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8月の予定

8月の予定です。

2019年8月1日(木) 19:00 新潟市民芸術文化会館コンサートホール 2018年 浜松国際ピアノコンクール優勝 ジャン・チャクムル ピアノリサイタル ~りゅーとぴあピアノ・リサイタル・シリーズNo.38~
2019年8月3日(土) 19:00 Dr.可児 コントラバス&ピアノ クラシックコンサート
2019年8月4日(日) 15:00 ギャラリー蔵織 モーツァルト フルート四重奏曲全曲演奏会 第1部
2019年8月4日(日) 18:00 ギャラリー蔵織 モーツァルト フルート四重奏曲全曲演奏会 第2部
2019年8月7日(水) 18:30 ヒーリングホール 中村栄宏リコーダーコンサート
2019年8月10日(土) 11:30 新潟市民芸術文化会館コンサートホール オーケストラはキミのともだち(2019)
2019年8月16日(木) 20:00 MONK'S MOOD JAZZ CLUB NIIGATA Isa's Jazz @monk's mood
2019年8月17日(土) 19:00 ギャラリー蔵織 樅の木の下で ヴァイオリン・チェンバロ二重奏
2019年8月21日(水) 18:30 新潟市民芸術文化会館能楽堂 第22回日本電子音楽協会定期演奏会
2019年8月28日(水) 19:00 スタジオ・スガマタ 大瀧拓哉・星野紗月 ピアノデュオリサイタル

8月も頑張ります。
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7月のまとめ

7月のまとめです。

行ったコンサート。

2019年7月1日(月) 14:00 新潟市民芸術文化会館スタジオA ついたちは ガチバッハ 第2回 
2019年7月3日(水) 19:00 新潟市民芸術文化会館コンサートホール ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団 
2019年7月7日(日) 10:30 北区文化会館 ママさんブラスひかりおんがく隊 第11回ファミリーコンサート 
2019年7月7日(日) 14:00 長岡リリックホールコンサートホール 長岡交響楽団第60回定期演奏会 
2019年7月12日(金) 19:00 新潟市民芸術文化会館スタジオA 一管風月 Tri-Band 
2019年7月14日(日) 13:00 新潟市民芸術文化会館コンサートホール・ホワイエ 東響ロビーコンサート 打楽器アンサンブル 
2019年7月14日(日) 17:00 新潟市民芸術文化会館コンサートホール 東京交響楽団第114回新潟定期演奏会 
2019年7月17日(水) 11:30 新潟市民芸術文化会館コンサートホール りゅーとぴあ1コイン・コンサート vol.102 「究極のハーモニー“トロンボーン四重奏”」 
2019年7月17日(水) 14:30 西新潟中央病院 第104回 西新潟中央病院ロビーコンサート 
2019年7月19日(金) 19:00 新潟市民芸術文化会館劇場 Noism1 『ミラーリングメモリーズ-それは尊き光のごとく』、新作『Fratres Ⅰ』 
2019年7月20日(土) 19:00 ギャラリー蔵織 Cembalo Duo 師が結ぶ二重奏 vol.6 バッハ氏の細密 
2019年7月26日(金) 18:30 東区プラザホール 新潟ARS NOVA & Ryunosuke Okada 夏休みファミリーコンサート 
2019年7月27日(土) 19:00 新潟市民芸術文化会館コンサートホール りゅーとぴあ Best Selection 2019 第1回 マチュー・デュフォー フルート・リサイタル 
2019年7月29日(月) 19:00 五泉市さくらんど会館 TOKI弦楽四重奏団 2019

14件でした。1月から通算87件でした。

行きたかったコンサート。

2019年7月6日(土) 14:00 新潟市秋葉区文化会館 真夏のクラシック★コンサート 柳本幸子✕田中幸治 
2019年7月6日(土) 14:00 湯沢町公民館 笛田博昭ガラコンサート vol.8 ~湯沢をオペラの町に~ 
2019年7月7日(日) 13:30 新潟日報メディアシップ メディアシップ七夕ジュニアコンサート2019 
2019年7月7日(日) 14:00 改観寺 本堂じょんのびコンサート 改観寺版七夕の物語 
2019年7月7日(日) 14:00 だいしホール たなばた ムチンスキー 
2019年7月7日(日) 14:00 松野尾地域コミュニティセンター 松野尾地域 七夕コンサート 2019 
2019年7月7日(日) 14:00 長岡NCホール 外囿祥一郎&西久保友宏 デュオコンサート 
2019年7月12日(金) 19:00 アミューズメント佐渡 マイタウン・コンサート2019 
2019年7月13日(土) 14:00 だいしホール クロダ・カンパニャーリ・ディロン三重奏団 
2019年7月13日(土) 14:30 新潟市民芸術文化会館コンサートホール 新潟大学管弦楽団第40回サマーコンサート 
2019年7月15日(月) 14:00 新潟市江南区文化会館音楽演劇ホール りゅーと新潟フィルハーモニー管弦楽団 第2回サマーコンサート  
2019年7月15日(月) 14:00 上越文化会館大ホール 上越真夏の音楽会 
2019年7月15日(月) 14:00 新潟信濃町教会 石丸由佳のオルガン・サロン 第3回 バッハ讃 
2019年7月15日(月) 16:00 ギャラリー蔵織 初期バロック&フレンチ 
2019年7月18日(木) 13:30 長岡リリックホールホワイエ リリック ホワイエコンサート ソプラノコンサート 
2019年7月20日(土) 19:00 SanDoコンサート vol.103 朝日酒造エントランスホール ソプラノ テノール 初夏の競演  
2019年7月21日(日) 13:30 ヤマハ新潟店 ピアノサロンコンサート 17
2019年7月21日(日) 13:30 ヒーリングホール 第17回リコーダーアンサンブルのつどい@ヒーリングホール 
2019年7月21日(日) 14:00 柏崎市文化会館大ホール 奥村愛 ヴァイオリン・クァルテット 
2019年7月22日(月)15:00 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール 新潟市ジュニア合唱団第29回定期演奏会 
2019年7月22日(日) 13:30 長岡リリックホールホワイエ リリック ホワイエコンサート ピアノトリオコンサート
2019年7月26日(金) 19:00 長岡リリックホールコンサートホール 小山裕幾フルートリサイタル 
2019年7月28日(日) 11:00 長岡リリックホールコンサートホール 東京フィル わくわくコンサート 
2019年7月28日(日) 14:00 だいしホール BASS GARDEN The 12th Concert 

