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Noism2定期公演Vol.10 新作 『BOW!!!』/金森穣振付 Noism レパートリー

2019年3月15日(金) 19:00 新潟市民芸術文化会館スタジオB  Noism2定期公演Vol.10 新作 『BOW!!!』/金森穣振付 Noism レパートリー

金森穣振付 Noism レパートリー
演出/山田勇気(Noism2リハーサル監督)
1.『Solo for 2』(2012年)より
音楽:J.S.バッハ《無伴奏バイオリンのためのパルティータ》
2.『Training Piece』(2014年)より
音楽:Ryouji Ikeda《supercodex 08》《supercodex 09》
新作 『BOW!!!』
演出/平原慎太郎(Organworks)
音楽:東海林靖志(Organworks),景井雅之(Organworks)他
出演/門山楓、岩城美桜、森加奈、鈴木夢生、池田穂乃香、
   カナール・ミラン・ハジメ、杉野可林、長澤マリーヤ、橋本礼美

10km走って、昼食を摂り、少し休憩して、映画を鑑賞し、軽食を済ませてから、りゅーとぴあへ。開演40分前に到着。
感想は、「同じ舞踊団が、2つの演出で様変わりする様子に驚きと喜びを持って迎え入れる」です。
以下ネタバレを含みますので少し空白を。
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まずは「金森穣振付 Noism レパートリー」より『Solo for 2』。9つの孤独な影達が配置され、出番を待つ中、2羽の鳥がゆっくりと舞い上がり、滑らかに羽撃(はばた)き、無機的で生きいきと風を切って、やがて彼方へと飛び去りました。次に2つの身体が、速く刻む糸の音(ね)に乗って、絡み合い、じゃれ合って、喜びを表して、消え去りました。さらに2つずつ、整然と、対称と非対称を組み合わせ、幾何学模様を織り成して、悠然と過ぎ去りました。残る1人は、苦しみにもがき、恐れを訴えて、悲しみを舞いました。
場面が暗転し、続くは『Training Piece』。ノイズとビートが支配する空間に、肉体が交差し、四肢が同期して、群舞し、主と従に別れ、単独で抜け出し、二重唱を奏で、円周を廻り、広がり、狭(せば)まって、いくつもの番(つがい)を作り、生贄を祀(まつ)り上げて、秩序を護る儀式を執り行いました。
休憩を挟んで後半は新作の『BOW!!!』。響きに満ちた呼び込みから、燥(はしゃ)ぐ娘達が静と動の対比を成し、裏町の路地裏へ誘(いざな)い、裸電球の元、室内での日常の振る舞いを見せ、孤立する影が十全に手足を投げ出し、付近ではそれぞれの役割が演じられ、地下室へ逃げ込んで、群衆の到来を避け、時空を捻じ曲げて、夕餉の時を過ごし、花の都の華やぎを映して、答えの無い会話を交わし、一斉に群れを成して、ゆっくりと波打ち、集合離散して、魂の一線を超え、じゃれ合い、絡み合って、滅びへと揺れ動きました。
会場からは大きな拍手が贈られ、数度のカーテンコールの後、賑々しく終演となりました。
舞踊団の研修生達が、芸術監督の作品と外部の演出家の舞踊を演じ分け、それぞれ異なる世界を創造していく様を目の当たりにして、驚きと喜びを享受できたことに感謝し、快い気分で帰路に就きました。
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