奥村和雄門下生 Summer Concert 第56回 小さな音楽会

2017年8月6日(日) 14:00 新潟市音楽文化会館 奥村和雄門下生 Summer Concert 第56回 小さな音楽会

日の丸変奏曲/鷲見五郎編
弦楽四重奏 第27番 op.3 No.5/ハイドン
 1st vn 鍵富弦太郎 2nd vn 小形響 va 加藤礼子 vc 湯原拓哉
2つのヴァイオリンのためのコンチェルト ニ短調/バッハ
 鍵富弦太郎 小形響 
メリーさんの羊変奏曲/鷲見五郎編
バロック風「日本の四季」/早川正昭
 春 花・さくらさくら・春が来た
 夏 我は海の子・雨・海
 秋 虫の声・荒城の月・村祭り
 冬 雪・ペチカ・春よ来い

奥村和雄(指揮)
奥村文、近藤優衣、鈴木菜摘、丸山あかね、村瀬美真、後藤苺瑚、塚田直弥、
池田理緒、他田さくら、横山わこ、井塚杏奈、清水裕介、山名謙士、畔上虎之助、大島みなみ
齊藤啓太郎、佐藤千星、野村繭子、村田絵舞
小田あおい、鍵富弦太郎、小形響、小島健弘(Vn)
加藤礼子(Va)
奥村景、湯原拓哉(Vc)
本間陽大(Cb)
師岡雪子(Cemb)
塚田真美(Pf)

みなとトンネルを4往復ランニングして、昼食を取り、音楽文化会館へ。開演35分前に到着。
感想は、「大人顔負けのキッズたちの演奏に聞き惚れる」です。
まずは小さい子供たちの合奏その1で「日の丸変奏曲」。ピアノ伴奏に乗せて、聞きなれた旋律が丁寧に弾かれ、そのまま変奏へ。元気に弾(はず)み、帯のように伸ばし、楽しげに奏で、二手(ふたて)に分かれ、掛け合って競い、再びまとまって響きを合わせました。続いてゲストの弦楽四重奏でのハイドン。軽やかに滑り出し、爽やかに翔(かけ)る第1楽章。泡立つ弦の上を、滑らかに美しく歌う第2楽章。溌剌とした気分で、メリハリを効かせる第3楽章。颯爽とした面持で、軽々と疾走する第4楽章。鮮やかで生命力溢れる演奏で発表会に花を添えました。次はバッハの「2つのヴァイオリンのためのコンチェルト」。涼しげな弦の森を、艶(つや)やかに泳ぐ2匹の魚(うお)が戯れながら進むヴィヴァーチェ。陽光の雪原で、ゆったりと優しく安らぎを伝えるラルゴ。悲しみの騒(ざわ)めきを背に、懸命に駆け抜けるアレグロ。2人の独奏と弦楽合奏が一体となって作品を仕上げました。
休憩を挟んで後半は小さい子供たちの合奏その2で「メリーさんの羊変奏曲」。メロディをハーモニーが包み、鍵盤が織りなすさざ波と混ざり合い、上空へ飛び出し、下降して、一つになり、賑わいを醸し出しました。プログラム最後はヴィヴァルディのそれを模して下敷きにし、本邦の調べを紡ぐ趣向の曲達で構成された「バロック風『日本の四季』」。まずは「春」から。ちりぢりに千切られた欠片(かけら)たちが、やがて集まって歌い出す「花」。そぼ降る小雨(こさめ)に濡れて、淡く光る「さくらさくら」。畳みかけるように押し寄せ、ちょこんと独奏が顔を見せる「春が来た」。そよ風を吹かせました。続いて「夏」。大らかに靡(なび)かせ、細かく波立つ「我は海の子」。ゆるりと歩(あゆ)み、抑えめに寂しさを告げる「雨」。輪を描いて、愉快な気分で飛び跳ねる「海」。明暗を対比しました。3番目は「秋」。生きいきと燥(はしゃ)ぎ、鳴き声を真似る「虫の声」。細やかに寂寥を映し、野原に吹く風に想いを馳せる「荒城の月」。賑やかに囃(はや)し、素朴に盛り上がる「村祭り」。豊穣の季節を彩りました。最後は「冬」。白い照り返しを眩しく反射させ、哀しさを隠して急(せ)き込む「雪」。暖かく、懐かしい味わいを届ける「ペチカ」。可愛いげに絡み合い、細く太く競い合う「春よ来い」。寒さを吹き飛ばす活力を伝えました。
会場からは大きな拍手が贈られ、厳しくも優しい鍛錬の成果を大いに讃えました。
目をつぶって聞いていると、大人の合奏と聞き間違えるような立派な出来栄えで楽しませて頂いたことに感動して、気分よく帰路に付きました。
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