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宮川彬良とアンサンブル・ベガ

2019年4月27日(土) 15:00 新潟市民芸術文化会館コンサートホール 宮川彬良とアンサンブル・ベガ

アンサンブル・ベガのテーマ すみれの花咲く部屋/デーレ 宮川彬良 編
ロコモーション/キング
大きな古時計/ワーク
プリンク・プレンク・プランク/アンダーソン
ワルツィング・キャット/ 〃
音符の国ツアー ~世界で一番有名な曲にひそむ人生劇場~
 交響曲第5番『運命』から 第1楽章/ベートーヴェン
児童合唱組曲『きのう・きょう・あした』より/ヒビキ・トシヤ  詞 宮川彬良 曲
室内楽のためのモンタージュ『宇宙戦艦ヤマト』/宮川彬良
組曲『白雪姫』(全4楽章)~ハイ・ホー、いつか王子様が~/チャーチル

宮川彬良&アンサンブル・ベガ

 宮川彬良(音楽監督、作・編曲)
 辻井淳、日比浩一(Vn)
 馬渕昌子(Va)
 近藤浩志(Vc)
 新眞二(Cb)
 鈴木豊人(Cl)
 佐久間大作(Fg)
 池田重一(Hr)

特別出演
 新潟市ジュニア合唱団

ロビーからコンサートホールへ駆け込んで、開演5分前に着席。
感想は、「音楽への愛に溢れる幸せなひとときを、楽しく快く堪能する」です。
まずはこの楽団のテーマ曲:「すみれの花咲く部屋」。お馴染みのメロディが、坂を坂を駆け登り、形を変えて重なり合い、追い掛け合って、伸びやかに歌い、威勢よく行進して、毛羽立ちで飾り、早口で喋りました。続いてアメリカのポップから「ロコモーション」。際立つビートに乗って、愉しさが様々に料理され、床を滑り、汽笛を鳴らし、ボールを廻して、快く弾(はず)みました。次は米国繋がりで「大きな古時計」。ユーモラスに戯(おど)け、僅(わず)かな寂しさを添えて、愉快に飛び跳ね、しみじみと語って、しんみりと泣かせ、幸せな気分で包みました。そしてアンダーソンが2曲。響きが泡立ち、速足で身体を揺らして、ふわふわとときめく「プリンク・プレンク・プランク」。抜き足差し足で部屋に入り、優しく滑らかに円舞して、よろよろと寄り道し、大騒ぎで締める「ワルツィング・キャット」。軽やかで、親しみやすい調べを、上質の盛り付けで届けました。前半最後は"音符の国ツアー ~世界で一番有名な曲にひそむ人生劇場~"のコーナー。今日のお題はベートーヴェンの「交響曲第5番『運命』」から第1楽章。あまりにも有名なこの曲を、人間の感情に即し、身近な情感で表して、わかりやすく、身振り手振りを加えて、演奏とダンスで表現しました。
休憩を挟んで後半は、ゲストの新潟市ジュニア合唱団を迎えての「児童合唱組曲『きのう・きょう・あした』」。澄み切った空に哀しみを映し、涼やかに広がる雲を、凛とした佇まいで綴る「えんぴつの みかた」。切なさを装い、嬉しさを解き放って、楽しげに揺れる「たまごは しってる」。波打つ光がそよぎ、艶やかに優しさが舞い降りて、遥か彼方に見える希望を歌う「あなたに とどく そら」。勇ましく、雄々しく立ち上がり、力強く、勇気を持って、元気に前進する「あしたをつくる うた」。素晴らしい歌声が、連達の伴奏に乗って、見事な仕上がりで、客席を魅了しました。コーラスが退場し、続いては「室内楽のためのモンタージュ『宇宙戦艦ヤマト』」。厳(おごそ)かに立ち上がり、迫り来る危機を予感して、悲しみが寄り添い、昏(くら)き宙(おおぞら)へすっくと旅立ち、押し寄せる闘いへと勇気を奮い立たせ、感傷的な想いに浸(ひた)るも、踵(きびす)を返し、大股(おおまた)で歩みだして、総力戦を演じました。湧き上がる拍手を受けて、「『宇宙戦艦ヤマト』のテーマ」が、拳(こぶし)を上げて、勇壮に出陣する様を描くように奏でられました。プログラム最後は「組曲『白雪姫』」。軽やかで可憐に行進し、コミカルに旗を振って浮かれ、賑やかに囃(はや)し、歌を細やかに飾り付け、水面(みなも)に波紋を広げ、潤んだ瞳から雫(しずく)が零(こぼ)れ、快適に散歩して、にこやかに笑い、ピクニックを楽しむと、遠くを見つめて、憧れを求め、優しく甘い想いを抱きしめて、ゆっくりと過去へ遡(さかのぼ)り、心を震わせて、高き頂きへ登り詰めました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールが3曲。手拍子を貰い、愉快に弾(はず)む「クインテットのテーマ」。瑞々しく美しさを記(しる)す「風のオリヴァストロ」。ゆっくりと絡み合い、夕べの安らぎで癒やす「P.S. I LOVE YOU」。鳴り止まぬ称賛の嵐を、優しく鎮めて、賑々しく終演となりました。
コミカルでわかりやすいトークと裏腹に凝ったアレンジと卓説した演奏で、音楽への愛を聴衆へ伝道する姿に、感銘を受けて、喜ばしい気分で、帰路に就きました。
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春の新潟・音楽ウィーク・アモーレ・マルー