24件でした。8月も頑張ります。

TOKI弦楽四重奏団 2019

2019年7月29日(月) 19:00 五泉市さくらんど会館 TOKI弦楽四重奏団 2019

イタリア風セレナーデ ト長調/ヴォルフ
トリオ・ソナタ ニ短調 作品1-12「ラ・フォリア」/ヴィヴァルディ
弦楽四重奏曲 第5番 変ホ長調 作品44-3/メンデルスゾーン
 Ⅰ.Allegro vivace
 Ⅱ.Scherzo:Assai leggero vivace
 Ⅲ.Adagio non troppo
 Ⅳ.Molt allegro con fucco
弦楽四重奏曲「菊」/プッチーニ
弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 P.53 /レスピーギ
 Ⅰ.Allegro moderato
 Ⅱ.Tema con variazioni
 Ⅲ.Intermezzo
 Ⅳ.Finale

TOKI弦楽四重奏団
 岩谷佑之、平山真紀子(Vn)
 鈴木康浩(Va)
 上森祥平(Vc)

みなとトンネルを4往復走って、昼食を摂り、少し休憩して、所用を片付け、夕食を済ませて、五泉市さくらんど会館へ。開演15分前に到着。
感想は、「爽やかで、豊かな弦楽の響きを堪能する」です。
まずはヴォルフ「イタリア風セレナーデ」。降り注ぐ陽光を受け、爽やかに香る柑橘が弾(はじ)けて、柔らかに膨らみ、ざわめきを交わしました。続いてヴィヴァルディの「トリオ・ソナタ 『ラ・フォリア』」。愁いの翳りが教会の壁に木霊(こだま)し、その響きを、次第に短く繰り返して、薄い覆(おお)いを被(かぶ)せ、角張った刻みを入れて、急ぎ足で駆け、伸びやかに尾を曳いて、細やかに飾りました。前半最後はメンデルスゾーンの「弦楽四重奏曲 第5番」。快活に走り出し、溌剌(はつらつ)とした速さで弾(はず)み、颯爽(さっそう)とした素振りで海へ漕ぎ出し、溢れ出す青春の息吹を伝えるアレグロ。鬱蒼(うっそう)とした森を抜け出し、陰翳(いんえい)の間(はざま)を駆け抜けて、萌え出(いづ)る草原を、次々に跳躍するスケルツォ。艶めく甲虫の鎧(よろい)を纏(まと)い、柔らかに蕩(とろ)ける薄衣を羽織って、柔らかな練乳の味わいで、長く伸びる灯りを点すアダージョ。細やかに刻み、爽快な速さで飛ばして、幾重にも折り重なり、競うように結末へ急ぐモルト・アレグロ。爽やかな浪漫の薫りを届けました。
休憩を挟んで後半は、プッチーニの「弦楽四重奏曲『菊』」。ゆっくりと哀しみを塗り込め、薄っすらと切なさをまぶして、軽やかに涙の滴(しずく)を揺らし、ふんわりと羽毛で包み込みました。プログラム最後はレスピーギの「弦楽四重奏曲 第3番」。明るく波立ちを入り組ませて、からりと晴れ上がる空に、細き糸を曳いて、さらさらと五月雨(さみだれ)を集め、透明な布地で覆い隠す第1楽章。ゆっくりと憂愁を奏で、優しく感情の揺れを宥(なだ)め、たっぷりと歌って、一人また一人と、その場を立ち去り、僅かなる甘やかさで彩り、軽やかなうねりを見せる第2楽章。ざわざわと湧き立ち、滑らかに滑り込んで、艶(つや)めきを輝かせ、とろりとした味わいで、光の帯を繋げる第3楽章。悲劇の残滓(ざんし)を纏(まと)い、足早に駆け出して、穏やかに語り出し、大らかに振る舞って、降り掛かる嵐に抗(あらが)い、絡み合いながら、険しい坂道を昇り、強く結束を固めて、鋭い刃(やいば)を振り翳(かざ)す第4楽章。軽やかながら、意を決した思いを漲(みなぎ)らせて、鮮やかな四重奏を響かせました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「ふるさと」。美しく、情景を映して、しっとりとした終演となりました。
毎年夏のこの時期に県内3箇所で、音楽の贈り物を届け続けているカルテットが、素晴らしい演奏で我々を持て成して頂いていることに感謝して、喜ばしい気分で、帰りのハンドルを握りました。

