FC2ブログ

新潟アルス・ノーヴァ 新春ファミリーコンサート

2018年1月7日(日) 14:00 新潟市音楽文化会館 新潟アルス・ノーヴァ 新春ファミリーコンサート

トリッチ・トラッチ・ポルカ/J.シュトラウスⅡ世
山の音楽家 じゅんばん協奏曲/石川亮太 編
オペラ「ジャンニ・スキッキ」より「私のお父さま」/プッチーニ 小西奈雅子編
オペラ「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」/ 〃
ロンドンの夜の雨/宮城道雄
六段の調べ/宮城道雄 小西奈雅子編
剣の舞/ハチャトゥリアン
G線上のアリア/J.S.バッハ
春の声/J.シュトラウスⅡ世 小西奈雅子編
組曲「動物の謝肉祭」/サン=サーンス 小西奈雅子編
 序奏と獅子王の行進
 めんどりとおんどり
 ろば
 かめ
 ぞう
 カンガルー
 水族館
 耳の長い登場人物
 森の奥に住むかっこう
 鳥
 ピアニスト
 化石
 白鳥
 終曲
ラデツキー行進曲/J.シュトラウスⅠ世

新潟ARS NOVA
 廣川抄子、庄司愛、藤田旬葉、井口歩、佐々木友子、原山美香(Vn)
 片倉多惠、加藤礼子(Va)
 渋谷陽子(Vc)
 星野勝彦(Cb)
 山下尚子(S)
 市橋靖子(Fl)
 金子いつか(Ob)
 広瀬寿美(Cl)
 宮野大輔(Hr)
 藤井裕子(Tp)
 本間美恵子(Per)
共演者
 武藤祥圃(箏)
 若杉百合恵、小黒亜紀(Pf)

インターバル走を10km行って、昼食をとり、少し休憩してから、音楽文化会館コンサートホールへ。開演20分前に到着。
感想は、「楽しげな雰囲気に満ちた俊英たちの快演を味わう」です。
まずはJ.シュトラウスⅡ世の「トリッチ・トラッチ・ポルカ」から。軽快に飛ばし、小気味よく仕立てて、冒頭を飾りました。続いて木管楽器の紹介の後、ホルンが加わった五重奏で「山の音楽家 じゅんばん協奏曲」。お馴染みの旋律に挟んで、各楽器の独奏でその音色(ねいろ)を聞かせる手法で繰り広げられ、オーボエは「白鳥の湖」を悲しげに、ホルンはモーツァルトの「ホルン協奏曲」を軽やかに、フルートはビゼーの「アルルの女」の「メヌエット」を包み込む優しさで、ファゴットは「魔法使いの弟子」をひょうきんに、クラリネットは「クラリネット・ポルカ」を楽しげに奏でました。次は司会を兼ねていたソプラノが主役でプッチーニの「私のお父さま」。甘く夢見るような声音(こわね)で大切に客席へと歌声を届けました。さらにテノールをトランペットに変えての「誰も寝てはならぬ」。緩やかに呟き、ざわめく波立ちに乗って、張りのある調べを披露しました。
ここでゲストの箏が登場し、まずは独奏で宮城道雄の「ロンドンの夜の雨」。さみだれでかき乱(みだ)し、速く遅く水滴を撒き散らしって、爽やかに駆け抜けました。続けて管弦の伴奏で「六段の調べ」。爪弾かれる絃(いと)を、柔らかに、時に鋭く縁取る響きの魔術で、鮮やかに浮かび上がらせました。次は打楽器の紹介に続いて、マリンバが全面に出たハチャトゥリアンの「剣の舞」。急(せ)き立てるように囃(はや)し、灼熱の彩りで連射しました。さらに弦楽器の紹介に続いて、バッハの「G線上のアリア」。柔和な手触りで和ませ、手厚く癒して、快い安らぎを与えました。前半最後はソプラノが戻ってウィンナーワルツの「春の声」。明るく弾(はず)んで、暖かく包み、華麗に円舞しました。
休憩を挟んで後半は、朗読がついて物語仕立てのサン=サーンスの「組曲『動物の謝肉祭』」。脈々と湧き上がる「序奏」に続いて、堂々としながらもちょっと滑稽な「獅子王の行進」。バタバタ羽搏いて、時を告げる「めんどりとおんどり」。「天国と地獄」の「カンカン」を先に持ってきて、ノロノロぶりを強調する「かめ」。重そうな体で軽々と舞い踊る「ぞう」。忙(せわ)しなく跳びまわる「カンガルー」。哀しみを映し、キラキラと漂う「水族館」。プイっと横を向き、力なく俯(うつむ)く「耳の長い登場人物」。夕暮れに寂しく句読点を打つ「森の奥に住むかっこう」。涼しげに囀(さえず)り、忙(せわ)しげに跳びまわる「鳥」。ドタバタ駆け回り、調子っぱずれにズッコケて、厳しめに叱咤(しった)される「ピアニスト」。切れ味良く姿を現(あらわ)し、気分よく吹き抜ける「化石」。優雅に水面を進む「白鳥」。そして今まで登場したすべての動物が、生きいきと大騒ぎで跳ねまわる「終曲」。多様性に富んだ特徴を鮮烈に描写して、愉快な絵本のページをめくりました。プログラム最後はヨハン・シュトラウスⅠ世の「ラデツキー行進曲」。司会の導きに合わせて、客席も手拍子で相和(あいわ)し、和気藹々(わきあいあい)と音楽の愉しみを分かち合いました。
鳴り止まない拍手に応えてのアンコール。まずはソプラノと箏で「さくらさくら」。しみじみとした風情をしっかりと届けると、最後はホルストの「ジュピター(木星)」。雄大に奏で、駆け足で締めて、にぎにぎしく終演となりました。
新年のおめでたい気分を何倍にも増幅し、楽しさで溢れさせるこの催しが、しっかりとした構成で組み立てられていることに感謝して、快さを味わいながら、家路を急ぎました。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する