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ファビオ・ボッタッツォ&田中トシユキ DuoLive 2018

2018年12月22日(土) 15:00 砂丘館 ファビオ・ボッタッツォ&田中トシユキ DuoLive 2018

ヒオ/*****
バイイーヤの夢/田中トシユキ
Remembering Nino/ボッタッツォ
パリの空の下/ジロー
クリスマス・メドレー
ゴンドラ/ボッタッツォ
(イタリアのクリスマス・ソング)
ザ・クリスマス・ソング/トーメ
I can't give you anything but love/マクヒュー
ノルウェーの森/レノン=マッカートニー

 ※ 曲名・作曲者名は聞き取りのため正確でないことがあります。

ファビオ・ボッタッツォ(Electric-Gt)
田中トシユキ(Acc,Fl,Cl)

Dr.可児を出て、所用を足し、昼食を摂って、一旦帰宅し、少し休憩してから、砂丘館へ。開演40分前に到着。
感想は、「ギターとアコーディオンが織り成す楽しくもエキサイティングなひとときを贅沢に味わう」です。
まずはボサノバから「ヒオ」。暖かな鼓動を背に、流麗な奏でが空を切り、細い階段を駆け下りて、渦を巻きながら、飛翔しました。続いてアコーディオン奏者作曲の「バイイーヤの夢」。翳りを纏(まと)って、軽やかに弾(はず)み、一瞬日差しを受けると、哀愁の香りが立ち込めました。次はギタリストのオリジナルで「Remembering Nino」。にこやかに幕を開け、忍び足で進んで、洒落た装いで着飾り、すらりと気取って、楽しげに円舞しました。前半最後は、シャンソンから「パリの空の下」。洗練された愁いが辺りを包み込み、曇天の薄暗さで彩って、細やかな震えが胸の痛みを疼(うず)かせました。
ワインと焼き栗が振る舞われた休憩を挟んで、後半は「クリスマス・メドレー」から。軽快に泡立ち、賑やかに囃(はや)す「ディサフィナード」。涼やかに風が吹き、捩(ねじ)れながら、緩やかに形を変える「グリーンスリーブス」。低く厚く音を集め、ゆったりと揺り籠(かご)を揺らす「ああ、ベツレヘムよ」。上から下まで、振り幅を大きく取り、快いうねりを生み出す「もみの木」。降誕祭の季節を彩りました。続いてギタリストが作った「ゴンドラ」。ゆったりと爽やかに揺らぎ、淡く輪郭を滲(にじ)ませ、脈動を幾重にも重ねました。次はクラリネットに持ち替えて、(イタリアのクリスマス・ソング)。優しく柔らかに外壁を覆(おお)い、ポツポツと降り頻(しき)る小雨(こさめ)を受けて、樹々の枯れ葉がはらりと舞い落ちました。さらにメル・トーメの「ザ・クリスマス・ソング」では、ゆっくりと寒さの森を通り抜け、柔らかに歌心を満たし、響きのさざ波で着飾って、速足で過ぎ去りました。そしてビリー・ホリデイの「I can't give you anything but love」。歯切れ良く、愉しさを運び、開放的な明るさで、喜びを刻みました。プログラム最後はビートルズの「ノルウェーの森」。薄絹(うすぎぬ)の衣(ころも)から見える褐色の肌をチラつかせ、厚く織り上げた羽毛の外套を重ね着して、秘めたアツさを透かして見せました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「いつか王子様が」。甘やかで、優しく奏でて、賑々しく終演となりました。
冬晴れの日に、閑静な和室で聞く異国の、そして本邦の調べが快い陶酔へと運んでくれたことに感謝して、喜ばしい気分で家路を急ぎました。
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