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Ikiatari Battari na Live 2020

2020年5月26日(火) 14:00 ギャラリー蔵織 Ikiatari Battari na Live 2020

1st.set
 優しいあの子/草野正宗
 マジック・ワルツ/モリコーネ
 ピアノマン/ジョエル
 故郷/岡野貞一
 I LOVE…/藤原聡
2nd set
 オーバー・ザ・レインボウ/アーレン
 明日に架ける橋/サイモン
 ミッシェル/レノン=マッカートニー
 Lemon/米津玄師
 ローズ/マクブルーム
 広い河の岸辺/スコットランド民謡
 ハレルヤ・アイ・ラヴ・ハー/チャールズ

川崎祥子(Pf)

所用を済ませ、昼食を摂り、少し休憩してから、ギャラリー蔵織へ。開演40分前に到着。
感想は「1年数ヶ月ぶりに聞くリクエスト対応ライブに、明日を生きる勇気と、快い爽快感を頂く」です。
まずは緊急事態宣言での自粛明けからのウォーミングアップを兼ねた"即興演奏"から。
明るく、細やかに波立ちを重ね、鮮やかな響きで、冒頭を飾りました。
続いて朝ドラのテーマ曲からスピッツの「優しいあの子」。透き通るような爽やかさを奏で、軽快に弾(はず)んで、心ときめく輝きを綴りました。
次は映画「海の上のピアニスト」から「マジック・ワルツ」。小粋で楽しげに円舞し、歯切れ良く足捌(あしさば)きを決めて、透かし模様のある裾(すそ)を華麗に揺らしました。
そしてビリー・ジョエルの「ピアノマン」。さらさらと流れる潺(せせらぎ)を映して、炭酸の泡を弾け(はじけ)させ、柑橘の香りを匂い立たせました。
ここで"秘密兵器"のカリンバを持ち出し、流れ出た調べは「故郷(ふるさと)」。かそけき音色(ねいろ)で素朴な囁(ささや)きを伝え、聴衆の心の琴線を擽(くすぐ)りました。
1st.set最後はOfficial髭男dismの「I LOVE…」。ゆっくりと歩み出し、次第に速度を上げて、生き生きとした若さを漲(みなぎ)らせ、軽快に躍動しました。
休憩を挟んで2nd.setは映画「オズの魔法使い」の「オーバー・ザ・レインボウ」から。燦(きら)めきを鏤(ちりば)め、ノリ良く身体を揺らすと、たっぷりと潤いを含ませ、一杯に湖水を湛(たた)えました。
続いてサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」。ゆったりと歩を進め、大らかに包み込んで、柔らかに心を癒しました。
さらにビートルズの「ミッシェル」では、忍び寄る切なさを認(したた)め、吹き過ぎる秋風に寂しさを紛(まぎ)らせて、募(つの)る想いを届けました。
そして米津玄師の「Lemon」からベット・ミドラーの「ローズ」へのメドレー。哀しみに裏打ちされた明るさで弾(はず)み、生命力溢れる鼓動を伝えて、甘酸っぱい喜びを撒き散らす「Lemon」。悲しみを耐え忍ぶ強さを内に秘め、穏やかに立ち上がって、豊かな実りを収穫する「ローズ」。聞くものの胸へ、熱い弾丸を撃ち込みました。
ここで一息入れて、スコットランド民謡の「広い河の岸辺」。遥かなる山脈(やまなみ)を仰ぎ見て、霞み立つ島影を遠望し、さらなる郷愁を掻き立てて、大いなる安らぎを届けました。
セット・リスト最後は、レイ・チャールズの「ハレルヤ・アイ・ラヴ・ハー」。陽気に踊り出し、ウキウキと跳ね回って、賑やかにお祭りを盛り上げました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールはピアソラの「リベルタンゴ」。吹き抜ける偏西風に乗り、しなやかに駆け抜けて、賑々しく終演となりました。
疫病の蔓延を回避するために、充分な距離を保って、椅子が配置され、ドアを開け放して、換気を行った会場にて、このような素晴らしいライブが行われたことに、大いに感謝して、喜ばしい気分で帰路に就きました。
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チェロ・ゲリラライブ2