りゅーとぴあ Best Selection 2019 第1回 マチュー・デュフォー フルート・リサイタル

2019年7月27日(土) 19:00 新潟市民芸術文化会館コンサートホール りゅーとぴあ Best Selection 2019 第1回 マチュー・デュフォー フルート・リサイタル

フルートとピアノのためのソナタ FP164/プーランク
 第1楽章:Allegro melincolico
 第2楽章:Cantilena
 第3楽章:Presto gicoso
フルートとピアノのためのソナチネ Op.76/ミヨー
 第1楽章:Tendre
 第2楽章:Souple
 第3楽章:Clair
フルートとピアノためのバラード/マルタン
「しぼめる花」による序奏と変奏曲 Op.160 D.802/シューベルト
 序奏:Introduction Andante
 主題:Theme Andantino
 第1変奏曲:Variation1
 第2変奏曲:Variation2
 第3変奏曲:Variation3
 第4変奏曲:Variation4
 第5変奏曲:Variation5
 第6変奏曲:Variation6
 第7変奏曲:Variation7:Allegro
フルートとピアノのためのソナタ「ウンディーネ」Op.167/ライネッケ
 第1楽章:Allegro
 第2楽章:Intermezzo:Allegretto viavce-Piulento,quasi amdamte
 第3楽章:Antante tranquillo-Molt vivace
 第4楽章:Finale:Allegro molt agitato ed appasionato,quasi presto

マチュー・デュフォー(Fl)
浦壁信二(Pf)

仕事を終えて、りゅーとぴあへ。開演40分前に到着。
感想は、「多彩な音色(ねいろ)、華麗なる技巧、豊かな音楽性に裏打ちされた素晴らしいフルートとピアノを十二分に堪能する」です。
まずはプーランクの「フルートとピアノのためのソナタ」。陰翳(いんえい)に縁取られた明るさで弾(はず)み、細やかに早春の憂鬱を刻んで、柔らかにうねり、物憂(ものう)げに囀(さえず)って、冷たい波立ちの上を柔和な面持ちで吹き過ぎるアレグロ。ゆっくりと哀しみを引き摺り、遠い日々を思い出しながら、寂しげに立ち上がり、一筋の糸を長く伸ばして、降り掛かる波濤(はとう)を潜り抜けるカンティレーナ。速足で駆け出し、渦巻く軌道を滑らかに上下して、透き通るような明るさで急(せ)き立て、一瞬立ち止まって、再度加速するプレスト。都会の洗練を身に纏(まと)い、軽やかで、淡彩な筆使いを、鮮やかに披露しました。続いてミヨーの「フルートとピアノのためのソナチネ」。淡く甘やかな春霞(はるがすみ)が流れ出し、柔和な綿毛を暖かな息吹で染め上げて、ふんわりと揺蕩(たゆた)うと、暗雲(あんうん)が立ち込め、不穏(ふおん)な翳りが近づいて、ひとときの嵐を呼び、やがて穏やかに着地する第1楽章。柔らかな春風が通り過ぎ、影を宿した波頭(なみがしら)が打ち寄せ、それを掻(か)い潜って飛ぶ流星が耀く尾を曳いて、緩やかに飛翔する第2楽章。曇り空の下、ざわめく漣(さざなみ)の上を、速く、揺れながら駆け抜け、立ち込め霧を切り裂いて、坂道を駆け上がり、九十九折(つづらおり)の山路(やまみち)を下って、爽やかに疾走する第3楽章。柔和で軽妙洒脱な三幅(さんぷく)の絵画を、極上の筆致で仕上げました。前半最後はマルタンの「フルートとピアノためのバラード」。灰色に煙る早朝の靄(もや)が寒さを運び、くねくねと舞い上がる光の帯が、やがて細やかな水滴を連れて降下し、足早に追い掛けて、柔軟に揺らめき、温かな湯気を擦(す)り抜けて、速度を上げて上昇し、迫り来る不安と懸命に闘い、その鉾先(ほこさき)を器用に躱(かわ)しました。
休憩を挟んで後半は、シューベルトの「『しぼめる花』による序奏と変奏曲」から。菫色(すみれいろ)の香りがゆったりと匂い立ち、熱を込めて息吹を伝える序奏。切なさを灯し、ゆっくりと弾(はず)む主題。細かい揺らぎが、渦を巻いて、吹き抜ける第1変奏。角張った波で刻み、幾度となく警笛を鳴らす第2変奏。ゆったりと優しくふわりと舞い踊る第3変奏。細く長く絹糸を撚(よ)り、低く太い綱(つな)を編み上げる第4変奏。砕ける波濤を抜け、左右に旋回して、海上を飛行する第5変奏。細やかに波打って、しっかりと足跡を残す第6変奏。翳りを纏(まと)い、拳(こぶし)を強く握りしめ、やがて楽しげに輪舞して、大らかに手を広げる第7変奏。浪漫の薫りで満たし、縦横無尽にその技巧で飛び回って、快い陶酔を届けました。プログラム最後はライネッケの「フルートとピアノのためのソナタ『ウンディーネ』」。薄曇りに差す陽光が、伸びやかに渦巻き、彼方を見渡して、過ぎし日々の想い出を追い掛け、ふわふわと浮かぶ羊雲を映して、夢の行方へと思いを馳せるアレグロ。足早に駆け下りて、暗い階下へと忍び込み、細やかに飛び跳ねて、水飛沫(みずしぶき)を上げるインテルメッツォ。ゆっくりと長閑(のどか)な春の宵(よい)を過ごし、うららかな日差しをたっぷりと受けると、一転忙(せわ)しく走り出し、高く飛び上がって、穏やかに微睡(まどろ)みを誘(さそ)うアンダンテ・トランクイロ~モルト・ヴィヴァーチェ。冷たい肌触りを伝え、ざわめく水面(みなも)を飛び越えて、悲しげに訴え、切なさを物語って、荒れの海に漕ぎ出し、安らぎを求めて、旅を続け、押し寄せる哀しみに持って行かれるフィナーレ。変化に富んだ神話を、鮮やかに紡ぎ出しました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールが3曲。優しく甘やかなシューマンの「3つのロマンス」から第2曲。しみじみとした思いやりに満ちたベートーヴェンの「ロマンス」。フルート一本で奏でられたヴィヴァルディの「四季」より「春」。快き調べを届けて、賑々しく終演となりました。
極上の音色(ねいろ)と、卓越した技巧だけが成し得る素晴らしい贈り物を十二分に満喫できたことに感謝し、喜ばしい気分で、帰路に就きました。

