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東京交響楽団第104回新潟定期演奏会

2017年12月3日(日) 17:00 新潟市民芸術文化会館コンサートホール 東京交響楽団第104回新潟定期演奏会

ハンブルク協奏曲 ~ ホルンと室内アンサンブルのための/リゲティ
 Ⅰ 前奏曲
 Ⅱ シグナル、ダンス、コラール
 Ⅲ アリア、アクサク、ホケトゥス
 Ⅳ ソロ、インテルメッツォ、ミクスチュア、カノン
 Ⅴ スペクトラ
 Ⅵ カプリッチョ
 Ⅶ 賛歌
  クリストフ・エス(Hr)
  大野雄太、勝俣泰、金子典樹、藤田麻理絵(ナチュラルホルン) 
4本のホルンと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック 作品86/シューマン
  Ⅰ 活き活きと
  Ⅱ ロマンツェ
  Ⅲ 大変活き活きと
   ジャーマン・ホルンサウンド
    クリストフ・エス、シュテファン・ショットシュテット、
    セバスチャン・ショル、ティモ・シュタイニンガー(Hr)
交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」/ベートーヴェン
 Ⅰ アレグロ・コン・ブリオ
 Ⅱ 葬送行進曲:アダージョ・アッサイ
 Ⅲ スケルツォ:アレグロ・ヴィヴァーチェ
 Ⅳ フィナーレ:アレグロ・モルト

東京交響楽団
ジョナサン・ノット(指揮)

一旦りゅーとぴあより帰宅し、少し休憩して、ブログを上げ、再びりゅーとぴあへ。開演30分前に到着。
感想は、「熱情と技巧の冴えを大いに楽しむ」です。
まずはリゲティの「ハンブルク協奏曲」。金色の靄(もや)が立ち上り、薄紫に遷移して、透き通る膜で覆う「前奏曲」。棘のある響きで伸びやかに繋ぐ「シグナル、ダンス、コラール」。口籠り、光を放って、歪(ゆが)んだ夕焼けを映し出す「アリア、アクサク、ホケトゥス」。長く伸ばし、軽やかに舞い、囀りを続けて、細かく泡立つ「ソロ、インテルメッツォ、ミクスチュア、カノン」。色を変えながら、筋雲が層を成す「スペクトラ」。角張って吼え、物静かに呻(うな)る「カプリッチョ」。淀み乍ら震える「賛歌」。奇妙ながら美しい光景を眼前に広げました。続いてシューマンの「4本のホルンと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック」。鮮烈に彩り、爽快に輝きを照らし、豊穣たる実りを響かせて、鬱蒼とした森を駆け抜ける「活き活きと」。ゆっくりと柔らかに芳醇な安らぎを奏で、木の香りで四方を満たす「ロマンツェ」。閃光が明滅し、勢いを持って弾(はず)み、虹色の現身(うつしみ)で飾り、分厚い黄金の被膜で覆う「大変活き活きと」。巧みの技で溌剌と演じました。
そして聴衆からの鳴り止まない拍手に応え、ヴェルディの「歌劇『オテロ』」より「アヴェ・マリア」がアンコールされて、熱狂を鎮めました。
休憩を挟んで後半はベートーヴェンの「交響曲 第3番『英雄』」。痛烈に叩き付け、滑らかに滑走し、我先に追い上げ、大らかに挑発するアレグロ。悲痛を純化させ、白日の元に晒(さら)し、ざわめきを掻き立てて、ゆっくりと歩む「葬送行進曲」。軽快に飛ばし、細やかに刻んで、火薬を破裂させ、太陽を耀かせて、足早に走り去るスケルツォ。涼しげに歩き出し、アツい速さで煽(あお)り、きりりと区切りをつけて、力強く進むフィナーレ。持てる生命力を一点に集めて、響きの火柱を燃え上がらせて、聴衆を興奮へと導きました。
会場からは大きな拍手が贈られ、希代の名演に大いなる称賛を与えました。
手練れのソリスト達、偉大なる指揮者とそれを迎え撃つ精鋭揃いの管弦楽が織りなす素晴らしい名演の酔いしれたことに感謝して、喜ばしい気分で、家路を急ぎました。
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