New Year CONCERT in NIIGATA 2018

2018年1月4日(木) 15:00 ヤマハ新潟店スペースY New Year CONCERT in NIIGATA 2018

ピアノソナタ ハ短調 Hob.ⅩⅤⅠ 第20番/ハイドン
 太刀川紘子(Pf)
ピアノソナタ Op.25-5  嬰ヘ短調より 第一楽章/クレメンティ
夜のガスパールより「スカルボ」/ラヴェル
 宮崎真滉(Pf)
コンチェルティーノ Op.107/シャミナード
 遠藤星奈(Fl)
幻想曲 Op.28/スクリャービン
 諸橋ののか(Pf)
ピアノソナタ 第21番「ワルトシュタイン」ハ長調 作品53 第一楽章/ベートーヴェン
 白幡美乃里(Pf)
フルートとピアノのためのソナタ/リーバーマン
 坂上葉(Fl) 宮崎真滉(Pf)
即興曲 Op.142 D.935 第1番/シューベルト
 品田宇彦(Pf)

久々に10km走り、昼食をとり、所用を足して、ヤマハ新潟店へ。開演20分前に到着。
感想は、「若き才能の饗宴を楽しむ」です。
一人目はハイドンの「ピアノソナタ ハ短調 第20番」で幕開け。カラッと乾いた悲しみを宿し、くっきりとした粒立ちで足早に駆け抜ける第1楽章。落ち着いた明るさで一つ一つ布石を打っていく第2楽章。翳りを見せながら、波立ちを紡ぎ出す第3楽章。はっとするような明瞭さで冒頭を飾りました。続いてはクレメンティとラヴェルの2曲プロ。「ピアノソナタ Op.25-5」では、軽やかな光と重く透き通った影の対比を付けて、さらりと仕上げると、「夜のガスパール」よりの「スカルボ」では、透明な鋼(はがね)を唸らせ、一転細やかに刻んで、震えるような羽音で彩り、奔流を溢れ出させ、暗い情念を綴って、荒れ狂う海を描き、再び澱(よど)みの中へと沈み込みました。
次はフルート独奏でシャミナードの「コンチェルティーノ」。暖かくふんわりと花びらを舞い散らせ、高みへ駆け上がると、長く滑走し、素早く錐揉(きろも)みしながら降下して、淡く儚げな航跡を残し、鮮やかに着地しました。4番目はピアノ独奏でスクリャービンの「幻想曲」。白熱灯の細い芯が輝きを放ち、響きが幾重(いくえ)にも断面を重ねて、湧き出(い)でる波動を外側へと拡げました。続いてはベートーヴェンの「ピアノソナタ 第21番 『ワルトシュタイン』」。粛々と急ぎ足で前進し、若さを漲(みなぎ)らせて、細かく鋭い輪郭の上を煌めきで縁取り、奏での階段を一歩ずつ登り詰めて、ゆったりと歩み、またもや駆け出して、結末へと急ぎました。
6人めはフルート独奏でリーバーマンの「フルートとピアノのためのソナタ」。不安げに浮遊し、不規則に揺蕩(たゆた)い、荒波を潜(くぐ)り抜けて、足早に疾走すると、一瞬の間を開けて、光差す棘(とげ)の筵(むしろ)の上をジグザクに飛び廻り、一段階加速して、熱い火花を散らしました。最後の出場者はピアノ独奏でシューベルトの「即興曲 第1番」。柔らかく優しい手触りで、浪漫に満ちた清らかさを伝え、強さを内に秘めたまろやかさでゆったりと包んで、ワクワクする鼓動を悠然と伝えました。
会場からは大きな拍手が贈られ、若き音楽家たちの素晴らしい演奏を讃えました。
新年の最初から、大いなる音楽の喜びを頂いたことに感謝して、気分よく家路を急ぎました。
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