モンテヴェルディ合唱セミナー・ミニコンサート

2017年8月20日(日) 15:00 ヒーリングホール モンテヴェルディ合唱セミナー・ミニコンサート

トッカータ(歌劇「オルフェオ」より)
《愛の神が狩りに行くなら》(マドリガーレ集第2巻)
《黄金の髪よ》(マドリガーレ集第7巻)
 シンフォニア Ⅱ(歌劇「オルフェオ」より)
《ああ、つらい別れ》(マドリガーレ集第4巻)
《僕に恋の戯れをお望みなら》(「倫理的・宗教的な森」より)
 リトルネッロ I(歌劇「オルフェオ」より)
《キリエ》(「ミサ・詩篇集」より)
 リトルネッロ Ⅱ(歌劇「オルフェオ」より)
《この楡の木陰で》(マドリガーレ集第7巻より)
※作曲は全てモンテヴェルディ

福島康晴(指揮、T)
合唱セミナー参加者(Cho)
特別編成器楽アンサンブル

次期LSDの準備も兼ねて14km走り、少し休憩してから、ヒーリングホールへ。開演10分前に到着。
感想は、「450年前の響きが現代に蘇(よみがえ)る現場に立ち会う幸せを味わう」です。
まずは器楽合奏で「歌劇『オルフェオ』」より「トッカータ」。力強く羽音が繰り返す合間を縫って、鳥の声が見え隠れし、熱い湯が気泡を沸き上がらせました。続いてリュートの伴奏で合唱が歌うマドリガーレの「愛の神が狩りに行くなら」。滑らかな羽の蝶たちが、競い合い、乱舞して、様々に交差しました。次はソプラノ2人とヴァイオリン2挺、そしてそれを低音が支える「黄金の髪よ」。愉しげに弾(はず)み、楽器と声が掛け合って、滑らかなすじ雲を描きました。再び器楽合奏で「シンフォニア Ⅱ」。悲しげな色合いで、息長く奏でました。5人の歌とリュートで届けられたのは「ああ、つらい別れ」。薄衣(うすぎぬ)の肌触りで、濃厚な味わいの流体が、それぞれに絡み合って、入り乱れるように進みました。伴奏に乗り、3名のソロで彩る「僕に恋の戯れをお望みなら」。乾いた明るさで照らし、粘り気のある触感で入り交じって、ゆっくりと収めました。合奏で「オルフェオ」よりの「リトルネッロ I」で、翳りある調べを、調子良く並足で駆け抜けると、合唱が加わり「キリエ」。厳かなに響く歌声が波打ち、中世の教会の佇まいを伝えました。器楽の最後は「リトルネッロ Ⅱ」。低音の騒めきに縦笛が句読点を打ちました。締めは合唱が加わって「この楡の木陰で」。ふわふわと浮かび、艶(つや)やかに映し、脈々と水流を繋いで、大らかな幕切れとなりました。
会場からは大きな拍手が贈られ、2日間のセミナーの成果を十二分に発揮したメンバーたちと素晴らしい講師を讃えました。
今年生誕450年を迎えるモンテヴェルディについて、真摯な取り組みで鮮やかにその音楽が届けられたことに感動して、喜ばしい気分で、帰路のハンドルを握りました。
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