新潟ARS NOVA & Ryunosuke Okada 夏休みファミリーコンサート

2019年7月26日(金) 18:30 東区プラザホール 新潟ARS NOVA & Ryunosuke Okada 夏休みファミリーコンサート

合奏協奏曲 Op.6-4 「終楽章」/コレッリ
G線上のアリア/バッハ
「優雅なインド」よりシャコンヌ/ラモー
交響曲第34番 K.338 「終楽章」/モーツァルト
「アルジェのイタリア女」序曲/ロッシーニ
交響曲第82番 ハ長調「熊」/ハイドン

新潟アルス・ノーヴァ
 廣川抄子、原山美香、松村牧子(1st.Vn)
 枝並清香、藤田旬葉、庄司愛(2nd.Vn)
 加藤礼子、佐々木友子(Va)
 渋谷陽子、星野由美(Vc)
 星野勝彦(Cb)
 市橋靖子(Fl,Picc)
 金子いつか、古田島瑛美*(Ob)
 広瀬寿美(Cl)
 小武内茜(Fg)
 宮野大輔(Hr)
 藤井裕子(Tp)
 本間美恵子(Timp,Per)
 笠原恒則*(Cemb)
  *賛助

岡田龍之介(指揮)

司会・お話
 岡田薫、宝よなぐ

仕事を終えて、東区プラザへ。開演20分前に到着。
感想は、「解説者と"侍"が誘(いざな)う古楽から古典派の音楽を楽しみながら、十二分に堪能する」です。
まずはコレッリの「合奏協奏曲」から終楽章。涼やかに弾(はず)み、艶(つや)やかに輝いて、哀しみを一瞬だけ覗かせ、光の中を駆け抜けました。ここで"侍"が登場し、ボケをカマしつつ、独(ひと)り言(ご)ちると、解説者が現れて、その疑問を解き、西洋音楽と日本史を絡めて、簡潔に説明しました。以後はやりとりを挟みながらコンサートが進む段取り。続いては弦楽合奏でバッハの「G線上のアリア」。ゆっくりと瑞々しく、甘やかに奏で、通り過ぎる翳りを余所に、切なさを綴りました。次はラモーの「優雅なインド」より「シャコンヌ」。しっとりと悲しみを映し、足早に歩みを進めるも、時を告げる耀きが煌々(こうこう)と照り付け、派手やかに弾(はじ)け、光と闇を対比させて、華々しく進軍しました。さらにモーツァルトの「交響曲第34番」からの終楽章では、溌剌(はつらつ)とした生命力で飛ばし、陽光が燦々(さんさん)と降り注ぐ中、持ち前の推進力で、生き生きと軽やかに刻みました。前半最後はロッシーニの「『アルジェのイタリア女』序曲」。忍び足で近付き、朱々(あかあか)と火柱を立て、小高い丘を登り降りして、黄金(おうごん)の剣(つるぎ)を振り翳(かざ)し、陽気な微笑みを浮かべて、力強く騎乗しました。
休憩を挟んで後半はハイドンの「交響曲第82番『熊』」。歯切れ良く、賑やかに弾(はず)み、爽やかに風を吹かせて、小振りの火花を飛び散らせ、優美に揺り戻すヴィヴァーチェ。すまし顔でしゃなりしゃなりと歩き、明るく元気に振る舞うも、時折陰翳(いんえい)を宿し、暖かき息吹が彩りを変えて、一歩一歩前へと踏み出すアレグレット。声高(こわだか)に歌い、ひそひそと囁(ささや)いて、優雅な足捌(あしさば)きで、軽やかに円舞するメヌエット。低く羽音を鳴らし、切れの良い刃(やいば)を振り抜いて、唇を交わし、爽快に空(くう)を切って、流浪の民の調べで飾るフィナーレ。随所に小技を配し、解き難い応用問題で煙(けむ)に巻いて、明るくも楽しげに仕上げました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「トリッチ・トラッチ・ポルカ」。聴衆の手拍子を誘(さそ)い、賑やかに盛り上がって、盛況の内に終演となりました。
古楽から古典派に繋がる西洋音楽の横顔を、日本の歴史と絡め、分かりやすく、親しみやすい装飾を施して、楽しく伝えて頂いたことに感謝して、喜ばしい気分で、家路を急ぎました。

