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新潟イタリア協会オープンセミナー Plaza Voceの愉しみとイタリアワインの世界

2018年10月18日(木) 18:30 ホテル イタリア軒 新潟イタリア協会オープンセミナー Plaza Voceの愉しみとイタリアワインの世界

マドリガル/シモネッティ
帰れソレントへ/ナポリ民謡
トゥーランドットより「誰も寝てはならぬ」/プッチーニ
ニューシネマパラダイス/モリコーネ
喝采/中村泰士
愛燦々/小椋佳
タンゴの歴史より/ピアソラ
 Bordel 1900
 Nightclub 1960
カヴァレリア・ルスティカーナ/マスカーニ
ヴァイオリン協奏曲 第1楽章/メンデルスゾーン

加藤礼子(Vn)
中村哲子(Pf)

仕事を終えて、ホテル・イタリア軒へ。開演10分前に到着。
感想は、「オリーブオイルについての知識を深め、妙なるヴァイオリンの響きを楽しむ」です。
最初にオリーブオイルについての講演。世界での生産量と消費量やイタリアのオリーブオイルについての豆知識を教わりました。
休憩を挟んでコンサートに移り、まずはシモネッティの「マドリガル」から。ゆったりと波打つ水際(みずぎわ)を、長閑(のどか)で楽しげに飛び回り、軽やかで可憐に揺れました。続いてナポリ民謡の「帰れソレントへ」。影指す真夏の切なさに乗って、絹糸の手触りで、濃厚に揺らぎ、高く上り詰めて、哀しみを誘(さそ)いました。次はプッチーニの「歌劇『トゥーランドット』」より「誰も寝てはならぬ」。未明の暗さから、まったりと動き出し、喜びを練り上げて、大きく伸び上がりました。さらにモリコーネの「ニューシネマパラダイス」から「愛のテーマ」。光の粒が波間に浮かび、淡い懐かしさを奏でて、胸を過(よ)ぎる甘やかさを認(したた)めました。
ここで日本の曲が2曲。艶消(つやけ)しの悲しみで物語り、華やかさの裏側に潜む寂しさを記(しる)すちあきなおみの「喝采」。速度を落として、歓びを弾(はず)ませ、照れくさそうに、瑞々(みずみず)しさを飾り付ける美空ひばりの「愛燦々」。親しみを込めて、身近な調べを届けました。
さらにピアソラの「タンゴの歴史」から2曲。軽妙に飛び跳ね、軽快に飛ばし、ウキウキと弾(はじ)けて、グイグイと攻め込み、技の限りを尽くして、闘う「Bordel 1900」。夜の翳りに隠れて、激しく踊り、忙しくステップを踏んで、細やかに刻み、速度を落として、練乳の柔らかさで誘(いざな)い、曲がりくねった山道をひたすらに駆け上がり、カッコよく決める「Nightclub 1960」。欧州のものとはひと味違う美酒の香りを届けました。次はマスカーニの「歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』」から「間奏曲」。水色の霧が覆(おお)い、癒やすように優しく歌い、氷片を散らせて、優雅なる立ち姿を讃えました。プログラム最後はメンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」から第1楽章。俯(うつむ)きながら、艶(つや)めく悲壮さの波立ちを映し、思い詰めるように魂の揺らぎを発して、涼やかに燕が舞い飛び、安らぎの枝に止まって、美しく囀(さえず)り、再び駆け出して、妙なる曲線を書き記(しる)し、高みへ駆け上がって、大きく見得を切り、光の帯に幾千の枝葉を生(は)やして、足早に結末へと駆け抜けました。
会場からは大きな拍手がお贈られ、それに応えてのアンコールはモンティの「チャールダッシュ」。ねっとりと絡み合い、軽やか加速して、にぎにぎしく終演となりました。
オリーブオイルに関する知見と、素晴らしい弦の響きを堪能できたことに感謝して、喜ばしい気分で、家路を急ぎました。
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