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TOKI弦楽四重奏団2018 15周年記念コンサート

2018年7月30日(月) 19:00 新潟市民芸術文化会館コンサートホール TOKI弦楽四重奏団2018 15周年記念コンサート

弦楽四重奏曲 第17番 変ロ長調 K.458 「狩」/モーツァルト
 Ⅰ.Allegro vivace assai
 Ⅱ.Menuetto Moderato
 Ⅲ.Adagio
 Ⅳ.Allegro assai
弦楽六重奏曲 変ロ長調/ドホナーニ
 Ⅰ.Allegro ma tranquillo
 Ⅱ.Scherzo
 Ⅲ.Adagio quasi Andante
 Ⅳ.Finale animato
ピアノ五重奏曲 ヘ短調 作品34/ブラームス
 Ⅰ.Allegro non troppo
 Ⅱ.Andante,un poco adagio
 Ⅲ.Scherzo:Allegro
 Ⅳ.Finale:poco sostenuto-Allegro non troppo-presto

TOKI弦楽四重奏団
 岩谷祐之、平山真紀子(Vn)
 鈴木康浩(Va)
 上森祥平(Vc)
平山有紀子(Pf)
小熊佐絵子(Va)
福富祥子(Vc)

みなとトンネルを4往復走り、昼食を摂って、少し休憩し、所要を足して、早目の夕食の後、りゅーとぴあへ。開演35分前に到着。
感想は、「弦楽とピアノの織り成す、響きの豊穣を楽しむ」です。
まずはモーツァルトの「弦楽四重奏曲 第17番『狩』」から。羽毛の軽さで弾(はず)み、滑らかで繊細に認(したた)めて、時に緩やかな実りを届けるアレグロ。柔らかでまろやかに糸を紡ぎ、細やかに小躍りして刻むメヌエット。ゆったりと灯りを点し、ふと過(よ)ぎる翳りを映して、葡萄酒の味わいを残し、光の帯を繋ぐアダージョ。軽快に走り出し、我先に獲物を追い詰め、生きいきと競い合う2度目のアレグロ。極上の舌触りで、軽やかに仕上げました。続いてドホナーニの「弦楽六重奏曲」。爽やかな波立ちが広がり、朝靄(あさもや)が沸き立って、その中から輝きが抜け出し、大海の上を滑走する第1楽章。さやさやとそよぎ、まったりと練り上げて、小さな泡立ちで飾り、たっぷりと歌う第2楽章。甘やかな雲海を厚く引き伸ばし、高く低く幾重にも重なって、響きの均衡を見せる第3楽章。活力を持って歩み、旋律の襷(たすき)を繋いで、なだらかに滑空し、頂きへ昇る第4楽章。豊かな纏(まと)まりが、暖かく拡がって、快い波動で包みました。
休憩を挟んで後半はブラームスの「ピアノ五重奏曲」。憂鬱そうに語り出し、突如切迫した面持ちで駆け出して、不安げに大きく揺さぶり、青春の熱い滾(たぎ)りを、悲壮感と共に訴えるアレグロ。穏やかに、明るさを伴った寂しさを綴り、優しさを含んだ心の揺らぎを静かに呟くアンダンテ。忍び足で近づき、せっかちに追い上げて、高々と旗を振り、次々と捲(まく)し立てて、光明を呼び込み、裏返しの喜びを顕(あらわ)するスケルツォ。冬の道を木枯らしが巻き上げ、悲しみで駆け抜けて、躁鬱を繰り返し、凍(い)てつくような厳しさを膨らませて、入り乱れて争い、気合を込めて切り結ぶフィナーレ。思い詰めたように激情を吐露し、時に安らぎを求めて、真剣勝負を極めました。
解除からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは弦楽四重奏での「ふるさと」。柔らかく艶やかに奏でて、しっとりとした終演となりました。
15年の長き月日を超え、素晴らしい音楽の贈り物を届けて頂いていることに感謝して、喜ばしい気分で、家路を急ぎました。
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