2019年4月27日(土) 14:00 新潟市民芸術文化会館東側ロビー 春の新潟・音楽ウィーク・アモーレ・マルー

「四季」より"夏"/ヴィヴァルディ
私は揺れる船のように/ブロスキ

アモーレ・マルー(バロックアンサンブル)


何度目かの舞台転換の後、スピネットを含む編成が勢揃いするバロックアンサンブルが登場。
感想は、「暖かな春の昼下がりに聞く古楽の麗しさに聞き入る」です。
まずはヴィヴァルディの「四季」より「夏」。しめやかに涼しさが忍び寄り、ざわざわと風が騒いで、喧(かまびす)しく鳥が囀(さえず)り、大気が渦を巻いて、僅(わず)かな不安が過(よぎ)るアレグロ。微(かす)かな羽音を立てて、寂しさを含んだ暖かさが香り、胸騒ぎの句読点を打つアダージョ。急(せ)き込んで走り出し、細やかで速い揺れが、切なさを呼び込んで、迫りくる翳りへと雪崩れ込むプレスト。移り行く季節の表情を見事に描き出しました。続いてソプラノが登場し、ブロスキの「私は揺れる船のように」。足早に駆け出し、力強く喜びを掲げて、なみなみと響きを広げ、凛々しくも長く旗を靡(なび)かせて、歓喜の微笑みを咲かせました。
会場からは大きな拍手が贈られ、爽快でカッコいい演奏を讃えました。
音楽を奏でる喜びを一杯に広げて、聴衆へプレゼントする心意気に感動して、快い気分で、コンサートホールへ向かいました。

春の新潟・音楽ウィーク・新潟市ジュニア邦楽合奏団

2019年4月27日(土) 14:00 新潟市民芸術文化会館東側ロビー 春の新潟・音楽ウィーク・新潟市ジュニア邦楽合奏団

こどもの四季/川崎絵都夫
さんぽ/久石譲
映画「ドラえもん」のテーマ/*****
いつも何度でも/木村弓
越後の子ども唄/川崎絵都夫

新潟市ジュニア邦楽合奏団

忙しげな楽器のセッティングを経て、次のステージへ。
感想は、「様々な和楽器の音色(ねいろ)を楽しむ」です。
まずは川崎絵都夫の「こどもの四季」。淡く儚(はかな)く散る花を奏で、さらさらと流れる早瀬を想い、瞬(またた)く夜空の星を見つめ、暖かな望郷の思いを歌いました。続いて三味線の合奏で「さんぽ」。楽しげに弾(はず)み、張りのある音色(ねいろ)を弾(はじ)いて、喜びを掲(かか)げました。次は尺八の出番。「映画『ドラえもん』のテーマ」が演奏され、優しい掠(かす)れを伴った元気な息吹が、競い合い、重なり合いました。さらに箏の合奏で「いつも何度でも」。寂しさを背に、嬉しさを爪弾(つまび)いて、会場一杯に響きを広げました。最後は打楽器も入れた合奏で、この団のために書かれた「越後の子ども唄」。賑やかに囃(はや)し、穏やかに涼しげに装(よそお)い、厚く白粉(おしろい)を塗って、潮風を吹かせ、はらはらと落ちる枯葉を記(しる)し、祭囃子が海を越えて、絡み合い、追い掛け合って、大団円へと傾(なだ)れ込みました。
会場からは大きな拍手が贈られ、子どもたちの健闘を讃えました。
日本でも珍しいジュニア邦楽合奏団が、生きいきとその活動を楽しんでいることに感銘を受け、次の出演者を待ちました。

