ライアーコンサート~癒しの音色と白の情景~

2017年9月9日(土) 14:00 南魚沼市トミオカホワイト美術館 ライアーコンサート~癒しの音色と白の情景~

妖精の丘/オカロラン
パバーナ スペイン民族舞踊/ムダーラ
ファンタジア No.10/ 〃
プレリュード G/J.S.バッハ
アリーナのために/ペルト
プレリュード C/J.S.バッハ
問い(音楽的瞑想)/ブラウンシュタイン
 Ⅰ.問いと答え
 Ⅱ.迷い
 Ⅲ.静寂
 Ⅳ.記憶
 Ⅴ.問い
朝の歌/ 〃
騎士とトランペットの響き/ 〃
即興曲/ 〃
 Ⅰ.タオと調和
 Ⅱ.ペンタトニック
 Ⅲ.音階
 Ⅳ.12音階
 Ⅴ.無限
おとぎ話の子守唄/ 〃
サマータイム/ガーシュウィン

ヤン・ブラウンシュタイン(ライヤー)

4kmを全力疾走し、所用を済ませて、昼食を取り、高速を一路、南魚沼市トミオカホワイト美術館へ。開演35分前に到着。
感想は、「暖かく柔らかな竪琴の調べにうっとりと聞き入る」です。
第1部としてルネッサンスやバロックの曲を。まずはオカロランの「妖精の丘」。幽(かそけ)き響きが豊かに広がり、優しく包むように奏でられました。続いてムダーラの「パバーナ スペイン民族舞踊」。揺らめくように灯りを点(とも)し、古(いにしえ)の音色(ねいろ)を届けると、「ファンタジア」では、穏やかで、細やかに波打って、心を癒しました。ここからはバッハを取り上げて、最初はチェロ組曲からト長調の「プレリュード」。低く、ふくよかに鳴り、階段をゆっくりと上がって、きらりと光りました。2曲の間に短く挿入されたのはペルトの「アリーナのために」。密(ひそ)やかな悲しみを小声で呟(つぶや)きました。戻って届けられたのは、鍵盤のためのハ長調の「プレリュード」。こんこんと湧き出し、水面(みなも)に波紋を拡げました。
そのまま第2部に移って現代の曲達を。演奏者作曲の"組曲"「問い(音楽的瞑想)」。蒼い香りを漂わせる「問いと答え」。春の小雨(こさめ)が煙(けむ)る「迷い」。馨(かぐわ)しく遷(うつ)ろう「静寂」。秘めやかで穏和な装いで振舞う「記憶」。ゆっくりと幽玄に立ち昇る「問い」。言い知れぬ想いを音に変えて、淡々と綴りました。続けて「朝の歌」を甘やかに煌(きら)めかせ、「騎士とトランペットの響き」を哀しみのさざ波で彩りました。そして「即興曲」。静かに振幅を揺さぶる「タオと調和」。懐かしさを掻き立てる「ペンタトニック」。鮮やかな飾りで浪漫を添える「音階」。不安定な翳りで冷気を伝え、鮮やかに映える「12音階」。その全てを飲み込んで豊穣に変える「無限」。音楽の移ろいを描きました。続いて「おとぎ話の子守唄」。切なさを見据え、涼感を聞き取って、明るく照らしました。プログラム最後は、ガーシュウィンの「サマータイム」。気怠さを抱え込み、柔らかく仕上げて、しめやかにに収めました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールは聴衆からのアイデアを貰い行う即興となり、美術館の名に因んで、"ホワイト"をテーマにして、美しい奏でが届けられました。
山間にある美術館で、このような素晴らしいコンサートが開かれていることに感動し、喜ばしい気分で、帰りのハンドルを握りました。
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