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月待ち湊

2018年9月22日(土) 18:40 入船みなとタワー広場 月待ち湊
 
奉祝 謡曲と小鼓の調べ
 海人 玉ノ段
  中村裕(観世流能楽師)
月に捧げる調べ
 ムーンリバー
 フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
 ミラベル
 リベルタンゴ
 オブリヴィオン
 ******
 チコチコノフバー
 ダニー・ボーイ
 ジョアンとマリア
 枯葉
 パリの空の下
 バラ色の人生
  田中トシユキ(Acc)

仕事を終え、車を駐車場に入れて、自転車で入船みなとタワー広場へ。開演5分前に到着。
感想は、「煌々と輝く月の下で湊の夜景を背に聞くアコーディオンに魅了される」です。 
最初は"奉祝 謡曲と小鼓の調べ"で「海人 玉ノ段」。低く朗々と地を這うように、濁りを含む楷書で、竜宮にまつわる語りを演じ、さらに舞を披露しました。
続いてアコーディオンの登場で"月に捧げる調べ"。まずは「ムーンリバー」。細やかに震え、柔らかに憧れを奏でました。次は「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」。穏やかに光を燻(くゆ)らせ、銀のさざ波で揺れて、愛(いと)しい想いを伝えました。さらにミュゼットから「ミラベル」。明るく哀愁漂う調べで、軽やかに円舞しました。ここからはタンゴが2曲。匂い立つ流麗さで、憂愁のステップを踏む「リベルタンゴ」。ゆったりと淡い哀しみで塗り込める「オブリヴィオン」。繊細で美しい彩りで飾りました。そのまま次の曲へ移り、楽しげに弾(はず)み、可憐な素振りで舞い踊りました。すると今度はブラジルへ飛んで「チコチコノフバー」。愁いを含んだ陽気さで、軽快に身体を揺らしました。続いてはアイルランド民謡の「ダニー・ボーイ」。咽(むせ)び泣くように郷愁をそそり、幾重にも波立ちを重ねました。再びブラジルへ戻り、「ジョアンとマリア」。銀鱗を煌めかせ、悲しみを綴りました。ここでリクエストに応えての「枯葉」。胸に沁みる寂しさを認(したた)め、お洒落な装いでスイングしました。フランス繋がりで「パリの空の下」。艷(つや)やかなせせらぎを映し、軽い足捌(あしさば)きで優美に舞踊しました。最後は「バラ色の人生」。甘やかに口紅を光らせ、上品に化粧を直して聴衆を魅了し、さり気なくステージの幕を引きました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えて再度「ムーンリバー」が流れて、お別れの挨拶でしめやかに終演となりました。
名月の下で、心に染みるアコーデオンの調べを満喫できたことに感謝して、喜ばしい気分で、家路を急ぎました。
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