Toucas & Taca Japan Summer Tours 2019 Live in 新潟

2019年7月22日(月) 19:30 Live Bar Mush Toucas & Taca Japan Summer Tours 2019 Live in 新潟

Opening act
 *******/*******
 パダンパダン/Glanzberg
 ウン・ヴァルス・エン・パリ/フロレス
 雨上がりには/田中トシユキ

ボサコルデオン
 田中トシユキ
 さとうえみ
Toucas & Taca
 マゼラン/Toucas
 風の谷/Taca
 ラヴィータ/Toucas
 7つの子/本居長世
 *******/*******
 ザンビア/Toucas
 石の手紙/Taca
 バスコ/Toucas
 時空を超えて/Taca
 カルトムーン 愛のテーマ/*******
 ザングトエン/Toucas

Toucas & Taca
ゲスト
 田中トシユキ(Cl)
 伊藤哲(Per)

仕事を終えて、一旦帰宅し、夕食を済ませて、Live Bar Mush へ。開演15分前に到着。
感想は、「快い哀愁とアツいリズムの饗宴に心踊る」です。
まずはオープニング・アクトで、ボサコルデオンの登場。1曲目では、潮騒の響きが、遠くから押し寄せ、愁いに満ちた鼓動が速足で駆け抜けました。続いて「パダンパダン」。ゆったりと灯りが点り、軽やかに輪舞して、濃厚な哀愁を届けました。次は「ウン・ヴァルス・エン・パリ」。細やかに波立ち、小粋に円舞して、生き生きと弾(はじ)けるように奏でました。最後は地元アイドル・グループに提供した曲のセルフ・カバーで「雨上がりには」。爽やかに切なさを歌い、若き日の情景を甘やかに綴りました。
休憩を挟んで後半は本日のメインの"Toucas & Taca "。まずは「マゼラン」から。静かな囁きが忍び寄り、憂愁のリズムを弾(はず)ませて、切れ味鋭く攻め込み、ゆらゆらと揺らぎました。続いて「風の谷」。生命の息吹が湧き立ち、溢れ出す勇気を胸に、大海原へ舟を漕ぎ出しました。次は「ラヴィータ」。低く身構えて、じわじわと進み、視界が開けると、冴え渡る空へ、一気に飛び出しました。ここで日本の童謡から「7つの子」。寂しげに絡まり合い、ゆったりと身体を揺らして、幾筋もの水脈がやがて一つに合流し、贅を尽くした響きの宴(うたげ)へ移り行きました。ここでクラリネットとパーカッションが加わって1曲。ゆったりと呼吸して、競い合って連射し、幾重にも山並みを重ねました。クラが退場し、3人での「ザンビア」。遙かなる大地からの子守唄を背に、迫りくる哀愁が胸を締め付けました。続いて「石の手紙」。じんわりと愛(いと)しさが滲(にじ)み出し、優しげな切なさで味わいを伝えました。ここでアコーディオン・ソロで「バスコ」。大らかな寂しさで包み、次第に熱を帯びて、嫋(たお)やかなる奏でが心を打ちました。再びのデュオで「時空を超えて」。不規則に石蹴りを跳んで、青い空へと飛び立ち、さんざめく漣を下に見て、長く細い飛行機雲を残しました。次は映画の為に作られた「カルトムーン 愛のテーマ」。甘やかな淋しさを伝え、柔らかに想いを語って、濃厚な味付けで忍び泣き、螺旋を描いて、彼方へと昇りました。セット・リスト最後は「ザングトエン」。軽々と上昇し、ふわりと宙に浮かんで、激しく鍔迫(つばぜ)り合いを演じ、冷たさを秘めたアツき死闘を重ねて、憂愁の炎を燃やしました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは出演者全員で「レディ・キャラレタ」。手拍子を誘(さそ)い、大いに盛り上がって、賑々しく終演となりました。
フランスからの賓客が、ここ新潟で地元のミュージシャンを交えて、素晴らしいステージを届けて頂いたことに感謝して、快い気分で家路を急ぎました。

Cembalo Duo 師が結ぶ二重奏 vol.6 バッハ氏の細密

2019年7月20日(土) 19:00 ギャラリー蔵織 Cembalo Duo 師が結ぶ二重奏 vol.6 バッハ氏の細密

小フーガ ト短調 BWV578
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 BWV1004
 Allemnda
 Corrente
 Sarabanda
 Giga
 Ciaccona 
オルガンのためのトリオソナタ 第5番 BWV529
 Allegro
 Largo
 Allegro
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ 第1番 BWV1027
 Adagio
 Allegro ma non tnto
 Andante
 Allegro moderato
オルガンのためのトリオソナタ 第2番 BWV526
 Vivace
 Largo
 Allegro
※作曲は全てバッハ

