第3回新潟アナウンススクール朗読Live in 蔵織

2017年7月9日(日) 18:00 ギャラリー蔵織 第3回新潟アナウンススクール朗読Live in 蔵織

空中ブランコ乗りのキキ/別役実
 西永里花
旅路/高橋周介
 高橋周介 宝よなぐ
妙な話/芥川龍之介
 宝よなぐ
キスカ島撤退記(父へのオマージュ)
 渡辺ヒラオ
モーニング・コール/田口ランディ
 小柳実
銀河鉄道の夜. 天気輪の柱/宮沢賢治
 鈴木麻衣

だいしホールを出て、一旦帰宅し、少し休憩してから、蔵織へ。開演20分前に到着。
感想は、「多彩な朗読に、それぞれの物語りの世界へ引き込まれる」です。
最初は別役実の「空中ブランコ乗りのキキ」。揺れる心を表情豊かに描写し、たとえなにがあろうとも前を向いて挑戦する姿勢を描きました。続いて自作の朗読で「旅路」。流浪(るろう)の行程で起こるいざこざや心温まるふれ合いを演じ、一抹の寂しさを匂わせて、爽やかに立ち去りました。前半最後は芥川龍之介の「妙な話」。友人から語られる逸話が、身震いを催しそうな寒気を感じさせ、これからの展開に引き寄せられて、ストンと落とされる快感を味わいました。
休憩を挟んで後半は、関連映像とこの話をするきっかけが披露された後に始まった「キスカ島撤退記」。歯切れ良く、作戦の状況が語られ、生きいきと進行する模様が話されて、感動のエンディングを迎えました。続いて田口ランディの「モーニング・コール」。謎めいた受信と、それにより活力を取り戻す過程が淡々と綴られ、真相が判明して、人々の優しさの残影を映し出しました。最後は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」より「天気輪の柱」。人懐(ひとなつ)こい口調で、寂しさを告げ、目に映る光景を記(しる)して、救済の声を聴き、時空を飛び越え様を素描しました。
最後にメンバーが紹介され、暖かい拍手でいっぱいに讃えました。
鍛錬された声により、会場を物語の世界に変えるマジックを掛けられ、ひとときの時間旅行へ連れていって頂いたことに感謝し、爽やかな気持ちで家路を急ぎました。
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