」を涼やかに、透き通るように届けると、チェロを加えてのバーンスタインの「Dream With Me」を瑞々(みずみず)しく、切なげに願いを込めて歌い上げました。トランペット、サックス、ピアノの三重奏でのバラブ「組曲」より。まどろみから抜け出し、目覚めを描いて、絡まりながら上昇する第2曲。輝きを纏(まと)い、お互いにじゃれ合って、走り出す第3曲。主張しあい、譲り合って、お互いを高め合いました。15曲目は2台ピアノを4人で弾くローゼンブラットの「日本の主題による幻想曲」。朝靄のなかに浮かぶ"さくらさくら"が、"浜辺の歌"に寄り添い、緩やかに崩され、溶け合うと、"赤とんぼ"がスイングし、ジャジーに料理されて、楽しげに跳ね、三者が入り乱れて、豪華な響きと派手目の装いで、洋風に変身を見せました。最後は全員でのアカペラによる合唱。「砂山」では、ゆっくりとした響きの壁を作り、「花」になるとゆったりと弾んで駆け出し、アメリカ民謡の「Yonder Come Day」で、手拍子を誘い、夕陽の平原を愉快に彩って、暖かく締めくくりました。
会場からは大きな拍手が贈られ、2つの国の境を超えて交流する若者たちを讃えました。
新潟とアメリカの大学の繋がりが連れて来る楽しい時間が今後とも継続されることを願って、宵闇の西大通り経由で、家路を急ぎました。

IkiAtariBattari na Live 皐月の巻 partⅡ

2017年5月21日(日) 18:30 コンチェルト IkiAtariBattari na Live 皐月の巻 partⅡ

第1部
 Silvery Tide/川崎祥子
 リトル・マーメイド/メンケン
 大好き/岡村靖幸
 ヴァニティ・エンジェル/土橋安騎夫
 見よ、勇者は帰りぬ (得賞歌)/ヘンデル
第2部
 フラワー/音妃
 木蓮の涙/柿沼清史
 ウォーターメロンマン/ハンコック
 もののけ姫メドレー/久石譲
 森のくまさん/アメリカ民謡
第3部
 紅風/川崎祥子
 ソング フォア ポセイドン/岩代太郎
 空深し/川崎祥子
 君の瞳に恋してる/クルー&ゴーディオ
 ハレルヤ・アイ・ラヴ・ヒム・ソー/チャールズ

川崎祥子(Pf)

柏崎より戻り、車を駐車場に入れて、徒歩でコンチェルトさんへ。開演20分前に到着。
感想は、「めくるめく鍵盤のマジックを楽しむ」です。
ゆるゆると始まった第1部はオリジナルの「Silvery Tide」から。波間に光る陽光が弾(はじ)け、水遊びを楽しむ子供が映し出されて、煌めく風景を綴りました。続いて映画「リトル・マーメイド」の音楽。水中から湧き上がる泡たちが集い、美しい輝きを乱反射して、まるっと一つに収斂(しゅうれん)しました。次は前回の宿題、岡村靖幸の「大好き」。駄々をこね、悪戯(いたずら)を仕掛けて弾(はず)み、イカしたビートで飛ばしました。さらにレベッカの「ヴァニティ・エンジェル」になると、にこやかに切なさを見せ、力いっぱいに入れ込んで、カッコよく仕上げました。第1部の最後は観客のお一人が将棋の大会で優勝したのを記念して、ヘンデルの"得賞歌":「見よ、勇者は帰りぬ」。ゆっくりと始まり、フレーズを切り貼りし、緩急を付けて振り回し、ご機嫌にスイングして、栄光を讃えました。
休憩を挟んで第2部は、リクエストに応えてKinki-Kidsの「フラワー」。軽やかに弾(はず)んで、楽しさを盛り上げました。続いてスター・ダスト・レヴューの「木蓮の涙」。抒情の調べが、しとしとと雨を降らせました。ここで気分を変えて、ハービーハンコックの「ウォーターメロンマン」。紫の響きが爆(は)ぜ、切れ切れに千切られて、リズムの饗宴を演出しました。さらに別な方のリクエストで「もののけ姫」メドレー。透き通る悲しみが、谷間を渡り、宝石を撒き散らして、清廉な霧で満たしました。第2部の最後は「森のくまさん」。足早に駆け抜け、お道化た表情で惚(とぼ)けました。
2回目の休憩後、第3部はCDに入っている「紅風」から。澄み渡る青空を見渡し、活発に躍動して、憧れを解き放ちました。続いて岩代太郎の「ソング フォア ポセイドン」。深く濡れた優しさで描き、美しさを聴衆の心へ沁み込ませて、心を鷲掴みにました。次は三度の自作曲「空深し」。水晶の欠片(かけら)が集合離散し、光彩を描写して、散り散りに乱反射しました。そしてこれも前回からの持ち越しの「君の瞳に恋してる」。キラキラとポップに、ときめきを伝えました。最後はしレイチャールズの「ハレルヤ・アイ・ラヴ・ヒム・ソー」。調子っぱずれを装い、ウキウキと跳ねて、喜びを分かち合いました。
行き当たりばったりのため、アンコールはありませんでしたが、にこやかな雰囲気の中、笑顔溢れる終演となりました。
その場で出たリクエストをできる限り応え、馴染みの観客の好みを読み取って、自在に執り行われるこのライブは、21世紀の新潟でのサロンコンサートにも匹敵する素晴らしいものであることに感謝して、喜ばしい気分で帰路に付きました。