笠原恒則(Cemb)
佐藤世子(スピネット)

仕事を終えて、ギャラリー蔵織へ。開演30分前に到着。
感想は、「こじんまりとした蔵の中で聞くチェンバロの二重奏を楽しむ」です。
まずは「小フーガ ト短調」。甘やかで繊細な煌めきが紡ぎ出され、折り重なり、追い掛け合って、鮮やかな錦繍(きんしゅう)を織り上げました。続いて「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番」をグスタフ・レオンハルトが編曲した一品。前半4曲を一方が。最後をもう一方が演奏する趣向。軽やかに弾(はず)み、はらはらと舞い散って、儚(はかな)げな涼やかさを届けるアルマンド。速足で、細やかに山並みを連ね、湧き出(いで)る水脈をこんこんと編み上げるクラント。ゆっくり、淡々と哀しみを語り、淡く切ない想いが、ひんやりと浮かび上がるサラバンド。華やぐ寂しさを伝え、葡萄色(ぶどういろ)の速さで先を急ぐジーグ。悲痛な嘆きを細やかに綴り、涼やかに渦を巻いて、心の奥底へ淡々と分け入り、深く沈み込んで、横たわる闇を描き出すと、水面に顔を上げ、穏やかな表情で、明るい空を見上げ、柔らかな光が差し込むひとときに、安らぎを感じて、戻り来る悲しみを、大らかに受け止めるシャコンヌ。名曲の面影を、いつもと違う角度で、鮮明に切り取りました。
休憩を挟んで後半はトリオソナタが3曲。まずは「オルガンのためのトリオソナタ 第5番」。高貴な優雅さで奏で、美しく明るく波立ちを重ねて、薄っすらと翳りで彩るアレグロ。寂寥(せきりょう)が忍び寄り、サクサクと氷を掻き分けて、甘やかに香るラルゴ。快適な速さで歩み、ところどころ足跡を残して、小さな耀きで駆け抜ける2度目のアレグロ。幾重にも重なる網掛けが、響きの豊穣を伝えました。続いて「ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ 第1番」。長閑(のどか)な草原を典雅に逍遥(しょうよう)し、優しく柔らかに足取りを進める第1楽章。忙(せわ)しなく追い掛け、我先に競い合い、何時(いつ)しかアツく燃え上がって、幾重にも交わる第2楽章。ゆっくりと揺れ、暗がりから日向(ひなた)へと、一歩一歩慎重に、足を踏み出す第3楽章。晴れやかに装い、余所行(よそゆ)きの出で立ちで、前を向き、速(すみ)やかに機銃を連射する第4楽章。快く微睡(まどろ)みを誘(さそ)い、生き生きとした生命の息吹を届けました。プログラム最後は「オルガンのためのトリオソナタ 第2番」。キラリと光る切なさを添え、輝きを軽やかに刻んで、氷の欠片(かけら)を舞い散らすヴィヴァーチェ。清く明るい諦めを匂わせ、ゆっくりと揺蕩(たゆた)って、深々(しんしん)と粉雪が降り積もるラルゴ。迫り来る悲しみに抗(あらが)い、立て続けに銃弾を撃ち込んで、狭い小径(こみち)を一目散に走り抜けるアレグロ。光と闇が対峙し、複雑に錯綜する響きの森を、三位一体で攻略しました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「G線上のアリア」。煌めきを飾り付け、甘やかに盛り付けて、賑々しく終演となりました。
チェンバロとスピネットのデュオが齎(もたら)す豊かな繊細さを十二分に楽しめたことに感謝して、喜ばしい気分で帰路に就きました。

Noism1 『ミラーリングメモリーズ-それは尊き光のごとく』、新作『Fratres Ⅰ』

2019年7月19日(金) 19:00 新潟市民芸術文化会館劇場 Noism1 『ミラーリングメモリーズ-それは尊き光のごとく』、新作『Fratres Ⅰ』

『Mirroring Memories-それは尊き光のごとく』
 00『Distant Memory』
 01『Nameless Hands-人形の家』(2008)より「彼と彼女」
 02『Nameless Poison-黒衣の僧』(2009)より「病んだ医者と貞淑な娼婦」
 03 劇的舞踊『ホフマン物語』(2010)より「アントニオの病」
 04 劇的舞踊『カルメン』(2014)より「ミカエラの孤独」
 05『Nameless Voice-水の庭、砂の家』(2012)より「シーン9-家族」
 06『Psychic 3.11』(2011)より「Contrapunctus」
 07『ASU』より「生贄」
 08 劇的舞踊『ラ・バヤデール-幻の国』(2016)より「ミランの幻影」
 09『ZAZA』(2013)より「群れ」
 10『マッチ売りの話』より「拭えぬ原罪」
 11『Scherazen(痛み)』(2019)
 12『Traume-それは尊き光のごとく』(2018)

