新潟大学管弦楽団第38回サマーコンサート

2017年7月16日(日) 18:30 新潟県民会館大ホール 新潟大学管弦楽団第38回サマーコンサート

歌劇「魔笛」序曲 K.620/モーツァルト
4つのノルウェー舞曲 Op.35/グリーグ
交響曲第9番 ホ短調「新世界より」Op.95/ドヴォルザーク

新潟大学管弦楽団
河地良智(指揮)

秋葉区文化会館より戻り、少し休憩してから、夕食を取り、徒歩で県民会館へ。開演40分前に到着。
感想は、「端正に磨き上げられた鍛錬の成果に安堵と感動を頂く」です。
まずはモーツァルトの「『魔笛』序曲」。薄曇りの切れ間から光が差し、若々しく躍動して、簡潔ですっきりとした味わいを届けました。続いてグリーグの「4つのノルウェー舞曲」。翳りを含み、鋭利な切れ味で、鮮やかに華やぐ第1曲。幼げな表情で可愛くお道化け、足早に過ぎ去る第2曲。ユーモラスでぎこちなく行進する第3曲。ねっとりと夜が更け、嬉しそうに燥(はしゃ)ぎ、力ずくで駆け抜ける第4曲。北の祭りを彷彿(ほうふつ)とさせました。
休憩を挟んで後半はドヴォルザークの「交響曲第9番『新世界より』」。葡萄色の風が吹き、閃光が視界を遮(さえぎ)り、力強く厚い壁を築く第1楽章。穏やかな日が差し込み、温(ぬくも)もりを包むと、寂寥が忍び寄り、森の囁きが辺りを囲んで、再び安らぎを取り戻す第2楽章。切迫した騒(ざわ)めきが通り過ぎ、明るい長閑(のどか)さを映す第3楽章。嵐が吹き過ぎ、雄叫びを上げて前進し、のんびりと日向で休み、寂しさを匂わせて、張り詰めた想いを告白する第4楽章。清冽な楼閣に果敢に挑み、丁寧に仕上げて、聴衆を興奮と感動へ導きました。
客席からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは「スラブ舞曲第10番」。憂愁の調べをしっとりと歌い、穏やかな終演となりました。
半年を掛け、充分に練り上げられた造形物が人々の心を打ち、大きな歓声を頂いたことに感謝し、家路を急ぎました。
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