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ソプラノ 柳本幸子 & Niigata 歌声ひろば《野ばら》クリスマス☆年末コンサート2018

2018年12月28日(金) 12:30 新潟市音楽文化会館 ソプラノ 柳本幸子 & Niigata 歌声ひろば《野ばら》クリスマス☆年末コンサート2018

【第1部】ソプラノ・テノール独唱
マズルカ Op.63-3/ショパン
即興曲 Op.29/ 〃
 長嶋晴美(Pf)
ばら色の人生/ピアフ 詞(薩摩忠 訳) ルイギ 曲
忘れな草/音羽たかし 詞 クルティス 曲
 中山節子(S) 栄長敬子(Pf)
《ペール・ギュント》よりソルヴェイグの歌/イプセン 詞(堀内敬三 訳) グリーク 曲
初恋/石川啄木 詞 越谷達之助 曲
 広瀬美代子(S) 柳本幸子(Pf)
枯葉 映画《夜の門》/岩谷時子 詞 コスマ 曲
さよなら過ぎ去った日々よ 歌劇《椿姫》/ヴェルディ
 近藤千代子(S) 柳本幸子(Pf)
無縁坂/さだまさし
サボテンの花/財津和夫
 村木伸子(S) 村木健二(T,Gt) 柳本幸子(Pf)
アヴェ・マリア/バッハ=グノー
わが太陽/カプッロ 詞(奥山貞吉 訳) カプア 曲
 上村まさ子(S) 柳本幸子(Pf)
愛の夢/深尾須磨子 詞 リスト 曲
百万本のバラ/加藤登紀子 詞 ヴォゼネセンスキー 曲
 江口康子(S) 柳本幸子(Pf)
青い目の人形/野口雨情 詞 本居長世 曲
十五夜お月さん/ 〃  〃
浜千鳥/鹿島鳴秋 詞 弘田龍太郎 曲
おかあさん/田中ナナ 詞 中田喜直 曲
 高橋美代(S) 柳本幸子(Pf)
~6つのアリエッタ~より 喜ばせてあげて/ベッリーニ
歌劇《エドガール》 この恋を、俺の恥を/プッチーニ
 漆山律直(T) 斉藤晴海(Pf)
歌劇《トスカ》 歌に生き、恋に生き/プッチーニ
歌劇《ラ・ワリー》 さようなら故郷の家よ/カタラーニ
 笛木晶子(S) 斉藤晴海(Pf)
愛は限りなく/モドーニョ
ヴィオーラ/モドーニョ
 高橋香子(S) 柳本幸子(Pf)
【第2部】 ソプラノ柳本幸子×ゲスト演奏家 4人でおくるコンサート
ホフマンの舟歌/オッフェンバック
 柳本幸子(S) 佐々木知子(Vn) 栄長敬子、斉藤晴海(Pf)
シャコンヌ/ヴィターリ
 佐々木知子(Vn) 栄長敬子(Pf)
ハバネラ ~恋は野の鳥~ 歌劇《カルメン》/ビゼー
ポロ ~七つのスペイン民謡~/ファリャ
ジプシーソング 歌劇《カルメン》/ビゼー
 柳本幸子(S) 斉藤晴海(Pf)
鳥の歌/カタロニア民謡
 柳本幸子(S) 佐々木知子(Vn) 斉藤晴海(Pf)
リベルタンゴ/ピアソラ
 柳本幸子(S) 佐々木知子(Vn) 栄長敬子、斉藤晴海(Pf)
【第3部】 & Niigata 歌声ひろば《野ばら》★みんなで歌いましょう!
~ウォーミングアップ&発声練習~
星の夜/杉谷代水 詞 コンヴァース 曲
冬の星座/堀内敬三 詞 ヘイス 曲
灯台守/勝承夫 詞 文部省唱歌 曲
トロイカ/ロシア民謡
サンタ・ルチア/ナポリ民謡
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歌劇《アイーダ》 勝利の行進/ヴェルディ
昴~すばる~/谷村新司
 男声有志《昴~すばる~》
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ドナウ河の漣/イヴァノヴィッチ
ともしび/ロシア民謡
 Niigata 歌声ひろば《野ばら》
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ドーナ・ノービス・パーチェム/トラディショナル
きよしこの夜/由木康 詞 グザヴァー 曲
蛍の光/スコットランド民謡
  Niigata 歌声ひろば《野ばら》&聴衆参加