演出振付:金森穣
照明デザイン:伊藤雅一(RYU)、金森穣
映像:遠藤龍
出演:Noism1+金森穣

新作『Fratres Ⅰ』

演出振付:金森穣
音楽:アルヴォ・ペルト《Fratres for strings and percussion》
衣裳:堂本教子
照明デザイン:伊藤雅一(RYU)、金森穣
出演:Noism1+金森穣

みなとトンネルを4往復走り、昼食を取って、ゆっくりと休憩し、期日前投票をした後、所用を足し、早めの夕食を済ませて、りゅーとぴあへ。開演40分前に到着。
感想は、「過去15年のオムニバスと、息を呑む新作に魂を奪われる」です。

以下はネタバレを含みます。念の為、少し余白を空けて置きます。
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前半は『Mirroring Memories-それは尊き光のごとく』。彷徨(さまよ)える旅人が、その影を幾重にも重ね、垣間見える仲間達の幻影に惑(まど)い、来し方を回想して、力なくその場を立ち去る「Distant Memory」。恋人達が仲睦(なかむつ)まじく戯(じゃれ)れ合うように見えて、実は他者に操(あやつ)られ、楽しげな様子も作りごとであることに2人は気付き、反抗するも押さえつけられて、息絶える結末を迎える「彼と彼女」。一途に求める女と、軽くあしらおうとする男。逃げる相手に、懸命に絡み合い、愛情を乞うも、忍び寄る死の影に、敢(あ)え無く襲われる「病んだ医者と貞淑な娼婦」。華やかな彩りで飾り、優雅に舞い踊り、愛し合って、喜びを解き放つも、迫りくる闇に全てを喪失する「アントニオの病」。失ったものへの想いを募(つの)らせて、ひとり哀しみに暮れる「ミカエラの孤独」。父、母、その子が、仲良く楽しげに遊び、活発な団欒(だんらん)を過ごすも、運命に弄(もてあそ)ばれて、やがて散り散りに引き裂かれる「シーン9-家族」。幾何学的に舞い、しなやかに編み上げ、交互に追い掛け合い、端々で重なり合う「Contrapunctus」。風が強く吹き荒れる草原で、太古の儀式を執(と)り行い、若き魂を、高々と神々へと捧げる「生贄」。ゆっくりと白く揺らめく恋人の姿を追い求めるも、すんでの所で上手く躱(かわ)され、虚しく空を切って、美しき肢体に翻弄される「ミランの幻影」。がっちりと徒党を組み、激しき磁気嵐を掻い潜って、苦しそうにのたうち、辺りを這いずり廻って、深き夜に吸い込まれる「群れ」。世知辛い世間に打ちのめされ、不気味な輩(やから)にいじめられることに耐え、小さな灯(あか)りを点(とも)して、一瞬でも不安から逃げ出し、暖かな夢を味わう「拭えぬ原罪」。彼方より白き天使が舞い降り、人々が心の覆(おお)いを外して、恵まれぬ仔羊を優しく救い出す「Scherazen(痛み)」。輝ける光を受けて、二親(ふたおや)が、華やぎと共に、優しく包み込み、大らかな幸福に浸(ひた)るも、淡く、儚(はかな)げに、虚空へ消え去る「Traume-それは尊き光のごとく」。虚像と実像を交互に配して、15年を瞬(またた)く間に駆け抜け、新しき装いで築き上げました。
休憩を挟んで後半は、「Fratres Ⅰ」。それぞれが玉座(ぎょくざ)に配置され、一糸乱れぬ動作で、時に悠然と、時に快活に、その姿を変幻させ、空間を運動で満たすと、光の滝が降り注ぎ、その穢(けが)れを洗い落とし、生き生きと蘇らせて、流れる耀きの帯を取り囲むように円陣が組まれました。
会場からはスタンディング・オベーションを含む大きな拍手が贈られ、素晴らしい踊り手達を讃え、賑々しく終演となりました。
15周年を迎え、ますます発展する舞踊団が、魂を奪われるような見事な舞台を見せて頂いたことに、心より感動して、喜ばしい気分で家路を急ぎました。

第104回 西新潟中央病院ロビーコンサート

2019年7月17日(水) 14:30 西新潟中央病院 第104回 西新潟中央病院ロビーコンサート

雨に唄えば/ブラウン
夏の思い出/中田喜直
名探偵ポワロ/ガニング
鬼平犯科帳/津島利章
コンドルは飛んでいく/アロミア=ロブレス
少年時代/井上陽水
母をたずねて三千里/坂田晃一

市橋靖子(Occa)
笠原 恒則(スピネット)

