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Noism2 春の定期公演 2015

2015年2月22日(日) 17:00 りゅーとぴあスタジオB Noism2 春の定期公演 2015

『ユルリ島の馬』
[演出振付] 山田勇気
[美術] KiKiKo.(北郷崇広+北川拓未+小出真吾)
[衣裳] 山田志麻
[ヘアメイク] 佐藤圭、栗山綾
[面] 藤井芳則
[出演] Noism2
『かさねのいろめ』
[演出振付] 島地保武
[音楽] 蓮沼執太
[出演] Noism2

だいしホールを飛び出し、全速力でペダルを漕いでりゅーとぴあへ。開演50分前に到着し、用意された待合所で待機。時間になり、誘導されて入場し、最前列を確保。
感想は、「この年になってもこんなに新しい感動に出会えることに感謝」です。
まずは『ユルリ島の馬』。幕が閉まっている袖から、仮面をつけた2人が登場し、躍り始め、幕が上がると、糸のカーテンがぐるりと取り囲む結界が出現し、皆がいる内部へと入って、ダンスがスタート。柔軟とスピード、統制と解放、順列と組み合わせ、幾何学模様のように繰り広げられる舞踊の変幻が、電子音響の海の中、自在に運動する瞬間を目の当たりにして、表現する言葉を失うほどの感銘を受けました。
休憩を挟んで『かさねのいろめ』。大きな白い紙に包まれたメンバーたちが配置されており、それをつけたまま岩の塊りのように動いたり、脱ぎ捨てるとそれぞれにカラフルな衣装をまとっていて、目にも鮮やかな印象を与え、現実音の流れる中、白昼夢の如きイメージの連鎖が、目くるめく展開し、さらに終止形を模写した行いで観客を巻き込み、声でのパフォーマンスまで加えて、多様な表現で攪乱し、それでもなお舞台に惹きつけられる魅力を突き付けてくれました。
今回は自分の許容範囲を超える体験をさせていただき、今後のNoism2への期待がさらに膨らむ素晴らしい結果を残してくれました。このような日本に2つとないダンス・カンパニーを間近で見られる幸せを噛みしめて、関係者各位に感謝をしつつ、りゅーとぴあを後にしました。
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