春の新潟・音楽ウィーク・松村綾菜

2019年4月27日(土) 13:30 新潟市民芸術文化会館東側ロビー 春の新潟・音楽ウィーク・松村綾菜

むこうむこう/三井ふたばこ 詞 中田善直 曲
朧月夜/高野辰之 詞 岡野貞一 曲
薔薇/トスティ
オペラ「リゴレット」より“慕わしい人の名は”/ヴェルディ

松村綾菜(S)
森田雅代(Pf)

舞台転換が済んで、ソプラノが登場。
感想は、「艷やかな歌声に快く聞き入る」です。
まずは中田喜直の「むこうむこう」。清らかに透き通る一筋(ひとすじ)の息吹が、伸びやかに耀きました。続いて「朧月夜」。柔らかく素直な響きが、優しく滑らかに広がり、春めいた暖かさを運びました。次はトスティの「薔薇」。甘やかに包み込み、匂い立つ浪漫で彩りました。最後はヴェルディの「リゴレット」より「慕わしい人の名は」。切なさを明るく照らし、ゆったりと歯切れよく歩みを進め、帆布をはためかせて、高く輝かしく想いを綴りました。
会場からは大きな拍手が贈られ、素晴らしい歌声を賛美しました。
都会で研鑽を積む歌い手が、故郷に錦を飾ることに感動して、快い気分で次の団体を待ちました。

春の新潟・音楽ウィーク・新潟サクソフォーン協会カルテット

2019年4月27日(土) 13:00 新潟市民芸術文化会館東側ロビー 春の新潟・音楽ウィーク・新潟サクソフォーン協会カルテット

「サクソフォーンのための演奏会用四重奏曲」より 第1楽章/リュエフ
「小組曲」より バレエ/ドビュッシー
映画「魔女の宅急便」メドレー/久石譲
「アミューズメント・パーク組曲」より/高橋宏樹
 メイン・ストリート
 ホーンテッド・ハウス
 ローラー・コースター

  新潟サクソフォーン協会カルテット

能楽堂より移動し、東側ロビーへ。開演20分前に到着。
感想は、「同族楽器の調和と彩りを楽しむ」です。
まずはリュエフの「サクソフォーンのための演奏会用四重奏曲」より第1楽章。長く伸びる息吹が厚く積み上がり、輝ける石積みの城壁を組み上げました。続いてドビュッシーの「小組曲」より「バレエ」。軽やかに弾(はず)み、おもちゃ箱をひっくり返して、楕円球を次々に廻し、期待に胸を膨らませました。次は映画「魔女の宅急便」メドレー。ゆっくりと、しなやかに円舞し、元気よく飛び跳ねて、感傷的な懐かしさを綴り、身体を揺らしながら、楽しげに駆け出しました。最後は高橋宏樹「アミューズメント・パーク組曲」より3曲。賑やかに囃し立て、くるくると転がる「メイン・ストリート」。厚い雲に覆われ、長く細い生き物が絡みついて、明るい不気味さを演出する「ホーンテッド・ハウス」。大燥(おおはしゃ)ぎで走り、もろもりと刻んで、嬉しそうに駆け回る「ローラー・コースター」。行楽の一日を鮮やかに切り取りました。
会場からは大きな拍手が贈られ、カルテットの健闘を讃えました。
低音から高音まで、サクソフォーンが織り成す輝かしい奏でを楽しめたことに、感謝し、次の出演者の登場を待ちました。

