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りゅーとぴあ★オルガン・クリスマスコンサート2018

2018年12月13日(木) 19:00 新潟市民芸術文化会館コンサートホール りゅーとぴあ★オルガン・クリスマスコンサート2018

《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より 第1幕への序曲/ワーグナー
主よ、人の望みの喜びよ/バッハ
目覚めよと呼ぶ声がして/ 〃
アヴェ・マリア/シューベルト
アヴェ・マリア/カッチーニ
アヴェ・マリア/マスカーニ
歌劇《ラ・ボエーム》より「私が街を歩くと」/プッチーニ
組曲《展覧会の絵》より「プロムナード」「キエフの大門」/ムソルグスキー
星に願いを/ハーライン 
大公の踊り/スヴェーリンク
ラルゴ/ヘンデル
アメージング・グレース
雪のクリスマス/中村正人
クリスマス・イブ/山下達郎 
恋人がサンタクロース/松任谷由実 
もろびとこぞりて/トラディショナル
まきびとひつじを/イングランド伝承曲
聞け天使の歌/賛美歌
赤鼻のトナカイ/John D
クリスマスキャロルメドレー
 神の御子は今宵しも~もみの木~きよしこの夜

鷲尾麻衣(S)
平野公崇(Sax)
山本真希(Org)

仕事を終えて、りゅーとぴあへ。開演35分前に到着。
感想は、「オルガン、サキソフォーン、ソプラノによる上質なエンターテイメントを楽しむ」です。
まずはワーグナーの「《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より「第1幕への序曲」より。光の筋達が輝かしく鳴り響くと、堂々とした足取りで歩み、重なり合う彩りを飾って、軽やかに持てる力を開放しました。続いてバッハが2曲。穏やかに布を織り、柔らかに和(やす)らぎをもたらす「主よ、人の望みの喜びよ」。落ち着いた装いで弾(はず)み、明るい泡立ちで語って、喜びの虹を細長く引き伸ばす「目覚めよと呼ぶ声がして」。親しみやすい調べを届けました。ここでサキソフォーンが登場し、アヴェ・マリアが2曲。甘さを抑えた優しさで蕩(とろ)ける味わいを描き、しなやかに浮遊して、響きの雲の中を自在に舞い飛ぶシューベルト。覆い被さる淡い悲しみを纏(まと)い、ザクザクと初雪を踏みしめて、切なさを奏でるカッチーニ。甘やかな哀しみで彩りました。ソプラノと交代して今度はマスカーニの「アヴェ・マリア」。透き通る光の帯が真っ直ぐに広がり、爽やかな涼しさを伝えて、高みへと登りました。そしてプッチーニの「歌劇《ラ・ボエーム》」より「私が街を歩くと」。ちょっと気取って歩みを進め、楽しげに振る舞い、ふっくらとした羽毛に包まれて、艶(あで)やかさを競いました。前半最後はオルガン独奏でムソルグスキーの「組曲《展覧会の絵》」から。大聖堂の木霊(こだま)する耀きが乱舞し、白金(しろがね)の眩(まぶ)しさを解き放つ「プロムナード」。持てる力を開放し、白く燃え上がる光の筋(すじ)が幾重にも重なって拡がり、大きなうねりを巻き上げて、密やかな祈りを捧げ、側道を横切って、大きく開けた碧空(あおぞら)へと想いを開放する「キエフの大門」。壮大な響きの伽藍を築きました。
休憩を挟んで後半はサキソフォーンが無伴奏で演じる「星に願いを」。繊細でまろやかに息吹を燻(くゆ)らせ、憧れを夢見て、静かに筆を収めました。続いて舞台上に置かれたポジティブ・オルガンでスヴェーリンクの「大公の踊り」。素朴な笛を吹き鳴らし、艶やかに口笛で応えて、光の舞いを伝えました。ソプラノと鍵盤の組み合わせで届けられたのはヘンデルの「ラルゴ」。温かい泉が涌出(わきい)で、絹の肌触りを醸(かも)し出して、ゆったりとした春の昼下がりを映しました。続けて奏でられたのは「アメージング・グレース」。遙かなる望みを鮮やかに切り取り、寄り添う朝靄(あさもや)に包まれて、彼方へと飛翔しました。パイプオルガンに戻ってドリカムの「雪のクリスマス」。ふわふわと舞い散る結晶が、蒼(あお)い切なさを運び、深々と心に降り積もりました。サキソフォーンが戻り、山下達郎の「クリスマス・イブ」。ときめきを運ぶ鼓動が涼やかに吹き過ぎ、煌めきが泡立ちを巻き込んで、口当たりの良い物悲しさで、物語りを綴りました。ソプラノがマイクを持って挑んだのはユーミンの「恋人がサンタクロース」。爽やかに恋心を歌い、ノリよく畳み掛けて、手拍子を誘(さそ)いました。ここからはお馴染みの調べが続き、まずはオルガン独奏で「もろびとこぞりて」。楽しげに沸き立ち、悦びを奏でると、ソプラノといっしょに「まきびとひつじを」。穏やかに草を食(は)み、田園の長閑(のどか)さを運びました。さらに「聞け天使の歌」を淡々と、丁寧に認(したた)めました。サキソフォーンに変わって「赤鼻のトナカイ」。軽快にスイングして、すらすらとコク深く、達筆で書き記(しる)しました。プログラム最後は全員で「クリスマスキャロルメドレー」。暖かく全てを包み込む「神の御子は今宵しも」、真摯なる願いを祈る「もみの木」。透徹した美しさで筆を使い、艶めきを鏤(ちりば)めて、万物を浄化する「きよしこの夜」。清らかに快い聖夜への憧憬を描き出しました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「ホワイト・クリスマス」。甘やかに悦びを重ねて、賑々しく終演となりました。
降誕祭の調べの数々を上質な持て成しで届けて頂いたことに感謝しして、喜ばしい気分で家路を急ぎました。
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