宮本尚晃+能勢山陽生 「響きと怒り」2018

2018年4月3日(火) 19:00 砂丘館 宮本尚晃+能勢山陽生 「響きと怒り」2018

宮本尚晃による演奏1
能勢山陽生による演奏1
宮本尚晃による演奏2
能勢山陽生による演奏2

宮本尚晃、能勢山陽生(Ele-gt)

22km走り、昼食を摂り、少し休憩してから、所用を足し、夕食を済まして、砂丘館へ。開演20分前に到着。
感想は、「電気ギターが作り出す静寂と轟音の対比に聞き入る」です。
まずは電気ギターをボトルネックでコントロールする形でのパフォーマンスから。薄暗がりに灯(とも)る微(わず)かな光の筋(すじ)が、仄(ほの)かな揺らめきを伴い、徐々にその耀きを増し、僅(わず)かに呻(うな)りを上げて、空間に満ち、細やかな金属片をその身に纏(まと)って、やがて遠くへと消え去りました。続いてエレキギターを弓で弾き、エフェクトを掛けて、音響を作り出す演奏。押し寄せる岩の塊(かたま)りが粉々に砕(くだ)け、噴射されるジェット気流が回り込んで鳴り響き、激しい災厄が襲い掛かり、重い引き戸を軋(きし)ませて、鋼材を打ち鳴らし、磁気嵐を巻き起こしながらも、力尽きて地面へ舞い降りました。
休憩を挟んで後半は再度ボトルネック奏法から。微弱な電波を発信し、共鳴する揺らぎが十重二十重(とえはたえ)と拡がって、持続する正弦の雲海を浮かべ、蠢(うごめ)く金色の翅(はね)を飾って、硝子の眩(まばや)さで彩り、時に大いなる振幅を見せて、蒼い火花を散らしました。次は弓で弦を弾くプレイ。降下する爆撃が一面を焼き払い、辺りの大気を揺るがせて、荒々しい野獣が吠え、濁流が岩石を押し流して、巨大な破局へと導き、岩盤の脆(もろ)い危険地帯を蹴破って、破壊神が降臨しました。
会場からは大きな拍手が贈られ、素晴らしいパフォーマンスを行った2名の奏者を讃えました。
秘匿する内なる衝動を丁寧に開放し、未知なる響きで聴衆を魅了する場面に立ち会えたことに感謝して、喜ばしい気分で、家路を急ぎました。
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