住谷美帆&山宮るり子 デュオ・コンサート「ふたりの女神」

2019年4月27日(土) 10:00 新潟市民芸術文化会館能楽堂 住谷美帆&山宮るり子 デュオ・コンサート「ふたりの女神」

朝の歌/エルガー
「タンゴの歴史」より カフェ1930/ピアソラ
ワルツ形式によるカプリス/ボノー
オーボエ・ソナタ/サン=サーンス
モルダウ/スメタナ
Rock me/コックロフト
美しき夕暮れ/ドビュッシー
カルメン幻想曲/ボルヌ

住谷美帆(Sax)
山宮るり子(Hrp)

2階ロビーから6階へ駆け上がり、開演5分に到着。
感想は、「軽やかで上質な音色(ねいろ)の思わず聞き惚れる」です。
まずはエルガーの「朝の歌」。春の柔らかな日差しに包まれ、細くうねる光彩が揺らめいて、淡く花びらを散らしました。続いてピアソラの「タンゴの歴史」より「カフェ1930」。気怠(けだる)い昼下がりに、ゆったりと甘やかで、濃厚な香りを匂い立たせ、愁いを加速させて、揺蕩(たうた)うように舞い、とろりとした滑らかさを届けました。次は無伴奏のサキソフォンでボノーの「ワルツ形式によるカプリス」。細やかに震え、上下に飛び回って、よろよろと寄り道し、綺羅びやかに輝いて、くるくると旋回しました。ハープが戻り、前半最後はサン=サーンスの「オーボエ・ソナタ」。優しい春色の絵の具を混ぜ合わせ、ふんわりと霞立(かすみた)つ情景を映して、しなやかに哀しみを描き出すアンダンティーノ。遠い山からの呼び声を模し、ゆっくりと流れる光の帯をしなやかに包んで、足早に喜びを膨(ふく)らませるアレグレット。急ぎ足で駆け抜け、まろやかな棘(とげ)で装い、点在する島を滑らかな橋で結んで、寄せる波を軽やかに乗り越えるモルト・アレグロ。巧みな技巧を鮮やか音色で包んで、快い仕上がりで盛り付けました。
休憩を挟んで後半はハープ独奏でスメタナの「モルダウ」。小さな水滴が五月雨(さみだれ)の如く集まって、大きなうねりを作り出し、溢れる奔流へとその姿を変えて、憂愁の調べが流れ出し、喜びの耀きを放って、暖かな彩りで、さらさらと染め上げました。続いてサックスのソロでコックロフトの「Rock me」。速い足取りで、ぼかしの効いた煙りを巻き上げ、軽やかに指を鳴らして、高く絶叫し、揺れながら降下して、錐揉みを繰り返し、六弦をかき鳴らしました。再びのデュオで届けられたのはドビュッシーの「美しき夕暮れ」。甘やかな陽炎(かげろう)が揺らめき、優しく漂う透明な光を一身に受けて、暮れ泥(なず)む空を描きました。プログラム最後はボルヌの「カルメン幻想曲」。清純なる妖艶(ようえん)さが薫り、迸(ほとばし)る情熱を放射して、悩ましげに誘惑し、太き筆で鮮やかに揮毫(きごう)し、くねくねと細やかに跳び回り、急(せ)かすように追い掛け合って、カッコよく飛ばすと、濃厚な甘さで涼し気な味わいを運び、込み入った縫い目を編み上げて、勇ましく勝鬨(かちどき)を挙げました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールはドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」。柔らかに砂糖菓子の食感を届けて、賑々しく終演となりました。
柔らかで強靭なサキソフォンと、優雅で繊細なハープの組み合わせが作り出す素晴らしい音楽に十二分に浸れたことに感謝して、再び2階の東側ロビーへと急ぎました。

春の新潟・音楽ウィーク 新潟中央高等学校音楽科

2019年4月27日(土) 10:30 新潟市民芸術文化会館東側ロビー 春の新潟・音楽ウィーク 新潟中央高等学校音楽科

クラリネット四重奏
 スリー・ラテン・ダンス/ヒケティック
  平田捺月、鈴木大、近藤向日葵、吾妻麻彩(Cl)
ピアノ独奏
 前奏曲 作品23-1、32-12/ラフマニノフ
  阿部大地(Pf)
トロンボーン二重奏
 マーチ/ベッカー
 ***/***
  井上航汰、青栁賢(Trb)

