りゅーとぴあ室内楽シリーズNo.32 ダネル・カルテット

2017年9月28日(木) 19:00 新潟市民芸術文化会館コンサートホール りゅーとぴあ室内楽シリーズNo.32 ダネル・カルテット

弦楽四重奏曲 第7番 ヘ長調 op.59-1「ラズモフスキー第1番」/ベートーヴェン
 第1楽章 Allegro
 第2楽章 Allegretto vivace e sempre scherzand
 第3楽章 Adagio molt maesto attaca
 第4楽章 Theme Russe,Allegro
弦楽四重奏曲 第14番 嬰ハ短調 op.131/ 〃
 第1楽章 Adagio ma non troppo e molt espressivo
 第2楽章 Allegro molt vivace
 第3楽章 Allegro moderato-Adagio
 第4楽章 Andante ma non troppo e molt cantabiile
 第5楽章 Presto
 第6楽章 Adagio quasi un poco andante
 第7楽章 Allegro

ダネル・カルテット
マルク・ダネル、ジル・ミレ(Vn)
ヴラッド・ボグダナス(Va)
ヨヴァン・マルコヴィッチ(Vc)

仕事を終え、余裕を持って、りゅーとぴあへ。開演40分前に到着。
感想は、「落ち着いた上質の味わいのオール・ベートーヴェン・プログラムを堪能する」です。
前半は「弦楽四重奏曲 第7番『ラズモフスキー第1番』」。柔らかく、溌剌としたうねりが春風を運び、切れ味の良い閃光が所々に顕れる第1楽章。軽やかに戯(たわむ)れ、優しく装い、時に力尽くで押し込んで、細やかに飛び跳ねる第2楽章。ゆったりとした足取りで、鮮明に、まろやかに、乾いた悲しみを綴る第3楽章。明るく、惚(とぼ)けた顔つきで踊り、緩急を付けて、駆け抜ける第4楽章。穏やかで、物静かな佇まいを見せつつ、雄弁に響きを届け、存分に魅力を醸し出して、楽聖の傑作を見事に具現化しました。
休憩を挟んで後半は「弦楽四重奏曲 第14番」。ゆっくりと歩み出し、くっきりと深淵を描き、仮初(かりそ)めの楽しさを運び、艶やかな彩りで縁取りました。さらに足取りを速め、賑やかに競い合い、高みへ駆け上がって、次第に安らぎの中へと収まると、一転、険(けわ)しい表情で翳りを刻み、迫りくる困難としっかりと対峙し、激しい真剣勝負を演じて、見事に勝名乗りを上げました。
会場からは大きな拍手が贈られ、それに応えてのアンコールが2曲。「弦楽四重奏曲 第13番」から2楽章が勢いよく、第5楽章がしめやかに奏でられて、感動の終演となりました。
新装なったりゅーとぴあのステージで、このような素晴らしい弦楽四重奏を聞けたことに感謝して、喜ばしい気分で、家路を急ぎました。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する