りゅーとぴあ1コインコンサート vol.96 柔らかな音色“ユーフォニアム”

2018年6月1日(金) 11:30 新潟市民芸術文化会館コンサートホール りゅーとぴあ1コインコンサート vol.96 柔らかな音色“ユーフォニアム”
二つの夢 "ユーフォニアム・カプリチオーソ"/真島俊夫
「4つの小品」/ブリッジ リューディ編
 第1番 瞑想曲
 第2番 春の歌
 第3番 子守歌
 第4番 カントリーダンス
「タンゴの歴史」より カフェ1930/ピアソラ
マドリガル/グラナドス リューディ編
歌劇「カルメン」より 花の歌/ビゼー
パントマイム/スパーク

佐藤采香(Euph)
塚本芙美香(Pf)

ゆっくりとした休日の午前を過ごし、身支度をして、りゅーとぴあへ。開演40分前に到着。
感想は、「豊かなユーフォニアムの響きを楽しむ」です。
まずは真島俊夫の「二つの夢 "ユーフォニアム・カプリチオーソ"」から。煌めきの敷石が敷かれ、ゆったりと浪漫の香りを匂わすと、足早に駆け出し、心躍らすように歌って、曲線の軌道を滑走しました。続いてブリッジの「4つの小品」。ゆっくりと優しく奏で、夢見るように包む「瞑想曲」。勢いよく田園を駆け抜け、明るく照らす「春の歌」。ゆっくりと快く流れ、穏やかな休息へと誘(いざな)う「子守歌」。元気よく弾(はず)み、コロコロと珠を転がす「カントリーダンス」。多彩な表情で色付けました。次はピアソラの「タンゴの歴史」より「カフェ1930」。愁いを帯びた気配を漂わせ、気怠(けだる)く過ぎる午後のひとときを映し、日差しが作る翳りの筆跡を記(しる)して、暗褐色の希望を綴りました。ここでスペインに関する曲を2つ。グラナドスの「マドリガル」を、晴れ渡る地中海の青さで写し、響きの器に旋律の糸を拡げました。さらにビゼーの「歌劇『カルメン』」より「花の歌}では、忍び寄る影に気付かぬふりをして、まっすぐな想いを柔らかく、切なさを宿した美しさで描きました。プログラム最後はユーフォニアムのオリジナル曲でスパークの「パントマイム」。緩やかに歩み出し、まろやかに広がって揺らすと、快い調子を持って走り出し、透き通る耀きで満たして、鮮やかに着地しました。
会場からは大きな拍手が送られ、それに応えてのアンコールは同じくスパークの「イナの歌」。穏やかに切なさを奏でて、しっとりとした終演となりました。
普段なかなか聞けないユーフォニアムの音色(ねいろ)と素晴らしい演奏を十二分に堪能できたことに感謝して、会場を後にしました。
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