2020年5月23日(土) 13:00 ギャラリー蔵織 チェロ・ゲリラライブ2

愛の挨拶/エルガー
無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009/バッハ
 プレリュード
 アルマンド
 クーラント
 サラバンド
 ブーレ Ⅰ Ⅱ
 ジーグ
イエスタデイ・ワンス・モア/カーペンター、ベッティス
浜辺の歌/成田為三
故郷/岡野貞一
見上げてごらん夜の星を/いずみたく
心の瞳/三木たかし
白鳥/サン=サーンス

山田慧(Vc)

10km走って、昼食を摂り、少し休憩してから、ギャラリー蔵織へ。開演40分前に到着。
感想は「街の雑踏の中に流れ出(い)ずる弦楽の奏でに酔いしれる」です。
まずはエルガーの「愛の挨拶」。優しくしなやかなに歌い出し、まろやかに朗々と響き合って、鮮やかに冒頭を飾りました。
続いてバッハのの「無伴奏チェロ組曲第3番」。コク深く艶やかに鬣(たてがみ)を靡(なび)かせる「プレリュード」。明るく細やかに波立ちを編み上げる「アルマンド」。押し寄せるうねりを足早に揺らめかせる「クーラント」。ゆったりと甘やかな苦みを、蕩(とろ)けるように水面(みなも)に注ぎ込む「サラバンド」。喜びを弾(はず)ませ、滑らかに揺らぎを醸し出す「ブーレ Ⅰ Ⅱ」。肌理細(きめこま)やかな泡立ちを紡ぎ出し、速い足取りで光と影を交錯させる「ジーグ」。ざわめきの隙を縫って、古(いにしえ)の響きを届けました。
次はカーペンターズの「イエスタデイ・ワンス・モア」。心の奥底に潜む青春の残滓を刺激し、甘酸っぱい記憶を呼び覚まして、涙腺を崩壊させました。
さらに「浜辺の歌」では、穏やかに差し込む昼下がりの日差しを受け、柔らかに包み込み、嫋(たお)やかに描き出して、遥かなる遠い日の情景を映しました。
そして「故郷」。爽やかに薫る五月の風に乗り、ゆっくりと郷愁を掻き立てて、大いなる安らぎを伝えました。
ここで坂本九の歌を2曲。暖かな思い遣(や)りが匂い立ち、彼方への憧れを大らかに綴る「見上げてごらん夜の星を」。広々とした洋上に漕ぎ出し、来たるべき未来への希望を認(したた)める「心の瞳」。心安まる調べの数々で、慰めや癒しを届けました。
プログラム最後はサン=サーンスの「白鳥」。ゆっくりと深煎りの舌触りを奏で、ふんわりと甘露(かんろ)を香らせて、しみじみとした余韻を残しました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールが3曲。無伴奏チェロ組曲第1番から「プレリュード」ともう1曲が燻(いぶ)し銀の艶めきで流れ出し、止(とど)めは「花が咲く」。じんわりと美しく心に沁みて、滞りなく終演を迎える予定が、ここでサプライズ。噂を聞きつけて駆けつけた同級生が、ヴァイオリンで共演を申し出て、「愛の挨拶」と「故郷」を短く奏で合い、にこやかな微笑みの内に終演となりました。
街の雑踏にもめげず、往来へと放たれた楽音が参集した聴衆を巻き込み(後半は草刈り機の爆音の為、屋内への移動になりましたが)、人々の心へと大いなる潤いを提供したことに感動を頂いて、喜ばしい気分で帰路に就きました。

テノール・ゲリラライブ

2020年5月9日(土) 15:00 ギャラリー蔵織 テノール・ゲリラライブ

セレナーデ/シューベルト
ます/ 〃
魔王/ 〃
献呈/シューマン
歌の翼に/メンデルスゾーン
夏の思い出/中田喜直
平城山/平井康三郎
この道/山田耕筰
浜辺の唄/成田為三
椰子の実/大中寅二
荒城の月/滝廉太郎

高橋宣明(T)