第11回しおかぜコンサート ラシック、シンフォニック・ポップス あの名曲

2017年5月21日(日) 14:00 柏崎市文化会館アルフォーレ大ホール 第11回しおかぜコンサート クラシック、シンフォニック・ポップス あの名曲

第一部:クラシック名曲集
 「水上の音楽」より/ヘンデル
  Allegro(アレグロ)
  Air(エア)
  Allegro deciso(アレグロ・デチーゾ)
 管弦楽組曲第3番より アリア/J.S.バッハ
 悲しきワルツ/シベリウス
 カレリア組曲より 行進曲風に/ 〃 
 愛のあいさつ/エルガー
 行進曲「威風堂々」第1番ニ長調/ 〃
第2部:シンフォニックポップスへのお誘い
 76本のトロンボーン(ミュージカル「ミュージックマン」より)/ウィルソン アンダーソン編
 「サウンド オブ ミュージック」セレクション/ロジャース ベネット編
 ムーンリバー(映画「ティファニーで朝食を」より)/マンシーニ モス編
 「ウエストサイド物語」セレクション/バーンスタイン メイソン編

柏崎フィルハーモニー管弦楽団
丸山嘉夫(指揮)

ヤマハを出て、高速を一路柏崎へ。開演35分前に到着。
感想は、「耳馴染みのある名曲と、節度あるポップスの響きを楽しむ」です。
第1部はヘンデルの「水上の音楽」から3曲。柔らかい毛並みで包み、風に揺る弓遣いで飾るアレグロ。ゆったりと鼈甲(べっこう)色の筆跡を残すエア。金色の気柱で貫(つらぬ)き、快活にさざめきを交わすアレグロ・デチーゾ。軽やかで涼やかに明るさを届けました。続いてバッハの「G線上のアリア」。しめやかに影を纏(まと)って、静々と歩みを進めました。次はシベリウスが2曲。「悲しきワルツ」を俯(うつむ)いたまま語り出し、顔を上げて喜びを懐かしみ、スカートの裾(すそ)を靡(なび)かせて舞い、霧の中に迷い込んで、儚(はかな)く消え去りました。続く「行進曲風に」では、碧(みどり)の風を吹かせ、希望の灯火(ともしび)を掲(かか)げて、輝きを放ちました。前半最後はエルガーの代表作が2つ。「愛のあいさつ」を甘やかな優しさで、揺り籠(かご)を揺らし、「威風堂々」になると、自信たっぷりに押し出し、賑やかに囃(はや)し立て、胸を締め付ける熱情で歌い上げ、がっちりと締めくくりました。
休憩を挟んで第2部はシンフォニック・ポップス。最初はミュージカル「ミュージックマン」より「76本のトロンボーン」。陽気に練り歩き、名旋律に悪戯(いたずら)を施して切り貼りし、楽しげに燥(はしゃ)ぎました。続いて「『サウンド オブ ミュージック』セレクション」。大きくうねる波を模(も)し、様々な想いを塗り分け、愉快な仲間との交わりを奏で、感情の昂ぶりをアツく盛り上げて、大気を震わせました。次は映画「ティファニーで朝食を」より「ムーンリバー」。遥かなる憧れを甘美な流れに乗せて、切なくも美しく仕上げました。プログラム最後は「『ウエストサイド物語』セレクション。厚き鋼の板で仕切り、夏の夜のやるせなさを漂わせ、洗練された街並みを描き、ならず者の影を映し、派手な決闘を演出し、激しく沸き立って、場面を更新しました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「映画『いそしぎ』のテーマ」。気怠(けだる)い軽さで、甘やかに届けて、気分良い終演となりました。
親しみやすいクラシック、砕けすぎない上質のポップスでオーケストラの響きを聴衆に届けるこの催しは、本格的なコンサートへの素敵な招待状であり、人々に音楽の喜びを与える貴重な機会であることを確認して、新潟へと車を飛ばしました。