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善性寺 報恩講の夕べ

2018年10月15日(月) 19:15 善性寺本堂 善性寺 報恩講の夕べ

初恋/越谷達之助
野薔薇/山田耕筰
アマリッリ/カッチーニ
赤とんぼ/山田耕筰 矢代秋雄編
声明
アヴェ・マリア/*****
もみじ/岡野貞一
無伴奏フルート・ソナタ イ短調 Wq132/C.Ph.E.バッハ
七つの子/本居長世

永桶康子(S)
浅利守宏(Fl)
青柳佐和子(Pf)

仕事を終え、バイパス経由高速で三条へ。開演15分前に到着。
感想は、「お寺の本堂で聞く麗しき歌声とフルートに癒やされる」です。
まずは石川啄木の詩に越谷達之助が曲を付けた「初恋」。静かに寄せる波を背に、淡い哀しみが揺蕩(たゆた)い、細長い旗が風に揺らめきました。続いて山田耕筰の「野薔薇」。はらはらと花びらが散り、温もりを届ける日差しが嬉しさを運びました。次はカッチーニの「アマリッリ」。ゆっくりと影を纏い、光を受けながら、一歩ずつ階梯を登りました。ここでフルートが登場し、童謡の「赤とんぼ」。夕暮れの色合いの変わりようが、一息ごとに移り変わり、段階的に上昇して、高みを目指し、鮮やかに輪舞しました。
休憩を挟んで後半は住職による声明から。おごそかに始まり、大きく伸び上がって、教えを届けました。続いて「アヴェ・マリア」。甘やかさに裏打ちされた悲しさを、やさしく穏やかに歌い、高らかに響かせました。ここで会場を巻き込んで「もみじ」を合唱するコーナー。フルートとピアノの伴奏に合わせ、心を一つにして、秋の情景を唱和しました。さらにフルート独奏でC.Ph.E.バッハの「無伴奏フルート・ソナタ」。翳りを宿し、孤高の道程を一歩一歩踏み締め、毅然(きぜん)とした足取りで、乾いた荒野を進みました。プログラム最後は全員で「七つの子」。涼しげな水玉で飾り、そよぐ涼風(ずずかぜ)が吹き過ぎて、艶(つや)やかに、寂しさを嬉しさに変えました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「ふるさと」。会場からの歌声も誘(さそ)って、にぎにぎしく終演となりました。
三条市にあるお寺での報恩講に合わせて行われたこのコンサートが、集まった人々の心に暖かい想いを届けていたことを確認して、喜ばしい気分で帰りのハンドルを握りました。
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