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 オーケストラアンサンブル金沢 新潟公演

2015年6月24日(水) 19:00 りゅーとぴあコンサートホール オーケストラアンサンブル金沢 新潟公演

歌劇「シンデレラ」序曲/ロッシーニ
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 WoO.23/シューマン
交響曲 第2番 ニ長調 Op.73/ブラームス

五嶋みどり(Vn)
オーケストラ・アンサンブル金沢(管弦楽)
井上道義(指揮)

開演35分前にりゅーとぴあに着くと、ホワイエで何やら良い音が。ブラームスの「クラリネット五重奏」のロビーコンサートが行われていて、思わず"やられた―"と悔しがる私でしたが、気を取り直し、素晴らしい後半を聞いて、客席へ。
感想は、「同じ日本海側で頑張るプロ・オケの完全燃焼に胸がいっぱいになる」です。
まずはロッシーニ。明るいイタリアの空を持ってきてくれるような響きが鳴り渡り、徐々に盛り上がるクレッシェンドで雰囲気を盛り上げると、決め所をものにして、華麗に着地して見せました。
次にソリストが登場してのシューマン。分厚い管弦楽を相手に厳格で滑らかな音色で歌う独奏が光る1楽章。ロマンチックなチェロとそれに応えるようにじっくりとソロを奏でる2楽章。勢いを付けたヴァイオリンの縁(ふち)を輝きで彩るオーケストラが印象的な3楽章。そのどれもが作曲者の音楽にがっぷり四つで取り組んで今この瞬間に可能な最大限の回答を出そうとする試みの偉大な成果として鮮やかに届けられました。
休憩を挟んでブラームス。低弦の導きに優しく歌い出す角笛。明るくも愁いを持った歌が奏でられ、それが切迫感漂う展開を迎え、様々に入り乱れて、やがて穏やかに収束するアレグロ。渋い灰色の輝きで推し進められるアンダンテ。軽やかに始まり、息せき切って刻むアレグレット。威勢よく飛び込んで、途中に大きく歌うアレグロ・ノン・トロッポ。そのどれもがこの曲を愛する強い気持ちに支えられ、力強くも生命力に満ちたサウンドでホールを満たし、満場の拍手とブラヴォーを誘いました。
プログラムに全力を尽くした旨の挨拶が指揮者からなされて、名残惜しくも終演となりました。
金沢を本拠地として少な目の所帯で頑張るこの楽団の活躍を目の当たりにして、深い感動と明日への活力をもらい、りゅーとぴあを後にしました。
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コメント

OEK新潟公演

 オーケストラアンサンブル金沢 新潟公演良いコンサートでしたね。
 「完全燃焼」と言ってよい充実した演奏だったのではないでしょうか。

 トリオ・ベルガルモさんのコンサート行けずに残念でしたが、良い演奏だったようでなによりでした。

2015/06/25 (Thu) 00:19 | りゅーと #78o4VdLo | URL | 編集
OEK新潟公演・コメントありがとうございます

オーケストラアンサンブル金沢 新潟公演 ほんとに良かったですね。特にブラームスは最高でした。

ベルガルモも久しぶりでしたが、いつもどおり、いやいつもにも増して、新しいチャレンジもあり、楽しいコンサートでした。

今後ともよろしくお願いします

2015/06/26 (Fri) 22:20 | ジョバンニ(ishizaki) #- | URL | 編集

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