ステージ転換を待って、次に登場したのは、音楽家の生徒達。
感想は、「音楽を学ぶ若人(わこうど)達の生きいきとした演奏に心打たれる」です。
まずはクラリネット四重奏で、ヒケティックの「スリー・ラテン・ダンス」。勢い良く軌道を下って、明るく細やかに波打ち、高速で駆け抜ける「チャランガ」。ゆったりと舞い、控えめな喜びを、ふんわりと咲かす「メレンゲ」。戯けるように振る舞い、愁いの表情を浮かべて、そっと足踏みし、哀しみを振り切って、山道を駆け上がる「ダンサ・ラティーノ」。がっちりと隊列を組んで、入り組んだ隘路(あいろ)を切り抜けました。続いてピアノ独奏でラフマニノフの「前奏曲」が2つ。並々と溢れ出る潮(うしお)が満ち満ち、光の粒子がゆっくりと渦まして、重く、くっきりと降り注ぐ「作品23-1」。光るさざ波が浮き上がり、悲しみを喜びへと塗り替えて、暗く輝く頂きへと登り詰める「32-12」。北国の心象風景を描き出しました。最後はトロンボーン二重奏。元気に力強く押し出し、野越え、山越え、伸びやかに旗を降るベッカーの「マーチ」。ゆっくりと望郷の想いを綴って、昇る朝日を背に、絡み合いながら上空へと駆け上がる2曲目のデュエット。楽器を奏で、アンサンブルをする楽しみを十二分に届けました。
音楽を専攻する生徒達が、その実力を発表する場に立ち会えた幸せを噛み締めて、次の会場へと向かいました。

春の新潟・音楽ウィーク 新潟中央高等学校コーラス部

2019年4月27日(土) 10:00 新潟市民芸術文化会館東側ロビー 春の新潟・音楽ウィーク 新潟中央高等学校コーラス部

恋/星野源
虹の輪の花/宗左近 詩 太田桜子 曲1
Magos a rufuta/BARDOS
旅愁/犬童球渓 詩 オードウェイ 曲 山田耕筰 編
映画「天使にラブソングを・・・」よりHail Holy Queen/コントラクトゥス シャイマン 編

新潟中央高等学校コーラス部(Cho)

朝食を済ませ、身支度を整えて、りゅーとぴあへ。開演40分前に到着。
感想は、「穢れなき乙女の歌声に癒やされる」です。
まずはアカペラで星野源の「恋」。爽やかな息吹が舞い、清らかに振り付けて、トキメキを奏でました。続いて「虹の輪の花」。薄き緑の芽吹きが重なり、透き通る霧雨(きりさめ)がゆったりと揺らぎ、薄霧が脈々と弾(はず)み出しました。次は「Magos a rufuta」。澄み渡る衝立(ついたて)が、すっくと屹立(きつりつ)し、細やかに刻んで、哀しみを希望に変え、幾重にも重なって、匂い立つ霞み達を擦(す)り抜けて、まろやかに群れを成(な)しました。続けての「旅愁」では、涼やかな寂しさが煙り、安らぎを月光が照らして、甘やかな慰めを綴りました。最後は「天使にラブソングを・・・」より「Hail Holy Queen」。ゆっくりと透明な祈りを捧げ、雲間から差し込む陽光を受け、明るく弾(はず)み出し、福音を賛美して、大きな身振りで舞い踊りました。
会場からは大きな拍手が贈られ、晴れやかな笑顔を祝福しました。
春の新潟・音楽ウィークロビーコンサート・の冒頭を飾る合唱が、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたことに感謝して、次なる団体を待ちました。

Cachaça'55 《3周年》記念Live at Jazz Flash

2019年4月26日(金) 20:00 Jazz Flash Cachaça'55 《3周年》記念Live at Jazz Flash

メニーナ・フロー/ボンファ
トリステ/ジョビン
ヒオ/Alves
ムーングロー/ハドソン
メウントラ・ドゥ・ジョビン/シブーカル
あなたとわたし/*****
卒業写真/荒井由実
マシュ・ケ・ナダ/ベン
フェイラシン・マンカイオ/******
エンブレイサブル・ユー/ガーシュイン
おいしい水/ジョビン、モラレス
シーナ/******
I wanna be loved by you/スサート、ルビー
マシュカーガー/*****
アカドリ/******
ボチコンダ/ジョビン