10km走って、昼食を摂り、少し休憩してから、ギャラリー蔵織へ。開演40分前に到着。
感想は「古民家の2階の窓辺より、往来へ解き放たれる艶のある歌声が、通行人の足を止めて、日中の路上がコンサートホールになる様(さま)に感動する」です。
まずはシューベルトが3曲。コク深く甘い調べが、滔々(とうとう)と流れ出し、ゆったりとしなやかに、淡い哀しみを含んだ優しさで包み込む「セレナーデ」。明るく溌剌と弾(はず)み、にこやかに生命の耀きを伝える「ます」。吹き荒(すさ)ぶ北風が執拗(しつよう)に絡(から)み付き、荒れる冬の海に押し寄せる波濤を潜り抜けて、悲痛な叫びが闇を切り裂き、切迫する戦(おのの)きを鮮やかに描き出す「魔王」。多様性に富んだ選曲で、聴衆の心を鷲掴(わしづか)みにしました。
続いてシューマンの「献呈」。蕩(とろ)けるような浪漫の薫りをふんだんに盛り込んで、栗色の甘やかさを柔らかに響かせました。
さらにメンデルスゾーンの「歌の翼に」では、ゆらりゆらりと波間に漂(ただよ)い、柔らかで切なく陰翳を纏(まと)って、豊かなる喜びを伸びやかに響かせました。
ここからは親しみやすい日本の曲へ。まずは中田喜直の「夏の思い出」。透き通るような一陣の風が吹き、爽やかにたっぷりと高原の青空を映し出して、まだ見ぬ地平への憧れを綴りました。
続いて平井康三郎の「平城山(ならやま)」。ゆったりと揺蕩(たゆ)う時の流れに身を委(ゆだ)ね、緩やかに差し込む日差しを背に受けて、しみじみと、もののあはれを醸し出し、響きの豊穣を認(したた)めました。
次は山田耕筰の「この道」をドイツ語で。薄明かりの中を、たおやかに進み、益荒男(ますらお)の雄々しさで抱き締めて、遥かなる郷愁を呼び起こしました。
続くは成田為三の「浜辺の唄」。穏やかに揺らめき、柔和に差し込む日の光を受けて、艶(つや)やかに浮遊し、胸の奥に潜(ひそ)む憧憬(どうけい)を浮かび上がらせました。
そして大中寅二の「椰子の実」。ゆっくりと懐かしさを誘(さそ)い、抜けるような碧空(へきくう)に思いを馳せて、大らかな情感を歌い上げました。
プログラム最後は滝廉太郎の「荒城の月」。朗々と翳りを引き立たせ、じんわりと悲しみを滲(にじ)み出させて、切々と哀愁を奏でました。
路上で聞き入っていた聴衆からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「オー・ソレ・ミオ」。陽光降り注ぐ地中海の燦(きら)めきに、少しだけ哀しみの香りを添えて、高らかに歌い上げ、賑々しく終演となりました。
昨今の状況から、屋内での演奏が困難な現在、古民家の2階の窓辺より、往来へと演奏を届けるこの試みが、通行人を巻き込んで、音楽の喜びを共有できたことに、大いに感動して、喜ばしい気分で、帰路に就きました。

チェロ・ゲリラライブ

2020年5月3日(日) 11:40 ギャラリー蔵織 チェロ・ゲリラライブ

無伴奏チェロ組曲第1番/バッハ、他

山田慧(Vc)

10km走って、家へ戻り、昼食の支度をしながら、Facebookを見ていたら、蔵織2階でのゲリラライブ・スタートのお知らせを発見。既に1時間が経過している模様ながら、慌てて自転車に跨(また)がり、東中通りを一路蔵織へ。医学町ビルの交差点を左折して、裁判所の横から西堀へと出たところで、チェロの妙なる調べが。曲目は菅野よう子の「花は咲く」。朗々と聞こえる豊かな響きが、終わりを告げた所で蔵織前に到着。実はこれがアンコールで、ライブ終了となるはずが、主催者様のご好意でさらに1曲、バッハの「無伴奏チェロ組曲第1番」から「前奏曲」が追加されました。見上げた窓の上から、コク深くしなやかな流線型が滑らかに流れ出し、約1ヶ月ぶりに聞く楽器の音が、灼熱の日照りで干上がった大地に染み入る慈雨の如く心に沁みて、大きな感動を頂きました。
このライブは、開催が突発的に決まって、プログラムは演奏者に委ねられ、聞けば前半はバッハの「無伴奏チェロ組曲第1番」から始まり、クラシックの名曲を。後半はポピュラーな曲目で約1時間程度の演奏が繰り広げられたとのこと。昨今の状況も勘案し、演奏者は2階の窓辺で往来へ向けて音楽を奏で、聴衆は階下の歩道上で楽しむ形を取って、安全な環境を維持する形で進められ、道行く人々も足を止めて聞き入る形を取りました。
このように制約の多い状況を逆手に取り、素晴らしい演奏を、街中へ届けて頂いたことに大いに感謝して、喜ばしい気分で帰路に就きました。