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フレーテン・シュピーレル古楽研究会 第27回発表会

2016年10月29日(土) 17:30 クロスパルにいがた 5F 交流ホール フレーテン・シュピーレル古楽研究会 第27回発表会

~独奏・デュエット~
ソナタ g-mollより/Croft(クロフト)
 Grave,Allegro
  西川正子 長谷川雪(Rec)
ソナタ C-dur op.5 No.9(全曲)/Corelli(コレッリ)
 Preludio,Giga,Adagio,Tempo di Gavotta
  今井正子(Rec) 笠原恒則(Cemb)
"笛の楽園"より/van Eyck(フォン・エイク)
 ダフネのテーマによる変奏曲
  塙丈昌(Rec) 
ソナタ C-dur op.5 No.9より/Corelli(コレッリ)
 Preludio,Giga
  村川比奈子(Rec) 笠原恒則(Cemb)
メソッドソナタ C-durより/Telemann(テレマン)
 Andante,Allegro
  長谷川雪(Rec) 笠原恒則(Cemb)
ソナタ G-dur op.5 No.11より/Corelli(コレッリ)
 Preludio,Adagio
メソッドソナタ E-durより/Telemann(テレマン)
 Andante,Allegro
  嶋見靖之(Rec) 宮野美江子(Cemb)
メソッドソナタ g-moll(全曲)/Telemann(テレマン)
 Adagio,Vivace,Grave,Allegro
  小池純夫(Rec) 宮野美江子(Cemb)
ソナタ h-moll(全曲)/Handel(ヘンデル)
 Largo,Vivace,Presto,Adagio,Alla Breve,Andante,A Tempo di Minuet
  皆川要(Rec) 笠原恒則(Cemb)
~コンソート~
"テレプシコーレ"より/Preaetiruys(プレトリウス)
 L'Espagnolette,Brasle simple,Bransle de la Royme Volte
  村川比奈子 塙丈昌 嶋見靖之(Rec)
Ave Verum Corps/Byrd(バード)
"テレプシコーレ"よりVolte/Preaetiruys(プレトリウス)
 皆川要 今井正子 笠井良子 長谷川雪(Rec) 
"Scrapbook of Party Pieces"/Meech(ミーチ)
1.Pastiche 3.Rippling 4.Marionettes 7.The Queen's Change
 小池純夫 西川正子 長谷川雪(Rec) 
 +片岡先生 お話しと演奏+
無伴奏フルートソナタ a-moll/C.P.E バッハ
 Poco adagio allegro allegro

今井正子 笠井良子 小池純夫 西川正子 嶋見靖之 長谷川雪 塙丈昌 皆川要 村川比奈子(Rec)
賛助出演
笠原恒則、宮野美江子(Cemb)

一旦帰宅し、一部ブログを書いてから、クロスパルにいがたへ。開演15分前に到着。
感想は、「バロックの発表会で原点を見つめ直す」です。
まずはクロフトから。鄙びた二重奏が寄り添い、絡み合って、ゆるりと、そして急ぎ足で届けられました。続いてコレッリの「ソナタ」全曲。晴れやかな悲しみを表すと、曲がりくねった道を行き、影を負って延ばし、軽やかに弾みました。次はフォン・エイクの「ダフネのテーマによる変奏曲」。すっきりと高く抜けるように吹き抜け、サクサクと進みました。4人目はコレッリの抜粋。ゆったりと暖かい息吹で伝えると、テンポよく山を登りました。さらにテレマンの「メソッドソナタ」では、内に息を満たして歌い、縦横の糸を編み上げて、和みながらも快活に仕上げました。そしてコレッリのG-durを優しく奏で、中空を舞って、大らかに羽搏(はばた)き、穏やかに着地しました。前半最後はテレマンのE-dur。からりとした大気の中を自由に散歩し、調子よく歩みました。
休憩を挟んで後半は、メソッドソナタ全曲。落ち着いて進み、翳を纏(まと)って気泡を放ち、物静かに移動して、勇ましく戦いました。独奏最後はヘンデル。霞(かすみ)の中を這い、切なく急ぎ、駆け足で刻み、大げさに語り、単色に塗り込め、柔らかく書き上げて、温和に繋ぎました。ここからは合奏の時間。まずは"テレプシコーレ"より4曲。柔らかに陰を差し、可愛く囀り、楽しく吹き交わして、快活に弾(はじ)けました。続いてバードとプレトリウス。温かく重ね、鋭い鳴き声で叫び、入り組んだ道を辿りました。コンソート最後はミーチ。響きを重ね、焦るように小走りし、愉快に笑い、快調に階段を登って、時を刻みました。
ここでこの団体の指導者によるお話しと演奏。"奏でること"と"語ること"について説明があり、その例としてC.P.E バッハの「無伴奏フルートソナタ」が取り上げられました。理路整然と迷路をすり抜けるように奏され、細かく表情を付けて、朴訥として急ぎ、横笛の秘儀を縦笛で再現しました。
日頃の鍛錬の成果を披露するこの発表会は、音楽を演奏することの意義を再認識させ、もう一度原点を見返す貴重な機会になったことを確認して、会場を後にしました。
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コメント

ありがとうございました

昨日はお出でいただきありがとうございました。
久しぶりにお聞きいただき光栄でした。
長くて大変だったと思いますが、
ジョバンニさんなら面白がっていただけたのではと思っております。

それにしても詩的な表現ですね。
あんな風に聞こえているのですね。

2016/10/30 (Sun) 18:31 | Canti #- | URL | 編集
Re: ありがとうございました

Canti様

皆様の真剣な取り組みが心に迫りました。また講師の方のお話も大変参考になり、色々と楽しめました。

また聞けることを楽しみにしております。

2016/11/02 (Wed) 12:08 | ジョバンニ(ishizaki) #- | URL | 編集

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