サスクェハナ大学&新潟大学教育学部音楽科 第5回アンサンブルの夕べ

2017年5月25日(木) 19:00 新潟大学教育学部合唱ホール サスクェハナ大学&新潟大学教育学部音楽科 第5回アンサンブルの夕べ

1.合唱
 愛の歌OP.52より、第9,10,11曲/ブラームス
  エミリ・クルト、アリ・ホルデキス、信田千夏、鷹田わこ、清水尚子、風間美芙由、山口由花、
  宮下絵玲奈(S)
  ケイシー・リンチ、平片佑季、高橋萌香、佐藤友美、荻原佐知子、加藤茉莉、浦上由梨、高橋歩美、
  栗林里帆、諸橋ののか(A)
  ベンジャミン・ナス、マシュー・シェリック、ブレンナン・ルディ、ディラン・リトル、塩谷翔、
  岩谷靖就、田中健太郎、二瓶諄也(T)
  ベンジャミン・ナイランダ、飯野雅也、山内睦大、武藤正晃、水品葵、木了涼(B)
  9 平片佑季 10 飯野雅也 11 高橋萌香(プリモPf)
  9 ベンジャミン・ナス 10 ケイシー・リンチ 11 ベンジャミン・ナイランダ(セコンドPf)
2.ソプラノ独唱
 庭師/ヴォルフ
 水の精ビイゼフーズ/ 〃
  エミリ・クルト(S)
  清水尚子(Pf)
3.二重唱
 光と愛/シューベルト
  信田千夏(S)
  マシュー・シェリック(T)
  高橋歩美(Pf)
4.チェロ独奏
 エレジー/フォーレ
  山内睦大(Vc)
  アリ・ホルデキス(Pf)
5.二重唱
 オペラ<ドン・ジョヴァンニ>より《お手をどうぞ》/モーツァルト
  エミリ・クルト(S)
  武藤正晃(B)
  清水尚子(Pf)
6.トランペット独奏
 ソナタより第1楽章/エバーセン
  ブレンナン・ルディ(Tp)
  塩谷翔(Pf)
7.ソプラノ独唱
 ロマンス/ルボミルスキー
  加藤茉莉(S)
  山内睦大(Vc)
  ベンジャミン・ナイランダ(Pf)
8.テノール独唱
 I Rise When You enter/チャンラー
 カルフォルニア/アメリカ民謡 コーン編
 マシュー・シェリック(T)
 高橋歩美(Pf)
9.連弾
 ドリーの庭/フォーレ
   ケイシー・リンチ(プリモPf)
   塩谷翔(セコンドPf)
10.連弾
 ハンガリー舞曲第6番/ブラームス
  アリ・ホルデキス(プリモPf)
  浦上由梨(セコンドPf)
11.二重唱
 オペレッタ<メリー・ウイドウ>より《唇は閉ざされて》/レハール
  佐藤友美(S)
  ベンジャミン・ナス(T)
  荻原佐知子(Pf)
12.サックス独奏
 バカンス/ダマーズ
  鷹田わこ(A.Sax)
  ケイシー・リンチ(Pf)
13.テノール独唱 
 ウィリアム・ブレイクの3つの歌より<野の花の歌>/クィルター
 Dream With Me/バーンスタイン
  ベンジャミン・ナス(T)
  山内睦大(Vc)
  荻原佐知子(Pf)
14.三重奏
 組曲より第2,3曲/バラブ
  ディラン・リトル(Tp)
  鷹田わこ(A.Sax)
  浦上由梨(Pf)
15.2台ピアノ 8手
 日本の主題による幻想曲/ローゼンブラット
  高橋萌香(第ⅠPf プリモ)
  飯野雅也(第ⅠPf セコンド)
  平片佑季(第ⅡPf テルツォ)
  ベンジャミン・ナイランダ(第ⅡPf クァルト)
16.合唱
 砂山/北原白秋 詩 中山晋平 曲 信長貴富 編
 花/武島羽衣 詩 瀧廉太郎 曲 信長貴富 編
 Yonder Come Day/アメリカ民謡
  エミリ・クルト、アリ・ホルデキス、信田千夏、鷹田わこ、清水尚子、風間美芙由、山口由花、
  宮下絵玲奈(S)
  ケイシー・リンチ、平片佑季、高橋萌香、佐藤友美、荻原佐知子、加藤茉莉、浦上由梨、高橋歩美、
  栗林里帆、諸橋ののか(A)
  ベンジャミン・ナス、マシュー・シェリック、ブレンナン・ルディ、ディラン・リトル、塩谷翔、
  岩谷靖就、田中健太郎、二瓶諄也(T)
  ベンジャミン・ナイランダ、飯野雅也、山内睦大、武藤正晃、水品葵、木了涼(B)