ゆったりとした休日の午前を過ごし、昼食を摂ってから、音楽文化会館へ。開演40分前に到着。
感想は、「歌う喜びを楽しむ方々の歌声と、講師とその仲間たちによる演奏に心和む」です。
ソプラノ・テノール独唱で贈る第1部。まずはピアノ独奏でショパンが2曲。愁いを秘めた甘やかさで弾(はず)む「マズルカ」。軽やかに明るく駆け抜ける「即興曲」。爽やかに冒頭を飾りました。続いてソプラノ独唱が3組。一人目はエディッド・ピアフの「ばら色の人生」から。艶やかで情感たっぷりに歌い上げると、「忘れな草」で悲しみを喜びへと昇華させました。続いて二人目はグリークの「ソルヴェイグの歌」よりスタート。北国の夕闇に響く嘆きを綴り、ふと差し込む日の光に希望を見出しました。そして石川啄木の「初恋」。すみれ色に染まる淡い切なさを綴りました。3人目は映画《夜の門》よりの「枯葉」から。はらはらと舞い落ちる儚さを背に、絹織物の肌触りで仕上げると、ヴェルディの「さよなら過ぎ去った日々よ」では、哀しみを語りかけ、胸の内をさらけ出して、高らかに絶唱しました。次はテノールがギターを弾き、ソプラノが寄り添う形でフォークソングを2曲。しみじみと思い出を綴るグレープの「無縁坂」。暖かな爽やかさで吹き抜けるチューリップの「サボテンの花」。優しく相和しました。ソプラノ独唱に戻って、次はバッハ=グノーの「アヴェ・マリア」から。煌めく宝石をバックに、涼やかに綴ると、「わが太陽」を、伸びやかに描き、リズミカルに舞いました。続いてリストの「愛の夢」。柔らかく棚引く筋雲を、長く引き伸ばすと、「百万本のバラ」では寂しい心に差す影を認(したた)め、軽やかに舞い踊りました。8番目は日本の唱歌を4曲。艶やかに哀しみを映す「青い目の人形」。淋しさで包み込む「十五夜お月さん」。淡く儚い情景を写す「浜千鳥」。柔らかな愛情を描く「おかあさん」。端正で優しい歌を届けました。ここでテノールが登場し2曲。ゆったりとコク深く響き合うベッリーニの「喜ばせてあげて」。明るくしなやかに広がるプッチーニの「この恋を、俺の恥を」。張りのある歌声で彩りを添えました。ソプラノに戻って、オペラのアリアが2曲。透き通る悲しみが冴えるプッチーニの「歌に生き、恋に生き」。昏(くら)い森を抜け、柑橘(かんきつ)系の香りを燻(くゆ)らすカタラーニの「さようなら故郷の家よ」。歌劇の一場面を見事に再現しました。第1部最後はカンツォーネを2曲。薄曇りの空の下、嫋々と切なさを訴える「愛は限りなく」。鈴蘭の香りを撒き散らし、楽しげに小躍りする「ヴィオーラ」。ハッピーに場を沸かせました。
休憩を挟んで第2部は野ばらの主催者とその仲間達による演奏。まずはソプラノ、ヴァイオリン、ピアノ連弾でオッフェンバックの「ホフマンの舟歌」。ゆったりと揺れ、艶やかに流れて、柔らかい絡み合いました。続いてヴァイオリンとピアノでヴィターリの「シャコンヌ」。悲劇を演ずるように切り込み、細やかに紡いで、一刀両断に抜き去りました。次はソプラノとピアノでビゼーの「カルメン」から「ハバネラ」。妖艶に振る舞い、怪しげに微笑んで、甘やかに誘惑しました。そのままファリャ「ポロ」へ。急き込むように弾(たま)を打ち込み、燃え上がるように呪文を唱えました。そして再び「カルメン」からの「ジプシーソング」。ゆっくりと動き出し、次第に速度を上げて、熱く獲物を追い込みました。ここでヴァイオリンが加わってカザルスが国連で平和を訴えたカタロニア民謡の「鳥の歌」。微かな羽ばたきが聞こえ、土の匂いのする調べがすすり泣いて、胸に迫る哀しみを告げました。第2部最後は4人全員でピアソラの「リベルタンゴ」。哀愁を帯びて、アツく踊り、一筋の航跡を残して、鮮やかに舞い降りました。
2回目の休憩の後、第3部は"みんなで歌いましょう!"のコーナー。最初にウォーミングアップと発声練習をして、いざ"歌声喫茶"へ。淡く優しく包み込む「星の夜」。喜びが満ち満ちる「冬の星座」。暖かく大らかに波を受ける「灯台守」。力強く若さで弾(はず)む「トロイカ」。明るい太陽の恵みを満喫する「サンタ・ルチア」。会場全体で音楽を共有しました。ここで男声有志で結成した《昴~すばる~》が2曲。ヴェルディの「アイーダ」から「勝利の行進」を篝火(かがりび)を高く掲げ、勇ましく進むと、谷村新司の「昴」を声高らかに天上へ駆け昇りました。さらに歌声ひろば《野ばら》で2曲。ヴァイオリンが加わったイヴァノヴィッチ「ドナウ河の漣」で郷愁を込めて円舞すると、合唱だけの「ともしび」では、切なくも懐かしい調べを伝えました。再び"みんなで歌いましょう!"に戻り、輪唱にトライしたのは「ドーナ・ノービス・パーチェム」。豊かに響きの交錯を楽しみました。さらにこの時節に因んでの「きよしこの夜」では、透明で温かい雰囲気を醸し出しました。プログラム最後は「蛍の光」。歌声の波が会場を覆い尽くし、幸せなひとときを作り出しました。
ここで終わりとは行かず、アンコールとして「さようなら」が全員で歌われ、賑々しく終演となりました。
日頃から歌を愛し、日々の鍛錬の成果をここに発表する喜びに満ちた時間を共有できたことに感謝して、快い気分で会場を後にしました。
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