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東京交響楽団第108回新潟定期演奏会

2018年7月8日(日) 17:00 新潟市民芸術文化会館コンサートホール 東京交響楽団第108回新潟定期演奏会

レクイエム/ヴェルディ
 Ⅰ レクイエム
 Ⅱ 怒りの日
 Ⅲ オッフェルトリオ(奉納唱)
 Ⅳ サンクトゥス(聖なるかな)
 Ⅴ アニュス・デイ
 Ⅵ ルクス・エテルナ(永遠の光)
 Ⅶ リベラ・メ(解き放ちたまえ)

市原愛(S)
池田香織(Ms)
望月哲也(T)
ジョン・ハオ(B)
にいがた東響コーラス(Chr)
安藤常光(合唱指揮)
飯森範親(指揮)

りゅーとぴあを出て、昼食を摂り、コンチェルトさんへ寄った後に帰宅し、ブログを挙げて、再びりゅーとぴあへ。開演20分前に到着。
感想は、「極大から極小まで、迫りくる管弦楽、独唱と合唱の融合に聴く喜びを頂く」です。
曲目は休憩なしでヴェルディの「レクイエム」一曲のみ。最初の「レクイエム」では、僅かに立ち昇る朝霧が匂いたち、淡く漂う雲海を成すと、硬き石柱群がすっくと屹立し、輝く光が一直線に貫いて、波濤(はとう)が溢れ出しました。続く「怒りの日」では、撃ち付ける砲弾が降り注ぎ、混沌が渦巻いて、疾風が吹き荒れると、警告するように輝きが鳴り響き、激烈なる嵐が収まると、忍び寄る足音に、落ち着いた素振りで応対し、艶めきを光らせて、哀切を綴(つづ)り、強靭な矢羽を柔和な綿で包みました。そして追い込むよう責め立てると、叢雲(むらくも)が湧き出し、優しく慰めて、白金の艶めきで飾り、悲しみを豊潤に盛り付けて、雲間から抜け出しました。さらに抜け殻の現身(うつしみ)より大きく潮を引いて、穏やかに邁進し、珠玉の息吹で駆け抜けました。そのままじっくりと身を低く構え、艶やかに尾を引いて、無数の糸を纏(まと)うと、怒気を露わにし、しめやかに収めて、巻き起こる怒涛をやり過ごしました。そして火花を散らした傷跡を残して、不穏な予感をすり抜け、涙を誘(さそ)う歌を奏で、冷徹な微風を暖かく包み、散り散りの流れを一点に集めて、大河を成し、がっちりと受け止めて、足元をしっかりと固め、ふわりと立ち上がり、柔らかく落ち着きました。静寂の合間を縫っての「オッフェルトリオ」では、緩やかに揺らぎ、厚く層を成して、流れに収束し、調べを受け渡して、幾重にも折り重なりました。次の「サンクトゥス」では、輝かしく号砲を奏で、鋼(はがね)の城壁を築いて、晴れやかに照らし出しました。続く「アニュス・デイ」では、秘めやかに綴る糸路を伝(つた)い、徐々に膨らみを増し、温かな水煙を纏(まと)って、穏やかに降下しました。次の「ルクス・エテルナ」になると、不安の影が押し寄せ、それに抗(あらが)う呪文を唱えて、災厄を防ぎました。そして「リベラ・メ」。苦しみを受け止め、切なく陰る心を鼓舞して、細やかに弾(はず)み、愁いを隠して、流れを引き戻し、大きくうねって、安寧へと進みました。
会場からは大きな拍手が贈られ、この大きな障壁を乗り越えた者たちを称賛しました。
管弦楽、独唱、混声四部合唱が混然一体となり見事なチームワークを発揮して、素晴らしい成果を上げたことを確認して、喜ばしい気分で家路を急ぎました。
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