仕事を終えて、海岸道路を一路新潟大学へ。開演30分前に到着。
感想は、「日米の学生達の和やかな交歓とその成果に聞き入る」です。
まずは全員での合唱でブラームスの「愛の歌」より。春霞(はるがすみ)が立ち昇り、木霊が響き合う第9曲。清らかな流れが重なる第10曲。影を孕(はら)んで急ぐ第11曲。想いを合わせて冒頭を飾りました。2番目はソプラノ独唱によるヴォルフ。「庭師」を一筋(ひとすじ)の糸で明るく縫い上げると、「水の精ビイゼフーズ」ではキラキラと不安を交えて高く結びました。3番手は二重唱でシューベルト。「光と愛」。柔らかくまろやかな鍵盤に乗って、光を放つ優しいテノールと、影を含んで俯(うつむ)くソプラノが次第に相和し、幸せな結末へと収まりました。続いてはチェロ独奏でフォーレの「エレジー」。愁いを伴い、ゆっくりと歩み、嵐の中へ悠然と漕ぎ出して、穏やかに収束しました。次は二重唱でモーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」から「お手をどうぞ」。包むように甘く誘うバリトンが囁(ささや)くと、警戒の色を見せつつ、やがて誘惑を受け入れ、黄金色に溶け合って、ひとつに重なりました。6番目はトランペット独奏でエバーセンの「ソナタ」から第1楽章。さざ波に光りを映し、嶮(けわ)しい道のりを駆け抜け、茫洋と漂い、穏やかに落ち着きました。さらにソプラノ独唱にチェロとピアノが伴奏に加わってのルボミルスキーの「ロマンス」。晴れやかな青空の下、ゆったりとした弓の奏でに乗って、声の帯がすらりとはためきました。前半最後はテノール独唱で2曲。チャンラーの「I Rise When You enter」では、不規則に刻む足取りを器用に繋いで、お道化け、アメリカ民謡の「カルフォルニア」では、陽気に振舞い、開拓時代の明るさを懐かしみました。
休憩を挟んで後半はピアノ連弾が2組。フォーレの「ドリーの庭」をお洒落な香りを際立たせて、刻印すると、次のチームはブラームスの「ハンガリー舞曲第6番」を、歯切れよく、浪漫を感じる手さばきで仕上げました。続いて二重唱でレハールのオペレッタ「メリー・ウイドウ」より「唇は閉ざされて」。テノールが上品で甘やかに舞踏会へ誘(いざな)うと、ソプラノが流麗にそれに応じて、華やかな場面を演出しました。次はサックス独奏。甘美な紫の煙を棚引かせ、軽やかに舞って、鮮やかに着地しました。13番目はテノール独唱。クィルターの「ウィリアム・ブレイクの3つの歌」より「野の花の歌」を涼やかに、透き通るように届けると、チェロを加えてのバーンスタインの「Dream With Me」を瑞々(みずみず)しく、切なげに願いを込めて歌い上げました。トランペット、サックス、ピアノの三重奏でのバラブ「組曲」より。まどろみから抜け出し、目覚めを描いて、絡まりながら上昇する第2曲。輝きを纏(まと)い、お互いにじゃれ合って、走り出す第3曲。主張しあい、譲り合って、お互いを高め合いました。15曲目は2台ピアノを4人で弾くローゼンブラットの「日本の主題による幻想曲」。朝靄のなかに浮かぶ"さくらさくら"が、"浜辺の歌"に寄り添い、緩やかに崩され、溶け合うと、"赤とんぼ"がスイングし、ジャジーに料理されて、楽しげに跳ね、三者が入り乱れて、豪華な響きと派手目の装いで、洋風に変身を見せました。最後は全員でのアカペラによる合唱。「砂山」では、ゆっくりとした響きの壁を作り、「花」になるとゆったりと弾んで駆け出し、アメリカ民謡の「Yonder Come Day」で、手拍子を誘い、夕陽の平原を愉快に彩って、暖かく締めくくりました。
会場からは大きな拍手が贈られ、2つの国の境を超えて交流する若者たちを讃えました。
新潟とアメリカの大学の繋がりが連れて来る楽しい時間が今後とも継続されることを願って、宵闇の西大通り経由で、家路を急ぎました。
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