 ※曲名は聞き取りのため不正確な場合があります。

Cachaça'55
 田中トシユキ(Pf, Acc 他)
 吉川ナオミ(Vo)
 小松原崇(Gt)
 岡田保紀(Bs)
 若林修一(Dr)
ゲスト
 山田文(Fl)

仕事を終え、夕食を済ませて、ジャズ・フラッシュへ。開演30分前に到着。
感想は「軽やかでアツい南米のグルーブを楽しむ」です。
まずはインストで「メニーナ・フロー」。明るく弾(はず)み、晴れやかな風を吹かせました。続いてヴォーカルが登場し、「トリステ」。カラッとした甘さで、爽やかに優しく、陽光を届けました。次は「ヒオ」。小高い丘から、光さざめく海を眺め、控えめな悲しみを、差し込む影で覆い隠しました。さらに「ムーングロー」では、楽しげに沸き立ち、洒落た軽さで仕上げて、にこやかに微笑みました。ここでインストで1曲。「メウントラ・ドゥ・ジョビン」を、足早に、キレよく綴り、細やかに厚く、艶(つや)めきを描きました。ヴォーカルが戻って、「あなたとわたし」。弾(はじ)ける喜びを輝かせ、くっきりとした旨味のある味わいを添えました。ここでゲストのフルートを加えてユーミンの「卒業写真」。穏やかな寂しさが、儚(はかな)げに降り注ぎ、悲しみの五月雨(さみだれ)が、ゆっくりと舞い降りました。前半最後はクインテットに戻っての「マシュ・ケ・ナダ」。伸びやかに呼びかけ、過(よぎ)る影を振り払って、スリリングなバトルを繰り広げました。
休憩を挟んで後半はインストが2曲。浮き立つ愉しさを満開に咲かせ、急ぎ足で刻んで、悦びを遣(や)り取りする「フェイラシン・マンカイオ」。抜けるような青空の下を歩み出し、快いビートに乗って、クールに奏でる「エンブレイサブル・ユー」。練達の妙技で、上質な喜びを運びました。歌が加わり、届けられたのは「おいしい水」。香り立つ歓びを弾(はず)ませ、柔らかなまとまりをいくつも繋げて、舞い上がる砂塵(さじん)に、氷片を散らせました。次の「シーナ」では、夏の海辺で思い出に浸(ひた)り、清冽な翳りを彩って、遙かなる憧れを歌いました。ここで気分を変えて、マリリン・モンローの「I wanna be loved by you」。大人の可憐さを盛り付け、爽やかな色気で着飾って、軽やかに振る舞いました。続いての「マシュカーガー」になると、軽快に滾(たぎ)りを放ち、明るさに哀しみを添えて、カッコよく決めました。さらに「アカドリ」では、ゆったりと美しさで染め、切なさを潤いに溶かして、聴衆を魅了しました。セット・リスト最後は「ボチコンダ」。爽快な微風(そよかぜ)が肌を震わせ、軽快に心躍らせて、スカートの裾を翻(ひるがえ)しました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「ソー・メニー・スターズ」。ゆったりと甘やかさを薫らせ、賑々しく終演となりました。
弥生の夕べに快い気分を頂いたことに感謝して、喜ばしい気分で家路を急ぎました。

平山友紀子&シツェヤン・ワイエンベルク デュオリサイタル

2019年4月22日(月) 19:00 新潟市音楽文化会館 平山友紀子&シツェヤン・ワイエンベルク デュオリサイタル

巡礼の年 第2年「イタリア」よりペトラルカのソネット 第123番/リスト
謝肉祭 作品9/シューマン
無伴奏チェロのための主題と変奏 ニ短調/シベリウス
チェロとピアノのためのソナタ ト短調 作品19/ラフマニノフ
 Ⅰ.Lento-Allegoro moderato
 Ⅱ.Allegro scherzando
 Ⅲ.Andante
 Ⅳ.Allegro mosso

平山友紀子(Pf)
シツェヤン・ワイエンベルク(Vc)

