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フルマチ・クラシック・フェスタ in mall 7

2018年9月30日(日) 14:45 古町7番町モール フルマチ・クラシック・フェスタ in mall 7

「パリ旅情」より/高田三郎
 街頭の果物屋
 市の花屋
月の光/ドビュッシー
夏の名残りのバラ/アイルランド民謡
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲/マスカーニ
最後の陶酔/レスピーギ
歌劇「ジャンニ・スキッキ」より「私のお父さん」/プッチーニ
小さな空/武満徹

廣澤ひとみ(S)
小林浩子(Pf)

クラリネット・ポルカ/作者不詳
マルコポーロ/ジェームス
自転車通勤/川崎祥子
紅風/ 〃
ユー・レイズ・ミー・アップ/ロブランド
夕焼け小焼け/草川信
ラスト・エンペラーのテーマ/坂本龍一
コンドルは飛んで行く/アロミア=ロブレス

伊奈るり子とユーフォルビア
 伊奈るり子(Cl)
 市橋靖子(Fl)
 川崎祥子(Pf)
 本間美恵子(Per)

一旦帰宅し、ブログの準備をして、古町7番町特設ステージへ。開演15分前に到着。
感想は、「オープン・スペースで聞く素敵な演奏に心躍る」です。
最初はソプラノと電子ピアノの組み合わせ。まずは高田三郎の「パリ旅情」から2曲。爽やかで水分を多く含んだ寂しさを、くっきりと映す「街頭の果物屋」。薄曇りの空の下、広がっていく嬉しさを語る「市の花屋」。透き通る歌声を真っ直ぐに届けました。続いてピアノ独奏でドビュッシーの「月の光」。氷の欠片(かけら)が、ゆっくりと崩れ、想いを膨らませて、辺りに散らばりました。ソプラノが戻って、アイルランド民謡の「夏の名残りのバラ」。澄んだ翳りが伸びやかに滲みて、清らかな余韻を残しました。再びピアノソロでマスカーニの「歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲」。涼やかに香り、暖かに包み込んで、穏やかに収めました。次はイタリア歌曲でレスピーギの「最後の陶酔」。薄手の布地を一面に広げて、優しい歓びを伝えました。さらにプッチーニの「歌劇『ジャンニ・スキッキ』」から「私のお父さん」。美しき波立ちが大らかに揺れて、とろりとした手触りで仕上げました。このセクション最後は武満徹の「小さな空」。響きの煉瓦を積み上げ、遥かな憧れを紡ぎ、懐かしき切なさを奏でました。
休憩を挟んで後半はクラリネット、フルート、ピアノとパーカッションの器楽合奏。最初は「クラリネット・ポルカ」から。泡立ちを弾(はず)ませ、陽気に囃しました。続いてボブ・ジェームスの「マルコポーロ」。紫煙が舞い、視界を遮(さえぎ)ると、微風(そよかぜ)が爽やかに吹き過ぎて、古(いにしえ)の調べを模倣しました。ここでピアニストのオリジナルが2曲。ビルの窓を駆け上る朝日が、声を震わせる「自転車通勤」。波打ち際に拡がる海風の足跡を、強い日差しが焼き尽くす「紅風」。親しみの調べを届けました。ここでクラリネットをマイクに持ち替えての「ユー・レイズ・ミー・アップ」。ゆっくりと立ち上る薫りを味わい、水飛沫(みずしぶき)の掛かる浜辺を、希望の轍(わだち)で満たしました。次はマリンバ独奏で「夕焼け小焼け」。淡い柔らかさを重ね、共鳴する硝子を響かせて、漂う浮雲を照らしました。カルテットに戻って「ラスト・エンペラーのテーマ」。切り立った絶壁を見上げ、流れるせせらぎを愛でて、冷え冷えと映る情景を描きました。プログラム最後は「コンドルは飛んで行く」。茜立つ夕映えを背に、小粋にスイングして、自在に形を変え、丁々発止の掛け合いで、賑やかに剣(つるぎ)を交わしました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールはベートーヴェンの"第九"、即ち「歓喜の歌」。ジャジーにアレンジが施され、にぎにぎしく終演となりました。
アーケードの下で行われたコンサートが街角の人々に、音楽の贈り物を届けたことを確認して、喜ばしい気分で、次の会場へと向かいました。
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