りゅーとぴあを後にして、昼食を摂り、車で西新潟中央病院へ。開演15分前に到着。
感想は、「素朴な土笛とそれをサポートするスピネットに癒やされる」です。
まずは映画音楽の「雨に唄えば」。軽やかに弾(はず)み、柔らかに微笑んで、暖かな息吹を伝えました。続いて"この時期と言えば"の「夏の思い出」。爽やかに郷愁を誘(さそ)い、甘やかな香りを匂わせて、高原の風を届けました。次はスピネット独奏で2曲。酸味の効いた甘さで彩り、細やかに編み上げて、暗がりから日向へと抜け出す「名探偵ポワロ」。繊細に明滅し、闇に潜む哀しみを綴る「鬼平犯科帳」。静けさを音楽に託して、喧騒を突き抜けました。次はオカリナのソロでアンデス民謡をアロミア=ロブレスが採譜した「コンドルは飛んでいく」。物悲しい調べが、心に沁み入り、遙かなる山々へ想いを馳せると、賑やかに祭りを祝い、ざわめきが囃し立てて、鄙びた村の景色を映しました。デュオに戻り、井上陽水の「少年時代」。草原の緑が萌え、涼やかに風が薫って、微睡(まどろ)みを誘(いざな)い、懐かしい日々の情景を描きました。プログラム最後はテレビアニメ主題歌の「母をたずねて三千里」。哀しみを振り払い、暖かな涙を拭い去って、望郷の想いを胸に、生き生きと駆け出しました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「ふるさと」。柔らかく優しく奏でられて、賑々しく終演となりました。
入院患者さんへの素敵なプレゼントが、柔らかに暖かく届けられたことに感動して、喜ばしい気分で帰りのハンドルを握りました。

りゅーとぴあ1コイン・コンサート vol.102 「究極のハーモニー“トロンボーン四重奏”」

2019年7月17日(水) 11:30 新潟市民芸術文化会館コンサートホール りゅーとぴあ1コイン・コンサート vol.102 「究極のハーモニー“トロンボーン四重奏”」

007-ジェームス・ボンド・メドレーより
G線上のアリア/バッハ
ラッサス・トロンボーン/フィルモア
ボーンズ・トロンボーン/ 〃
赤いスイトピー/松任谷由実
川の流れのように/見岳章
ザ・ビートルズより/レノン=マッカートニー
ポップ組曲 第3番/フラッケンボール
 Ⅰ.ビギン
 Ⅱ.ワルツ・ソング
 Ⅲ.スライド・ラグ

LUSTIA Trombone Quartet(トロンボーン四重奏)
 大田涼平、篠崎唯、山崎翔子(Trb) 高橋智広(B.Trb)

ゆったりとした休日の午前を過ごし、身支度を整えて、りゅーとぴあへ。開演40分前に到着。
感想は、「柔らかで、まろやかなトロンボーンのハーモニーを堪能する」です。
まずは「007-ジェームス・ボンド・メドレー」から。忍び寄る影が寄り添い、ドキドキと鼓動が早まって、鋭利な輝きで決める「007のテーマ」。柔らかに金色(きんいろ)の光で包み、優しく愛撫して、大らかに波打つ「死ぬのは奴らだ」。鋭く咆哮(ほうこう)し、怪しいうねりを見せ、煙草の香りが匂い立つ「ゴールドフィンガー」。カッコよく冒頭を飾りました。続いてバッハの「G線上のアリア」。黄金(おうごん)の響きで覆(おお)い、柔和(にゅうわ)な肌触りを届けて、大いなる安らぎと、甘やかに、心に沁みるまろやかさで聴衆を魅了しました。楽器紹介を挟んで、次に届けられたのはフィルモアがこの楽器の為に作った2曲。楽しげに弾(はず)み、陽気に刻んで、ウキウキとスイングする「ラッサス・トロンボーン」。ゆっくりと始まり、途中から駆け出して、滑らかな伸び縮みを見せつけ、愉快な気分を盛り上げる「ボーンズ・トロンボーン」。変幻自在に音で遊び倒して、その妙技を披露しました。ここからは日本のポップスが2曲。朝靄(もや)の中に、寂しげな想いを綴り、込み上げる切なさを、たっぷりと歌い上げる「赤いスイトピー」。なだらかな坂道を一歩一歩登り、これまでの道程(みちのり)を振り返って、高らかに人生の喜びを奏でる「川の流れのように」。親しみを込めて、心の琴線を直撃しました。続くは世界的なヒット曲であるビートルズのナンバー。くぐもった恋心を呟(つぶや)き、抑えた声で哀愁を伝える「ミッシェル」。在りし日の面影を追い掛け、虚しさと希望をないまぜにして、じんわりと胸に迫る「イエスタデイ」。愉しく賑わし、派手やかに行列を進めて、太陽の照り返しを映す「オブラディ・オブラダ」。英国からの素敵な贈り物を、軽やかに演じました。プログラム最後はフラッケンボールの「ポップ組曲 第3番」。ゆっくりと動き出し、まったりと舞い踊って、爽快に自転車を飛ばす「ビギン」。少し哀しげな素振りを見せ、夕暮れに優しさを重ねて、ふんわりと包み込む「ワルツ・ソング」。気持ちを沸き立たせ、互いに追い掛けっこして、細やかに刻み、大きく光の輪を紡(つむ)いで、黄金(こがね)の泡立ちを築く「スライド・ラグ」。この楽器の持ち味を十二分に発揮して、華々しく締めました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「松本零士メドレー」。暗い宇宙から勇ましく発進する「宇宙戦艦ヤマト」。軽やかに動輪を回し、賑やかに華やぐ「銀河鉄道999」。お馴染みのメロディーを奏でて、賑々しく終演となりました。
ワンコイン・コンサート初登場のトロンボーン四重奏がくれた素敵なプレゼントをありがたく頂いて、快い気分で次の会場へと向かいました。