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トリオ・ペンナ第5回演奏会

2016年10月21日(金) 19:00 りゅーとぴあスタジオA トリオ・ペンナ第5回演奏会

ソナタ第1番(2つの高音楽器と通奏低音のための)/カステッロ
トリオソナタ 第1番 ト長調/ロカテッリ
 Andante~Largo andante~Allegro~Vivace
アリア イ短調 BuxWV 249(チェンバロのための)/ブクステフーデ
トリオソナタ 第6番 ニ短調 op.1-6 BuxWV257/ 〃
 Grave~Allegro~Con discretione~(Presto)~Adagio~(Presto)~Adajo~Vivace~(Presto)~Adagio~Poco presto~Poco~Adagio~Presto~Lento
組曲 第5番 ホ短調/マレ
 Prelude~Fantaise~Gavotte~Rondeau~Sarabande~Menuet~Caprice~Passacalile
2つのヴァイオリンのためのソナタ ロ短調 op.12-1/ルクレール
 Allegro ma poco~Andante~Allegro assai
シャコンヌ ト短調/ 〃

廣川抄子(Vn)
佐々木友子(Vn,Va)
笠原恒則(Cemb)

仕事を終えて、りゅーとぴあへ。開演40分前に到着。
感想は、「2つのヴァイオリンとチェンバロが織りなす万華鏡に見とれる」です。まずはカステッロのソナタ第1番。すっきとした表情で明るく戯れて、遅く速く輝きを放ちました。続いてロカテッリの「トリオソナタ」。滑らかに語り、晴れやかに歩むアンダンテ。ゆったりと重なり合うラルゴ。穏やかに競い合い、動きが調和するアレグロ。お揃いで走り出し、時に袂を分かち、影を呼んで、再び駆け出すヴィヴァーチェ。作品を丁寧に編み上げました。次はチェンバロの独奏でブクステフーデの「アリア」。氷菓子の食感で足取りを進め、欠片(かけら)を舞い散らせて、散文を綴りました。前半最後は同じ作曲家の「トリオソナタ」。幅を広げて響かせ、小刻みに飾り、羽音と共に近寄り、寄り添い、また離れて、宙(ちゅう)を舞い、層を成してダブり、階段を登って、たおやかに収まりました。
休憩を挟んで後半は、マレの「組曲」。涼やかに涙するプレリュード。、悲しげに知らせるファンタジー。楽しげに飛び跳ねるガヴォット。掛け合いながら滑走するロンド。さりげなく歌うサラバンド。反り返って踊るメヌエット。うつ伏せで惑(まど)わせるカプリース。美しく泣き出すパッサカリア。典雅で華やかなひとときを作り出しました。チェンバロが去って、ルクレールの「2つのヴァイオリンのためのソナタ」。精妙にうねり、輝きを放ち、高鳴りを低く支えて、すっきりと仕上げました。プログラム最後は3人での「シャコンヌ」。2つの音色(ねいろ)が溶け合い、哀しみを表し、ふと思いったって走り出し、頂(いただき)へと大いなる歩みを進めました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは同じルクレールの「タンブーラン」。賑やかに弾んで、にぎにぎしく終演となりました。
5回目を数えるこのシリーズは、トリオソナタの楽しみを伝え、未知の曲達との出会いをプロデュースしてくれる貴重なもので、今後も長く継続されるよう願って、家路を急ぎました。
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