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新潟室内合奏団第66回演奏会

11月2日(土)18:45 りゅーとぴあコンサートホール 新潟室内合奏団第66回演奏会

ジークフリート牧歌/ワーグナー
交響曲第9番二短調「合唱付き」Op.125/ベートーヴェン
 第1楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポ-ウン・ポコ・マエストーソ
 第2楽章:モルト・ヴィヴァーチェ-プレスト
 第3楽章:アダージョ・モルト・エ・カンタービレ-アンダンテ・モデラート
 第4楽章:プレスト-アレグロ・アッサイ

 指揮:本多優之
 鈴木純子(s)
 押見朋子(A)
 渡邉文智(T)
 小林由樹(Br)
 新潟室内合奏団
 新潟室内合唱団(Chr)

仕事を終えて、大急ぎで会場へ。20分前に到着。3階は封鎖してあり、やむなく2階へ。正面席はほぼ満員でその中であいていた最後列真ん中の席へ着席。
感想は、「少数精鋭での筋肉質の『第九』を堪能」です。
前半は今年生誕200年のワーグナーの「ジークフリート牧歌」でした。この曲は編成の問題から、なかなかアマチュアオーケストラではやらない曲で以前「潟響」が1回演奏したことがあったくらいのものでした。
ワーグナーが妻コジマの誕生日に贈ったこの曲は静かに弦楽から始まり、途中から管楽器も加わり、控えめながらも華やかに盛り上がり、最後はまた静かに終わるものです。演奏は緊張感を持って始まりましたが最初の強奏あたりからつややかさが増し、ホルンのソロもばっちりきまり、大きく盛り上がる部分では美しい響きがホールを満たしました。
休憩が終わり、いよいよ「第九」です。上記の通りオーケストラも小編成。合唱も50人程度で、ステージ上に収まっている状態での配置でソリストはオケの後ろで合唱の前にいる形をとっていました。全体として、「きりり」とした演奏で、よくある音量と迫力でねじ伏せるといったものでなく、丁寧にじっくり仕上げられた一品といった風情でした。だからといって枯れた感じの演奏ではなく、情熱を内に秘め、決め所でしっかり決める大人の演奏で、いわゆる「第九」の祝祭感を演出といったものよりも、音楽としてのこの曲をしっかりと追求している真摯で且つ上質な演奏を目指していることがよくわかりました。
各楽章で、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットの木管に加え、ホルンをはじめとする金管、そして第2楽章で活躍するティンパニも含め、素晴らしい演奏を繰り広げ、オーケストラの土台を固める低弦、そして内声を受け持つ第2ヴァイオリンとビオラ、主旋律を奏でる第1ヴァイオリンがおのおのの役割を十全の力で作り上げていき、作品を仕上げていく様は感動的でした。そして第4楽章では、バリトンのソロから始まる声楽・合唱陣の活躍も素晴らしく、年末に聞く「風物詩」とはひと味もふた味も違った音楽としての「第九」を充分に味わわせてもらいました。
そしてソリストのみなさん・指揮者の本多さんにも「ブラボー」を贈りたいと思います。
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コメント

御礼

素晴らしいコメントをいただきとてもうれしいです。
「音楽としての第九」こそ、今回の演奏で私が目指し
もっとも重視していたことです。その意図を演奏から聴きとり、
的確に表現されていることに感服いたしました。
ほんとうにありがとうございました。

2013/11/18 (Mon) 15:12 | Masayuki Honda #EfZM.gwE | URL | 編集
Re:御礼

Honda様、お返事遅くなりまして申し訳ありません。ありがたいコメントをいただき大変光栄に存じます。
以前から新潟室内合奏団とのシューマン・ブラームス・ベートーヴェン等を聞かせていただいており、そのたび作品に対する真摯な取り組みをされておられているのを知っておりましたので、今回の「第九」も期待しておりました。実際聞いてみると予想以上にベートヴェンのこの曲と正面からがっぷり四つに取り組んでおられることがわかり、真剣に聞かせていただきました。
「音楽としての第九」という表現もブログをまとめる時点で素直に出てきた言葉であり、それがHonda様の意図と合致していたということは、一つのホールのなかで演奏者と私の間で心が通じ合っていたということで、聞き手冥利につきると感じております。
今後も新潟室内合奏団および新潟の音楽界の発展のために尽力していただけるよう是非ともお願いいたします。
ありがとうございました。

2013/11/19 (Tue) 22:00 | ジョバンニ #- | URL | 編集

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