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Noism2 定期公演『火の鳥』(再演)/『ÉTUDE』(新作)

2016年12月17日(土) 17:00 りゅーとぴあスタジオB Noism2 定期公演『火の鳥』(再演)/『ÉTUDE』(新作)

『火の鳥』(再演)
  演出振付 金森穣
  音楽   「火の鳥」(1919年版)/ストラヴィンスキー
  衣装   中嶋佑一
  画    後藤信子
  出演   Noism2
『ÉTUDE』(新作)
  演出振付 山田勇気
  音楽   CORRESPONDENCE/ペレツィス&マルティノフ
  出演   Noism2

Noism2
 鳥羽絢美、西岡ひなの、秋山沙和、西澤真耶、片山夏波、門山楓、牧野彩季、三好綾音

江南区文化会館より戻り、車を置いて、自転車でりゅーとぴあへ。開演40分前に到着。
感想は、「流麗なる豊穣と簡潔なる先鋭を楽しむ」です。
まずは「火の鳥」。影達が織りなす負の檻(おり)が暗く纏(まと)わりつき、苦しむ主人公を照らす自らの化身。その交わりが力を与え、希望を生み、喜びを開放して、煌めきを放ち、輝きを齎(もたら)しました。そしてやって来る戦いの時、剣を抜き、盾を操り、俊敏に立ち回って、闇を切り裂き、手負いの傷を受け止めて、その命を消し去りました。全てを覆う悲しみが通り過ぎ、やがて灰の中から甦(よみがえ)る魂が閃光を灯(とも)し、暗黒を光明に変えて、存在を浄化しました。
休憩を挟んで後半は「ÉTUDE」。絶え間なく鳴り響く鍵盤の奏でが、乾いた群像を統率し、破片に分解して、反応を揺らしました。取り囲む"聴衆"は"奏者"と対峙し、関係を探り合って、響きをやり取りし、互いに求め合いました。そして迎える決別の時。静寂が支配し、寂寥(せきりょう)が漂って、無常を表しました。彼方に流れる音の記憶が舞う中、筐体を運んで、手向(たむ)けの供物が添えられ、送り火が繋がれて、遥かなる場へと移ろいました。
会場からは大きな拍手が贈られ、カーテンコールが繰り返され、若き表現者への賛辞が綴られました。
2種類の異なる舞踊を巧みに描き出し、感動と困惑を与えてくれたメンバーに感謝しつつ、会場を後にしました。
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