Noism1 新作『Liebestod-愛の死』/レパートリー『Painted Desert』

2017年5月28日(日) 19:00 りゅーとぴあ劇場 Noism1 新作『Liebestod-愛の死』/レパートリー『Painted Desert』

1.『Painted Desert』(レパートリー)
 演出振付:山田勇気
 衣装:山田志麻
 映像:遠藤龍
 出演:中川賢、石原悠子、池ヶ谷奏、リン・シーピン、浅海侑加、チャン・シャンユー、坂田尚也、井本星那
2.『Liebestod-愛の死』(新作)
 演出振付:金森穣
 衣装: 宮前義之(ISSEY MIYAKE)
 音楽:R.ワーグナー《トリスタンとイゾルデ》よりPrelude&Liebestod
 出演:井関佐和子、吉崎裕哉
  1.《前奏曲》:Duo 歓喜の女:井関佐和子、末期の男:吉崎裕哉
  2.《愛の死》:Solo 歓喜の女:井関佐和子

10km走って、昼食を取り、少し休憩してから、コンチェルトさん経緯でりゅーとぴあへ。開演40分前に到着。
感想は、「舞踊で表現される様々な愛の形に心躍る」です。
前半はレパートリーの『Painted Desert』。砂塵の響きが舞う中、絵画の一場面が連射され、陰翳を含んで動き出すと、一転色相が乱舞し、激しく入り乱れて、心の揺れを写し取りました。親密に触れ合い、仲たがいを起こし、別れを告げ、新たな恋を求め、感情を爆発させ、いくつもの傷を負い、やがて収まりどころを見つけて、過ぎる季節を彷徨いました。誰の心にも一度は去来する青春の残影が、空間を行き来し、そこここに顕(あらわ)れ、胸の奥の柔らかい襞(ひだ)をチクチクと刺激して、鮮やかに過ぎ去り、幾ばくかの時を経て、哀しくも止むを得ず、偽りの平和へと遷(うつ)り行きました。
休憩を挟んで後半は新作の『Liebestod-愛の死』。溢れ出る喜びが無邪気に躍動し、戸惑い怯(おび)える魂が慄(おのの)く様を描写する「前奏曲」。失ったものの大きさがじわじわと心を侵食し、悲しみの震えが徐々に大きく波打って、空間を崩壊させる「愛の死」。官能と悲哀を簡潔で明瞭に描き出して、見る者を直撃し、一点から全方向へ波動を拡散させて、感動へと導きました。
客席からは大きな拍手が贈られ、表現者たちの偉業を讃えました。
このような素晴らしい舞踊芸術がこの地でから発信され、世界へ広がっていくであろことに期待を込めて、次の会場へと向かいました。
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