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釜崎禎・丸山亜希子 ピアノジョイントコンサート

2018年8月19日(日) 14:30 新潟市民芸術文化会館スタジオA 釜崎禎・丸山亜希子 ピアノジョイントコンサート

即興曲 第1番 Op.29/ショパン
即興曲 第4番 Op.66 "幻想即興曲"/ 〃
バラード 第4番 Op.52/ 〃
古風なメヌエット/ラヴェル
スペイン狂詩曲/リスト
スカラムーシュ/ミヨー (2Piano)
亡き王女のためのパヴァーヌ/ラヴェル (連弾)
カルメン幻想曲/ビゼー=アンダーソン (2Piano)

釜崎禎、丸山亜希子(Pf)

10km走って、昼食を摂り、少し休憩してから、りゅーとぴあへ。開演35分前に到着。
感想は、「独奏、連弾、2台ピアノによる楽想の多彩さを楽しむ」です。
まずは独奏でショパンが3曲。燦々(さんさん)と陽光が降り注ぎ、ゆっくりと翳りが横切って、再び光明が戻り、徐々に歩みを緩める「即興曲 第1番」。哀しみを散り散りに撒き散らし、優しい波立ちで落ち着きを取り戻し、胸に沁みる思いを慈(いつく)しむように奏でる「幻想即興曲」。愁いの被膜(ひまく)が薄っすらと覆(おお)い、氷砂糖の結晶を鏤(ちりば)めて、力強く楔(くさび)を打ち込み、頂きから滑走して麓(ふもと)へ下り、激しさと柔和さを交互に響かせて、波頭(はとう)を連ねる「バラード 第4番」。鍵盤が織り成す韻律の美を届けました。奏者が交代して、ラヴェルの「古風なメヌエット」。からりと晴れた空に、赤錆(あかさび)色の鐘が鳴り渡り、透明な穏やかさを伝えて、鄙(ひな)びた、楽しげな調べで彩りました。前半最後はリストの「スペイン狂詩曲」。響きの柱を建て、細やかに水面(みなも)を揺らして、低く身構え、上空へ跳ね上がって、その身を露(あら)わにし、キラキラと輝き、気品を湛えて、水飛沫(みずしぶき)を上げ、弾みながら丘を駆け下りて、派手やかに格闘しました。
休憩を挟んで後半はデュオのステージ。まずは2台でミヨーの「スカラムーシュ」。謝肉祭の賑やかさで囃(はや)し、愉しげに跳ねまわり、緩急入り乱れて、駆け抜ける第1楽章。緩やかに泡を浮かべ、瑞々(みずみず)しく色を重ねて、柔らかに追い掛け合う第2楽章。朗(ほが)らかに浮かれ、忙しげに弾(はず)んで、水を大きく跳ね上げて、喜びが溢れ出す第3楽章。歪(ひず)みのある華やかさで、沸き返る街並みを映しました。続いて連弾でラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」。淡くほんのりと美しさが揺蕩(たゆた)い、ゆったりと儚(はかな)く甘やかさが香って、微(かす)かな切なさの釉(うわぐすり)を塗り込め、希釈(きしゃく)された煌めきで飾りました。プログラム最期はビゼーのカルメンの旋律をアンダーソンがモダンな解釈で編んだ「カルメン幻想曲」。可憐な声で小さく呟(つぶや)き、情熱的にうねって、妖艶(ようえん)に踊り、繊細な刺繍(ししゅう)を華麗に靡(なび)かせて、ゆっくりと涼しげに舞い、高く伸び上がって、入り組んだ森を抜け、忙(せわ)しげに追い立てて、煌(きら)びやかな飾りを舞い散らせ、繁茂する木々を掻き分けて、荒れ狂う大海を果敢に航行しました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは2台ピアノで「エリーゼのために」。優しく暖かな二重奏で、しめやかに終演となりました。
馴染み深い曲や、なかなか聞けない曲を組み合わせ、さらに連弾、2台ピアノの演奏でバラエティー豊かなプログラムで楽しませて頂いたことに感謝して、喜ばしい気分で家路を急ぎました。
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コメント

ご来場ありがとうございました

ある方から、いちかっこジョバンニ様がいらっしゃっていたというお話をお聞きして、覗かせていただきました。
ご来場いただき、そして記事を書いてくださり、ありがとうございました!
これからも精進してまいりますので、機会がございましたらぜひまたご来聴いただけましたら嬉しいです。

2018/08/21 (Tue) 08:48 | 丸山亜希子 #DqVMNhjc | URL | 編集
Re: ご来場ありがとうございました

コメント投稿ありがとうございます。

楽しく聞かせていただきました。

特にカルメン幻想曲のような一筋縄ではいかない曲を聞かせて頂けるのは無上の喜びです。

今後ともよろしくお願い致します。

2018/08/21 (Tue) 19:42 | ジョバンニ(ishizaki) #- | URL | 編集

ありがとうございます!

趣向を凝らして、より皆様に楽しんでいただけるコンサートが出来るよう努めたいと思います。

2018/08/22 (Wed) 09:09 | 丸山亜希子 #DqVMNhjc | URL | 編集

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