朝からクラシック Vol.14

2018年2月10日(土) 10:00 Dr.可児 朝からクラシック Vol.14

冬景色/文部省唱歌
雪の降る町を/内村直也 詞、中田喜直 曲
追分/北原白秋 詞、平井康三郎 曲
ノクターン 第2番 変ホ長調/ショパン
ノクターン 第20番 嬰ハ短調「遺作」/ 〃
アヴェマリア/シューベルト
恋する蝶のように/スカルラッティ
私のお父さん/プッチーニ

熊谷真梨子(S)
小林浩子(Pf)

朝食を取り、身支度をして、Dr.可児へ。開演20分前に到着。
感想は、「軽やかな歌声とそれをしっかりと支えるピアノに聞き入る」です。
まずは文部省唱歌の「冬景色」。柔らかに包み込む泡立ちの中、萌え出ずる若草が立ち上がり、繊細でしなやかに歌を届けました。続いて中田喜直の「雪の降る町を」。宵闇を照らす街灯が寂しさを誘(さそ)い、とぼとぼと歩く道程(みちのり)を、薄っすらと差し込む光りが、明日への希望を示しました。次は平井康三郎の「追分」。不器用に躓(つまづ)いて、陽気に跳ね廻り、ゆっくりと舞いました。ここでピアノ独奏でショパンの「ノクターン」が2曲。淡雪が舞い落ち、薄墨で縁取る「第2番」。胸に沁みる悲しみで、鮮やかに美しさを描き出す「第20番「遺作』」。性格の異なる調べを見事に塗り分けました。ソプラノが戻って、欧州の歌曲を3つ。揺れる波間から、艶(つや)やかに立ち上がり、ふんわりと揺蕩(たゆた)うシューベルトの「アヴェマリア」。短く紡いで、哀しみを編み上げるスカルラッティの「恋する蝶のように」。甘やかで、華やかに喜びを彩るプッチーニの「私のお父さん」。たっぷりと、豊かな歌声で聴衆を魅了しました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは滝廉太郎の「花」。生きいきと輝いて、にぎにぎしく終演となりました。
2か月に一度開催されるこのコンサートは、こじんまりとしたカフェの親密な空間で、音楽を身近で楽しく体感できる貴重な場であることを確認して、快い気分で、帰路に付きました。
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