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第18回新潟第九コンサート 2017

2017年12月17日(日) 14:00 新潟市民芸術文化会館コンサートホール 第18回新潟第九コンサート 2017

「鎮魂に寄せる二題」
「市民のためのファンファーレ」/コープランド
「アリア」/バッハ ストコフスキー編
交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱付」/ベートーヴェン
 第1楽章:Allegro ma non troppo,un poco maestoso
 第2楽章:Molto vivace
 第3楽章:Adagio molt e cantabile
 第4楽章:Presto-Allegro assai

高嶋優羽(S)
小川明子(A)
佐々木洋平(T)
浦野裕毅(Br)
新潟第九合唱団
新潟交響楽団
箕輪久夫(合唱指揮)
鈴木由香(合唱指導)
佐藤匠 (〃)
井村優子(練習ピアノ)
齋藤美香(〃)
新通英洋(指揮)

リハビリランを4km走って、職場へ仕事の確認に行き、取って返してりゅーとぴあへ。開演30分前に到着。
感想は、「地元産の合唱、管弦楽、指揮者による年末の恒例行事を楽しむ」です。
まずは金管と打楽器でのコープランドの「市民のためのファンファーレ」。切れの良い打撃から、鈍い輝きが長く引き延ばされ、冒頭を鮮やかに彩りました。続いて弦楽合奏でストコフスキー編曲によるバッハの「アリア」。静かな足音に乗り、優しい調べが淡く拡がり、柔らかく辺りを包んで、安寧を届けました。木管楽器が入場し、休憩を挟まずに「第九」へ。
霞立つ雲間から、囁きの断片が見え隠れし、次第に型を成して、力強く拳(こぶし)を振り上げ、灼熱の火照(ほて)りで悲しみを焼き尽くして、雄々しく前進する第1楽章。押し寄せる波頭が幾重にも層を刻み、大きな起伏を伴って揺らぎ、滑らかに絡まり合って、突然立ち止まる第2楽章。穏やかに流れ、柔和に揺れて、艶やかにうねる第3楽章。混乱の内に走り出し、過去を思い出しながら行先を模索し、やがて答えを見出して、高らかに歌い始め、群集が唱和し、奔流の如く溢れ出して、天の一画へ登り詰める第4楽章前半。そして足取りも軽く行進し、困難の轍と格闘すると、大いなる使いの響きに導かれ、重々しく長く望みを掲げました。さらに鐘を鳴らすように声たちが重なり合い、絡み合って、潔(いさぎよ)く響き合いました。その直後、小走りに駈け出し、畳み掛けるように追い上げ、天上の歌声が彼方へ昇華するのを待ちました。ちょっと逡巡(しゅんじゅん)した後、勢いよく走り出し、一体となって揉み合って、忙(せわ)しげに結末を目指しました。
客席からは大きな拍手が贈られ、合唱、独唱、管弦楽、そして指揮者の健闘を讃えて、にぎにぎしく終演となりました。
独唱を除く全出演者が地元である今回の演奏会は、この地の音楽的充実を見せつけ、今後の展開が楽しみになっていることを確信して、喜ばしい気分で、帰路に付きました。
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