仕事を終えて、音楽文化会館へ。開演40分前に到着。
感想は、「すっきりとしたチェロ、端正で豊かなピアノを楽しむ」です。
前半はピアノ独奏で、まずはリストの「巡礼の年 第2年『イタリア』」より「ペトラルカのソネット」。ゆっくりと揺らめき、穏やかに波打って、溢れ出る情動が頂上を目指し、粉々に崩れ落ちて、足早に駆け抜け、ゆったりと消え入りました。続いてシューマンの「謝肉祭」。力強く打ち鳴らす「前口上」。速足で進む馬に鞭を入れて、転がるように進み、一歩一歩踏み締めて、強靭な一撃を連打する「ピエロ」。足早に跳ね、嬉しそうに水飛沫(みずしぶき)を上げる「アルルカン」。柔らかな寂しさを丁寧に綴る「高貴なワルツ」。楽しげに水を掻き混ぜ、小さく跳(は)ね跳(と)ぶ「オイゼビウス」。華やかに騒ぎ立て、弾(はじ)けるように刻む「フロレスタン」。よそよそしく気取り、鼓動をしめやかに包む「コケット」。素早く足踏みし、歯切れよく煮込む「応答」。急(せ)かすように細やかに波立ち、強く殴打する「パピヨン」。軽やかで優雅に舞う「踊る文字」。俯(うつむ)いて、愁いを匂い立たせる「キリアーナ」。大らかに明るく波打つ「ショパン」。生きいきと親しげに微笑む「エストレラ」。賑やかに燥(はしゃ)ぐ「再会」。速足で駆け上がる「パンタロンとコロンピーヌ」。強い足取りで加速する「ドイツ風ワルツ/パガニーニ」。穏やかに綴る「告白」。達筆で認(したた)める「プロムナード」。堂々と山へ駆け上がる「休息」。急(せ)き込むように突き進む「ペリシテ人と戦うダビッド同盟の行進曲」。様々な情景を彩りで飾りました。
休憩を挟んで後半はシベリウスの「無伴奏チェロのための主題と変奏」。思いを込めて振り抜き、淋しげな懐かしさを香らせ、柔らかく練り上げて、振り幅を大きく歪(ゆが)め、力強く羽音を鳴らして、滑らかに糸を引き、厚く滲ませて、高貴な薫りを匂わせ、夜明けに掛かる極光を発して、抑えた甘やかさで、大海に漕ぎ出し、低いうねりを受けて、時化(しけ)る波濤に抗(あらが)い、天空へと上昇し、静かな祈りを捧げました。
プログラム最後はラフマニノフの「チェロとピアノのためのソナタ」。一条の撚(よ)り糸をゆっくりと紡ぎ、溢れ出す奔流へ昇華させて、穏やかな浪漫で彩り、まろやかな甘味(あまみ)で味付けし、滔々(とうとう)と流れる大河が足取りを早めて、ゆったりと穏やかに氷片を擦り抜けて、長く切なく尾を引く彗星を眺め、前を向いて駆け出し、無骨な鎧(よろい)に身を包んで、闘いの場へと進み、ひとときの安らぎを経て、一気に駆け抜ける第1楽章。不安な心持ちで、影を帯びた鼓動を刻み、気を張りつつも、ひとときの休息を過ごすと、再び立ち上がって、剣劇を演じ、降り掛かる災厄に立ち向かって、一途に行軍する第2楽章。ゆっくりと暖かな波打ち際を行き、優しく誇らしい男らしさを香らせて、たっぷりと情熱を迸(ほとばし)らせ、ひらひらと舞う淡雪を背に、穏やかに行き過ぎる第3楽章。荒れた海を懸命に泳ぎ、大らかで滑らかに繋いで、コク深い甘さを波立たせ、明から暗へ突き落とされて、乱闘を制し、低くうねる波頭(なみがしら)を乗り越えて、勝鬨(かちどき)を挙げ、しめやかな喜びを楽しんで、凛々しく勇敢に頂きへ登り、輝ける結末へと突き進む第4楽章。大いなる果実を掴(つか)み取りました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてアンコールが2曲。春めいた、優しげで、浪漫溢れる調べを奏で、さらにバッハの"無伴奏"からの「花」が暖かさを運んで、賑々しく終演となりました。
チェロとピアノが織り成す極上の響きを十二分に堪能できたことに感謝して、喜ばしい気分で、家路を急ぎました。